レンレンのひとりごと…

毎日のお弁当・手作り料理・手しごと・おでかけ。そして、ひとりよがりな日常のプチエコと黒猫万君との日々…。

美しい庭園と平岡次郎右衛門和由・勘三郎良辰父子木像~明野の浄居寺

2018-07-24 |   ├ 山梨

googleナビが示す最短ルートは相変わらずジモティじゃなければ通らないような細い裏道を示しています。
BMWからコンパクトなPeugeotに変わってからは細い道なんてなんのその。
恐いものなしでどんな道だってするする抜けられるので、知らない土地はかえって新しい発見が出来るのです。

明野のひまわり畑から台ケ原の金精軒へ向かっていた時のこと。
このステキな庭園のお寺さんとの巡り合いもgoogleナビのお陰でした╰(*´︶`*)╯

 

 

田んぼの間の細い道を抜け何もない県道に出た時のこと。
左手にチラリと見えた「浄居寺入口」の看板。
気が付いた時にはもう既に通り過ぎましたが、アンテナにビビッときたのでUターンして戻ってみました。

 

 

看板のあった入口の脇には仏様の石像が鎮座していました。

 

 

そして車1台分の細い道が続いています。

 

 

畑を横目に細い道を300~400メートルほど先に進むと現れたの広い境内にシンプルな本堂。
ちょうど畑仕事をされていたお寺の奥様とお会いすることができ、本堂の木像と裏の庭の見学をオススメいただきました。

 

 

浄居寺は1658年開創。
浅尾堰により浅尾新田村が開かれた際、廃寺となっていた大竜寺を再興したのが前身。
その後、牧丘町で廃寺同然だった名刹浄牧山浄居寺の名跡を継ぐことが許され現在の浄居寺となりました。
ちなみに、後に牧丘町でも浄居寺が再建されたので、牧丘町、明野の2ヶ所に同じ「常牧山 浄居寺」があるのです。

 

 

お言葉に甘えて本堂でお参りさせていただきました。
こちらが本堂に掲げられていた「常牧山」の扁額。

 

 

本堂正面。
許可をいただいて撮影。
どうぞ傍まで行ってご覧になって下さいとお声掛けいただいたので有り難く…

 

 

ご本尊様

 

 

こちらが甲府代官平岡次郎衛門和由と勘三郎良辰父子の木像。
寛文3年(1663)作の座像は明野村指定文化財となっています。
勘三郎良辰は、父和由の跡を継ぎ、浅尾堰開削と浅尾新田村開村を完成し、新田村経営に支援を惜しみませんでした。
現在でも、浅尾新田石塔庵跡地にある良辰の供養塔は「玄空さん」と慕われ供養会が続けられているそうだ。

 

 

池泉鑑賞式の庭園は、本堂上間の間からの眺望を中心に作庭。
地の利を活かした作庭は、夢窓疎石の遺風が感じられます。

 

 

心字をかたどった池泉。
東奥には高さ1.3mの立石と築山を配し、西傍には座禅石があります。

 

 

咲き始めた蓮。
満開の時にも訪れてみたいなと思いました。

 

 

石橋を渡り西側にあった石仏。

残念ながら浄居寺にはご朱印はございませんでしたが、思いもかけずステキなお寺を参拝することが出来ました。
有名な寺社仏閣も良いですが、ほとんど観光客が訪れないようなところにステキな空間が広がっているとなんだかとてつもない徳を得た気分になります。

 

 

常牧山 浄居寺(じょうぼくざん じょうこじ)
山梨県北杜市明野町浅尾新田132
TEL : 0551-25-2142
備考 : 池泉鑑賞式庭園、平岡次郎右衛門和由・勘三郎良辰父子木造
アクセス : 韮崎IC20分

山号 : 常牧山
院号 :
寺号 : 浄居寺
本尊 :
宗派 : 臨済宗妙心寺派
開創 : 1655~1658

 

 

 

週末は山梨にいます~明野ひまわり畑・水信玄餅・増富温泉丸っと味わっちゃおう!

 

 

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