グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

6日ー10日 世界株式市場 10日の米経済指数に注目

2017年03月12日 | 筆者のひとりごと
イエレン議長を含めFOMCの理事すべてが重視しています米国の経済の現況を如実に示す2月の非農業部門の雇用数が発表されました、予測よりも高い数値であり暖冬で経過した建設業の雇用の予測を上回るの増加を含めて来る14-15日のFOMCにおいて0.25%の政策金利の引き上げがどうやら確実となりそうです、前回のコメントにて年内計3回との政策金利の引き上げ観測が一部ですが年4回になるとの予測も出始めています、今後の個人消費支出(PCE)デフレーーターやGDPの数値次第ですがフェデラルファンド金利先物市場の動向では3月の引き上げはほぼ確定あと年2回との観測もあります:いいかれば米国金融市場はすでに次回引き上げ後の金利動向の観測に集中し始めたとみるべきでしょう、市場が抱く最大の関心はFRBが本格的な金融引き締めに入る時期だと思われます、言い換えれば利上げに加え資産の庄縮に入る時期です、その時株式市場がどのように反応するのか留意すべきでしょう:

10日までの主要世界株式市場の動向をかきします:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,604.61 286.03 1.48% 0.75% 15.74% 3/10/2017
TOPIX 1,574.01 19.33 1.24% 1.27% 15.79% 3/10/2017
HANG SENG 23,568.67 67.11 0.29% -0.60% 16.68% 3/10/2017
CSI 300 3,427.89 0.95 0.03% -0.24% 13.57% 3/10/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 2,372.60 7.73 0.33% 1.90% 17.33% 3/10/2017
DAX 5,861.73 22.92 0.39% 1.70% 23.44% 3/10/2017
CAC 40 11,500.76 43.12 0.38% 0.58% 13.82% 3/10/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,902.98 44.79 0.21% 2.40% 21.43% 3/10/2017
S&P 500 2,372.60 7.73 0.33% 1.90% 17.33% 3/10/2017
NASDAQ 5,861.73 22.92 0.39% 1.70% 23.44% 3/10/2017

米市場の週間動向は:

Index 6th 10th   change   YTD

DJIA  21005.71 20902.98 -102.73 -0.5% 5.8%

NASD 5870.78 5861.73 -9.02 -0.2% 8.9%

SP500 2383.12 2372.63 -10.52 -0.4% 6.0%

R2000 1394.13 1365.28 -28.85 -2.1% -0.6%

週間数値の方が直近の市場のセンチメントを表しているとみるべきです、3週の継続的なネガテブ数値を投資家は重視するかそれとも過去1年間の数値並びに経済指標に焦点を充てる投資判断によるかは個人差があります:筆者は直近の数値よりもS&P500のセクター別の数値の変動ンを重視し依然としてシフトはするもののBULLスタンスを維持しています:



   
 



2月第4週今年初めてマイナス週間、金曜日に反転上昇プラスで終了

2017年02月25日 | 筆者のひとりごと
2/20-23まではネガテブでしたが金曜日にS&P500.7%+、第四半期を5.7%にて終了しています、議会における内政改革の予算の遅れれの分税制改革とヘルスケアシステムズンに2017年に集中審議すると観測、建設、エンジニアー関連カタピラーは3.3%下降しています、しかし11日連続の上昇を保持し新高値を形成していることは好感をもたれています:FOMCはこれからの雇用とインフレ関連のデータ次第では政策金利も5月に引き上げの観測が先週の44.1%から50.04%と上昇しています: 週間動向は下記です。

Index   20日    24日  変化     年初来

DJIA 20624.05 20821.75 +197.01 1.0% 5.4%

NASD 5838.58 5845.31 +6.73 0.1% 8.6%

S&P500 2351.16 2367.34 +16.18 0.7% 5.7%

R2000 1399.74 1392.57 -7.17 -0.5% 2.6%

週間動向の中でR2000が初めてー7.17-0.5%の数値が印象的です:

為替市場におけるユーロの対ドル 1.0551の下降、日本円の112.13銭が目につきます、債券市場の動向は2年債のイールドは先週の1.16%から1.12%に下降、5年債 1.88%から1.78%に、10年債は2.40%から2.29%と下降しその分ドルが売られ日本円は買われて円高です:金価格は上昇し(ドル安のため)1,258ドル GDXは24.13ドルまで来ています:

28日の大統領の議会おける初演説は先行きの米経済の先行きを観測する上に非常に重要であり注目度が高い、具体的な政策が打ち出されるとの思惑もありGE株やダウ銘柄等幅広く買いが入りました、市場ののセンチメントは欧州市場安もあり運用リスク回避のスタンスが優勢であることは確かです、安全資産として金価格が底値から反転上昇し1,254ドル・オンスまで来ておりまた債券市場にも資金の流入があり上記の動向です: 

世界の主要株式市場の24日までの動向をかきします:


アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,283.54 -87.92 -0.45% -0.94% 19.12% 2/24/2017
TOPIX 1,550.14 -6.11 -0.39% 0.06% 18.22% 2/24/2017
HANG SENG 23,965.70 -149.16 -0.62% 2.59% 23.76% 2/24/2017
CSI 300 3,473.85 0.53 0.02% 2.54% 17.84% 2/24/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,243.70 -27.67 -0.38% 0.82% 18.83% 2/24\2017
DAX 11,804.03 -143.8 -1.20% -0.09% 24.08% 2/24/2017
CAC 40 4,845.24 -46.05 -0.94% 0.11% 12.30% 2/24/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,821.76 11.44 0.05% 3.62% 25.13% 2/24/2017
S&P 500 2,367.34 3.53 0.15% 3.17% 21.52% 2/24/2017
NASDAQ 5,845.31 9.8 0.17% 3.26% 27.34% 2/24/2017



























3連休を控えて13日から17日の米市場 5月に利上げ観測

2017年02月19日 | 金融市場

13-17日の米国市場の週間動向

指数  週初め      週末     変化      年初來

DJIA 20269.37 20624.05 254.68 1.7% 4.4%

NASD 5734.13 5838.58 104.45 1.8% 8.5%

S&P500 2316.10 2361.16 36.06 1.5% 5.0%

R2000 1388.44 1399.74 11.30 0.8% 3.1%

S&P500は7週中の5州の上昇を記録しています、2日間のFOMCにおけるコメントの中で予測よりも早めの政策金利の引き上げが必要かもしれないと述べています、この先の2種間で大統領は新たな税政策案の発表を行う可能性もありまた、経済指数としてはPPIは+0.6%,CPIも+0.6%とインフレ関連の数値は1月よりも上昇し始めており、金利引き上げの次回の予測は5月に50.0%と先物市場は示しています、ただし週末に入ると44.1%に予測数値は下降し逆に6月が69.9%になりました

他の世界の株式市場の17日までの数値は下記となります:

、アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,234.62 -112.91 -0.58% 0.51% 20.46% 2/17/2017
TOPIX 1,544.54 -6.53 -0.42% 0.72% 19.56% 2/17/2017
HANG SENG 24,033.74 -73.96 -0.31% 5.02% 24.62% 2/17/2017
CSI 300 3,421.44 -19.49 -0.57% 1.98% 12.12% 2/17/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,299.96 22.04 0.30% 1.41% 22.68% 2/17/2017
DAX 11,757.02 -0.22 0.00% 1.09% 25.23% 2/17/2017
CAC 40 4,867.58 -31.88 -0.65% 0.35% 15.26% 2/17/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,624.05 4.28 0.02% 4.02% 25.82% 2/17/2017
S&P 500 2,351.16 3.94 0.17% 3.52% 22.60% 2/17/2017
NASDAQ 5,838.58 23.68 0.41% 5.10% 29.62% 2/17/2017

興味のある数値は週間数値と1か月の数値の比較です、米国市場はそれなりに相関性があり順調に進んでいるいるのですが日本市場は+-の状態と一慣性が無い内容に所見されます、主たる要因は為替市場におけるドルの強弱に振り回されている日本円の動向だと観測しています:今後も日米の10年債の金利差とドルと日本円とは連動しますので注意すべきです。

現状は米国10年債2.4%対日本10年債 0.092%であり格差は2.30%であり対ドル日本円は112.83の数値を記憶しておきましょう、筆者は日米格差が2.50%に広がれば115.00を越し始める円安と予測しています、2.75%に来れば(6月)117.35-50に挑戦していると思います:

週明けの20日はPresident Dayのために米国市場は休日です:その間日本市場並びに欧州市場の展開が独自の動向を示すかどうかが今後の判断材料となります:






米市場 2週目の動向等

2017年02月12日 | 国際・政治

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2017年02月12日 | 筆者のひとりごと
2/10までの過去1年間の株式市場展開 並びに米国市場の週間動向:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,378.93 471.26 2.49% 0.48% 29.60% 2/10/2017
TOPIX 1,546.56 33.01 2.18% 0.11% 29.28% 2/10/2017
HANG SENG 23,574.98 49.84 0.21% 2.78% 28.69% 2/10/2017
CSI 300 3,413.49 17.2 0.51% 2.82% 15.17% 2/10/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,258.75 29.25 0.40% -1.08% 27.18% 2/10/2017
DAX 11,666.97 24.11 0.21% 0.32% 30.10% 2/10/2017
CAC 40 4,828.32 2.08 0.04% -1.91% 20.86% 2/10/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,269.37 96.97 0.48% 1.93% 26.89% 2/10/2017
S&P 500 2,316.10 8.23 0.36% 1.82% 24.20% 2/10/2017
NASDAQ 5,734.13 18.95 0.33% 2.87% 32.20% 2/10/2017

Index 2/6- 2/10 change change% YTD%

DJIA 20071.46 20269.37 197.91 1.0% 2.6

NASD 5666.77 5734.13 67.36 1.2 6.5

SP500 2297.42 2316.10 18.68 0.8 3.5

R2000 1377.83 1388.44 10.61 0.8 2.3

木曜日の先行きの減税に対する開示の約束等がコメントされると市場は選挙公約の中の1つが実施されないのではとの懸念が晴れたので市場は再度活生を持ち4指数は0.8%から1.2%の上昇にて史上最高値を更新しながら終了しました。その間71%のS&P500の企業が決算発表を行い4.9%平均の成長を示しました、これは9月末の成果と比較する5.2%対4.9%と多少下がりましがネガテブな影響は出ませんでした。多少の懸念とすればミシガン景況感が98.5から95.7に下降し現状の経済指数値は112.3から111.3に下降したことです、気になる政策金利の引き上げ観測の先物数値は2週間前の6月値が69.2%から63.5%に下降したことです、3月の引き上げは無いと予測されます ここのところの世界的な焦点は外交、政治、経済特に為替市場の動向でしょう、トラムプ大統領のツイターの内容次第で大きな影響をそれなりに受けていますが現状の焦点である日米主脳会談の内容でした、簡単にコメントすれば(予測よりも良い)内容と言えますが今後の焦点は麻生副首相、財務大臣とペロン副大統領に託されことでしょう: 正念場に入ります: 会談直前の中国習近平主席に対する(一つの中国)是認に対する報道は意外の感がありますが筆者はそこにトラムプ外交の真髄があるような気がします:為替市場に対する日本円の動向に対するネガテブな発言がこの先ない限り日本株式市場は20,000円を超えることもありうると観測します: ドルの動向が焦点となりますドル指数(100.79): ユーロは対ドルレート1.637、日本円は113,24銭と88銭の円安に終了、弱めのミシガン景況感を受けて債券市場はイールドを下げ長期金利の指標となる10年債のイールドは2.41%、2年は1.2%です。 注目したのはトラムプ大統領のオバマヘルスケアに対する見直しのコメントが入り医薬関連に影響しHIV薬剤等のGILD Gilead Science no株価が」73ドル水準から10%近く瞬時下降したことです:ヘルケアー関連は要注意です。市場の先行きにはクリアーな
指針がありません、大幅な減税で影響を受けるセクターの上下動がこの先焦点です。