グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

米市場 感謝祭を控え変化少ない動向、中国元 国際通貨に SDR

2015年11月29日 | 筆者のひとりごと
26日木曜日は米国民待望の感謝祭、家族の再会を祝すXmas以上の休日です、多くの金融市場の職員はそれぞれの帰郷いたします、取引量も少なく金曜日は半日の営業でした: 水曜日で事実上の金融市場は終了しています

株価指数     週初め       週末       変化       年初来

DJIA  17823.81 17798.49 -25.32 -0.1% -0.1%

NASD   5104.92  5127.52 +22.60 +0.4% +8.3%

S&P500 2089.17  2090.11  +0.94  0.0% +1.5% 

R2000  1175.13  1202.38 +27.25 +2.3% -0.2%

年初来の変化を観測すれば一目瞭然のように前年の成長率が他の3指数と比較して所見されなかつたNASD市場は今週も0.4%伸びました、R2000は+2.3%と他の3指数をアウトパフォームし年初来の伸びをー0.2%まで来ています、中小銘柄のこれまでの回復は非常に大事なことです、無論S&P500銘柄の時価総額数値が米株式市場の68%近く占めてい:のでダウは心理的なものとして解釈すればよいのです: S&P500は7セクターがネガテブでしたがヘルスケアーと任意購入消費財が堅調に推移、ビオテクノロジーETF(IBB 338.85 +3.85)と1.1%急騰したのが目つきます、このセクターは年前半の上昇主力銘柄でありNASDに与えるイムパクトはおおきいのです: 今週の火曜日にはトルコによるロシアの戦闘機を撃墜するという非常に先行きに問題を残す出来事があり米国債は買いが集まり値を上げました、また米の第Ⅲ四半期のGDP2回目の測定値が+2.1%と発表され終了時には10年債のイールドは2.4%に落ち着いています、この事件は先行きの展開に注意が必要です、フランスが懸命に対イスラム国に対する軍事包囲網を構築していますがNATOメムバーのトルコの今回の動向はサダト政権支援派のロシアと反政府派を米国とともに支援するトルコであることが事態を複雑にしそうです:

中国元の長年の願望である国際通貨として認知であるSDRに米ドル、ユーロ、ポンド、日本円の4通貨に5番目に入ることはこの先の通貨市場に非常に大きなイムパクトを徐々に与えることになることを認識する必要があります、必然的に現在の中国政府の中国元の介入操作をいずれかの時期にやめなければなりません、言い換えれば中国元もドルを基準通貨とする相場変動制通貨になるということです、AIIBを携え世界中に中国元をばらまいている現在SDRに入ることは中国にとつて両刃の剣となることを習政権は十分に理解しているのでしょうか、言い換えれば大きなカントリーリスクを持つことになるのです: ユーロ 1.0592(ついに1.05のレベルに)、日本円 122.80変化なし)、 中国元(USD/CNY) 6.3920 ー0.0044です: この水準を記憶にとどめるべきです:

年内に会員制の金融情報を提供するサイトを現在草案中です、お待ちください

現在は週末のみの送信ですが12月からは折に触れ発信しますのでノツクしてください: