不夜城

夜、隣町三刀屋のアスパルで会があった。
日の長い時期だが、流石に十時近くなると暗い。
国道を走ると、道路の膨らんだところに連なる自動販売機の明かりが不夜城の如くに浮かび上がる。
掛合まで帰ると最近オープンしたコンビニエンスストアが、これまた真昼の様に明るい。
田舎の夜は早い、人通りの無い中でそこだけがくっきりと浮かび上がっている。

人工衛星から夜の地球を見ると、日本列島ははっきりと輪郭がわかるほどの明るさだそうだ、それに比べて北朝鮮は漆黒の闇に包まれている写真を見たことがある。

金正日の圧制を、正義顔して批判する事はたやすい、　だが地球の温暖化による崩壊を考えた時、我々は正義顔の批判が出来るだろうか？

夜の国道を走っていて、　ふと思った。

にわとり

入間水車の会の前会長、今は相談役だが・・・
Ｙ氏は本当にニワトリが好きだ！
何しろ小規模養鶏家だ、餌さ代だって馬鹿にならないだろうに、名古屋コーチン、レグホン、ウコッケイ、東天紅・・と何種類ものニワトリが居る。
朝方訪ねると、いろんな鳴き声でニワトリたちが迎えてくれる。

Ｙ氏は、どんなに忙しくてもニワトリの世話は人手に渡さない！
一度、風邪気味の時でも、随分と苦しそうだったがニワトリたちの間を縫って卵を拾っておいでだった。

効率万能、経済万能の世の中で、好きだからとニワトリを飼い続けるＹ氏の生き方は、一種の清涼剤でもある。

こんな生き方もあるのだ・・・・・と自分の生き方を振り返りながら、ニワトリの世話に余念の無いＹ氏に声を掛けたら・・・卵を戴く事になった・・・・