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横須賀港に浮かぶ2基の原発:原子力空母

2020年09月21日 12時39分00秒 | 政治経済論・メモ
横須賀港に浮かぶ2基の原発:原子力空母

  横須賀港を事実上の母港としている原子力空母、ジョージ・ワシントン。これは2基の原子炉を搭載している。その原子炉は原子力発電用の、加圧水型軽水炉が原型。原子力発電用の原子炉と原子力空母の原子炉は「兄弟関係」にある。原子力空母は海に浮かぶ原発なのだ。

 「原子力空母母港化の住民投票を成功させる会」のパンフレットは次のような文言が冒頭にある。

 原子力空母は 2基の原子炉を積み、核分裂反応による熱で造った 水蒸気でタービンを回して 航行する航空母艦です。

 核燃料のウラン235の濃度は 核兵器並みの95~97%。 燃料交換は20年~25年に一度。 その間、「死の灰」は原子炉内にため込んだまま。じつは、原子力空母の原子炉の原子炉も 核燃料の形も、厚い、軍事機密のベールに隠されたままで、実際の姿は公開されていません。日本政府による安全審査も一度も行われたことなく、横須賀への配備が決まり 安全性の証明が行われないまま 10年を超す運用が進んでいます。

 原子力艦船の放射能事故は1971年から2018年にかけて40件以上おこっている。

 この2基の原子炉がメルトダウンしたら三浦半島全域の致死量被害は深刻で全員が死亡する7シーベルトの被爆範囲は風下8キロ半数致死は半径13キロで、三浦半島がほぼ収まる。深刻な被害は横浜、川崎、東京23区、埼玉県の中心部にも及ぶ。

 風光明媚な横須賀「海洋都市」としての街づくりを進めましょう。

 

 こういう文言でパンフレットは締めくくられている。




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