グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

3月第1週雇用統計が市場予測を上回り、早期利上げ観測が浮上、ドル高株安が進行

2015年03月08日 | 株式
ダウ 17856.78 -278.94 -1.54%: ナスダツク 4927.37 -55.44 -1.11%: S&P500
2071.26 -29.78 -1.42%: 10年債券 イールド 2.245に上昇《債券は売られる)、 株式上昇はNYSE 449、下降銘柄 2697、ナスダツクは 上昇 865 下降 2173 の数値で終了: 売られたセクターは下記です: ナスダツクの5000ポイントに15年ぶりに到達しましたが、この水準を維持できないのは利益確定の進行とともにこの先注意しなければなりません、日本市場の来週の展開は先行き19000円抜きの為にも非常に大事な週間となります:

常用消費部門、 エネルギー、 鉱工業、 機材関連、 通信サービス、公共部門等が中心に売り込まれています:

2月の雇用関連では非農業部門の雇用数は295Kと予測の240Kを大きく上回りましたが、一時間当りの賃金の上昇は市場予測の+0.2%が+0.1%と失望しています: 注目すべきはダウの30の銘柄に見直しが入りAT&Tが外されAPPLEに入れ替わりました、、APPLEの株式総額は市場の最高額です: AT&Tが外れAPPLEがテレコムの代表銘柄になることに米経済界の大きな変動が観測できます:

為替市場では先行きの米政策金利の引き上げが早まるとの観測は債券市場に弱気が走り、為替市場ではドルが大幅に上昇し、ユーロは対ドルのレートがさらに下降し1.0840まで来ています、筆者の先行きの対ドルパリテーへの挑戦の予測もあり得る可能性が出てきました:日本円は120円の水準を維持しています: 

商品市場ではCRB指数が220.69とー1.90とさらに下げています: WTI原油は$49.01 -1.15ドル、ブレンド原油は59.73ドルと回復できません、銀、銅、プラチナもいずれも値を消しました: 金価格は4月先物 1164.40 -31ドルです、ドル金利の上昇は金価格等の売りにつながります: