今年の5月16日のことです。
胎盤がついたままの血まみれの仔猫2匹が、息も絶え絶えに殺処分に持ち込まれました。
助かるかどうかもわからない命ですが、たまたま目にしたため連れて帰ることにしました。
本音を言えば、同じレスキューをしていくにせよ、この大きさのミルク飲みを育てるよりも
もう少し安定した大きさの子を・・・と思ってしまいます。
ハイリスクの仔猫を2匹引き受けたら、翌日もう少し大きさのある3匹の相談を受けても
お断りしなければならず、その選択は苦しくて迷路に突入したような気分になるからです。
でも、引き受けたからにはと・・・・。
万が一を考えて、スタッフさんに大至急の名前も考えてもらいました。
黒い女の子は『うるし』、チャトラの男の子は『からし』と名づけてくれました。
もしものとき、名前のないまま逝かせてはならないといつも思うのです。
そうして必死な子育てに入りましたが、からしは20日に天に還っていきました。
からしよりも小さな、自力でミルクを飲めないうるし。
朝晩、少しづつ点滴を入れます。
ミルクはカテーテルを胃まで入れて流し込みます。
そんな命の綱渡りのような日々を毎日毎日繰り返していました。
ようやく300グラムを超えたとき、獣医さんで鼻からカテーテルを入れられるとなり
ほっとしました。
点滴は続けなければいけなかったのですが、ミルクを与えるのが格段に楽になりました。
何がなんだかな毎日を過ごしていたような・・・。
育児ノートを見ると、ひどい走り書きの文字に笑ってしまいます。
そのうるしが転機を迎えたのは、6月の終わりのころです。
同じくらいの月齢の子猫たちと遊べるようになり、みんなとご飯を食べ
走ったり喧嘩したりができるようになったおかげで、ぐんぐん成長しました。
当たり前のこととはいえ、みんなと同じように(同じではなかったのですが)そこにいる姿に
涙が出そうになることもしばしばでした。
うるしは本当によく頑張ったと思います。
いつ亡くなってもおかしくなかったうるしが・・・・たくましく、頑張りガールに変身していく様は
神様に感謝するほかありませんでした。
それでも、食が細くて他の子より食べられなかったり脱水傾向もあったので
点滴をすることもしばしばでした。
そのうるしが、9月のはじめに参加した譲渡会でこの子をと声をかけていただけたのです。
キャリーに入ってステイに行くときは、泣けてきてしまいました
正直、めちゃめちゃあわてた私です。
譲渡会の練習くらいの軽い気持ちで参加したので、よもや・・・みたいな。
ダーリンとも、この子はうちの子になるのかななんて言っていたのでびっくりでした。
でも、ステイ中もすこぶる順調でした。
希望してくださったお宅のみなさんが、いろいろ気を使ってくださって
わが家よりすくすく育ってるし、まさにうるしがこのお宅を自ら選んだかのような感じでした。
日々の経過をお知らせいただくうちに、不安要素はすべて消えて
うるしの新たな門出を心から応援できる自分に変わっていました。
その時の様子は、スタッフさんの書く家族ができましたの記事でMちゃんが紹介してくれています。
苦労はしましたが、佳き縁をつかんだうるしに今後もエールを送ろうと思います。
ミルク飲み・・・といえば、耳を動かしながらチュクチュクほ乳瓶に吸い付く姿が可愛らしいのですが
うるしは一度もそんな哺乳瓶に吸い付く姿を見せてくれることなく大きくなりました。
それでも、こうして育ってくれて、たぶんわたしの中で忘れることのできない子猫となりました。
残念ながら力尽きてしまったからしも、きっと空の上から応援してくれていると思います。
佳き縁を心から感謝しています。
胎盤がついたままの血まみれの仔猫2匹が、息も絶え絶えに殺処分に持ち込まれました。
助かるかどうかもわからない命ですが、たまたま目にしたため連れて帰ることにしました。
本音を言えば、同じレスキューをしていくにせよ、この大きさのミルク飲みを育てるよりも
もう少し安定した大きさの子を・・・と思ってしまいます。
ハイリスクの仔猫を2匹引き受けたら、翌日もう少し大きさのある3匹の相談を受けても
お断りしなければならず、その選択は苦しくて迷路に突入したような気分になるからです。
でも、引き受けたからにはと・・・・。
万が一を考えて、スタッフさんに大至急の名前も考えてもらいました。
黒い女の子は『うるし』、チャトラの男の子は『からし』と名づけてくれました。
もしものとき、名前のないまま逝かせてはならないといつも思うのです。
そうして必死な子育てに入りましたが、からしは20日に天に還っていきました。
からしよりも小さな、自力でミルクを飲めないうるし。
朝晩、少しづつ点滴を入れます。
ミルクはカテーテルを胃まで入れて流し込みます。
そんな命の綱渡りのような日々を毎日毎日繰り返していました。
ようやく300グラムを超えたとき、獣医さんで鼻からカテーテルを入れられるとなり
ほっとしました。
点滴は続けなければいけなかったのですが、ミルクを与えるのが格段に楽になりました。
何がなんだかな毎日を過ごしていたような・・・。
育児ノートを見ると、ひどい走り書きの文字に笑ってしまいます。
そのうるしが転機を迎えたのは、6月の終わりのころです。
同じくらいの月齢の子猫たちと遊べるようになり、みんなとご飯を食べ
走ったり喧嘩したりができるようになったおかげで、ぐんぐん成長しました。
当たり前のこととはいえ、みんなと同じように(同じではなかったのですが)そこにいる姿に
涙が出そうになることもしばしばでした。
うるしは本当によく頑張ったと思います。
いつ亡くなってもおかしくなかったうるしが・・・・たくましく、頑張りガールに変身していく様は
神様に感謝するほかありませんでした。
それでも、食が細くて他の子より食べられなかったり脱水傾向もあったので
点滴をすることもしばしばでした。
そのうるしが、9月のはじめに参加した譲渡会でこの子をと声をかけていただけたのです。
キャリーに入ってステイに行くときは、泣けてきてしまいました
正直、めちゃめちゃあわてた私です。
譲渡会の練習くらいの軽い気持ちで参加したので、よもや・・・みたいな。
ダーリンとも、この子はうちの子になるのかななんて言っていたのでびっくりでした。
でも、ステイ中もすこぶる順調でした。
希望してくださったお宅のみなさんが、いろいろ気を使ってくださって
わが家よりすくすく育ってるし、まさにうるしがこのお宅を自ら選んだかのような感じでした。
日々の経過をお知らせいただくうちに、不安要素はすべて消えて
うるしの新たな門出を心から応援できる自分に変わっていました。
その時の様子は、スタッフさんの書く家族ができましたの記事でMちゃんが紹介してくれています。
苦労はしましたが、佳き縁をつかんだうるしに今後もエールを送ろうと思います。
ミルク飲み・・・といえば、耳を動かしながらチュクチュクほ乳瓶に吸い付く姿が可愛らしいのですが
うるしは一度もそんな哺乳瓶に吸い付く姿を見せてくれることなく大きくなりました。
それでも、こうして育ってくれて、たぶんわたしの中で忘れることのできない子猫となりました。
残念ながら力尽きてしまったからしも、きっと空の上から応援してくれていると思います。
佳き縁を心から感謝しています。