10日ほど前の4月2日のことですが、
3日ほど姿を見せなくなっていたみじか。
これは数日前ご飯を食べにきたときのもの
ダーリンが夜探してくれました。
呼ぶ声に反応して茂みからだと思うのですが、出て来たみじかは
うずくまったまま・・・。
これは保護できる最大のチャンス!
車を近くに横付けして、首根っこを押さえてそのまま車にイン。
準備しといたキャリーに突っ込んで無事に保護してくれました。
後ろの足先がひどく腫れていて、噛み傷でぱっくりと。
ともかく一晩は自宅のケージに入れて朝一番で受診しました。
毛刈りしてきれいに消毒してもらいましたが、やはり噛まれた傷。
けっこう深くて、これが原因で隠れていたようです。
猫ではない何か・・・との見立てですが、何かって何?
たぬきとかハクビシンとか?
2週間持続の抗生剤の注射で処置。点滴もしました。
傷はしっかり乾かして、しばらくしたらまた受診してとのことです。
お世話できるのか・・・・ちょっと心配でしたが
驚いたことに、普通にお世話できました。
うなったり固まったりはしてますが、口も手も出ない超いい子のみじか。
ちょっと小さめのダンボールを用意してあげて、ペットシーツを敷いて
安静に衛生的に過ごしてもらうことにしました。
おしっこもちゃんとトイレでできます。
年末に保護できた兄弟のクリーは、トイレ失敗ばかりでした。
いまだに・・・・うんPがトイレ付近に転がってる有様ですから
みじかのお利口さん度合い、半端ないですね。
傷はかさぶたになってきてますが、
まだシーツのところどころに血がつきます。
ご飯もよく食べるようになり、チュールも差し出すとなめてくれます。
クリーもみじかも、2005年の9月(秋)ごろ生まれですから
15歳半と高齢です。
外猫生活で、よくぞここまでとびっくりです。
みじかの血液検査の数値も、まじですかと言いたくなるほどの
安定の数字が並んでいて、これには先生もびっくりしてました。
母猫からもらった丈夫な体のおかげですね。
ようやく連れて帰ることができました。
この地域だけでだいたい180匹は捕獲して歩きましたから
当時は自宅に入れて、慣らして里親探し・・・までは余裕もなく
ともかく避妊去勢を終わらせる!ことを最優先していました。
途中、里親探しできた子も、連れて帰って自宅で看取った子もいます。
できることなら・・・といつも思ってはいましたが
なかなか気持ちと現実が一致せず、葛藤することも多々ありました。
申し訳ないほど、長らくお待たせしましたが
広々した世界から、ちまちまっと小さな世界へようこそです笑
安心安全、衛生的、ご飯の心配ない、病気になれば治療してもらえる
などと引き換えに、余生をまっとうしてもらえたらって思います。
兄弟のクリーは、姉妹のみじかをとうの昔に忘れたようで・・・。
ちょっと迷惑そうです。
このじいさん猫は鳴き猫で、たまにとてつもなくでっかい声で
本当の人間のじいちゃんみたいに『お~い、ぬぉ~い』と叫ぶので
わたしは近所の人たちに、きっと父を引き取っていっしょに暮らしてる?
などと思われている?ような気がします。
ですが、それならそれで・・・文句を言われないので
この鳴き方で本当によかったです。
鳴いてると、『じいさん、何鳴いてるよ!うるさいよ!』などと言い返し
もしかしてこれも聞かれているとしたら、とんでもない親不孝娘と
噂になっているかもです。
見た目はカッコいいクリーですが、
わが家での位置づけはけっこうお笑いキャラです。
みじかを連れて帰ったことで、ようやくようやく
絶対に最後まで続けると決めた猫回りに区切りがつきました。
もちろん、残ってる子もいますがこちらは番外編。
ダーリンがTNRした子たちなので、
今度はわたしがサポート役に代わります。