東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

most A と most of A の使い分け

2017-12-11 12:20:05 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中2英語教科書に 代名詞most (大部分、たいてい) という単語が出てきたので、今回は、most Amost of A の使い分け について取り上げます。

オクスフォード実例現代英語用法辞典 には、most の後ろに限定詞(例えば、冠詞や所有格)などがない場合、most of A としないのが普通とあり、例文として、
Most cheese is made from cow’s milk. (Most of cheese とはならない)
(大部分のチーズは牛の乳から作る)
Most Swiss people understand French. (Most of Swiss people とはならない)
(大部分のスイス人はフランス語が分かる)
が挙げてあります。

ただし、人の名前地理的な名前については most of を用い、例えば、
I’ve read most of Shakespeare
(私はシェークスピアは大体読んでいます)
The Romans conquered most of England
(ローマ人はイングランドの大部分を征服した)
のように表します。

さらに、限定詞代名詞については most of が使われて、例えば、
Most of the people here knows each other.
(ここの人たちは、大部分がお互いに知り合いです)
Most of my friends live abroad.
(私の友人の大部分は外国に住んでいる)
Most of us thought he was wrong.
(私たちの内の大部分の人は、彼が間違えていると思っていた)
He’s eaten two pizzas and most of a cold chicken
(彼はピザを2枚とさらにコールドチキンの大部分を食べてしまった)
のようになります。

まとめると、
● Aが冠詞、所有格を伴わない時、または、代名詞でないときは、 most A になる。但し、Aが地名、人名のときは most of A
ということです。頭に入れておくとよいでしょう。