こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
さて今回は、2003年AIMEの数列の問題です。
問題は、
「2つの等差数列で。それぞれの第1項目同士の積が1440,第2項目同士の積が1716、第3項目同士の積が1848のとき、第8項目の値を求めよ。」
です。
2つの等差数列の初項をa、b、公差をc、dとすると、
ab =1440 (1)
(a+c)(b+d) =1716 (2)
(a+2c)(b+2d)=1848 (3)
が成り立ちます。
ここで(2)と(1)から
ab+ad+bc+cd
=1440+ad+bc+cd
=1716
→ ad+bc+cd=276 (4)
で、(3)と(1)から
ab+2ad+2bc+4cd
=1440+2ad+2bc+4cd
=1848
→ ad+bc+2cd=204 (5)
です。
すると、(5)-(4)と(5)-(4)×2から、それぞれ、
cd=-72 (6)
と
ad+bc=348 (7)
になります。
今、数列の第8項目は、
(a+7c)(b+7d)=ab+7(ad+bc)+49cd
で、これに(1)(6)(7)を代入すると、
(第8項目)=1440+7×348-49×72
=1440+2436-3528
=348
になり、これが答えです。
簡単な問題です。
さて今回は、2003年AIMEの数列の問題です。
問題は、
「2つの等差数列で。それぞれの第1項目同士の積が1440,第2項目同士の積が1716、第3項目同士の積が1848のとき、第8項目の値を求めよ。」
です。
2つの等差数列の初項をa、b、公差をc、dとすると、
ab =1440 (1)
(a+c)(b+d) =1716 (2)
(a+2c)(b+2d)=1848 (3)
が成り立ちます。
ここで(2)と(1)から
ab+ad+bc+cd
=1440+ad+bc+cd
=1716
→ ad+bc+cd=276 (4)
で、(3)と(1)から
ab+2ad+2bc+4cd
=1440+2ad+2bc+4cd
=1848
→ ad+bc+2cd=204 (5)
です。
すると、(5)-(4)と(5)-(4)×2から、それぞれ、
cd=-72 (6)
と
ad+bc=348 (7)
になります。
今、数列の第8項目は、
(a+7c)(b+7d)=ab+7(ad+bc)+49cd
で、これに(1)(6)(7)を代入すると、
(第8項目)=1440+7×348-49×72
=1440+2436-3528
=348
になり、これが答えです。
簡単な問題です。