村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

一枚の写真

2010年06月27日 | Weblog
浄土真宗の親鸞聖人750回忌待ち受け法要にお参りした、
記念講演は青木新門氏と聞いたからである・・・
映画、「おくりびと」を見た際に、青木氏の納棺夫日記も合わせて求めていた・・・
著書から見ても青木氏の宗教に関しての並々ならぬ造詣の深さに感じ入っていた・・

講演内容は・・・満足の行くものであった。
大方は彼の著書で述べられていた事柄ではあったが、生の声で聞く青木新門氏の話はまた格別である・・・・

昨夜は、今日の講演に備えて青木氏のホームページを開いて見て置いた。
HPの巻頭の写真(原爆投下の後の火葬場に、弟の死体を背負って顕れた少年の、顎を引き、唇を固くかみしめて直立の姿勢を保っている写真)には私も深い悲しみを感じて涙を禁じえなかった・・・

今日の講演にも青木氏はその写真を見たときの衝撃を熱く語られていた・・・
会場にスライドで映しだされる直立不動の少年の写真は、私に新たな涙をもたらせた・・・

生と死をこれだけ端的に物語るものはない!
世の中の悲しみをこれだけ素直に語るものはない・・・

青木氏が淡々と語る生と死に関しての今日の講演に、深く共鳴した・・・
コメント (3)
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