グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

週間動向と1ヶ月、年初来、過去1年間の動向を観測しましょう

2016年02月28日 | 金融市場

先週1週間の動向を下記します:

Index start week ended weeek change %change YtoD%

DJIA 16391.99 16639.97 247,98 1.5% -4.5%

NASD 4504.43 4590.47 86.04 1.9% -8.3%

S&P500 1917.78 1948.05 30.27 1.6% -4.7%

R2000 1010.01 1037.17 27.18 2.7% -8.7%

週間としては変動幅が改善されましたが下記します1ヶ月と年初来並びに過去1年間とを比較すれば2016年の初頭からの米国の株式市場の変化を観測できます:

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間

DJIA 16,639.97 -57.32 -0.34% 1.05% -8.23% 2/26/2016
S&P 500 1,948.05 -3.65 -0.19% 0.40% -7.43% 2/26/2016
NASDAQ 4,590.47 8.27 0.18% -0.51% -7.52% 2/26/2016

R2000《中小銘柄)の数値はありませんが2月は主要3指数は1.5%以上改善されています、、1年間と2016年年初来の数値を見るとナスダツクが大きく後退しているの所見されます,DJIA ,S&P500に関しては過去1年間のマイナスと比較すると年初来の2か月間のネガテブ展開の大きさが所見されます、原油安の影響、原油安からくるシエールオイルに対する金融機関の融資に対する懸念、FRBの政策金利に対するイエレン議長の先行きの12月とはニュアンスの違う発言等がネガテブ展開の主要因ですがNASDに関してはテクノロジー、素材、エネルギー、ヘルスケアー等のセクターが多く上場されており、特に大手の収益に対する先行き観測が不透明、輸出の展望も悪くS&P500と比較して
年初来の数値が悪いのは2014年展開と重複します: 

週末の上海サミツトにおけるG20に対する期待感がどのように来週以後の世界株式市場の展開に影響するかは焦点になるでしょう: 筆者は中国に関する限り期待感はありません: 中国は自国内の不満に対する習政府の自己防衛政策が主体であり、自国の政策が世界市場に与える影響等は考慮することはあまり所見されないからです、彼らの軍事的な動向も世界各国の投資活動に対する不安材料にあることなど無視するでしょう: サミツトの議長国は中国ですが多くの国から為替市場に対す中国銀行の介入操作に対す批判が出ています、中国は

今後は原油価格の動向とFRBが焦点とするPCE、PPI,CPI等の数値に対する動向に目が離せません、言い換えればインフレ関連す値です:直近のCPIは0.0%、PPI+0.1%、コアPPIは+0.4%、PCEは+0.3%です: 市場における観測では次回の政策金利の引き上げは年末の12月か2017年の1月になるとしています:

世界の金融市場の展開に関してはドイツのドイツ銀行の財政不安、ブラジルの国際に対するデフォルト懸念等が潜在しており早期のG20全体での財政出動の機動的な対応が要求されています