生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

血の涙

2018-05-30 17:27:37 | 日々の暮らし
目の手術無事終わりました。
今日も緊張していました。
体を押さえられていたから。
目を押される圧力を感じていたので。

今日は出血が多かったようで白目が腫れていると言われました。
でも上手くいきましたと先生に言われ、

かすれた声で
ありがとうございました。
と返事をしたらナースがお水持って来ますか?
と言われた。
またかすれた声で結構ですと答えた。

まずは皆様にお礼申し上げます。
心配おかけしました。
両目やっと終わりました。
手術はいやですね。


姉のことも心配です。

昨日、姉が脳梗塞で
言葉を失い、右半身の自由を失いました。

葛飾柴又でかな文字の書家をしています。

 意識が戻った時になんと声かけていいのだろう?

外国の諺に
『For a lost things care not. 』

なくした物を気にやむな。
なくしてしまったもののことをいつまでも、くよくよ悩んでいても何も始まらない。

どうにも、ならないことは忘れてしまえという意味の言葉があります。

仏教の教えにも同じことを言ってます。

体のどこかが絶望的になった時は、無責任な慰めは人の心を傷つけてしまう。

仏教では

『あきらめて生きよ』

と教えています。

あきらめは

心の養生だからです。

これから僕達は

沢山の大切なものを

なくしていくことでしょう。

静寂な心


動揺しない心を


持つよう修行しましょう。

私は左手で書く書も手掛けていますので、
生きる力になればと

姉にその姿を見せて
やろうと思います。

姉は私の事を

不思議な力を持った
変わった子と言って

いろんな悩み相談を
受けていました。

占いの一番最初の信者でした。

私の声に意識が戻ると

信じてお見舞いに行こう!

希望はあきらめた時に

終わるものだから。


ラジオから

「赤とんぼ」の歌が

流れて来ました。


血がにじんだ涙が


出て来ました。


合掌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思いを込めた蛍

2018-05-30 03:31:30 | 日々の暮らし
新聞で横浜にある三渓園の蛍を紹介していました。

50匹の蛍が川面に飛んでいます。

現代人は蛍を見たことがないとか。


蛍は遠い故郷を

思い出させてくれます。

幼い頃兄弟で蛍狩りを楽しんだ思いで。


そこで、ある古典の

中から素敵な言葉を

思い出しました。


「恋の蛍」

です。

「あまひこよ

雲のまがきに

ことづてん

恋のほたるは

燃えてはてぬべし」

(平祐挙・たいらのすけたか)

他にもあります。

「恋にこがれて

鳴く蝉よりも

鳴かぬ蛍が

身をこがす」



鳴かない蛍は

光ることで

想いを表し、


まるで身を


焦がしているようだ。



なんと素敵で


ロマンチックな


言葉でしょう。



私なら


「燃え尽きて

夜空をこがす

遠(とお)花火

鳴かぬ蛍も

身をこがす」

遠くに見える花火は

音は聞こえないが

夜空を焦がしている。


終わったあとの


暗闇を音もなく


1匹の小さな蛍が


ほんのり照らす姿も


秘めた僕の恋しい

思いで身を焦がして

いるようだ。




今日は


11時30分から


左目の手術です。



いろんな思いを胸に

刻み、新たな景色が

見えますようにと


六根清浄


六根清浄


と唱えてきます。



皆様を導く力となる


光明蛍を


見つけるために。

祈願


合掌














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする