そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ダブルキャリアの猫と向き合う

2022-04-30 05:25:59 | 病気&事故の話し/猫編
ダブルキャリアというのは、
血液検査でエイズ(FIV)と白血病(FeLV)が
プラスに出てしまった・・・つまり感染しているという意味です。

ただしキャリアというのは、感染しているけど発症はしていない、
ウイルスが眠っている状態の猫のことを言います。
眠ったままの状態をいかにキープできるかでその後の寿命が決まります。 

どちらか片方なら、かなりがんばって長生きした子たちもたくさんいます。
その両方となると・・・。
しかも保護した時点での状態にもよります。

わたしの知っている猫では、これまで3匹いました。

1匹目は友人の猫です。
名前はのえるちゃん。
近所で置き去りにされたのではと言われている猫でした。
リリース予定でしたが、検査の結果ダブルキャリアとわかると
1部屋に隔離しても家の子にする、と決めました。
当時3~4歳だったと思います。
それはダブルキャリアのその子が気の毒だということはもちろん、
外に帰して、地域の他の猫たちに被害拡大をさせたくない
という判断でもあったと思います。

それから大切にお世話し、可愛がり、2年1か月生きられました。
体調を崩してからは食欲も不振になり、みるみる弱っていきました。
いろいろ工夫してがんばっていたのですが、最期は鎮静をかけて・・・。
眠りについたのえるちゃんが、目覚めることはありませんでした。

これ以上苦しませたくないという決断をしましたが
ずっと心のどこかで終わりのときに人の判断を入れたことが
残っているようでした。

2匹目は、譲渡した猫でイール君。
3歳8カ月でした。

愛嬌のあるとってもかわいい子で、具合が悪くなっても
ぐっとがんばるできた子でした。
飼い主さんご家族も、この子のために
抜歯したり輸血もしてくださいましたし、
いろいろと手をつくしていましたが・・・。

長い活動の中で、強く印象に残る子の1匹です。
小さい時も高熱を出したり、もうダメかもの状態から復活し
それでもこの子がいいと言ってもらえた子です。
本当によくがんばって生きてくれました。

3匹目は・・・。
現在、譲渡会場をお借りしているル・グランさんのオーナーさんの
猫です。
お名前は、むう太君。
2020年1月に保護したそうです。
真冬の草むらでうずくまっている激やせのよれよれの猫。
なんとか暖かい場所でお腹いっぱい食べさせてあげたい。
その一心で保護にふみきったそうです。

10歳の野良だったむう太君が、家猫として生きられたのは1年。
通院やら入院やらで延命に近い生活になってしまったことを
彼女は悔いているようでした。
治療はエゴだったのではとか、
他の猫と同じ部屋でみんなで過ごせなかったこととか、
本当に保護が正しかったのだろうかとか。
いまだ納骨ができないことも話してくれました。

どの事例も、ただただ頭が下がります。
幸せにしたかったんだと思います。
もしかしたら、もっともっと長く生きられるかもと思ったはずです。
この子は大丈夫と、思いたかったと思うのです。

他の猫と隔離するのは正しい判断です。
そして、その子のために何とかしたいとがんばったことも
まちがってなんていないのです。

猫たちにはしっかり伝わってると思います。
自分のためにできることをしてもらって
考えてくれて、悩んでくれて、迷ってくれて・・・。
そんな風に誰かにしてもらえる猫は、絶対に幸せなのだと思います。

がんばっただけに、もっと何かできたんじゃないかとか
それがよかったのかと思うのが人という生き物ですね。

何をしてもしなくても・・・。
失った悲しみの前には、間違っていたのかもとか
あのときああしていたらとかの、
別の後悔も湧き出てくるものなのかもしれません。

ダブルキャリアの猫。
その子たちのために必死になってくれた人たちがいて
それこそが、真似のできないすごいことだと思います。

最近相談された猫たちで、白血病(FeLV)とわかって亡くなったり
譲渡ができなくなってしまったケースが続いています。
白血病(FeLV)の猫がいる地域は、母子感染や同じご飯を食べたり
接触があることで、感染拡大しているのかと思われます。

中と外を自由に行き来して飼う方もまだまだいますが
感染のリスクもあります。

難しい問題もたくさんあるのですが
そんな中、こうしてダブルキャリアの子を慈しんでくださった話は
救われる気がします。
やり遂げてくれた方のお話しは、胸をうつものがあります。

様々な病気があるのですが、そのときどの道を選ぶのか
わたしたちひとりひとりが試されるときでもあるんでしょうね。

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確認は大切ですね

2022-04-29 04:09:05 | 新しい飼い主さん探してます
猫を譲渡していくにあたって、いろいろ約束事があります。
お見合いの時点で、守っていただける方だと思えなければ
譲渡することができません。

それは単に人間としての好きとか嫌いとかの感情で
決めているわけではありません。
これからずっと共に暮らしていく上で
育ててきた猫の安全、飼って下さる方が幸せを感じていけるのかどうか。
15年20年先もきちんと飼育できるのかどうか。
いろいろ考え検討し判断させてもらっています。

他のみんなが飼ってる場所だから大丈夫
そんな理由でペット不可の物件でも募集してくる方。

65歳を過ぎて子猫が欲しいけど
身近な地域で保証人を引き受けてくれる親族がいない方。

アレルギーがあるかどうか不安だけど、
トライアルで実際出るかどうか試したいですと言う方。

お見合い設定などする前の聞き取りの返信がスムーズにいかない方。

他の家族にはまだ聞いてないけど飼いたいと来場される方。

むかし猫を何匹か飼っていたから、猫のことならよくわかっているから
アドバイスとか必要ないと言う方。

よ~くお話をうかがいますが、お断りする例としてあげてみました。

ペット不可の物件で、なぜ募集してくるのかよくわからないです。
それならペット可のところに引っ越ししてから
堂々と探しにくればいいだけのことだし
それができないのであれば、やはりあきらめるしかないわけです。
お家を貸してくれた管理会社や家主さんにも失礼な話だと思います。

また、年齢を重ねて、生き物と暮らすことはとっても大切だと
常々思っています。
とはいえ、自分に何かあったとき残されたペットはどうなってしまうのかを
きちんと考えられないようでは、譲渡することはできません。
そのために、保証人となってくださる方の立ち合いをお願いしています。

保証人に関しては、高齢者だけではなく、おひとり暮らしの方も同じです。
この場合は、たとえばお住まいが近郊でなくても
お電話などでまちがいがないと確認できればお話を進めます。

また訪問させてもらって、室内に危ないところはないかどうか
脱走を回避する方法などを、具体的に説明させてもらっています。
ひとつひとつ、丁寧に確認していくことが
これから猫を飼う人にも迎えられる猫にも大切だと思っています。

ストイックな団体だとか、うるさい集団とか言われたこともありますが
最近では、割とそのあたりは受け入れて下さる方の方が多くなって
意識の高さを感じます。

ちょっと慣れない大人猫も、これから出てくる子猫も
丁寧な対応でその子の良さをわかってもらいたいと思っています。
そのための質問などには
きちんと返してもらえる方に譲渡をしたいのです。

押し付けるつもりは毛頭ありませんし、
もらって、もらって~とも思っていません。

お互いを理解した上で、幸せになってもらえるような
そんな譲り方をしていきたいと考えています。

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不妊手術をやり遂げた現場

2022-04-27 05:03:15 | 不妊手術・TNR
その場所は以前から猫問題、つまり苦情の多い場所でした。
高齢の男性が、自分の猫と言って野良猫に餌をあげて増やしてしまうのです。
でも、手術をするわけでも治療をするわけでもなく・・・。

近隣の人たちに責められれば、俺の猫じゃないと言い
都合のいいときだけ俺の猫と言うのです。

そして、体調を崩し少し認知症の症状が出始めたころ
庭にいる猫たちに餌をあげなくなってしまいました。
お金が無いとか俺の猫だから好きにするとか
理屈はまったく理解できるものではありませんでした。
どれが俺の猫かと尋ねてもはっきり回答などできません。
そして・・・施設に入ってしまいました。

それに心をいためたUさんが、がんばってくれました。
もちろん、入所前に持ち家の男性には敷地に入る許可をもらっています。

ご飯をあげにきてくれる数人の人たちを仲間に入れて
6匹の猫すべて不妊手術をしてくれたのです。



妊娠してる子が2匹もいましたから
もし、そのままだったらとんでもないことになっていたと思います。
最後の妊娠猫の鈴ちゃんは警戒心が強く、粘りに粘っての捕獲でした。



敷地内にトイレも設置して、とにもかくにも
絶対に置き餌をしないさせないことを徹底してもらいました。
男性の敷地で許可ももらってるのなら、寝床を作るのは構わないけれど
傍から見て、ここに捨てれば助けてもらえると思われない工夫をと
お願いしました。

わからないことは、その都度確認してくれます。

このUさんとは2016年に知り合いました。
どうしても捕まらないけど、どうしても捕まえたい猫が2匹いて
なんとかしたいという相談でした。
捕獲して、こちらで少し慣らしました。
今はUさん宅の飼い猫として暮らしています。

そのときからのお付き合いになります。

お若いころ、とある事業で成功をおさめた方で
高齢者と呼ばれる年齢になった今も、理解力ややり遂げるパワーは
さすがのひとことです。

ただ餌だけあげて淋しさをまぎらわすのとはまったく違います。
猫が好きなんだというのは、まぎれもなく本当だと思えます。
言い訳もせずがんばっている姿に、頭が下がりました。

昨年末、クリスマスの時期に
かわいがってるミケコちゃんを7歳で亡くし、泣いていました。
淋しくてと・・・。



もっと年齢的に若かったら自宅に入れる選択肢もあったんでしょうけど
それができず、ミケコちゃんのいる場所の方に
同意を得てお世話をしてきたんだそうです。



他にも近所のお庭で許可をもらってお世話してるさくらちゃん&一郎くん。
2年前に手術を済ませ、元気に暮らしています。



この子たちをきちんと守りたいなら、ルールがあって
そこをやりきらないと、問題が起きたときに不利になるということを
正しく理解してくれています。
そして、それを実践するのは大変かもしれませんが
毎日しっかりやっています。

Uさんのまっすぐな姿勢。
それが近所のみなさんからの『ご苦労様』に繋がってるんだと思うのです。

猫と共生する社会というのは、
もしかしたら非常にハードルが高いのかもしれません。
何をどうしても、やはり嫌いな人はいます。
外で暮らす猫たちに、ここの敷地以外は行っちゃダメとも規制ができません。

猫たちを守りたいのであれば
ご飯のあげ方、トイレの設置、猫のいる場所のゴミ拾い
近隣のみなさんへのあいさつや説明
お願いしなければならないことは頼んでみる
また、体調不良ならしっかりお薬をあげる

こういうことをやり続けないと、到底うまくは運ばないと思うのです。
野良猫に餌をあげてはいけないという法律はありませんが
疎ましい猫と思われないように努力することは、とっても大切なのです。

この地域も、まだまだ何でも猫のせいにする人たちは大勢います。
だからこそ、やることはしっかりとやり続けることに
意味があるのではと思います。

年齢を免罪符にしないUさんのことをご紹介したくなりました。
言い訳の無い姿は、本当に気持ちのいいものですね。

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令和3年度の活動報告

2022-04-26 04:42:48 | 会からのお知らせ
昨年・令和3年度の実績数がまとまりましたのでご報告いたします。


☆収支報告


収入 10,982,980円
支出 11,611,999円(▲629,019円)
*マイナス分は昨年度からの繰越金で補填しました。

*支出額が大幅に増えたのは、FIPに罹患した猫2匹の治療代として
*収入額も増えていますが、クラウドファンディングでいただいた
 金額が加算されているためです。




☆引き取り数および譲渡会参加保護数


浜松市より引き取り           122匹
一般相談者および捕獲現場よりレスキュー 357匹
合計                  479匹


*飼育中死亡(病死) 14匹




☆譲渡数


一般譲渡   378匹
個人譲渡    72匹
合計     450匹




☆猫の避妊去勢手術


浜松市の協議会の予算利用の相談者の支援に関わった頭数 520匹
猫と暮らすでの手術頭数(予算使用せず)         86匹
合計                         606匹




みなさまからのご支援や獣医の先生方、各方面の支援制度など
多方面のご協力のおかげで上記の数字となっています。

令和3年度はFIPの猫を助けるためにどうすればいいのか
スタッフ一同思いをひとつにしてあたりました。
多くのみなさまに支えられて乗り切ることができました。
と同時に日ごろからどれほど多くのみなさまに助けていただいているのかを
改めて知ることができました。

今後も勉強不足な点や至らない点などは都度話し合っていこうと思います。

それから、毎月1回チャリティーバザーを開催して
プールできる費用を蓄えていけたらとフリマグループも発足しました。

令和4年度も引き続き猫と暮らす会をよろしくお願いいたします。


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スルメちゃん☆またね

2022-04-26 03:44:11 | 天に還った猫たち犬たち
スルメちゃんは、猫の好きな方の畑にある日迷い込んできた子です。
そこは捨てられる猫もけっこういるから、
もしかしたら捨て猫の可能性もありました。
繁殖してしまうことだけは避けたいと早々に手術をしてくださいました。

捕獲器を返却されたときに、しっかり写真を見せてもらいましたが
とっても可愛いアメショです。
触れるよ、とのお話しでしたから里親探しに切り換えるように
説得しました。



わが家では、お世話もしやすく粗相もありませんでした。



すぐにトライアル、そして譲渡になりました。
驚くほどの速さでいろいろ展開していきました。
2020年の2月~3月は
スルメちゃんの人(猫)生がジェットコースターみたいに
下がったり上がったりしていました。

その後、スルメちゃんには弟猫もできて



お留守番も仲良く楽しく過ごせていたのですが
今年の4月に体調を崩してしまいました。





嘔吐しあわてて受診したときには腎臓に腫れが見つかり
たぶん癌ではないかと・・・。
詳しい検査もできないまま、4月10日にあっという間に
天に還ってしまいました。

ご夫婦で可愛がってくださっていましたから
ショックも大きかったと思います。

猫を飼うのが初めてで、
いろいろわからないこともたくさんあったと思いますが
特にご主人は、『猫じゃなくてスルメが好き』
そんな風に言ってくださって・・・。



猫の魅力をスルメちゃんに教えてもらったみたいです。



最期は奥様のお膝の上だったとか。
それなら全然怖くなかったね。
安心できる場所をスルメちゃんが選んだんだね。

訪問者をすべて虜にしてしまうほどの癒しパワーを持ったスルメちゃん。
ただいまって帰宅したとき
スルメちゃんのいない窓は、やたら淋しく感じられるかもしれません。



しばらくはいなくなった空間の広さに
とまどってしまうことが多いのかもしれません。



スルメちゃんは、新しいお家を思いっきり満喫し、
駆け抜けるかのような一生でした。
神様が決めた終わりのときですから、きっとそれは
何かの意味があるのかもしれませんね。

この先ずっと、里親さんの中では年を取らない可愛い猫のまま。



『猫と言えばスルメちゃん』として、生き続けるんだろうと思います。



スルメちゃん、またね
いつかまた戻ってきて、楽しい時間を家族で過ごせるといいね。

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慈しむ心

2022-04-24 06:47:15 | 天に還った猫たち犬たち
野良猫と呼ばれて生きている猫たち
その終わりは、千差万別
幸せで心安らかな場所で逝ける子たちの方が圧倒的に少ないのです。

先週、持病で寝込んでいた私ですが
1匹の猫のレスキューの話しが舞い込みました。
以前から、迷い猫として探していた猫に特徴が似ていました。
でも、別猫である可能性もありました。
わからなかったのです。
舞い込んだ話の猫の状態が、あまりにも悪くて
性別と色と毛の長さと不明になった場所の一致で
判断するしかありませんでした。

動くことのできない自分ではもう何もできず、友人に託しました。
探してた子でもそうでなくても、たぶん縁なのだと
引き受けてくれることになりました。

残された時間がどのくらいなのかも、まったくわからず、
先生にお願いするために緊急入院したよと連絡をもらいました。
あごは割れて、両目は失明し、お尻の近くは皮膚が腐っていたそうです。



でも、助けようとする人たちの手元にたどり着くことができました。

それから2日後、天に還っていった連絡をもらいましたが
もらったラインを見て、ただただ頭を下げて感謝するのみでした。
4月21日のことでした。



命は尽きてしまったし、間に合わなかったことは本当に残念でしたが
あたたかい場所、何より助けたいと願う優しさの中で旅立てました。
ありがとう・・・そうつぶやくと、涙が止まらなくなりました。

見捨てられることのなかった魂は、今頃きっと
多くの仲間に迎えられているのだろうと思います。

そして、その翌日の4月22日。
その友人の手元から旅立った猫がいます。
名前はあもる
ポルトガル語ですが、愛という意味です。

餌をあげていた高齢者が、いざ具合が悪くなったら
何のかんのと理由をつけて、愛護教育センターに出してしまった子です。
どうしようもない状態で、処分対象になるギリギリのところで
友人が助け出してくれました。



あれから2年5か月。
友人と、かかりつけの先生の二人三脚で奇跡的に復活できたあもるは
家猫として幸せな時を過ごすことができました。

野良気質で、けっしてなつっこい子ではありませんでしたが
そのあもるが、どんどん可愛い優しい表情に変わっていきました。
伝わったんですね。



守ってくれる人の気持ちが、彼を穏やかな猫に変えたんだと思うのです。

前日旅立った黒ちびちゃんと、同じ舟に乗ってくれました。
同じなら、黒ちびちゃんは怖くないね。
同じ境遇で保護されたから、あもるはきっとまだ若い黒ちびちゃんを
ひとりで逝かせたくなかったのかな。



陽ざしの中でまどろんでいたあもる。
可愛いね、愛しいよ、を何度も繰り返し聞けたことだと思います。

猫はどこで誰とめぐり逢うのかで大きく運命が変わります。
どの子も、大切に思ってくれる人の元にたどり着きますように。
そして、人の中にも相手を慈しむ心が、
もっともっと育まれますようにと願ってやみません。

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絶不調の1週間

2022-04-23 08:03:27 | 病気の話し/人間編
ようやく悪夢から抜けたような・・・。
持病の大腸憩室炎になり、発熱と痛みでお仕事も休んで
横になっていました。

出血が怖いので安静です。
抗生剤と点滴で、少しづつ回復。
まだ本調子ではないのですが、なんとか痛みもひいてきました。

過去に何度か入院して、緊急搬送もありますから
あなどれないです。

独特の痛みと、なんか変・・・になりかけると
すかさず手持ちの抗生剤を服用します。
その後、受診。
入院すると1か月は拘束されてしまいますから、そうなる前に
対策です。

無理やストレスが弱い部分に直結してる~と実感するときでもあります。
身体を休めなさいってことかなと
開き直っているのですが、それでも容赦なく
様々な相談は降ってきます。

即時、判断しないといけないこともあって
『だって、わたしのせいじゃないもん』となかなか思えない性格ですから
頼めるところは頼み、何とかなるものは手配をかけたりして対応してました。

結局、あんまり頭の方は休めてないのかもしれませんが
体はゆっくりできました。

ちょっとずつ、できるところからやっていこうかと思います。




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可愛いでできてるね

2022-04-17 06:30:35 | そらまめのひとりごと
募集に掲載してる子たち
どの子にも声がかかるわけじゃありません。
ず~っとずっと載ってる子もいて
手元でお世話してると、自分のおうちの子に声がかからなくて
落ち込んだりへこんだりすることもあるようです。

これって、縁もありますから。
絶対あきらめないで
幸せな居場所を探すぞ~と思うしかありません。

そのために、しっかり状態をよくして、しっかり食べるようにして
そして人間に慣らしておくしかありません。

これまで、まったく慣れてないのに
昔飼ってた子に瓜二つですと、
かなり慣れてない子をもらってくださった方もいました。
触れない猫を何とかキャリーに入れて連れて行きましたが、
ご家族で号泣してました。
自宅に迎えて1年間、うまく触ることができませんでしたが
心は満たされていますとあたたかい言葉に、こちらが今度は泣きました。

他にもきちんと自分で看取れずに亡くなったあの子にそっくりだ
という理由で迎えて下さった方は、かなりパンチされてましたが、
亡くなったあの子がそうでもしないと
納得できないんだから仕方ないんですとおっしゃってました。

ずっとホームページに掲載されてて、どうにも気になるから
家の子にしますと里親さんになってくれた方もいました。
ご夫婦で頭から流血しながら、家猫になれるようがんばってくださいました。

強い赤い糸で前世から繋がっていたんでしょうか
そう思わずにはいられない出来事ばかりです。

ある日、いきなりスイッチが切り替わって
触られるのが大好きなスリスリ猫に変身しちゃう子もいます。

あせらないこと
ゆっくり溶かすこと

おまじないの言葉は
『〇〇ちゃんは可愛いでできてるね』です

この言葉を唱えながら接してると、なんだかいい子になる気がします。

今じゃなくて、きっと見えないけど先の先に
あの交差点を曲がったとこかもしれないし、
5つも6つも先の停留所で待っててくれる人がいて

うちに来る?
みたいな話になるんだろうって思います。

見えないことは不安材料じゃなくて、楽しみに変えればいいですね。

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今年度のミルク飲みたち

2022-04-14 05:59:34 | いっしょに考えたいな
極小BABYたちの相談やら、何やらがたくさん入ってきています。

里親希望者さんの中には、子猫を希望される方がまだまだ多いのですが
今の大きさのおちびさんでは安心して譲渡対象とすることができません。

だいたい生後2か月を目安として、譲渡をかけていきますので
体重で言うと800グラム~1キロぐらいからです。

可愛いだけでは子猫は育てられないし、かなり負担も大きいので
不在時間、経験、家族構成、などをうかがってからとなります。

子猫希望者さんは、もう少し待って・・・ということになります。

それから、生き物を飼うわけですから
その子にかかるお金もひととおり考えてから決めてもらえたらと思います。

買ってきて置いたらそれで終わりというインテリアではありません。

食費もトイレの砂代も、暖房費冷房費などもかかります。
おもちゃや、おやつ代も必要です。
ワクチン代金はもちろんのこと、もし病気になれば医療費もかかります。

ご自分たちの生活の中に、ともに暮らす猫の費用を取れるだけの枠があれば
ぜひ迎えていただきたいと思うのですが
余裕がなくて、こんなはずじゃなかった・・・と思われるなら
飼わない選択をすることも大切です。

そろそろミルク飲みのラッシュになてくるのかと思うのですが
心ある人に見つかって、生き延びられるようにと願っています。

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手作り品のご紹介

2022-04-13 07:13:54 | 会からのお知らせ
猫と暮らす会のフリマチームさんが
自分たちの作った猫ちゃん関連の品物を中心に販売しています。

譲渡会場でも販売することもあります。



暮らす会の卒業生はもちろん、猫ちゃんと暮らすいろんな方に
手作り品の販売を知ってもらいたいとがんばっています。



その中で、脱走対策のカードを見つけました。
インパクトがあって、外部の訪問者向けに、
うっかりさんの家族がいるお家向けに
すごくいいなぁと思いました。





そしてスタッフさんから、差し入れです。



息子さんが作ったつくねが、めちゃ美味しかったです。
春らしい色合いも食欲増進ですね。
ご馳走様でした。

この日、わたしはマスク入れを購入しました。
猫のものじゃないけど、とっても素敵だったので♡


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FIP(猫伝染性腹膜炎)に有効なお薬の話し

2022-04-12 05:40:23 | 病気&事故の話し/猫編
3月18日はわたしのお誕生日でした。
その日、嬉しすぎるお話が舞い込んできました。

これまでFIPの特効薬とされるのはMUTIANというお薬でした。
(入手がしづらいということもありCFNやSPARK&AURAに切り換える
協力病院さんも増えているようです。)

一般的にはこの薬があまりにもエビデンスが少ないため
信頼できるのかどうか・・・そのため使用を控えているのでは
と思うのです。

また驚きの価格なため
なかなか手が出せないという経済面での問題もありました。

今回、お誕生日にかかりつけの先生からうかがったのは
インドで同じ効果が期待できると開発されたお薬を
その病院で入手できるように手配してくださったという内容でした。

インドはお薬を開発するのに認可するとかしないとかの問題が無いため
実現したようです。
今までのものとは比較にならない値段で薬が入手できると。

今後は使用して得たデータで、
実際の再発率とかがわかってくるのではないかと思います。

これまで、120万だとか150万だとか言われ
安易に手を出す気になれなかった薬です。
体重や病気の進行度にもよると思うのですが
10万とか20万とかで寛解できるかもと言われたら
使いたいと考える飼い主さんの数は格段に増えると思うのです。

待ち望んでいたお薬です。
そのお話をうかがった帰り道、車の中で涙が止まらなくなりました。
わたしの腕の中で看取ったFIPの猫たちのこと
里子に出したお家で力尽きてしまった子たちのこと
この病の前になすすべなかった愛しい猫たちのことが
頭の中をよみがえりました。
短くてもがんばったあの子たちが、この薬を生んでくれたに違いありません。

これからは、死の宣告だと思わなくても済むんです
歴史はこうやって変わっていくんだなと思いました。

なんて素敵な誕生日のプレゼントかと・・・驚きました。
猫神様のすることは、摩訶不思議です。
頑張れってエールをもらっているんだと思えました。

4月5日にお薬が病院に届いたと連絡をいただきました。
CIPMOLNU・・・シプモルヌ??
(スペルちょっとまちがってたらごめんなさいです)
というお薬です。

現在この病気を告知されて治療をあきらめているとか
今後告知されてしまったとか
そんなときは、FIPに有効とされる治療が浜松市でも受けられることを
思い出してもらいたい・・・そんな風に思います。


コメント (6)
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FIPの保護猫

2022-04-10 07:27:43 | 病気&事故の話し/猫編
みなさまにクラウドファンディングで助けていただいたジャム君
元気に過ごしています。
2か月先の血液検査の結果を待って、里親募集をしていくつもりです。
2か月先の結果で寛解となります。

性格も見た目も最高の可愛い子ですから
きっといい縁も待ってると思います。
家族に迎えてくれるあったかい場所を探して行こうね。

さて、ジャム君のFIPの告知後まもなくのことです。
食欲の落ちた手術が済んだ男の子ネロ君が、
引き続いてのFIPの告知を受けてしまいました。

頭の中が真っ白になって倒れそうでした。
どうやりくりしたら助けられるのかと・・・。
また、ジャム君に続いてもう1匹FIPですからと
クラウドファンディングをすることは、できませんでした。

何度もお願いすることにどうしても抵抗がありました。
続けて・・・ではあまりにも申し訳ないという葛藤
もちろん他にもいろんな思いがあふれてきました。

それでも、84日間投薬しなくてもある程度のところでやめることになっても
なんとかならないものだろうかと
ひとまずCFN錠を扱う協力病院さんを受診してもらいました。

助けたい気持ちと、助けるための資金面の調達で
気の休まることはありませんでした。
譲渡した子たちも何匹か、FIPの告知を受けていて
そういう悲しい報告をもらうたびに、どんよりしていました。

病気を治すための治療薬が無く、なすすべなしで看取るしかなかったときも
せっかく治療薬があるのに、普通に手の出せる金額ではない今も
何もできない自分が情けなかったり
打破できない動物医療に腹がたったり。

でもきっと何とかなる、何とかしようと
助けると決めた子だけでも、その資金のやりくりをがんばろうと
いろいろ算段していました。

個別にいろいろとお願いし、助けてくれる方も現れて
なんとかなるのではと思えるところまできました。

会をたちあげたころも、いつも資金のことで悩んでいましたが
10年後の今また、もっともっと大きな金額で
これほど悩むとは・・・・。

それでも、そのネロ君もついに84日間の投薬が終了し
元気と食欲は回復し、こちらももう少し経てば
里親さんを募集していけそうです。
FIPは治る病気になったんだと実感しています。

ずいぶん軽くなった会のお財布ですが、助けられてよかったと思います。

この悪魔の病のせいで、
どれほど多くの子たちが命を落としてしまったことか。
何度も泣かされ、悔しい思いをしてきましたが
実は朗報があるのです。

それはまた次の記事でご紹介していこうと思います。
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猫使いたち

2022-04-07 22:32:49 | そらまめのひとりごと
猫使い・・・?何それ???ですよね~笑

実は猫と暮らす会の猫の扱いの達人たちのことです。ふふ。

極小ミルク飲みの子たち
初乳も飲んでいないような、まだ猫の形も定かでないおちびを
根気よく育ててくれます。

100グラム満たない大きさは、本当に儚くて軽くて
まさにお取り扱い要注意なのです。

そんなおちびたちを手塩にかけて育ててくれます。
まさに神の領域みたいな感じです。


続く猫使いは・・・。
人慣れしてない猫たちを、皆さんのところに譲渡できるように
仕込んでいくまさしく職人芸みたいなスタッフさんたち。
ある程度大きくなって1キロをゆうに超えて保護されてきた子や
3カ月以上経っていたり、母猫が極端に警戒心が強かったり
保護時、相当怖い目にあっている子たちは
空気砲を放っています。
威嚇もすごければ、手も出る口も出る・・・こわ~(^^;)

いやいや絶対無理でしょ~みたいな子たちを
いつの間にやら慣らしてしまいます。

もちろん、根本の人間に対しての警戒心やびびりな性格、
母猫から仕込まれた野良猫として生きるすべを
全部忘れてしまってるわけではないと思います。
なのに・・・。
撫でられてゴロゴロ言ったり、抱っこできるようになったり
遊んで遊んでを繰り返すようになっているのです。

猫使い・・・これって、誰でもなれるわけじゃないと
常々感じています。
ある程度は近づけても、ある程度を越えたところは
きっとなにか、どこかが違うのかな~なんて思っちゃいます。

猫使いのおかげで命拾いしたり、家猫としての道が開けた子たちが
たくさんいます。
たぶんお世話スイッチが入ったときのアドレナリンの量
半端ないんだろうなぁと勝手に想像して
毎日の報告を楽しんでるわたしです。
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多頭地区の終わらないTNR

2022-04-07 04:09:17 | 多頭飼育の相談現場
昨年6月に入った相談です。

近隣畑で母猫が4匹の子猫を生んでしまったけれど
母猫の手術と子猫は保護場所がないけれど、何かいい方法はないか
相談させてもらいたい

そんな内容でした。
スタッフさんに出向いてもらったところ・・・。

相談内容とは、まったく異なった現場でした。
相談者さんの思ってる子だけではなく、これはびっくりな多頭の現場でした。

毎年、相当数生まれて、相当数亡くなり、どこかに行ってしまう子もいたり
よそから流れついたりしてる子もいるだろうという地域。

ざっと・・・何匹?
ともかく正確な数の把握はかなり難しいと報告が来ました。
やたら黒猫多くて見分けがつきません。







子猫も何頭かお目当ての子以外で、隠れてるところを見つけたようです。





※周辺を歩いて情報収集すること

※相談者さんがどこまでやろうとしているのかしっかり意思疎通をはかること

※近所で協力してくれている人を募るなり探すこと
(資金面・捕獲器の設置場所・搬送など)

※餌をあげている人たちを探すこと

借家を取り巻くように至る所に猫がいる現場で
猫の個体を把握するのが非常に難しい場所でした。










協力してくれそうな人も、実は快く思ってなどいなかったり
捕獲器設置を拒否したり。

資金面でストップになるのかもと一瞬思ったりもしたのですが
意外とそこは大丈夫で、むしろ捕獲そのものが難航しました。
なんせ、暮らしている場所とは離れたスタッフさんが
時間の許す限り通ったりしてましたから、自宅周辺の捕獲とは
まったくわけが違いました。

あとは置き餌の改善がどうしてもできなくて
長年餌をあげ続けてる人の習性というか深層には
なかなか踏み込めないという現実に直面しました。



それでも、相談者さんも非常に頑張ってくれたと思います。
また担当スタッフさんの粘り強さには、感服しました。
が、こういう活動は、いったんどこかで線を引かないと
いつまでも終了することができなくなります。









たとえば期間を区切るとか、
たとえば地図を見ながら地域で区切るとか
予算を見ながら数で区切るとか
撤収することも、また大切なことです。

ひとまず下がって、また少し状況が変わったころ合いを見計らって
活動をすることも大事だと思います。

残り5匹の報告をもらって、それが終了したのと
12月20日で書類の期限がきたために引き上げました。

19匹の大人猫たちのTNRが終了しました。
保護して譲渡できた子猫たちは12匹です。
しかも子猫たち、最初は慣れていませんでした。
全部で31匹です。

文字にするとたった数行ですが、この成果を出すまでに
大変な労力をかけ、自分たちの時間を費やしての結果なのです。

ご近所のとある方が、何の利益、見返りがあってやってるのと
まくしたてていたようですが
ただただ、この現場で繁殖が繰り返されないことを願って
協力していますとしか言えません。

地元の問題を関係ない地域の私たちがここまでやってるわけですから、
本来はもっと積極的にいっしょに関わるような
せめてもっと応援するような風潮にはならないものかと
思ったりもしますが・・・。
そんなこと言ってても、何も変わりませんね。
なんとかしたいと立ち上がった相談者さんをサポートしながら
頑張る以外ないのかなと思います。

今年3月に、三毛猫が捕まりました。
三毛は女の子しかいません.
この子も妊娠していたのですが、繁殖ブロックできました。

これでトータル20匹の成猫の不妊手術完了です。

でも、置き餌をする人物がいて、何度お話ししても
どうしても変えてもらうことができなくて・・・。

食べないと死んじゃうって不安から、てんこ盛りで置くんだと思うのですが
どの子がどのくらい食べているのかは、全然把握していません。
つまり、猫そのものをあまり見ていません。
置き餌をする人は、置くことで自分自身の抱える別の不安とかから
一時的に解放されるのかなと思います。
しかも、こういう人って自分自身の擁護がめちゃめちゃ上手で
すごく協力してますってふりをします。

できたらメンタルサポートに専門家が入ってくれたらいいのにと
真剣に思ってしまいます。

そんなわけで、この現場はいちおう第一段階終了していますが
まだときおり見かける数匹の猫の捕獲が残っているため
新年度も何匹か、TNRの予定でいます。

今年の冬は、メスをめぐるオス同士の雄叫び
ずいぶん減ったんだろうと思います。
この春もお腹の大きな雌猫を見かけたり
ミャアミャアのおちびさんが生まれることもなく
穏やかな地域になったんじゃないかなと想像できますが・・・。

置き餌達人がいる限り、まったくのゼロにするのは難しい現場です。
耳カットされた猫にのみ、ご飯をあげてもらうのが
本来のルールなのです。

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あずき君☆またね

2022-04-06 05:13:48 | 天に還った猫たち犬たち
昨年10月の初めの相談でした。
お隣の家に猫が危害を加えられていて、どうしたらいいかわからない
高齢の独り暮らしのおばあさんからでした。

スタッフさんが動いてくれて、いろいろ対応しました。
母猫の手術、春生まれの若い猫たち3匹の手術。

そして10月半ばを過ぎたころ、
夏に生まれた子猫3匹を会で引き受けることにしました。

最初に捕まったのがあずき君でした。



ちょっとビビってはいましたが、場所になれると甘えん坊の
可愛い子猫本来の姿に変わっていきました。

ホームページで見初めてくださってお見合いし、とんとん拍子に
お家の子に迎えていただいたのが12月の半ばでした。
幸せに暮らしていたのですが・・・。
去勢手術の予約をするために受診して、FIPであることが判明。
腹水がたまっていたそうです。
2月中旬のご連絡でした。



担当したスタッフさんがすぐに会いにいってくれました。





そのときは、まだ元気で愛らしい様子を見せてくれていました。
みなさんにかわいがられていることが伝わってきたと・・・。

3月中旬にもご連絡をいただきましたが、少しづつ体重が減り
食欲が落ちてきていました。
サプリなどで補ってくれていましたが・・・。



まだ小さなお子さんたちには、理解できないだろうと
何もお話ししていないとのことでした。
仲良く遊ぶ子どもたち、少しづつ弱っていくあずき君
見守る親御さんたちは、さぞつらかっただろうと思います。

数か月前まで、命を狙うような隣人がいました。
お世話してくれるおばあちゃんは、人が良くても経済的にも困窮し
正直、体調も思わしくありません。
まともなキャットフードも食べていませんでした。

それが、病魔に侵されているとはいうものの
可愛い名前をつけてもらって、何を食べるだろうかと気にかけてもらって
病院にも連れて行ってもらっているのです。
大切だと思ってもらえているのです。
わたしたちはご家族と仲良く過ごせていることが救いでした。

そして、3月31日の0時過ぎ
真夜中ですね
ご主人があずき君が天に還っていくのを見届けてくださいました。

この子に幸せを与えてくれたご家族には心から感謝しています。
譲渡後、間もなくFIPに罹患してしまいましたが
最後の最後まで、あたたかく見守っていただきありがとうございました。



家猫として旅立てたことは、あずき君にとって大きな誇りです。
さくらの花が満開の中
この子が跳んだりはねたりしながら、むこうに行くのが見えるようです。

あずき君、またね



少し休んだら、また戻っておいでよ。

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