グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

他国とは関係なく独自の展開をする米金融市場

2014年01月31日 | 商品市場

自国経済の経済を救うためにFRBは膨大な資金を市場に供給し確かに米国自体は危険水域から抜け出て今日の堅調と思われえる状態に戻しています、もちろん放出された膨大な資金はいずれ回収しなければなりません(中国も同様)、しかしいずれの国も自国中心の方法で縮小を始めています、世界的に分散投資されたこれらの資金の引き上げによる影響には何ら配慮せず、自国の目的だけを追及する米国のスタンスは良い感情を持てません: 日本市場のアベノミクスに便乗した株価の上昇はQE3資金も無論入りました、その引き上げの影響を受けて株式の」利益を確保し、円を売りドル資金に巻き戻す行為が現在の日本の金融市場です、毎月100億ドル(10兆円)の資金の放出をやめれば残り650億ドルの回数が終了するまで現状の不透明な展開を覚悟しなければなりません:日本の場合4月の消費税の引上げが行われます: まさに正念場です: 米市場は自律反転上昇しました、今夜の展開に注目します

ダウ 15848.61 +109.82 +0.70%: ダウ運輸20 7302.00 +111.39 +1.55%: ダウ公共15 502.40 +7.75 +1.57%: ナスダツク 4123.13 +71.69 +1.77%: S&P500 1794.19 +19.99 +1.13%: R2000 1139.36 +16.91 +1.51%: S&P500は1800ポイントの抵抗線前の1798.77を上抜けできませんでした: ナスダツクはAMZN,GOOG, FB, QCOM等は決算内容がよくまたは良いと観測して値をあげ、バイオ関連ETFも大幅に上げ、ヘルケアーセクタも1.8%上昇しています: ダウは3M、ボーイングが値を下げ上げ幅は0.7%とよくありません: 注目しなければならないのは経済指数が非常に不透明なことです、4半期のGDPは3.2%とよいのですが住宅関連、失業者新規登録等は良くない内容です:明日から新任のイエレン議長が米経済、金融のカギとなる人物です: バーナンキ議長は内心もつと早く縮小に踏み切りたかつたに違いありません: 新興国の通貨の激動は予測されたものです、しかし必ず起きることは前提ともいえます: 日本円はどうなりますか?:

債券金利市場: 3か月ビル 0.02: 6か月ビル0.04: 2年債 0.30:3年債 0.71: 5年債 1.51: 10年債 2.70: 30年債 3.63:と 長短金利差は縮小しています:

住宅販売のペンデング数値が予測に反してー8.7%と急落しているのは長期金利に絡む債券に影響しています:

夜間取引の大証は15130円ー15200円と210円上昇しています: