グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

金融業界 激動のFRBの政策金利戦略 2017-3回 2018-3回

2016年12月18日 | 筆者のひとりごと
まずFOMCの開催される12日から16日までの米国株式市場の動向を観測する:

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 19,843.41 -8.83 -0.04% 5.17% 15.85% 1900/1/0
S&P 500 2,258.07 -3.96 -0.18% 3.49% 8.92% 1900/1/0
NASDAQ 5,437.16 -19.69 -0.36% 2.17% 7.22% 1900/1/0

週間のみ:

index  Monday    Friday     changes   Y-to Date:

DJIA 19756.85 19843.41 86.58 0.4% +13.9%

NASD 5444.50 5437.16 -7.34 -0.1% +8.6%

SP500 2259.53 2258.07 -1.46 -0.1% +10.5%

R2000 1288.05 1363.48 -24.62 -1.8% +20.0%


FOMCは14日に政策金利を予測の範囲である0.25%-0.50%に引き上げました、問題はこれまでの先行きの政策金利の引き上げは年間2回と観測されていましたがイエレン議長は2017年は3回、2018年度も3回の引き上げ観測を表明市場に多少の驚きをもたらしました、ダウを除くその他の3指数のマイナス展開の数値は同日のみのネガテブな市場数値であり1か月の変化は大きなポジテブな数値で終了しています:無論変動をもたらしたのは債券市場です:債券市場ではNotesは買いが入りイールドは下降しましたがBondは売りに直面し長短金利のイールドカーブは急カーブとなりました:
2年債 1.26%、5年債 2.06%、10年債 2.60%、30年債 3.19%にて週末を迎えています:もし2017年に0.25%のペースで引き上げがあれば:次回は0.50-0.75%、0.75%-1.00%、1.00%-1.25%に少なくともなります、トラムプ相場は新大統領の政策である大型減税、巨額の財政投資、米企業の海外流出に対する厳しい姿勢(空調大手キャリアのメキシコ進出を阻止1100の雇用を確保、米海外企業からの米国に再輸入に対する35%の関税、等々がベーシツクの要因で支持されています、金利の上昇は金融銀行等の収益の増加につながらいアメリカファースト、保護主義的な政策は石炭、鉄鋼例えばUSスチール等の株価上昇につながりました、しかし連銀の理事の一部には住宅金利の上昇はもろに中産階級に対する向かい風になると警告しています: 為替相場は10年債のイールドが2.61%に上昇した時点で日本円は一時118円半ばまで円安が加速していました、前回コメントしましたが筆者自身為替取引をしていますが10年債イールド2.50%で117.5-円、2.75%で120円を確信しています: 原油価格はWTI原油+2.16%$53.09/b、ゴールド $1136.7です(当分は上昇しないと筆者は目を離します):来週は21日ごろからXmas 休暇に入り金融株式市場と荷に低調な展開となり28日ごろまでは正常ではありません: 良い年末をお迎えください 杉山拝  

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