グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

日本に関連  3通貨  過去52週の推移

2012年05月28日 | 社会・経済

世界の通貨市場に過去数週間基軸通貨である米ドルにたいして大きな変化が起きています、特に目立つのは高金利政策で他国からの投資を集めていた新興国です、また自国の生産品や資源の最近の急速な需要の減少により商品相場に連動して価値が減少している国々です、ブラジルレアルの変動、豪ドルが特に目きます、過去52週の上記2国の対ドルレートの推移を見てみましょう。。。

レアル 2.1090-1.5288(1.9873現在)と25%近い高値から下値推移です、主たる要因は度重なる政策金利の引き下げです、しかしそれもイン擦れの兆候が出始めているので今後は回復すると予測します

豪ドル AUD 1.1088-0.9388(0.9835現在値)です、ブラジル同様に金利の引き下げもありましたが主たる要因は輸出している最大手相手国中国による輸入減少です、しばらくは現状で推移すると見ています

日本円は 84.19-75.57(79.50半ば現在値)であり主たる要因はユーロ通貨の代替通貨としてのユーロ売り円買いが理由です、6月半ばまで現状より円安にはぶれにくいと予測しています、ギリシャの政治動向次第です

今後の上記通貨の動向は世界市場に連動しているので注目しなければなりません