そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

思い悩んだ一週間

2024-03-30 00:20:37 | そらまめのひとりごと
今週は・・・いえいえ今週も
次から次からいろんなことがありました。

お詫びしたり、説明したり、確認したりと
ばたばたしていました。

また、会で保護を決めたものの1匹だけまだ捕まっていない子の心配や
その兄弟たちの譲渡までの手順や日程調整や
移動場所の手配も検討していました。

と同時に、まったくの別件でかなり厳しいかなと思われる
飼育放棄の多頭猫たちの相談も入ってきました。

もともとが、保護して助けてあげますねって団体ではありませんから
何とかしてと言われたところで、安易に引き受けることなど
正直できるわけではありません。

それでも、無い頭を振り絞って何ができるのか何ができないのか、
誰にどう頼めばいいのか、頼めるものなのかを
いろいろ・・・・いろいろ考えました。

考えるのをやめてしまおうかなとも思うことがあります。
自分の責任でも何でもないし、なんだってこんなこと自分が考えないと
いけないんだかさっぱりわからない・・・とも思うわけです。

何というのか・・・。
その子のために、何とかしたいと思う人がいて
その人自身もやれることを提示してくれれば
どこかしらに繋がることもあるのかもしれません。
ひとりでも、その命について考えてあげる人がいれば
その子って助かる気がします。

自分は何もしないで助けてとだけ言ってくる人には
耳を傾けるつもりはありませんが
その人のできる精一杯が見えれば、
何とかいっしょに考えたいし、どうにかできる部分は
がんばろうかと思っています。

ぎりぎりの期限もあったのですが
どうやら何とかなるのかなというところに来ています。

全部助けられるかというと、そこは正直わからない部分もあって
こちらに見えてこないところは何ともしがたいわけです。

縁のある子は繋がるし助けてあげられるのかなと思っています。
その縁の部分って、いったい誰が決めてるのかも
わからないときもあります。

うまく繋がらなかったとき、つまり途中でバトンを落とした人や
バトンの扱いがへたくそだった人を責めがちですが
いつもそこは違う!と思うことにしています。

根本的な話ですが、大元は多頭にした飼い主の責任です。
きちんと手術をしていないとか、
自分のキャパ以上の猫を飼育していたとか、
自分に何かあったときに託せる人を探していなかったとか、
そういうことなんですよね。

これからの時代、多頭飼育とか
若いけど突然死しちゃうとか、猫を引き受ける身寄りがいないとか
そういう話は倍増していくと思います。

倍増すると想定できるからこそ、譲渡の条件が厳しくなってしまうのも
事実です。

悩ましい問題点はまだまだたくさんありますが
まずは目の前の猫たちの救出が先・・・ということで。

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神様の領域

2024-03-26 17:12:47 | 天に還った猫たち犬たち
女の子を捕獲して手術に連れて行くと
今の時期は、ほぼ妊娠しています。

お腹の中にいる胎児は3匹か4匹か・・・多いと6匹とかです。
最高記録の9匹というケースも舞い込んできました。

好きでこんなことをしているわけではありません。
でも、どうしても産ませるわけにはいかないのです。

先月、今月でこうした悲しい手術はたくさんありました。
妊娠してしまう前に、ちゃんと手術出来ていればよかったと思いますが
それでも、これからは雄に必要以上に追われたり
お腹に赤ちゃんを抱えて生き抜く苦労からは解放されます。

産まれたとしても、未熟児だったり飼育放棄されれば
即座に死を意味します。
他の生き物に捕食される子猫たちもたくさんいます。

交通事故死、病死、人間の手で殺処分に持ち込まれることも
多々あるわけです。



お腹にいるうちは神様の領域で、お返しするという考えで動いています。

それでも、斎場に連れて行って火葬をお願いするとき
どうか向こうの世界では元気に走り回っていてほしいと願ってしまいます。



スタッフさんたちも痛みを感じながら・・・
活動を続けています。


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やっしー君の里親さんから

2024-03-25 22:39:54 | 探しています/保護しています
ひと月近く脱走していたやっしー君の里親さんから
お便りをいただきました。

先日、『保護できました。』のお礼のポスティング完了しました。
これにて全て終了です。
皆様には並々ならぬご協力をいただき感謝でしかありません。
ありがとうございました。



先日、血液検査もしました。
病院で結果が出せる簡単なものではなく、
検査機関に出してもらうものにしました。
結果は少し時間がかかりますが、既に体重も増えていて
先生は、
「内臓疾患があると体重増えないから、まあ大丈夫だと思うよ。」と。。。
風邪も引いてないですし、モリモリご飯食べますし、
今のところ問題ないです。



ポスティング終わってから、猫ちゃん見つかってよかったですね。
とメールや電話が何軒か来ました。
とても嬉しかったです。

ひとりでは何も出来なかった。
そして、気にかけて頂いた方々の気持ちから、
どれだけパワーをもらえるか!も知りました。
たくさんのことを勉強させてもらいました。



やっしーくっしーが元気でいてくれるのがいちばんです。
ありがとうございました❗
これからもやっしーくっしーよっしーをよろしくお願い致します。

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なんとナイスな相関図

2024-03-21 06:39:18 | 不妊手術・TNR
年を越してから、猫と暮らす会はスタッフさんたちが
本来の活動・・・つまり、猫を増やさないための避妊去勢手術に
特に力を入れて取り組んでいます。
今の子猫が少ない時期
繁殖シーズンでないとなかなか動けないこともあり
天候や気温と戦いながらの捕獲です。

里親さんを探すのがメインで活動してると思われがちですが
いちばん力を入れているのが、TNRです。
これ以上不幸に生まれる子たちを増やさない活動
TNRに力を注いできました。
捕まえて手術して元の場所に戻す活動です。

とは言っても、その現場に行けば
気の毒すぎる姿の子猫たちを見たりします。
相談してきた方たちが、助けたいと思うのは子猫の方です。
子猫の母猫の手術をきちんとするのであれば、
子猫を助ける手助けをしてもいいと考えて動くため
里親さんを探すのも、セットで考えないとうまく舵が取れないわけです。

手際よくはかどることばかりではありませんが
スタッフさんたち、本当にがんばってくれています。

さて、今回ご紹介するのは何ともユニークな猫の相関図。
どんな猫が現場にいるのか、手術の必要な猫を把握したいからと
担当スタッフさんが伝えたところ、
相談者さんからナイスな物をいただきました。


ちょっと感動してしまいました。

この図にのっとって、捕獲や手術を進めていくことができます。
仮の名前もついているので、共有できてわかりやすいです。

餌やりさんのいる現場で、このような図が出てくるところは
比較的うまくことが運びます。
誰がいつ来て、どう食べてるとか、さっぱりわかってない現場は
難航してしまうことが多いです。
つまり、最初の段階で猫を把握できていることは大きなカギになります。

今回は相談してきた方が費用は工面してくれて
(あっちこっちにカンパをお願いしたようです)
餌だけあげてる言い訳ばかりのおばあちゃんには
糞を取ること、置きっぱなしの餌をやめることを約束してもらいました。

相関図と同じ子が捕まっていきます。

一番最初に捕まったちびたくん


捕獲前のあんこちゃん

小さい子や妊娠していたママは、こちらで術後しばらく預かって
お世話してリリースです。

事情を理解して、保護する場所を提供してくれた友人も巻き込んでの
真冬の捕獲でした。
術後、寒さや雨風の中、すぐにリリースせずに済みました。
同じ猫に生まれながら、家猫として幸せに暮らせる子もいますが
そうではない猫たちのためにできることは
手術して繁殖制限をかけてあげること
術後、そこでしっかりと生きていってもらうことです。
そのためにも、しっかりと身体を回復させてからリリースしてあげたい。
一期一会の猫たちにできるせめてものことなのです。


ラファエルくんとナナくん

おかげで順調にTNRが進み、こちらの現場は終了となりました。

途中、梅さんママが捕獲器から逃げて、相談者さんの会社で
またまた捕獲する騒ぎになり、スタッフさんのひとりが噛まれるという
アクシデントが起きました。


捕獲前の梅さん

日ごろ、猫に噛まれる怖さを伝えてきていましたが
いざとなると、あわてて注意事項がすっかり抜け落ちるんだと
わたし自身が反省しています。
幸い、すぐに受診して比較的早く治ったのでほっとしました。
SFTSとかの恐ろしい病気もあります。(マダニによる感染症です)
捕獲には十分な注意が必要だと
改めてスタッフさんたちにお話しできました。


お腹に赤ちゃんを抱えていた梅さん

こちらの現場では新人のスタッフさんたちが、リリースもしてくれたので
ひとつづつ、やり方も学んでくれたかなと思います。

今回の相談者さんを長きにわたって担当しているスタッフさんは
根気よくアシストしています。
いろんな場所で猫を見るとどうにもほっておけない傾向の相談者さん。

出会ったすべての猫を救うことも手術することも
現実問題としてできるはずはありません。
そのあたりの話を、毎回丁寧に説明しているのですが・・・・。

猫を助けたい気持ちそのものが湧いてくるのは悪いことではないのですが、
知識も場所の確保も経済的なことも
お世話する手間暇も・・・
すべて考えられないと行き詰まってしまうことだと思います。

それでも猫に吸い寄せられていく人っているのかもしれませんね。

*今回は飼い猫かもの疑問が残るもちおくんは捕獲はしていません。
ただ、これも飼い主さんにひとこと
手術をしてほしいし、首輪をしてほしいし
室内で飼うようにがんばってもらいたいです。


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庭に来ていたゴルちゃん

2024-03-20 22:45:34 | 家族ができました
昨年末、以前TNRの相談を受けてお手伝いをしたFさんから
お電話をいただきました。

今回の相談は、ご本人ではなく会社の同僚。
その方のお庭に来ている猫の相談でした。

改めてご本人のSさんのお話しをうかがい
手術をする運びとなりましたが・・・。

この対象猫、実は相談をいただく以前も庭に来たり来なかったり
長いと3か月くらい姿を見せなかったりの子でした。
案の定、またしてもどこかに行ってしまいましたとのこと。
なかなか捕まえるのも難儀なことのようです。

ところが数日して、またまた庭に姿を現し、しかもベランダにいるそうです。



今度は相談者さんが手術後、
自宅で飼うことはできないかと相談内容が変わりました。

野良猫を自宅に入れて飼い猫にした経験のあるふたりのスタッフさんに
アドバイスやお手伝いをお願いしました。

捕獲のアドバイスは、野良猫の捕獲には定評のあるスタッフさんに
担当してもらいました。

ささっと動かないとまたどこかに行ってしまいますし
年末でしたから、手術を受けてくださる獣医さんがお休みに
入ってしまいます。

手際よく連携することができて、捕獲も成功
手術も済み、駆虫、爪切りも終わりました。
ケージも新たに購入してくださって、飼う気満々です。

女の子で、3キロでした。



お家の方みなさんで、こちらのアドバイスを聞いてくださって
上手く慣らしていけました。
元々の気質も、室内飼いにむいていたのかもしれません。



お名前は、ゴルちゃんです。

攻撃性は無く、どちらかというと固まってしまうタイプ。
ときには自宅でテレワークの仕事も手伝ってくれるんだとか笑



そして最近では家族みなさんの気持ちをぐっと虜にし
広い室内をフリーにする話も出て来ているようです。



注意しないといけないのが、やはり脱走対策ですね。
狭い空間の方が、どう考えても目が行き届くので
対策をしやすいのですが、広いお家はかなり工夫しないと
いつなんどき・・・の怖さがあります。

まして、これからの時期は網戸にしたり
窓を開放したりと、猫にとっては好奇心をそそる要素が高まります。

家族みんなで脱走に関しては敏感でいてくださいね。

数か月前までは、ふらふらと野良猫をやっていたゴルちゃんですが
今は大事な家族のひとりとして大きな顔をしているみたいです。
素敵なお家にたどり着いて本当に良かったです。

細やかなアドバイスをしてくれたスタッフさんたちにもありがとうです。

コメント (2)
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やっしー君お家に帰るの巻

2024-03-20 15:54:55 | 探しています/保護しています
かれこれ1か月近く
どこをどうさまよっていたのかわかりません。

最初に目撃情報があった付近の畑に設置させてもらった捕獲器に
3月18日の午後4時過ぎに入っていました。



待ちに待った瞬間です。

顔に擦り傷をたくさん作って、身体もずいぶん痩せていました。
外でがんばっていたんですね。

この近所に餌をあげているお宅もあるそうですから
そこにいって飢えをしのいだ日もあったんではないかと思います。

はっきりしたことは何もわかりませんが
飼い主さんのできることは何でもしたいという気持ち。
スタッフさんたちの絶対探してあげたい気持ちが重なって
最後はみんなで神頼みでした。

リードで抱っこするという本来ならやってはいけないことをしていました。
猫はキャリーで移動するものです。
何だったら、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れてほしいくらいです。

普段は大丈夫なことが、何かの拍子にひとつでも狂うと
こうした脱走やその場からの逃走につながってしまうのです。

もう二度と、二度と同じ轍は踏まないと猛省している飼い主さんです。
ぜひ、そうしてください。

日ごろびっくりするぐらい愛情をかけ、
もはやペットではなくパートナーではと
そう思わせるほどの溺愛ぶりなのですから
いなくなってしまったら、世の中が変わってしまうくらいの
悲しい出来事になるところでした。

おうちに戻って幸せそうなやっしー君



最期を迎えるのは、あったかくて愛情いっぱいの
飼い主さんのいるところです。
そして、その日はまだまだず~っと先なのです。



猫は何かあれば、するっとリードから抜けてしまいます。
猫の身体能力をくれぐれも侮ることなく
飼い主さんたちは注意して過ごしてくださることを
改めてお願いしたいと思います。

4月からは条例も変わります。
室内飼養は当たり前になるのです。
ひとりひとりが飼い猫の命をしっかりと守っていかないといけないですね。

今回ご協力いただきました皆様に
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。

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ヤッシー君、見つかりました

2024-03-20 15:54:24 | 探しています/保護しています
3月18日午後
やっしー君は無事に保護されて飼い主さんの元に
帰ることができました

ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます

*************************************************************************

2月21日水曜日
浜松市中央区和合町の自宅から
やっしー君が脱走してしまいました。


黒白はちわれ柄のやっしー君を探しています。

赤い首輪はしたままだと思います。



両耳カットと右目の上の小さなハゲが目印です


SNSでの拡散希望です。

どんなささいな情報でも構いません
ご連絡ください。

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3月10日(日)子猫若猫譲渡会 in ハウスドゥ!高台店セミナールーム

2024-03-09 17:39:14 | 新しい飼い主さん探してます
静岡県浜松市近郊で新しい飼い主さんを希望しています

たくさんの猫たちが参加します。

きっと運命の出逢いがあると思います

猫たちの新しい飼い主さんを探す会を開催します


すでに飼っている方で2匹目3匹目を考えている方

これから家族に迎えようとしている方
浜松市およびその近郊で希望者さん、お待ちしています。


ただし飼うためには条件がありますので、
こちらとのお約束を守っていただける方にお譲りしています

3月10日(日)の譲渡会は
 ハウスドゥ!高台店セミナールームさんの
2階のセミナールームで
 11:00~14:00開催です





ご希望の方はここをクリックしてください

  ↓ ↓ ↓


また、猫と暮らす会ではご寄付の品もお願いしています



 猫砂でできるだけ粒が細かい物

お手持ちで余っている療法食

フリース新品

ロイヤルカナン・ニュートロのドライフード



保護した子猫たちの具合が良くなくて
体調不良の子猫をたくさん抱えています
医療費がかさんでいますので
ぜひみなさまのご支援をお願いしいます

今の時期はみんな風邪ひきさんです

猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051


銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
 店番238 番号1428605 

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中(ちゅう)ちゃんを保護する決意

2024-03-04 20:02:27 | 不妊手術・TNR
元々は耳カットされていた猫が自宅に来て
その子だけにご飯をあげていたHさん。

その後、新たに2匹やって来ました。
やってきた2匹のうち1匹は耳カットありでした。

耳カットのない子を手術してくださいましたが

大・中・小と呼んでいたのですが
最近、大ちゃん♂が姿を見せなくなったそうです。

中ちゃんだけがHさん宅でご飯をもらっていたのですが
ここに新たに別の猫が来て、中ちゃんはご飯を食べれたり食べれなかったり。


怖い雄猫がいないと安心してご飯を食べている中ちゃんです

そこで、ご家族で話し合って中ちゃんを室内に入れて
飼うことを決心されたようです。

保護するにあたっては、うまく捕まえないと怪我をしたり
中ちゃん自身にも怖い思いをさせてしまいますから
気を付けてほしいことなど、担当スタッフさんに送っておきました。

家に入れてもらえるなら、こんなにいいことはありません。
ある日突然いなくなる、ということはありませんし
何かあれば獣医さんを受診すればいいのですから
中ちゃんにとっては本当にいい流れです。

気をつけて保護してくださるといいのですが・・・。

そして、そして
もし余裕があるのなら、中ちゃんのフードを横取りしていた猫も
たぶん雄だと思いますが、去勢手術をしてもらえたらと思います。

もしかしたら、去勢手術の後
いなくなったと思っていた大ちゃんが、
ふらっと帰ってきてくれるかもしれません。

強い男の子が来ると、どうしても地域の均衡が崩れることになります。
それで喧嘩などすると、病気をうつされてしまったり
噛み傷が化膿したり悪化して、命を落とすこともあるのです。

それが自然なので仕方ないことで、彼ら(猫)のせいではありません。

猫の手術をするメリットに
行動学的なことが掲げられています。

喧嘩をしなくなったり、激しい鳴き声を出さなくなったりします。
スプレーをしないとか、
遠くまで行って自分のテリトリーを広げたりしなくなります。

繁殖制限することをまず第一で考えていますが
それ以外にも、大切なことがたくさんあります。
だから、女の子だけではなく男の子も
野良猫たちの手術を考えてもらいたいと思うのです。

中ちゃん、無事にお家に入れてもらえたら
きっと担当してるスタッフさんから報告が来ますね。
すんなりいくかはわかりませんが
アドバイスのきちっとできるスタッフさんが寄り添ってくれてます。

最近、野良猫だった子たちを自宅に入れたいと頑張る方が
めちゃめちゃ増えている気がします。
テレビの影響なのかな(テレビ見ないのでわからないですが)

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温かさの中の看取り

2024-03-04 17:14:56 | そらまめのひとりごと
友人のところで、今日高齢の猫が亡くなり
用事があってお邪魔することになっていた予定を
急遽、取りやめにしました。
その猫さんの葬儀があり、時間的にバタバタしてしまいそうでしたから。

たぶん、先日うかがったときだいぶ痩せて心配だと言っていた子がいて
その子だろうなぁと思います。

亡くなった話とかを聞くと、普通は暗いイメージになりがちです。
でも、きっと最期の最期まで全力でお世話して、手をつくしてもらって
還っていけたことがわかるので・・・。
むしろ、どうしてだか温かい気持ちになっています。

人と猫がしっかり向き合って、人間もやれることをやり
猫の方もその生涯をまっとうしたとなれば
むしろがんばったことへの称賛しかありません。

お世話してきた友人は淋しいと思いますが、それでも
逝ってしまった猫たちの魂は平和そのものだと思います。

心穏やかとは言えない猫たちの末路を、たくさん見てきましたから
友人のところでの死は、わたしにはある意味
神々しく思えたりもします。

見送り方はそれぞれですが、できることなら
温かい気持ちになれるような、そんな看取り方をしてもらえたらと
譲渡するときいつも思います。

この人パワフルですごい!
そう思える人が身近にいて、
わたしはものすごく刺激をもらえているのです。


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巣穴見たさに滑落

2024-03-02 20:52:16 | そらまめのひとりごと
風が冷たくて気温も低くて、朝から寒い一日でした。

本当は、今日リリースするのはためらわれるものがあったのですが
1日、また1日と先延ばしにしたところで、かえって
踏ん切りがつかなくなるばかりです。

とある地域で手術をしていますが、そこの猫たちを6匹
一気にリリースしました。

まだ若い猫達は手術前にしっかりご飯をあげて少し体重を増やし
術後もしっかりとお世話をしてきました。
妊娠していた雌猫たちも、傷が治癒するまでお世話してきました。

お世話していた人たちは、今日がリリースなので
ゆうべも今朝も、いつも以上にしっかりと食べさせてくれました。

あたたかい場所から急に寒いところに放つのは
人間の側がとてもつらくなるのですが・・・。
生まれ育った捕獲現場に到着すると、早くキャリーから出してほしくて
大騒ぎでした。
そして、どの子もものすごい勢いで急斜面を駆け上がって行きました。

捕獲をしてくれた会員さんが、巣穴があると教えてくれました。
よくその巣穴から、2~3匹の猫が出てくるというのです。
みんなでかたまってその穴の中で過ごしていることもあるということです。



急にその巣穴なるものを見たくなって、
急斜面の穴のところまで行こうと登って行きました。

甘く見ていたんですね。

ひえぇぇぇぇぇ~~~きょえぇぇぇぇぇぇ~

尻もちをついて滑り落ちそうになりました。
必死で最寄りの枝をつかんで、なんとか止まる図式。
いっしょにいたKさんがあわててわたしの左腕をつかんで引っ張り上げます。

が、これがまたやばい(;^_^A

何たってわたし
ただいま絶賛、左肩が50肩邁進中です。
激痛が走るも、かまわずぐいぐい来ます。←Kさんは50肩知る由もなし。
滑落は防げましたが、左肩からくる痛みでしばし口もきけないわたし。

ださっ!やばっ!イタタタタタ

この寒さの中、
巣穴見たさの野次馬根性のおばはんは、朝から激痛と戦うはめに。



よく登山で聞く滑落事故って、こんな風に起きるのかもしれないと
なんだか妙に感心してしまいました。
たいした高さでもありませんが、なめてかかっちゃいけませんね。

地元運動会で、若いころ速かったとかなんとかではりきって参加して、
転んで大けがをする保護者みたいになってしまったわたし。
はやる気持ちはセーブしなければと、猛省しています。

*********************************************************

そして、そして
この悲惨な話を聞いた人が、みなさん大爆笑って。。。。。。


え?どーゆーことよです。
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がんばれ!茶白ちゃん

2024-03-01 14:23:11 | 不妊手術・TNR
数年前から地元にたどり着いた野良猫のTNRをしてくださっているOさん。
2月のはじめに相談を受けました。

具合のよくない猫が来ていて何とか捕まえたい。
できたら手術と体のよくないところを治してあげたいと。

捕獲器を貸し出して、いろいろと打ち合わせをしました。
やはり、麻酔をかけているときに、いろいろとケアをしてくださる病院が
いいので、そこも打ち合わせしました。

手術以外の治療の部分はOさんの自費になってしまいますが
そのときしかできないなら、それは仕方がないですと・・・。

野良猫といえど、生きて自分のところにきてくれたのなら
できることをやってあげたい。
そういう考えの方です。

実際の猫はどうかというと
痩せて毛もバサバサで、栄養状態のよくないのがひと目でわかりました。



てっきり雄かと思っていたわたしでしたが、
捕まえて手術に連れて行くと女の子だと判明。
口内炎ができていて、
口が痛くてかたい餌だと食べられない状態だったんだと思います。

体力も落ちているので、注射などしてしっかりとご飯を食べさせて
リリースです。

その後どうなったんだろうかとずっと気になっていました。

昨日、元気に来ていますと連絡が入り
ほっと胸をなでおろしたわたしです。

しっかりご飯を食べる姿の写真が送られてきました。



口腔内の痛みが軽減されたのかもしれません。

迷惑だと思う人もいるかもしれないし
糞尿などされているお宅は嫌な思いをしてるんだろうと思います。
でも、好きで野良猫に生まれたわけではないし
手を貸してあげられるところは、この子たちのために手助けしたい
そう思います。

Oさんも、きっと同じ気持ちだと思います。

野良猫とひとくくりで片付けられないことが山のようにあって
何がいちばんなのかもわからなくなることもあります。
でもできることなら、繁殖制限をかけて
その地域でみんなが優しい気持ちで見守ってくれるような
社会であってほしいと、そんな風に思います

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