今日も大盛況の譲渡会でした。
世界を不穏の空気が覆いつくし、目に見えない恐怖と戦う日々。
今までと違う生活を余儀なくされたわたしたち。
それでも、人って強いですね。
大変な中でも助けたい気持ちを失くすことはありません。
心の中の灯まで消されることはありません。
苦しくてもひたすらがんばっていることで、応援してくれる人たちが
今日も集まってきてくれました。
2匹目、3匹目、中には4匹目を迎えに来てくれる里親さんたち。
かつて譲渡した里親さんだったり、
逆にレスキューを手伝った相談者さんだったり、
活動を知った方だったりが寄付の品を持ち寄ってきてくださいました。
暮らす会史上かつてないほどの譲渡予定の猫たちが待機しています。
その数は100匹を超えています。
100匹も・・・なのか、100匹しか・・・なのかは
考える状況で違ってきます。
ものすごい数に圧倒されそうなときもありますが、
ここに入ることができなかった子たちもいて、
申し訳なさで泣きたくなることもたびたびです。
だからこそ、たどり着いた子たちはかならず縁をつなぐと決めています。
決まったらいいなとか、決まらなかったらどうしようとか
そんなことはまったく考えていません。
馬鹿になろうと思っています。
わたしはもちろんですが、ときにわたし以上に
あほぶりを見せつけてくるスタッフさんの
純粋で熱い想いと行動力に負けることもしばしばです。
あきらめなければ必ず縁はあると信じて活動してきました。
どの子もそれぞれ可愛らしくて、愛しい存在です。
わたしたちの手から、信じられる誰かに託すのは
わたしたち自身がまず自分を信じなければできない行為だと思っています。
託すためにも、少しでもいい状態で譲りたいと思っています。
健康面も、性格も、完ぺきではないかもしれないけれど
それなら、そこをきちんと説明できるような日常の暮しぶりを
説明できるようにしておこうと思っています。
その子のために、できる努力をやっておいてあげたいと考えています。
必要な資金も、助けるためには必死でお願いします。
そうしないと、駆虫薬1本購入することができないからです。
こうした想いを受け止めて下さる方たちのおかげもあって
活動が成り立っていることにいつも感謝しています。
明日を考えたくないと思うことも、今どこにいるのか迷うこともあります。
停車させた車のハンドルに顔をうずめて号泣したことも何度もあります。
弱い自分が、情けない自分が悔しくなることもあります。
わたし自身を助けてほしいと思うとき、これでいいのかわからなくなったとき
いつも今はこの世にいない猫たちのことを思い浮かべます。
そのみんなが・・・いつも助けてくれています。
みんなが力をくれます。
たかが猫という人もいるかもしれないけれど、
そのたかが猫が繋いでくれた人たちがたくさん助けにきてくれているのです。
きっとどこかで、目に見えてないだけで
あの子たちはそばにいて応援してくれてるんだと思います。
あったかくてふわふわで、もふもふで
ささくれた部分を優しく包んでくれる存在。
かけがえのないという言葉で表現できる存在。
弱い自分を受け止めてくれる存在。
命が途切れても想いが途切れることはありません。
今日は、思い出話をうかがうことの多かった一日でした。
どの子のお話しも、今でもより愛おしく思ってることに
胸がいっぱいになりました。