グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

週明けの米市場 経済指数良くなく失望売り、特に小売関連

2012年07月17日 | 商品市場

週明けの米市場は比較的景況感に影響する6月の小売販売の数値が先月の+0.2%に対してー0.5%と発表されました、しかしNYエムパイアー製造業数値は予測の2.3%に対して+7.4と悪くはありませんでした、相対的には失望売りを誘発しています

ダウ 12727.21 -49.88 -0.39%: ナスダツク 2896.94 -11.53 -0.40%: SP500 1353.64 -3.14 -0.23%: 10年債券 さらに下降値はあがりました イールド 1.46%です(参考までに史上最低%は1.440%)

:: 商品市場、穀物市場が1988年以来の旱魃をうけて4%以上の価格の上昇を受けています(過日コメントしています)小麦大豆相場: CRB商品指数は295.98 +2.02、 WTI原油先物は88.430 +1.338: ブレント原油先物 103.330 +1.880: 天然ガス」先物 2.815 -0.059: 鉱工業の影響を受ける先物市場では: 銅先物 348.500 -1.900: 金先物 1591.600 -0.400: 銀先物 2.245 -0.1254: 参考資料としてSPDR GOLD SHARE (GLD ETF)は $154.21 と余り変化せず購入時近辺の価格です: 

今週は重要な経済指数が軒並み発表されます、市場の不透明感が増幅する可能性が高いと観測します: CPI,設備稼働率、住宅着工、建設許可申請、中古住宅販売、景気先行指数、ヒラデルフィア連銀景況感等非常に注目度が高いのは住宅関連でしょう:火曜日にはバーナンキ議長の議会証言が10AMから予定されており市場に中身次第では影響を与えるかも知れません:

通貨市場には大きな動向が出始めています: ユーロは1.2175と底値近くをヒツトした後1.2275と反発、先行き1.23の水準を超せば1.2400・1.243をテストする可能性がありそうです、、また英国ポンドが2日間で250bps上昇し1.5650に来ています(50日移動線)、日本円は安全牌として買われ78.800に来ています:相対的には米ドルの反落です、この先の動向に注目します


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