グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

2016年は過去に例のない最悪の週間で始まる、原油安、地政学的、中国等が要因

2016年01月10日 | 筆者のひとりごと
2016年の最初の週間動向は過去に例のない最悪の週間です、多くの要因は中国の金融事情です、人民銀行は連日にわたり人民元を対ドルレートを安値に誘導し木曜日には6.5646と5年ぶりの安値まで介入しています、無論株式市場では上海CSI300は2日間に2度のサーキツトブレーカーにより強制取引中止に追い込まれています、週間では9.9%のマイナスです,巷説では15%(7.0000)の安値まで考慮していると観測しています,他の要因は中国のみならず米国の市場にも大きなネガテブ要因としては原油の1週間で10.8%にも及ぶ下降です,
参考までに商品市場の金価格は$1,097.50/oz +3.5%となりました:
週間の動向の数値は下記です:

指数    週初め     週末      変化    YTD%
DJIA 17425.53   16345.45 -1078.58 -6.2% -8.3%
NASD  5007.41 4643.63 -363.78 -7.3% -2.0%
S&P500 2043.94 1922.03 -121.91 -6.0% -6.6%
R2000 1135.89 1046.93 -89.50 -7.9% -13.1%
S&P500ノ10セクターのはすべてマイナスで展開しました: 公共 0.4%、カウンターサイクルグループは消費財、テレコム、ヘルスケアーは2.9%、3.05%、5.6% :サイクルカルサイドではエネルギー、素材はそれぞれ6.8%、7.7% 、任意消費財 5.9%と全滅です: