うさぎ! 書きまつがい! 映画! 音楽! お笑い!

平凡な日常だからこそ楽しんだもの勝ち!
http://twitter.com/usako_usagiclub/

少し慣れてきたヘブライ語 (10)

2013-09-23 09:50:22 | ヘブライ語
先週18日はヘブライ語基礎・初級講座Ⅱコースの第10回目でした。今回まず学んだのは「仮庵の祭(スコット祭)」について。ティシュレ月の15日から7日間続く「スコット(Sukkot)」。今年は9月19日からということでちょうど今お祭りの真っ最中。この祭りは紀元前13世紀にユダヤ人がエジプトで奴隷であった時、モーセに導かれてエジプトを脱出し、荒野で40年間過ごしたこと(詳しくは旧約聖書の「出エジプト記」「民数記」「申命記」などをご覧ください)を記憶するためのもので、仮の小屋(仮庵)を庭やベランダに立てて、一週間そこで食事を摂るとのこと。この小屋がヘブライ語で「スカー」と呼ばれ、その複数形が「スコット」です。スカーは3面が壁で、1面が出入り口、屋根にはなつめやしの葉や木々の枝が載せられ、内部は飾り付けが施されます。

スコットの祭りにはエトログ(シトロンの実)、ルラヴ(なつめやしの若芽)、ハダス(ミルトスの枝)、アラヴァ(柳の枝)の4つの植物が用意されるそうです。これらの植物にも1つ1つ意味があり、非常に興味深いので、よろしければこちらのサイトの真ん中あたりをご覧ください。また、人々が4つの植物を準備したり、スコットを建てている様子が英語でざっくり紹介されている映像もありますので、よろしければこちらをどうぞ。

スコット祭の8日目は「8日目の聖会の日(シュミニ・ベアツェレット)と呼ばれています。ユダヤ人は旧約聖書の「創世記」から「申命記」まで(つまりトーラー)を1年かけて毎週朗読していくそうで、ちょうどこの時期に「申命記」の最後を読み終え、スコット祭の後の最初の安息日に「創世記」から再び読み始めるそうです。トーラーを1年間読んできて、一つのサイクルが終わり、再び新しいサイクルに入る時期ということ。この節目をともにトーラーを読みながら生活してきた人々と一緒にシナゴーグで祝う日が「スィムハット・トーラー(トーラーの歓喜)」と呼ばれる日。シナゴーグにあるトーラーの巻物(かなり大きいです)がすべて取り出され、飾りがつけられ、人々はそのトーラーを抱えて、シナゴーグの中を輪になって回って歌い踊ります。踊りの輪はしばしばシナゴーグ内から中庭、街の広場にまで広がることもあるそう。というわけで、テルアビブの「スィムハット・トーラー」の様子をこちらでご覧ください。

はー、お祭りの説明がすっかり長くなってすみません。授業は先週学んだニフアル動詞の復習から。ニフアル動詞はパアル動詞の受身の意味を表すものなので、パアル動詞を使った能動態の文章を受動態に変えた文章をまずは読み、続いてはニフアル動詞を使った文章の発音と翻訳の練習。お次はパアル動詞の過去形を学習。もちろんパアル動詞の過去形も性・数によって変化します。そしてパアル動詞の過去形を使った文章の発音と翻訳を練習しました。

10回に亘るヘブライ語基礎・初級講座Ⅱコースは今回で終わり。目標だった「全10回のレッスンにすべて出席すること」は無事に達成することができました。しかもクラスで皆勤賞だったのは私だけ。次はヘブライ語基礎・初級講座Ⅲコースが始まります。目標は「全10回のレッスンにすべて出席すること」。これからも地道に頑張ります。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013年に観た映画+目標の達... | トップ | 慣れたと思ったら、実はそう... »
最新の画像もっと見る

ヘブライ語」カテゴリの最新記事