村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

自己実現?

2008年10月14日 | Weblog
水車の会と、5年生の子供達との稲の脱穀体験の日である。
機械化された今の農業を見ている子供達には、実際に人力だけでの脱穀作業が新鮮に写るらしい?
回転千歯や泥臼、唐箕、万石での作業に喜喜として群がる。
文明の進歩では、労働の質は高まったが自己実現の喜びを奪ってしまったかも知れない?

用意した古農具は、農具としてすでに現役を退いてから50年近くなる物ばかりだ。
子供達と使っている内に、回転千歯や泥臼が次々と故障を起こすのには参った。
何しろ木材部分がすでに朽ちかけている、思わぬ力を加えられて抜けたり折れたりしだした、 水車の会の会員たちは、突然の補修要員になった。

人間でいえば齢100歳近くなった老人に、いきなり現役農作業を手伝って貰うような物である。 

古農具は、籾が散らばって後片付けがたいへんだ。
自己実現の喜びよりは、やはり現代の新鋭農機具での作業が・・・・・いい!!
コメント (2)
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