グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

12月第2週米株式 動向 経済指数が相場上昇に要因の一つに

2016年12月12日 | 筆者のひとりごと

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 19,756.85 142.04 0.72% 4.82% 14.43% 12/9/2016
S&P 500 2,259.53 13.34 0.59% 4.39% 12.28% 12/9/2016
NASDAQ 5,444.50 27.14 0.50% 3.96% 10.36% 12/9/2016

5-9日 週間米市場動向

Index  5th 9th change     YtoD

DJIA  19170.42 19756.85 586.43 +3.1% +13.4%

Nasd 5255.65 5444.50 188.85 +3.6% + 8.7%

SP500 2191.95 2259.63 67.58 +3.1% +10.5%

R2000 1314.25 1388.08 73.83 +5.6% +22.2%

5日連騰の主たる要因、ダウ以外のNasd等の3indexの上昇数値が非常に重要です、ダウのこれまでの上昇はトラムプ相場でしたがハイテク主要のNasdと投資家が重視するSP500双方の史上最高値の更新に意味があります、9日に発表されたミシガン景況感が事前予測の94から98.0と予測をおおきく上回りまた最近のISMの景況感指数が11月は製造業、非製造業ともに市場予測を上回り米経済が順調に拡大しているとの見方に変わり、さらに次期政権の規制緩和、財政出動等も併せて週間でダウ586ドルの上昇につながりました: 市場はイタリア国内の政治的、財政的の問題等の影響を受けない欧州市場の動向もサポートになりました、米市場では水曜日のバイオテクノロジーセクタの大幅な下降も木曜日と金曜日で買戻しが入りNASDの最高値更新の要因となりました: 今後の展開では週末のFOMCの政策金利等に対する発言が最大の関心となります。政策金利先物指数は97.2%の高率で政策金利の引き上げを予測しています: ここまでくればダウ$20,000に挑戦するでしょう、しかしFOMCのコメント次第では利益確定の売りが始まる可能性もあり難しいとこです、日本の株式市場では海外勢の売り越しが2日連続で積みがりました、為替相場は円安を加速しておりこれまた20,000円の大台を狙う展開になると思われます: FOMCの政策金利待ちです。