東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

高校入試問題R3(1)[都立日比谷高]

2021-03-06 09:37:49 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、令和3年度都立日比谷高の問題です。

問題は、
「1、2、3、4、5の数字が1つずつ書かれた同じ大きさの5枚のカード
 
が入っている袋Aと、1、2、3、4、5、6の数字が1つずつ書かれた同じ大きさの6枚のカード
 
が入っている袋Bがある。

2つの袋A、Bから同時にそれぞれ1枚のカードを取り出し、袋Aから取り出したカードに書かれた数をa、袋Bから取り出したカードに書かれた数をbとするとき、aと3bの最大公約数が1となる確率を求めよ。

ただし、2つの袋A、Bそれぞれにおいて、どのカードが取り出させることも同様に確からしいものとする。」
です。

下表にa、3bの値とそれらの最大公約数をまとめました。


▲表.a、3bの値とそれらの最大公約数をまとめました

この表から、すべての事象の場合の数は 30通りで、最大公約数が1となる事象の場合の数は 17通りなので、最大公約数が1となる確率は

で、これが答えです。

また、表を作るのが煩雑ならば、いきなりaと3bの最大公約数が1となる組の個数を勘定すればOKです。

aと3bの最大公約数が1となるのは、
・ a=1の場合:bは何でもOK→6組
・ a=2の場合:bは偶数はNG→3組
・ a=3の場合:bはすべてNG→0組
・ a=4の場合:bは偶数はNG→3組
・ a=5の場合:bは5はNG →5組
なので、合計6+3+0+3+5=17(組)です。

このとき、aと3bのすべての組は5×6=30(組)なので、求める確率は

になります。


簡単な問題です。

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