東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

代名詞 all の位置

2015-12-17 11:40:34 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

冷たい風が吹いていて、昨日よりぐっと寒くなり、雨が降りそうな空模様です。明日は晴れるようですが、寒さは一層厳しくなるようです。

さて、今回は 代名詞 all の位置について取り上げます。

all は、昔から日本語の中にも溶け込んでいる身近な英単語ですが、中1の教科書にも
(1) We all had a good time.
 (私たち全員が楽しんだ)
(2) All of us
 (私たち全員!)
などの文が登場します。

さらに、中2、中3の教科書にも、
(3) Are you going to stay all day
 (一日中居ますか)

(4) All living things have developed special ways of living.
 (すべての生き物は、生きていく特別な方法を身に付けてきた)
など、多くの用例を見つけることができます。

これらの4つの文を調べてみると
(1)は、代名詞(We)+all
(2)は、All of +代名詞(us)
(3)(4)は、all + 名詞(day/living things)
となっています。

これに関して、教科書巻末の単語リストには、
<all the land, all these languages のように「~のすべて」という場合や、all のあとに名詞が続く場合、of は入れても入れなくてもよいが、代名詞が続く場合、all of them のように of をつける> 
という説明があるのですが、ここでは、もう少し詳しく all と all of について調べてみることにしましょう。

all と all of についてのオックスフォード現代英語用法辞典の説明は、the、 my、 this といった限定詞を伴った名詞の前では、 all (of) は名詞と代名詞を修飾することができる、ただし、all of よりも all のほうが普通、とあります。

その例文として、
 She’s eaten all (of) the cake
 (彼女はケーキを全部食べちゃった)
 All (of) my friends like riding.
 (私の友人はみな乗馬がすきです)
を挙げてあります。

一方、限定詞を伴わない名詞の前では、of を用いないのが普通で、
 All children can be difficult. ( All of children・・・とはならない)
 (子供はみな手に負えない場合があるものだ)
となります。

次に、 all of +代名詞の場合は、 all of + us/you/them、の形式を用い、
 All of us can come tomorrow. (All we ・・・とはならない)
 (明日は私たちみな来られます)
となります。

この形式は、目的語にもなれて、
 She’s invited all of you
 (彼女はあなた方全員を招待しました)
も可能です。

さらに、目的語として用いられている代名詞の後では all を付け加えることができて、
 She’s invited you all
とすることも可能です。

さらに、(1)の主語+all については、ウィズダム英和辞典によると、この形式の all は、主語と同格で、「・・・全員」、「・・・全部」を意味し、その位置については、be 動詞または助動詞がつく場合はその直後に all を置き、一般動詞の場合はその直前に置くとあります。

つまり、(1)の
 We all had a good time.
ように、all は一般動詞 had の前に置かれて、「私たち全員」という意味になり、同じような意味で、
 All of us had a good time.
とすることもできます。

さらに、助動詞などが付く場合は、
 We could all have a good time.
と代名詞(We)と離れて置かれるのが通例になります。


以上が、代名詞 all の位置についての概要ですが、まだ細かい事柄もあるので、興味のある人は調べてみてください。

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