週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

泣きの見出しとレイアウト

2012-09-25 01:48:56 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
木曜・金曜日の話ばっかりしていてもまたか、と思われては
いけません。

ブログだから同じネタを書いているんだろ、アタマひねって
ないな、と自分でツッコんでいるようでは話が早い。

………………………………………………

今週発売分で、小瀬村がレイアウト(組み付け作業)を
担当したのは、
4、5、6、7、8、9、15、18、19、20面です。
他は相方の担当です。

思い入れが深いのはどの面も、ではありますが、ちょっと
制作の幕の裏側をご紹介してみましょう。

20面ですが、新人王戦決勝三番勝負の第1局は19日の水曜日に
行われました。原稿ははやばやと翌朝に入れてくれました。

この新人王戦はじめ、三番勝負は「先勝」と見出しを立てる
のも事実ながら、あまりにも短期決戦。場合によっては翌週
に決まってしまいます。

昔話ながら、こういう時は先勝とやるのはいかがなものか、と
直されたことがあります。たしかにそうですね。

では、今回、どうしたか。小瀬村は考えたのは「面白い紙面に
したい」。ですが、メイン見出しは初校から即失笑を編集室の
満場からいただきました。あれが掲載されていたら歴史に名を
残せたのに……(恥で名を残す必要はまったくありません)。

レイアウトは、今回の優勝を争う富士田明彦三段と金沢真三段の
二人をカラー面で等しく扱ってみました。
どちらが勝つか負けるかは勝負の話ですが、第1局でもあり、
また、次で決まる可能性もある。ちょっと考えてお二人を
カラー面で大きくしてみました。

タテ写真を二つ並べて、その間にリード(前文)を配置したの
ですが、まったく同じに左右対称のレイアウトを目指したの
ですが、棋譜の位置がうまくいかない……。

整理に来てすぐのころに教わったのは、「(タイトル戦では)
写真はなるべく上。対局情報などもなるべく上。読み出しも
なるべく上」という無茶言うな(笑)って内容でした。

趣旨はわかるのですが、なんでもカンでも上からってできるカイ!
って面従腹背でした(心でツッコミ入れる程度ですヨ)。まあ、
でも従っているとそれができるようになっていくから不思議でした。
覚えの悪い後輩に辛抱強く教えてくださり感謝です。

で、20面ですが、基本的には左右対称なのですが、ちょっと
工夫して、読みやすくなるように融通してみました。

お手元の紙面と見比べてみてくださいね^^

9月24日発売(10月1日号)のラインナップです。

1、2面 名人戦七番勝負第2局

3面 天元戦挑戦者決定戦

4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・週刊碁的囲碁ガール・竜星戦
   泰書展
   結城聡NHK杯優勝記念ファン感謝デー
   
6面 阿含・桐山杯決勝直前

7面 これぞプロ!

8、9面 世界アマ日本代表決定戦・二十五世本因坊治勲の「お悩み天国 これが治勲のシノギかた」・日本棋院GOサマースクール(後編)

10、11面 日中韓名人戦

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・大和証券杯ネット囲碁オープン

17面 アマ碁界ワイド

18面 小林光一名誉棋聖の「現代トップ棋士の棋風を探る」

20、19面 新人王戦決勝三番勝負第1局

〈ふろく1〉

え、20面のボツ見出しは何だったの?って? それは奥さん、
利かないノゾキですよ……。

歴史の闇に葬る一手です。

〈ふろく2〉

今週は出張に出させていただきます!立候補です。

佐賀は嬉野市で行われる女流本因坊戦の第1局です。
開幕の記念撮影もしなきゃな重責もあるんですよね。
関東はこれを書いている現在雨ですが、九州は晴れの様子。

いい天気に恵まれて被写体もいい。あとはウデですね。
(´-`).。oO これが…。

〈ふろく3〉

今週の週刊碁的囲碁ガールは撮影枚数40枚くらい。
すべてプリントアウトして並べて協議の結果決めた……わけでは
ありませんが、かなり時間をかけて選ばせていただきました。

記事もなにやら元気いっぱいです。

見出しも絵解きも一切直されることもなく「やればできるじゃん」
状態。そうですね。心を無にして精神統一。頑張りました。

ぜひ、お買い上げのほどを!
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万感胸に迫る

2012-09-17 00:00:00 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
小林光一先生が還暦を迎えられ、名誉称号を名乗られることに
なりました。

二十三世本因坊坂田栄寿先生が本因坊、NHK杯、日本棋院選手権戦
(天元戦の前身)でやはり名誉称号資格をお持ちでしたので、
初の名誉三冠とは参りませんが、現行の七大タイトル棋戦になって
からは初。

偉業であることに何ら変わりはありません。

私もスタッフの一員として、紙面を組ませていただけるのが感慨深い
ですね。囲碁を知るきっかけが某朝日新聞さんでの割り込みの一手の
報道でした。歴史好きでいたのに、その日から囲碁好きに(笑)。

うれしいことに人生を変えられてしまったその一局。
小林先生や大竹先生はじめ大好きな先生にお仕えできるのですから
毎週毎週、やりがいがあります。

これからも微力ではありますが気力でがんばりたいと思います(笑)

9月17日発売(24日号)のラインナップです。

1面 小林光一名誉三冠を祝う会

2、3面 小林名誉三冠のタイトル戦を河野臨九段がたどる

4面 王座戦挑戦者決定戦・棋士の本棚(高林拓二六段)

5面 棋戦ワイド

7面 碁界ネットワーク・竜星戦・碁の句春夏秋冬
   大矢浩一九段の「小林光一九段の研究会を語る」
   「中国の碁」中国語版発売
   小学校団体戦優勝の九段小が千代田区長に報告

9面 これぞプロ! 選評・酒井猛九段
   井上国夫八段(東京都)―常石隆志初段(神奈川県)
   玉井伸三段(沖縄県)―孫二段(神奈川県)

10面 碁界ネットワーク・二十五世本因坊治勲の「お悩み天国 これが治勲のシノギかた」
   日本棋院サマースクール(前編)
   白河市囲碁将棋まつり

11面 中野杯U20選手権予選後編の後編

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・サマープレゼントクイズ解答&当選者発表

17面 アマ碁界ワイド
   宝酒造杯クラス別チャンピオン戦東京大会②
   夏休みジュニア&プロふれあいまつり
   紅友杯大会
   茜会支部夏合宿

18面 小林光一名誉棋聖の「現代トッププロの棋風を探る」(井山裕太本因坊㊥)

20、19面 2012ジャステック杯国際新鋭対抗戦

〈ふろく〉

少し前から、とある調べ物で本紙のバックナンバーを調べております。

私が整理に来る前からのスタッフの顔が浮かびます。これはあの先輩が
組んだのかな、こっちはこの人かな、この時のメンバーはこうだったから、
ここはあの人かな、って。

この日曜日に放送されました、「囲碁フォーカス」さんで、引用で2002年の
本紙を使っていただけました。縮刷版で開いてみますと、書き手は○○さん。
整理担当はたぶん、○○さん。アマ担当はたぶん○○さん。と、番組から
逸脱した内容で「ふんふん♪」と楽しんでいたり(ごめんなさい)。 

毎度のことながら、高校選手権や少年少女の記事関係では歳月人を待たずで
時間の流れのはやさを感じます。あの選手この選手、いま何をされているの
でしょうね(ふんふん♪

時間を大切に、何年かしてのちに開いても「ここは頑張ったんだよ」という
紙面を作り続けていければと思います。

(あそこを直されたここも直された、ここは誤字が残ってしまった…というのは
いやですね(-_-#
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朱字がほとんど入らない。

2012-09-14 02:14:59 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週発売分で新初段シリーズを組ませていただきました。
かつて「ヒカルの碁」でも登場いたしました、本紙の
風物詩? です。打ち込み制だった時期もありましたね。

ある日、某先生と編集室で雑談していてこの新初段シリーズが
話題になりました。「ぼくの時は○○九段でしたねー」。

大先生です。さっと縮刷版を持ち出すのはきまって私。
「おお、これですね」。で、盤に並べはじめます。

「ぼく、こんな手打ったんだー」。あ、忘れてらっしゃる。
「あー、そうそう、ここで先生にやられちゃったんだよね」
思い出してきたようです。「へぼだねー」……。

別の先生ですが、似たような場面で「あれ、ここどう打ったっけ」
と悩まれて「ここで、こうしたんだから手順はこうじゃなきゃ、
ああ、そうだそうだ」と復元された時にはビックリしました。
復元というからには、棋譜はアタマの中です。手には石だけお持ちです。

個人的に暗譜といいますか、丸呑みでしたら全手順覚えたことも
ありますが、アタマの中を垣間見させていただいた気分になりました。
もちろん、まるでついて行けないので、気分だけです(^^

さて、脱線から復旧できずにおります。新初段シリーズですね。

私が整理に異動してきて最初にレイアウトさせていただいた
この企画は、奥田あや先生との趙善津九段との対局でした。
いろいろ感慨深いですねー。
先だって、女流本因坊戦挑戦者決定戦の後でお話をさせていただく
機会があり、そのお話をさせていただいたら、よーく覚えて
いらっしゃるご様子でした。
(アルバムをめくると、というミニコーナーをこさえて幼いころの先生と
藤澤一就先生の指導碁の写真を入れたのも私、とは言えませんでした^^)

さてさて、今回の姚智騰さんはまだ14歳。今後の活躍が期待されます。

この記事でちょっとうれしかったのは、制作時にほんき(記事)や
棋譜の記号などのポカがほとんどなかったことです。

著者校と言って書き手の方の朱字(=あかじ。こう書くようです)も
一文字もありませんでした。

一文字も、といっても私の立てた見出しと小見出しで1字ずつ、
棋譜のえときで白○と黒○を間違えたのはありましたので、ゼロでは
ありませんが、それでも極端に少ない方に入ります。

たいていの面は大なり小なり直しが入ります。ケアレスミス、見出し
差し替え、写真差し替え、原稿書き直し、いろいろあります…。

棋士の道を歩みはじめた姚新初段の門出にふさわしい紙面に
出来ていれば、と心から思います。

遅くなりましたが、9月10日発売(17日号)のラインナップです。

1、2面 新初段シリーズ

3、4面 棋戦ワイド・碁の句春夏秋冬

5面 囲碁未来リニューアル・竜星戦

7面 小林光一九段の「現代トップ棋士の棋風を探る」(井山裕太本因坊㊥)

8面 依田紀基九段の「依田式上達術」・歴代本因坊列伝(秀策その3)

9面 これぞプロ! 選評・酒井猛九段
   田原靖史六段(山口県)―平田智也三段(広島県)
   森田道博九段(千葉県)―大場惇也六段(東京都)

10面 碁界ネットワーク・週刊碁的囲碁ガール
   ・二十五世本因坊治勲の「お悩み天国 これが治勲のシノギかた」
   ・柳時熏九段の「チョコレートを食べちゃおう」
   三星火災杯本戦1回戦

11面 中野杯U20選手権後編の1

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・アマ

17面 アマ碁界ワイド
   北本ジュニア囲碁まつり
   関東ジュニアペア碁まつり
   ワールドユース選手権
   大韓生命杯少年少女選手権戦
   宝酒造杯札幌大会
   アマ竜星戦予選、2大会を新設

20、19、18面 映画「天地明察」公開記念 高尾九段特別指導碁

〈ふろく〉

今週の柳時熏九段の「チョコレートを食べちゃおう」は、編集長が多忙なため、
私が解説部分を書かせていただきました。
編集室が総出でチェックしてくれましたので、先生の出題を汚さずに印刷が
出来たかと思われます!

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
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木・金対局3連チャン

2012-09-05 23:51:13 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
さあ、名人戦七番勝負の開幕です。

山下敬吾名人と羽根直樹九段の対決です。
棋聖戦、本因坊戦、天元戦で各2回ずつの番碁を戦った両雄。
今度はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。

少々思い出話になりますが、私が整理に来て最初の年ですから
平成16年の棋聖戦。山下棋聖の3連敗から3連勝という時に
忘れられない見出しが付きました。「3連敗3連勝」でした。

(´-`).。oO マンマです。でもね、レイアウトの妙で、文字の
大きさとバランスですごく印象に残ったのを覚えています。
付けたのは当時の出版部長。週刊碁のOBでした。

さて、この名人戦で珍しいのは日程です。いや、珍しいとあえて
言いたいのかもしれません。

対局が金曜に終っても、降版から印刷の日時は厳守しないと
いけませんので、取材から執筆、写真の選択、組み付け、校正、
などなどと時間との戦いです。3面とはさすがにいきません。

1面は1日目の内容で書いてしまいます。金曜日に作業を行います。
2面は、土曜日の朝に入稿です。ですので2面態勢が精一杯です。
日刊紙ではそれこそ毎日そういう状態ですが、態勢もノウハウも
いろいろ違います。

で、珍しいのはその金曜対局が当たり前のように1局目から
3局目まで並んでいることです。それは、まあ、本紙の締切とか
日程の考慮に入ってないでしょうから…。
可能性だけでいえば、金・土対局だってあるわけです。

しかも、七番勝負の日程で中2週間の空きがあるのがさらに
珍しい。ついこの間、幻と消えた碁聖戦の第4、5局がそれ
以上に第3局から空いてましたから、〝珍味〟という感じは
ありませんけど。

今年に関しては、ちょっと気にかけておいでの方でしたら
ご存じの日中韓名人戦がその〝2週目〟に入っているのですね。

このスケジュール決めは、事務局の仕事の中でもピカイチの
難儀な専門部署と内部で有名なトコです。
現編集長と、前編集長はそのお仕事のOBです。

そして渉外部から出ても、その金曜対局の取材とかタイトな
スケジュールと戦っているのですね。
異動しても逃れられない運命という…。


9月3日発売(10日号)のラインナップです。

1、2面 名人戦七番勝負第1局

3、4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・週刊碁的囲碁ガール・竜星戦
   本因坊戦就位式
   第2回ワールドマインドスポーツゲームズ

7面 依田紀基九段の「依田式上達術」・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・小松英樹九段
   大橋拓文五段(東京都)―向井千瑛五段(東京都)
   小松英樹九段(愛知県)―潘善き八段(台湾)

10、11面 アマ本因坊戦全国大会・お悩み天国・棋士の本棚(三谷哲也七段)

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・尾崎宏二段の「古美術と私」

17面 アマ碁界ワイド
   東日本復興祈念イベント・こころの碁・もりおかday
   首都圏カップこども団体戦

20、19、18面 尊敬する棋士・好きな棋士(木谷實九段)

〈ふろく〉

尊敬する棋士のシリーズも第3位まできましたね。
写真もご紹介したいものが多くて困ります。

第4位まではだいたい18面か19面のどちらかには下三段の
CMがありましたけど、今回は突き抜けてしまいました。
(初かどうかは大切ではないので調べてません^^)

編集する側にも思い入れがあり、組み付ける方にも
(今回のレイアウトは私)思い入れがあります。

ついちょっと前まで出版部の理事をされていた小林千寿五段が
言わずもがなの木谷門下。当然、この企画のスタート段階から
ご存じです。ちょっとお話を伺う機会がありまして、平塚の
お話とか伺いました。私くらいの世代だと、書籍などからの
情報がほぼ100パーセントですが、先生方は、実体験が当然
100パーセント。

言わずもがなですが、昨日のことのように覚えていらっしゃい
ます。私の立場からは軽々に書けませんので、筆を擱きますが、
とても楽しく〝生の平塚話〟を伺ったことを報告いたします^^
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