週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

山形、広島、沖縄、北京

2011-11-28 03:27:58 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週発売分にて王座戦五番勝負が決着。
七大タイトルと言われる棋戦の年内のタイトル戦の
日程が終わりました。

出張続きの本紙スタッフも一息ですか。

今週掲載の王座戦は山形県、広島アルミ杯は広島県、
女流アマ都市対抗戦は沖縄県。
それぞれ編集担当が取材にお邪魔しております。

山形では、碁の取材はもちろんですが、対局の宿の写真に
葉をすべて落とした木を入れて「季節感を出した」と担当。

広島では、優勝した内田修平七段の記念撮影を、
「若鯉戦〝らしい場所〟で撮影しました」と担当。
(含意は紙面で〝読んで〟みてください)

沖縄では、東京の季節感としては「とてもあったかい
のですが、沖縄の方に〝寒くなった〟と言われて
目を白黒しました」と教えてくれました。
あ、これは紙面に反映させにくいですね。(^^;

もう一ヵ所が北京。今週号を印刷していたころに帰国の途に
ついたくらいの日程だったかな? 担当からはまだ何も
話を聞いていないのでここで書くことはできませんが。
例年の話として「とても寒い」とは聞いています。

あ、北京についてはしばらく後の掲載になります。
決勝もまだこれからですから。近日掲載のはず……です(^^;
(来週ではありません)

それでは、よいお年を!

……というわけには参りませんね。プロもアマも石音高く
12月を戦いますから。本紙もいろいろ休んではいられません。

さて、号数は早くも12月。
11月28日発売(12月5日号)のラインナップです。

1、2面 王座戦五番勝負第3局

3、4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・竜星戦

7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校

8面 ベスポジを探せ・棋士の本棚(寺山怜三段)

9面 学生十傑戦・山城宏九段のヨセワン

10、11面 女流アマ都市対抗戦@沖縄・なんでもコーナー

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 アマの碁いちばん

17面 アマワイド・碁の句春夏秋冬
   足立東高校で高橋秀夫七段が指導碁
   金寅杯国際シニア囲碁選手権
   日中友好囲碁大会
   京都くろ谷吉備真備杯大会

20、19、18面 広島アルミ杯若鯉戦


P.S.11月28日号

本紙スタッフが4人も出張? 何人いるの?と思われた方もおいでに
なるかと。本紙の幕の内側をチラリとご紹介。

私が週刊碁の敷居を跨ぐ前から、日本棋院の一員であっても
記事の署名は(記・■田 ■輝)などという形で記していました。
この辺りは前例踏襲のまま来ています。変える理由が生じれば
それはやぶさかではありませんね。本紙のスタッフであれば、
(本紙・小瀬村 尚久)などと書きます。

署名に気を配っていただく必要はないのですが、広島は
月刊碁ワールドの担当になります。ほかは週刊碁の編集です。

で、出張に出ていた日時に時間差があるので、

沖縄 16、17日(水・木)
広島 19、20日(土・日)
山形 24日(木)
北京 21日の週

ということで、編集室が手薄になる瞬間はなるべく少なめになる
のでした。
(といっても帰京したら次の取材をしていたり……忙しいですね)

私はじめ留守番隊は、進行や校正といった地味だけど大切な仕事を
務める気概や豊臣秀吉の〝殿(しんがり)〟くらいは、とフンドシを
締めて頑張っているつもりです。

今週もぜひぜひよろしくお願い申しあげます!
コメント (1)
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CC週刊碁

2011-11-21 00:38:01 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
なんだろうこのタイトルは……と思ったアナタ。
スルドイです。(でもないかな?)

レモン? いえいえ。carbon copy? いえいえ。
本紙編集長の合言葉です。許可をもらってないので
書きませんが、平易な単語×2の頭文字なので想像してみて
ください(^^

その一環であるといえるのが、王冠戦挑戦手合一番勝負
カラー面掲載です。名古屋ローカルの棋戦ですが、
今回のタイトル戦で第52期という立派な歴史があります。
19面に歴代の王冠位に輝いた棋士を列挙いたしましたが、
まさに〝名古屋に歴史あり〟です。

その観戦記を担当して書いてくださったのは、
記録として現地入りしていた柳沢理志三段

中部総本部の棋士会のホームページでも早々に
ご紹介いただいております。

(印刷直後に編集室にいらっしゃった大矢浩一九段
紙面を手に、「へー、柳沢くんが書いたんだ、すごいねー」
と感心しきり。大矢先生も王座戦の観戦記でご活躍されているので、
小瀬村が「先生の後輩が出来ましたね(^^)」と水を向けましたら、
「あっはは、そうだねえ」と笑っていらっしゃいました(^^
ちなみに桑本晋平六段も書籍などで健筆をふるっていらっしゃいます。

さて、話を名古屋に戻しまして……、

羽根直樹碁聖がタイトルを獲得された夏から、月刊碁ワールドの
書店さんからの注文がグイっと増えました。
羽根先生だから、という側面ももちろんあるでしょう。
名古屋の棋士だから、という側面もあるでしょう。

読者の皆様の出身の棋士は誰ですか?日本棋院のホームページ
探してみてください。たとえば東京本院所属でも愛知県出身の棋士は
いらっしゃいますよ(誰でしょう)。

本紙の人気コーナー「これぞプロ!」では棋士の出身を
示しています。「お、うちの県出身かあ」と思えば少し見る目が
違いますよね。それを契機にじゃんじゃん応援してくださいね。


では11月21日発売(28日号)のラインナップです。

1、2面 天元戦五番勝負第3局

3、4面 棋戦ワイド・お立ち台(岩田一八段)・碁の句春夏秋冬

5面 女流名人戦(挑戦者が向井千瑛四段に決まる)・竜星戦

7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校・山城宏九段の「ヨセワン」

8、9面 これぞプロ!・さわやか手筋

10面 悠仁さま、着袴の儀・市町村長囲碁大会

11面 囲碁フェスティバルin目白・青葉かおり四段、青山学院大学で囲碁講義

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・なんでもコーナー

17面 アマワイド
   国民文化祭京都2011
   内閣総理大臣杯アマ団体戦・大阪
   東日本大学OB・OG・現役親善交流戦
   長野の松本大学の学園祭で石音

18面 アマの碁いちばん

20、19面 王冠戦挑戦手合一番勝負

これぞプロ! 選評・酒井猛九段(東京都)

1譜 森田道博九段(千葉)―秋山次郎八段(東京都)

2譜 首藤瞬七段(東京都)―李沂修七段(台湾)

3譜 関達也二段(新潟県)―堀本満成二段(山口県)

4譜 恩田烈彦八段(栃木県)―小松英子四段(神奈川県)

※これぞプロ!掲載の棋譜は携帯棋譜鑑賞にて全手順を
ご覧いただけます。


【おまけ】

天元戦、決着してしまいました。
井山裕太天元ファンの声)「いーじゃん」と聞こえてきそうです。
(結城聡九段ファンの声)「やかましいわ」。ごめんなさい。

紙面的にはより長ーく勝負が長引く方が喜ばしかったりします。
編集の都合なんか、現実は知ったこっちゃないのでもちろん
仕方ないです。

というわけで、本紙の1面ではよく撮れていた井山新天元の
お茶目なポーズ写真になりました。日本棋院のホームページに
出ていましたがそれはそれこれはこれ。

ほかにも紹介したいのですが、紙幅には限りがあり、また「棋士は
棋譜のために生き、紙面は棋譜のために刷る」というのが本道で、
棋力アップを望む読者の皆様からの投書には、数名の方ですが、
「写真、大きくないですか?」という声もいただいております。

棋力アップにつきましては百も承知でございます。
写真の大きさにはいろいろ編集方針のあるところなので難しいですね。
理由もあります。「そう決めたからそうなのだ」ではないのです。
編集長が変わればまた変わるかもしれませんが、今のところ、
こんな感じです。ごめんなさい。

なんか私は書いていて脱線癖がありますね。散漫ですいません。
(直さないあたり確信犯的な感も我ながら……)

単に井山新天元の写真を紹介したいだけなのです。では以下に
3葉ほど。

小倉城をバックに記念撮影



小倉城



対局室から見える小倉城庭園



末筆になりましたが今週もよろしくお願い申し上げます。
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気になる年末

2011-11-15 00:39:50 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
早いもので11月も中旬。編集はとっくの昔から年末の記事がどうなるのか
気にしながら仕事をしていますが、進行役の整理にもそろそろ視野に入れる
必要が出てきました。

本紙の14日発売分に告知を掲載いたしましたが、カレンダーの時期ですね。
広告を担当していた時代、スポンサーさんや代理店さんによく持参いたし
ました。囲碁をご存じない方にも喜んでいただけたものです。

毎年恒例のカレンダー
http://www.nihonkiin.or.jp/news/2011/11/2012.html

今年は、それに加えまして新商品が発売となりました。週刊碁には紙面の
都合、モノクロで小さめにご紹介することになってさみしい限りでしたが、
そのカラー写真を少し大きめにご紹介いたします。



http://item.rakuten.co.jp/nihonkiin/10000282/

人気棋士と過ごす一年、なんか変な惹句(^^; ですが、アナタもいかが
ですか? ぜひご購入を。
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金曜対局2本立て(付録付き)

2011-11-13 23:53:09 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
毎度おなじみ金曜対局です。
王座戦はワタクシ小瀬村が、棋聖戦の挑戦者決定戦は
後輩の堀井が担当いたしました。

さすがに3面ともなると作業量が多いので、
王座戦は金曜日の夕方、終局直後に20面を入れてもらいまして、
帰るころには校正も終わらせました。

大人数で待っていても仕事は校正、それも順調なので9時半には
みな帰りました。小瀬村は残務とオテテつないで残業です。
棋聖戦の終局も見守っておりました。編集長も残ってくれました。

10時、観戦記者の伊瀬さんから「原稿入れました」と電話が。
19面です。感謝感激。さあ……。棋聖戦が気になるので、
家で作業をすることにしました。

22時40分すぎ、棋聖戦の結果が出ました。
ご存じのとおり、張栩棋聖への挑戦権は高尾紳路九段の手に。
井山裕太十段の連続挑戦は半目差で届きませんでした。

23時頃、市ヶ谷をあとにし、混雑した電車で帰宅。
家で出来ることは全部済ませました。便利になりましたです。
能率はやや落ちていたかな? 「ゲラまだ~」という校正担当
からの視線もないので、アクセル踏まずに作業していました。
3時には終え、仮眠です。……なんか熟睡すると昼まで
寝てしまいそうで。

朝8時30分に市ヶ谷到着。金曜対局にしては遅い到着です。
すでに堀井くんが作業を黙々とがんばっていました。
挨拶一つで私も作業再開。私の方が早く終わり(そりゃそうだ)。
校正へと移りました。

こうして無事に週刊碁が出来上がりました。目白のイベントも
ずいぶんと盛り上がったようで(ツイッターでその声を拝見)、
まことに良き哉ですね。

もちろん、制作の労は読者の皆様の喜びのため。いつもお便りで
励ましてくださる皆様、心から感謝いたします。棋士の命を削る
その姿を、魂を打ち込んだ棋譜を、紙面を通してお伝えするために
今週も頑張りました。

よろしくお願い申し上げます。(ちょっとカタいかな……)

11月14日発売(21日号)のラインナップです。

1、2面 天元戦五番勝負第2局

3面 棋聖戦挑戦者決定戦

4、5面 棋戦ワイド・碁の句春夏秋冬

7面 碁界ネットワーク・竜星戦

8面 工藤紀夫九段1000勝特別インタビュー・棋士の本棚(後藤俊午九段)

9面 実況!市ヶ谷囲碁学校・さわやか手筋

10面 囲碁サミット2011@宮崎県日向市・日向はまぐり碁石まつり

11面 プロアマ本因坊対抗戦

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・なんでもコーナー

17面 アマ

18面 アマの碁いちばん・ヨセワン

20、19面 王座戦五番勝負第2局

@@@@

週刊碁ブログの付録

天元戦と王座戦の五番勝負の進行がクリソツ(そっくり)なので困りました。

「編集長、メイン見出しは〝井山連勝〟〝張栩連勝〟でいいですか」

ヤケ気味ながら、もちろん冗談です。どちらも鉄板の事実なので、
何が悪いわけではありません。ただ、さすがに芸がない……。

そこでちょっとひねったのは王座戦。続きは紙面で!(^^;
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題して「お立ち台」

2011-11-06 14:16:34 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
先週、とある名人戦と、とある女流本因坊戦が
ともに決定局になって、自然と今週は「振り返る」
内容となりました。

名人戦は山下敬吾新名人にお話を伺い、生の声をお伝えいたします。
あの時あの場面でどう考えたのか。シリーズの熱が冷めぬ
間に〝お召し上がりください〟。

女流本因坊戦は、5連覇に軸を置いた構成。
謝依旻女流本因坊の声に加えて、ひと工夫。
にぎやかな紙面に出来たかな?と考えております。
(若かりし頃の写真を使ったのですが…といっても現在も
十分お若いのですが…。その頃も私はこの仕事をしてたなーと
感慨深いです。あの頃の自分にはこの20面は組めません)

さて、

今週からちょこっとインタビューの囲み記事が
はじまりました。(不定期掲載です)

題して「お立ち台」。

え、扇子がどうしたの?というアナタは〝オ○ジ〟認定
ですね。かくいう私も「扇子をここにあしらって……」
などと寒々しいことを編集室で本当に言っておりました。
(ヤングなアナタは「バブル」「扇子」でググってね)

脱線いたしました。

さて今回は、名人戦リーグ入りを決めた内田修平七段。
本紙の中野杯や、新人王戦などで活躍していたのですが
今回のリーグ入りは二十五世本因坊治勲を破っての
もの、その声をお伝えいたします。

そして10、11面では中野杯の準決勝2局をお届けして
おります。将来の碁界を担う逸材が育っております。

ぜひ紙面を通して、その姿をその碁をご覧いただけますと
幸いです。

今週もよろしくお願い申し上げます。

11月7日発売(14日号)のラインナップです。

1、2面 山下敬吾新名人が七番勝負を振り返る

3、4、5面 棋戦ワイド(お立ち台は3面)

7面 碁界ネットワーク・竜星戦

8面 実況!市ヶ谷囲碁学校

9面 日中青少年交流事情第一陣・さわやか手筋

10、11面 中野杯U20選手権準決勝・なんでもコーナー

13面 認定

15面 NHK杯

16面 囲碁フェスティバル2011in目白

17面 アマ・碁の句春夏秋冬

18面 アマの碁いちばん

19面 ベスポジを探せ

20面 謝依旻女流本因坊5連覇の足跡

※上のほうで「とある女流名人戦」と間違えておりました。
 訂正してお詫び申し上げます。
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