そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

大盛況の譲渡会とバザー

2023-10-30 03:26:41 | 会からのお知らせ
天候にも恵まれて、譲渡会もチャリティーバザーも大盛況でした。
賛助会員のお申し込みにもいらしてくださった方たちがいて
本当に感謝です。
お運びくださったみなさま、ありがとうございました。

ただ、自衛隊の航空ショーと重なり
道は渋滞、しかも会場の駐車場に前日から車を置いて
そこから徒歩で向かう他県ナンバーの人たちが大勢いて
来場してくださったみなさまには本当にご迷惑をおかけしました。

航空ショーも熱烈なファンを抱えていますし、はやる気持ちもわかるのですが
本来は航空ショーのためには車は置かないでもらいたい場所で
管理側からは、ご遠慮くださいの張り紙もあったんですが・・・。

来年は、重ならない日程を選んだ方がいいのかなと思いました。

トライアルが決まった子たちは、譲渡会が終わるとすぐに
担当スタッフさんが出発します。
ただ、先方都合などが重なり、出発が遅くなったり別日に改めることも
ないわけではありません。

今日も、夕方トライアルが確定した子猫がいて
預かりスタッフさんと急遽待ち合わせて、先方宅に向かいました。
説明などをして、帰宅したときはすっかり夜で
そこから支度をして、かなり遅めの夕食となりました。

1匹でも、佳き縁になるならとがんばっていますが
さすがにスタミナ切れになりました笑
夏が終わったせいで、ちょっとだけ元気なんですが
やっぱり早朝からいろいろ動いていたせいで
夕食が終わって、子猫たちのお世話をした後の記憶が
ぷっつり途絶えました。

そういえば、マスクを外したらわたしのことがわからない
という里親さんがバザーにいらしてくださってて
そりゃ、どっちだったんだと・・・???
今までマスクしてたから若く見えたのかな~笑
ほうれい線の問題なのか!

先日は朝起きると右足のかかとが激痛でつけなくて
びっこをひいてました。
受診したら、足底筋膜炎?なるもので、シップ貼ってマッサージして
そのうち治りますよぐらいの感じです。
ほんとにすぐに治りましたが、筋トレしないとまずいかなぁと
ちょっと怖くなりました。

50肩でイタタタタ~のスタッフさんもけっこういます。

スタッフさんたちの平均年齢もゆる~く上昇していて
若者たち、参加してくれないかなとか思ってしまいます。
ここでいう若者たちとは・・・。
30代とか40代とかの話です。

もちろん、子どものことや仕事のことが一段落した人で
第2の人生に、いっしょに活動してくださっても大歓迎です。
というわけで、常時スタッフさんを募集しています。

とりとめもない話しになりましたが
人や環境、活動資金など
運営して、それを継続させるのもなかなか悩ましいわけです。
でも、そういうことも常々考えていかないと
助けられる子の数も減ってしまうし・・・。

いつも、助ける場所がないとか、お世話できる人のところがいっぱいだとか
駆虫薬や療法食、医療費、フード、猫砂などなど
ない頭をフル稼働させているわけです。

地元でちまちま動いていますが
伝えないといけないことをしっかり伝えられる会
伝えられるひとりひとりでいたいなぁと
そんな風に思います。

もうすぐ11月。
これから小さな子猫の相談はあまり来なくなりそうです。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不妊手術とショウちゃんのこと

2023-10-29 08:04:29 | 不妊手術・TNR
生後半年になるショウちゃんのお話しです。
ショウちゃんは、いわば野良猫と呼ばれる外で暮らす猫です。
とあるHさんという1軒のおうちにたどり着きました。

今年の夏、Hさん宅にすでに耳カットした1匹の猫が
やってくるようになりました。



耳もカットされていますから、どこかで手術をしてもらったんだろうと
思っていたそうです。
でもいつの間にか、毎日やってきて日向ぼっこなどしているので
ご飯をあげて、トイレの設置もしたそうです。



その子にだけフードをあげていたのですが、
秋になりその猫と仲良しだったのか、家族だったのか・・・。
別の2匹が来たそうです。



1匹は耳カットがあり、もう1匹小柄な若い猫でカットがありません。



猫は、安心な場所を見つけると、仲間とおぼしき猫を
そこに連れてくることがあります。
わたしも以前、猫回りをしていたころ
いつもの場所に出向くと、前からいたような顔をして
いきなり猫が増えてることがありました。
お互い警戒もせずに・・・です。

今回もたぶん、元々のTNRをしてくれた現場で
いっしょにいたのだと思われます。
相談者さんは、この耳カットされていない猫の手術を考えてくださいました。

最初にいた子はダイちゃん(大)、秋に来た子はチュウちゃん(中)
ショウ(小)ちゃんとお名前をつけました。



いちばん若いショウちゃんは、毎日ご飯をもらえるようになり
加速度を増して慣れていったそうです。
もし、もっともっと馴染んでくれたら・・・いつか室内に入れて
飼ってあげられるようになるかもと
そんな期待もあったそうです。



そして、ショウちゃんを手術に連れて行きました。
10月5日のことです。
術後、少し体を休ませてあげたいと
準備したケージに入れておいてくれました。

そして、10月8日
急な連絡を担当スタッフさんが受けました。
ご飯を食べなくてくったりしていたショウちゃん。
術後の痛みや、慣れないケージのせいなのかと思っていたそうですが
呼吸が荒くなりあきらかにおかしいとのこと。

早朝でしたが、診て下さる病院を探し、そちらで緊急オペになりました。
結局、ショウちゃんはそのまま逝ってしまいました。

避妊手術そのものはうまくできていて、問題はなかったそうです。
血栓ができていてそれが詰まり、心筋梗塞を起こしたのでは
という見解だったそうです。
まれなケースで、特発性。
もしくは、元々心臓に何らかの問題があったかもしれません。

今となってはわからないですが、猫は心臓に何らかの問題を抱えて
産まれてくる子が、けっこうな数でいます。

とはいうものの、自分がその子のために選んだ手術で
命を落としてしまったわけですから
その痛みはなかなか消化しきれるものではないと思います。

ショウちゃんが逝ってしまった理由を
丁寧に先生に説明していただき、手厚く葬っても
いなくなった事実を受け止めるのは、時間が必要なのかなと思います。



秋の初めにやってきたショウちゃん
確かにショウちゃんはそこにいて、そこで暮らしていました。
大きくなった姿を見ることはできませんでしたが
ショウちゃんのことを考えて、
ショウちゃんのために必死になって
ショウちゃんを思って泣いてくれる人と縁がありました。

外で暮らすことを強いられた猫たち
人間との関わり方はそれぞれです。
心あるお宅にたどり着ける子ばかりではありません。

できることなら、どの子も・・・最後の最後まで
一生懸命考えてくださる方のところに縁があるといいのですが。



ショウちゃん、またね。
生まれ変わったら、Hさんがきっと見つけてくれると思うよ。
今はゆっくりしてね。

************************************************************************

野良猫の手術をするということには
こうしたリスクを伴います。

日常、いつも暮らしている飼い猫であれば
事前におかしな点に飼い主さんが気が付いたり
手術前の術前検査がきっちりとなされます。
それだって100%ではありません。

それでも、今以上、繁殖させることはできません。
こういう現実と常に隣り合わせであることをふまえて
それでも避妊去勢の手術の大切さを伝えていこうと思います。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

譲渡するということ

2023-10-27 23:28:41 | いっしょに考えたいな
今週、恐ろしいニュースが飛び込んできました。

沖縄県で起きた事件です。
トライアルに行ってすぐに、連れて行った子猫2匹が虐待にあい、
相手との連絡がうまくいかないことを不審に感じてお迎えに行くと、
そこにはぐったりした子猫たち。
1匹は肺に穴が開くほど殴られて、苦しんで死亡。
もう1匹も壁にたたきつけられたのか、足を粉砕骨折して大けが。

記事を読むだけで吐き気がして、胸が苦しくなってしまいました。

今までも、こういうことを耳にすることは何度もありました。
この世には、自分よりも弱いもの小さいものをいたぶって
喜ぶような癖のある人物が確かに存在していて・・・。

変わってるねとかそういうレベルの問題ではなく
おどろおどろしい何かを、自身の内側に飼ってるわけです。

お話しをうかがうときは、より慎重に・・・。
迷いや、何か違和感を覚えたらいったん下がり
そして急がない、慌てないようにしようと思います。
しっかりとスタッフさんにも伝えていかないといけないですね。

たぶん、今回の事件を起こした人物は
他にも同じようなことをしてきたと思います。
たまたまこれは氷山の一角にすぎないのではと・・・。

どうしてこんなことをするんだろうかと考えても絶対にわからないので
こういう人はどこにでも存在するんだと
肝に銘じて活動するようにしたいと思います。

亡くなった子の魂が、どうかどうか安らかで穏やかでありますように。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金木犀と猫たち

2023-10-22 10:31:22 | 風景・花によせて
父の介護の日というのが毎週あって、透析を受けない日
なるべく外に出かける機会を作っています。
娘としてはそれもひとつの親孝行だと、1年頑張ってきました。

頑張ってするものでもないのですが、
老いて弱った父や母とコミュニケーションをうまく取れず
甘え下手なわたしは、会話がまったくはずみません。
だからなのか、聞き役に徹しています。

先週、床屋に行きたいという両親を連れて、
いつもと違う場所に行きました。
待ってる時間、ひとりで付近をお散歩しました。



金木犀の香りがあたりいっぱいに漂っていて、
何とも言えない贅沢で幸せな時間を過ごせました。




ただ、この香りが終わるころ
いきなり冷え込みが増してゆきます。
外で暮らす猫達、とくに老猫、具合の悪い子、子猫には
過酷な日々がやってきます。
それは、命に直結する深刻な事態です。

この香りが私の中のひとつの目印です。



助けてあげられる子たちは、できるだけ助けてあげなければと
いつも以上に必死な気持ちになります。

みちみち、キツキツの会の預かりスタッフさんたち。
無理をさせているなぁと思います。

もちろんそれに伴って、他のスタッフさんたちにも
影響はたくさん出ています。

いちばん好きな香りを感じる季節は
毎年、生死の分かれ目を感じる季節でもあるんです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がんばりどきだから

2023-10-13 06:46:32 | いっしょに考えたいな
寒さが日ごと加速度を増しています。
外で暮らす猫たち、とくに小さな子猫や若い猫達は
冬どころか秋も越せないだろうと・・・。
そんな季節になりました。

今は、何とか1匹でも多くのおチビさんを受け入れようと
スタッフさんのお宅を詰めに詰めて対応しています。

ただ、詰めると言っても、同じぐらいの月齢や体重があること

風邪や下痢などの症状があれば、必ず分けないとならないこと

実際にお世話できるかどうか(スタッフさんの状況、家庭環境に応じて)

また保護された直後から2週間は、他の子と分ける2週間ルールを
設けているため、すぐにはいっしょにすることができません。
これは、何かを持っていた時、潜伏期間を含め
感染拡大の被害を防ぐために設けた会のルールです。

頭の中が、毎日毎日パズルをするかのごとく・・・目まぐるしく動いていて
ない頭で考えています。

それをスタッフさんに伝えて動いてもらっていますが
お迎えや移動に対応してくれたり、場所を空けて受け入れを待ってくれたり
ケージやトイレを掃除したり
見えない部分でどれほど大変だろうかと、ひとりひとりに
頭の下がる思いでいます。

その人の抱えるものはわたし自身がわかるはずもないのですが
人間には【思い巡らす】いう能力があります。

イメージすることや、想像することはいくらでもできるし
日ごろからトレーニングすることは誰でもできるのかなと思います。

できないとか無理とか、壁を決めないで
できることを探すとか、これならやれるとか
助けたいと思ったらそういう風に考えないと何もはじまらないと
思うのです。

これはわたしをはじめ、会のスタッフさんたちもそうですが
相談してくる方も同じだと思います。

できない理由をはじめから並べ立てて、
でもかわいそうだから何とかしてと。

そんな相談は受けることなどできないし、
やれることをまず考えて提示してほしいし、
その助けたいが本気なのかも知りたいといつも思います。

できないと決める前に、今何ができる、どれならがんばれる?

弱さとずるさに負けそうな自分もいるけれど
やれることを探そうと思っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最期を看取る~クロちゃんのこと

2023-10-12 08:33:05 | 天に還った猫たち犬たち
8月の最後の相談会・展示会のあと、
佐鳴湖の北岸管理棟の方から連絡をいただきました。

わたしが2013年に手術を手伝ったTさんが、どうしても
わたしと連絡を取りたいと言ってますとのことでした。

わたしの連絡先などがわからなくなってしまったようです。
お電話して訪ねました。

あのときTNRをしたクロちゃんを
ずっとお庭でお世話してくださっていました。
手術時すでに何度かの出産をし、推定3歳くらいでしたから
13歳になろうかと思われる猫です。
お外で暮らす猫としては、ものすごく長生きです。
きっと賢くて、生まれ持った体力もあり
環境にも恵まれていたんだと思います。

体調を崩し、思わず室内に入れたものの
その後どうしたらいいのかさっぱりわからなくて・・・。
という内容のご相談でした。

床の間で動けなくなっているクロちゃん。
高齢で真夏の暑さも加わり終わりの時が近づいていました。



弱っていたため触ることができました。
洗濯ネットにいれて、脱水していることを確認。
何も食べられていないようでしたので、ひとまず必要量の点滴をしました。

点滴のおかげか顔をあげられるようになってきました。
翌日、動物病院を受診してもらえないかとお話しをしました。
もちろん、料金の話がネックなようでした。
80歳過ぎて・・・どのくらいの受診料なのかを懸念されていました。

野良猫に診察代まで出すのは・・・。
と考える人はまだまだ大勢います。
手術はしても、餌はあげても、それ以上はと思う方が多いのは事実です。

後悔しない方法を考えてくださればと思って、いろんな方法を
ひととおり説明させてもらっています。
もちろん、どうするのか決めるのはご本人。

洗濯ネットとキャリーは貸し出してきました。

さっそく翌日ご連絡をくださいました。
受診してくださったそうです。
血液検査の結果
慢性腎不全と肝機能障害。
今日、明日の命だろうと言われたそうで、室内の安全なところで
看取ることにしてくださいました。
家で看取ってあげようと決心がついたら
心が軽くなったそうです。



クロちゃんは、結局翌々日の火曜日の8月29日に亡くなりました。
ただ、わたしが貸し出したものを取りにいくと
クロちゃんはまだ浅く、呼吸をしていました。

亡くなったと思って痛まないようにアイスノンで冷やしたら動いた!
などとTさんが言うのでよく見たら、クロちゃんはまだ生きていました。
もう、間もなくだということはわかりましたので
いっしょにそばにいることにしました。

高齢で猫を飼ったことのないTさんですが
最後の最後に、クロちゃんの逝く場所を提供してくれて
受診もしてくれて、恐る恐るの看取りに入ってくださったことに
感謝の気持ちでした。

クロちゃんを見送るまでの30分
クロちゃんを撫でながら、いろんなお話をしてくださいました。



2年前から認知症で施設に入っていらっしゃる奥様の容体が思わしくなくて、いつ病院から呼ばれるかわからない状況だとか。
それもあって、人でも猫でも関わったらきちんと見送ることが
大切なんだと痛感されたんだそうです。

『黒猫は魔法猫で、厄落としの猫と言われてますよ』とお話ししました。
家内も喜ぶかなと、少し嬉しそうな表情を見せてくれました。

その後ゆっくりと・・・クロちゃんは還っていきました。
きちんと身だしなみを整えて送ってあげたいのでと伝えて
きれいに拭いて、ブラッシングしました。
泣きながらその様子を見ていらっしゃいました。

長い間関わった子の最期。
おうちの中で安全に安心して逝けたことは何よりだったと思います。
クロちゃん、少しだけでも家に入りたかったのかな。

『看取ってくださって本当にありがとうございます』と
深く一礼してお宅を後にしました。
【1匹の野良猫と言われる猫の終わり】が、こうしてあたたかいもので
よかったと思います。

Tさんは画家なので、お家の中には素敵な絵画が何枚もありました。



クロちゃんを看取る時、クロちゃんに似合ってるなぁなんて
勝手に感じていたわたしです。
向こうで、『絵描きのおじちゃんにお世話になったよ』なんて
きっとみんなに話しているかもしれませんね。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残された猫たち

2023-10-10 20:26:06 | いっしょに考えたいな
人間と言うのは、なんともろくて儚いものかと
思い知ったような夏の終わりでした。

わたしたちは、いつまで生きるのかがわからないからこそ
飼い猫の行く末をしっかりと考えておかないといけないわけです。

8月の終わり
自ら命の終わりを迎えてしまった方がいます。
残されたご家族は、何も考えられない状況になっていました。

3匹の飼い猫(うち2匹は猫と暮らす会から譲渡しましたが)のお世話が
葬儀のこと、その後のお仕事の関係などで
考えられないという理由で、とりあえず一時的にお預かりしました。

途方に暮れるとはこのことだと思います。
すべてが手につかないような雰囲気の中、お迎えに行きました。

猫たちは、わが家に来ても食事ができずなかなかなじめない様子です。
9歳の子は、どこか悪いんじゃないのかと思われるほど
おびえていました。
無理からぬ話です。

無事にお家に返すことが大前提ですが、もしかしたら
他の方に譲ることはできますかと聞かれていたため
再譲渡の可能性も視野にいれなければならず
この子たちを襲った突然の出来事を考えると、日々ため息ばかりでした。

故人は猫の大好きな、お話ししたイメージは明るくて
はきはきした感じだったと思います。

何がどうしてどうなったのかは、もう全然わからないし
きっと計り知れない闇の中に入り込んでしまったのか
突発的なことだったのか・・・。

ただ、猫たちはまったく何が起きたのか理解できませんから
新しい環境変化に戸惑っていました。

ご家族が、どうかこの子たちのことをあきらめたりせず
迎えにきてほしいと願って願って、祈り続ける毎日でした。

そんな気持ちが通じたのか、それまでわたしからの写真や送った文章に
返信がなかったのですが、
約束の期日がせまり、どうするかをきちんと回答してほしいと
お伝えしたところ
また自宅に迎えて飼うことを決めましたと嬉しい連絡をいただきました。

詳しくは書けませんが、ご主人の仕事のこと
お子さんのこと、ご親族が浜松にどなたもいないこと
いろいろ考えて、悩みに悩んで出した答えだと思います。

猫たちを連れて行くと、キャリーのふたを開けるか開けないかのうちに
一目散に飛び出し、お家の中に転がるように走って消えていきました。

あれ、今までの1か月は何だったんだ・・・??
わたしはきっと嫌なおばちゃんだったのか?

嬉しかったんだと思います。

猫は家につくとも言います。
いちばん可愛がってくれた人はもういませんが
3匹仲良く、慣れたお家の中がいいに決まってますね。

どうか天寿をまっとうできますように
この子たちのこれからが、幸せでありますように。

そう願って、お宅を後にしました。
残されたご家族も、大変だろうと思います。
これから、さらに苦しいこともたくさんあると思います。
苦しいとか、悲しいとかじゃなく、痛いんですと
その胸中をお話しくださった方もいらっしゃいました。

そんな中、猫たちを手放さない方向で考えてくださって、
その勇気に感謝します。

どうしようもないとき・・・
終わらせる選択ではなく、誰かに話すとか、甘えるとか
ダメな自分を見せてでもいいから、泣きながらでも
生きることを選んでもらえたら・・・。

そんなことを痛切に思った日々でした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずっと触れなかったけど・・・。

2023-10-10 15:59:05 | 天に還った猫たち犬たち
2015年にママといっしょに捕獲して手術をして
お家に入れてもらっていたほくろちゃん。


捕獲したばかりのほくろちゃんです

とうとう触ることができないまま旅立ったことをお知らせいただきました。
8月28日のことです。

Nさんとはこの捕獲の件依頼、親しくやり取りをさせていただいています。
野良猫に慣れていない方ではないのですが
相当手ごわかったんだと思います。

優しい方で、きっと触ることはできずとも
毎日何らかの意思疎通はあったんだろうと思いますし
Nさん宅には、見過ごすことができなかった他の猫たちもたくさんいます。
仲良くしていた仲間もいて、安全を確保してもらえて
美味しいものも食べて、いい生涯だったのではないかと思います。

おはようございます。お世話になります。
今朝、某施設で保護した中々なつかない猫が、旅立ちました。
7時30分でした。
10日くらい前に調子を崩してまして、意を決して、洗濯ネットを用意し
7時25分に猫部屋に行きますと寝床とは違うところで倒れていました。



昨夜は逃げ回っていたのに一晩で衰弱してました。
クビを上げて私の顔を見て、ひと泣きすると静かに息を引き取りました。
きっと最後に挨拶してくれたんですね。
先程、いつかはやりたかった爪切りと、ブラッシングを終えました。
そらまめさんにはお世話になりました。
とりあえずご報告まで。



生きているうちに、身体を触らせるところまではいきませんでしたが
それでもほくろちゃん
きっとここで暮らせたことを感謝していると思います。

お家に入れてくださって、本当にありがとうございました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーラ☆またね

2023-10-10 14:17:05 | 天に還った猫たち犬たち
8月17日の暑い盛りの中
コーラと名付けた男の子が、旅立っていきました。
うっすらと目を開けたばかりでした。



8月7日
へその緒付きの産まれたばかりのミルク飲みたちが行政に持ち込まれ

コーラはすこぶる順調に見えたのですが
落ちていくときの速さは、こんな小さな子はあっという間です。
食い止めることができませんでした。

先に逝った子たちと同じように、スタッフさんやそのご家族皆さんが
コーラを見送ってくれました。

いつも思うことは、命の終わりを見届ける悲しさ悔しさはあるけれど、
あったかい場所で、何より温かい気持ちの中で
旅立ててよかったということです。

ほったらかしにされて力尽きてしまう子もいます。
まだまだ安楽死とかガスの処分をされる地域もたくさんあります。

せめて縁のあった子は魂が安らかであるような逝かせ方をしたい、
そんな風に考えています。

コーラ、最期までがんばりました。
精一杯生きた日にちは10日です。
でも何にも代えがたい10日です。

たくさんミルクも飲めました。



よちよち歩き出すこともできました。


撫でてもらうと気持ちよさそうにしてました。



ふんわりお布団で気持ちよさそうに眠りました。



きっとまた戻ってくるね。
そうしたら今度こそ、素敵な里親さんの元に送り出すからね。



しばらくはお別れです。
コーラまたね

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫と暮す会【サポーター制度】のご案内

2023-10-10 14:16:50 | 会からのお知らせ
子猫を預かったり、譲渡会のお手伝いとかはできないけれど
何かの形で猫と暮す会を支援したいです。

そんな風に声をかけてくださるみなさまが増えてきています。

支援物資を購入していただいたり、
寄付金をいただいてきました。
フリマ担当のスタッフさんの手作りの猫グッズをお求めいただくことも
あります。

それはそれで、引き続き継続して参りますが
年間を通じて支援金をいただき、年度替わりには会の活動報告などを
お知らせし、ともに会を盛り上げてくださる
サポーター制度を導入することとなりました

いつから加入してくださってもかまいません。
年度末の3月までを期間の区切りとします。

1万円サポーター
5000円サポーター

の二通りで考えています。

1万円サポーターは、
1500円分のフリマグッズを無料でお選びいただける特典付きです。

いろいろなご意見も参考にしながら、いい方向で進めていくつもりです。

リアルな話ですが、助けたいと意気込んでみても
実際問題、すべてにお金はつきものです。
みんなで節約できるところは節約してがんばっているのですが
ここのところ、いろんな物が値上がりし
だからと言って、助けられるはずの猫たちを助けない、なんてできず
苦慮しながらの活動しています。

賛同してくださる方が増えれば、本当に助かります。

猫と暮す会サポーターに加入希望の方は譲渡会場のフリマ担当者に
声をかけてください。
または、猫と関わった時の担当者に連絡を入れていただく方法
HPのお問合せフォームからでも随時受付しています。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急に寒くなりました

2023-10-07 21:09:07 | そらまめのひとりごと
10月に入って、朝晩ばかりか日中もかなり気温が下がってきていますね

雨とか降って身体が濡れると外で暮らす猫はきびしいものがあります。

室内でぬくぬく・・・のはずの猫たちも
体調不良になります。

9月の末から10月にかけて保護できた子猫たちも
ちょっと室温が下がると食欲が落ちたり、便がゆるくなったりします。

また、免疫が下がるとカビなどの皮膚病にもなりますし
駆虫してもすっきり落としきれなかったりです。

捕獲したいと思う猫がいる方は、早めに捕まえて手術をし
妊娠のリスクや喧嘩などで怪我をするリスクを減らしてあげてください。

猫回りをしているころ、金木犀の花が終わると
せつなさいっぱいになったのを思い出します。

猫たちにとって家があることが、どれほど幸せなことか
毎晩毎晩、身に染みて思ったものです。

自由に走り回るのが幸せだとか
好きなように生きるのがいいだとか
そう思う人がいるのもわかりますが・・・。

春の繁殖シーズンには、せっかく産んでも外敵に狙われて捕食されたり
外に出かける機会の増えた人の手によって
処分に持ち込まれたりします。

夏にはやぶ蚊にさされ、ひどいアレルギーで命を落としたり
日光過敏症で耳の先から癌におかされたりします。

秋は冬支度が十分にできるかどうかが冬場を乗り切れるかのカギになります。
秋子は育つこともできず、ママ猫に飼育放棄されることも多いです。

冬は、天候が命に直結します。
餌をもらえない子は命を落とすしかありません。

知らないだけで、多くの命は誰にもわからないまま
消えているのが現実です。

寒さを感じると・・・いろんな状況で助けられなかった子たちのことを
どうしても思い出してしまいます。

みなさんの意識が、少しづつ
助けたい、助けるんだという方向に舵をきっていけたら
きっと5年後10年後は、今よりもいい時代になるんだろうと思います。

人の心次第ですね。
自分の周囲だけでも野良猫が増えないようにしたいとか
自分が拾った猫は、なんとか無事に生きる手立てを考えてあげたいとか

できる範囲でみんなががんばれば、世の中はずっと良くなると思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする