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初めてのヘブライ語 (6)

2013-05-20 19:07:09 | ヘブライ語
本当は5月16日に書くはずだった「初めてのヘブライ語」シリーズの6回目、4日遅れでアップさせていただきます。

5月15日は5回目のヘブライ語基礎・初級講座でした。いつものとおりまずは復習からで、前回学んだ動詞の現在形の変化についておさらい。男性・単数形で「ロツェ(欲する)」「ガル(住む)」「メダベール(話す)」「学ぶ(ロメッド)」という4つの単語の「女性・単数」「男性・複数」「女性・複数」の発音を練習しました。

その後は「ガル(住む)」を主語に合わせて適宜変化させる練習。一見簡単そうですが、ヘブライ語の名前に慣れていないとその名前が男性か女性かの区別がつかず、答えを間違えてしまいます。あ、ちなみに私が使っているテキストでは、主語の名前に「タカシ」「サヤカ」など日本人の名前も出てきます。これによって日本人の名前はヘブライ語でどのように綴るのかも学べるわけです。また、「ガル(住む)」の後に来る地名も時々新鮮だったりします。ヨーロッパの地名は音だけでたいていどこかわかりますが、まったくわからなかったのが「ツァルファット」という地名。おわかりになる方、いますか? ヘブライ語で「ツァルファット」はフランスという意味なのです。

今回新しく学んだのは接続詞、ガム。英語のalsoにあたる単語です。というわけでその「ガム」を使った文章を学習。例文の中で「ベエル・シェバ」という地名が出てきました。聖書を学んだことのある人はこの地名を聞いたことがあるはず。ヘブライ語の授業を受けていると聖書の登場人物と同じ名前や聖書に登場する地名がしょっちゅう出てくるので、そのたびにテンションがあがる私です。

そして、今回の授業のメインは「これは」「それは」などの指示代名詞。指示代名詞にももちろん男性形・女性形があり、指示する名詞が男性名詞なら「ゼ」、「女性名詞」なら「ゾット」、男性名詞でも女性名詞でも複数形なら「エレ」になります。たとえば「この人はモーセさんです」だと「ゼ モシェ」、「この人はサラさんです」だと「ゾット サラ」という感じ。複数のバナナを「これはバナナです」と表現する時は、女性名詞であるバナナの複数形が「バナノット」なので、「エレ バナノット」になります。

今回は英語のtheにあたる定冠詞「ハ」も学びました。例えばスペイン語は定冠詞も性や数によってがっつり変化しますが、ラッキーなことにヘブライ語の定冠詞は性や数によって変化しません。が、前置詞「ベ」や「レ」の直後に定冠詞が来る場合、前置詞の母音が変化するのが若干めんどくさいです。

さらに先週はユダヤ教のお祭りの1つ、シャブオットと重なったので、お祭りの由来やどんな風にお祝いするかも教えてもらいました。ユダヤ教のお祭りはユダヤ暦に基づいて行われるので、太陽暦上は毎年日付が異なります。さらに興味深いことにお祭りだけでなく、自分や家族の誕生日もユダヤ暦で祝う人もいるよう。「戸籍での生年月日は太陽暦とユダヤ暦のどちらで書かれているのですか?」と質問したら、両方記載されているとのこと。いやー、文化の違いって本当に面白いなぁと思いました。

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