みなさまのお力で病魔(FIP)と闘っている
ジャムを助けてもらえませんか
クラウドファンディングを行うにあたって
正直、迷いはありました。
算出したお金の額に、途方にくれてしまいました。
1匹の保護猫にこれほどの大金をかける意味があるのかと・・・。
これまで、多くの保護っ子たちを同じ病で亡くしてきました。
死んでしまう宣言をされる悲しみ、苦しみを
嫌というほど味わってきました。
もし、本当に治せるのであれば助けてあげたいと思う自分と
会の代表として、たいした余力もないのに
1匹を助けるためにあらゆる意味でそこに多大なエネルギーをかけて
いいのだろかという自分と、まさに葛藤でした。
病名を告げられて泣いて電話をしてきた預かりスタッフさん。
怖がりだった子を、お膝大好きな猫に仕上げて
譲渡希望者さんの名乗り出を楽しみに待っていました。
不慣れな子をなつかせていくには、たくさんの愛情が必要で
時間も場所も、どれほど多くの物を与えてきたのかもわかっていました。
『ジャムはそのまま看取ってください』
いったん、そんな風に突き放すような言葉を言いました。
看取れないなら、わたしのところに連れてくればいいとも。
未認可の薬で助かるかもしれないことはわかっていましたが、
安々と手にできるものではありませんし、その子に使えるお金にも
限界がありました。
確実に治るとも言い難いものもありました。
日ごろ、節約と倹約でみなさまからの寄付金、支援金でやりくりし
まかなってきました。
スタッフさんたちも、少しでもと倹約に励んでくれています。
また毎月、スタッフさんたちにはきちんと収支報告をし
会の現状も伝えています。
そこを承知していればこそ、1匹にかける費用が捻出できないことは
彼女もよく理解していました。
厚く真っ黒な闇の中でしたが・・・
やるなら時間はない。
1匹のためだけであっても、みなさんにお願いする勇気はないの?
もうひとりの自分が、
うずくまってる自分を押しのけて勝手にしゃべりはじめました。
『みなさんに助けてもらおうか
きっと何とかなる、わかってくれる人はいるよ。
すぐに薬を扱ってる病院を探して行っておいで』
他県でしか扱ってる病院もなく、
でも即日快く車を出してくれるスタッフさんと
ジャム君は受診に向かいました。
その間、クラウドファンディングに関しては
この分野を任せられる2人のスタッフさんにわたしの意思を伝え、
準備をしてもらうことにしました。
わたし自身もいろいろ調べるうちに、思っている以上に
このFIPの確定診断を受ける猫たちの数が多いことを知りました。
ほとんどの猫が腸内に保有しているウィルスですが
突然変異によって発症してしまいます。
ストレスが原因とされていますが、そのストレスが何かは
当然個々によって違います。
ここまで多くの猫たちを、そして飼い主さんを苦しめる病であるにも関わらず
有効かもとされる薬が未認可で、なかなか手に入りにくいのです。
そのこと自体もおかしな話ではないかと、少し憤りも感じています。
もちろん以前はなかったお薬ですから、あることに感謝しつつも
足元を見るような金額には愕然となります。
100万~200万かかると言われて、簡単に出せる金額でもないし
近場の獣医さんで用意してもらうこともできないのです。
治験のような役割もある今回の投薬治療。
もしジャム君が寛解できれば・・・
薬の有効性の証明にわずかでも貢献できるのだと思っています。
それが後に続く子の役に立つことにもなると。
せめて、今の3分の1の金額なら
命を繋ぐことができる猫たちの数は格段に上がっていくのに。
こんな恐ろしい病気のことを、知らない飼い主さんは大勢いらっしゃいます。
一日も早く、認可される日がくることを祈りつつ
今は自分たちのプロジェクトを成功させなければと思います。
どうぞみなさんのお力で、いっしょにジャム君を助けて下さい。
ご支援、よろしくお願いいたします。
また今回のクラウドファンディングは、
100%目標金額に到達しないと
受け取ることができない仕組みです。
ゼロか100か・・・
小心者の私は超が何個もつくほどビビりまくっています。
成立しなければ会そのものの危機となります。
わかってくださる方を探していこうといろんな方にお願いしています。