そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

相手のあることは

2021-02-28 12:31:21 | そらまめのひとりごと
まったく世の中というのは笑っちゃうほどうまくいかないもので


不条理というか、理不尽なことばかりだと思います。


先週は結構タイトなスケジュールをこなすのにいっぱいで


こりゃ溺れると思っていたけれど、溺れることもなく


わらをもつかむこともなく、


過ぎてしまうと内容の充実度はともかく、こなせたことそのものに


自己満足できるおめでたい自分がいました。


今週は、少しばかりゆとりがあると思いきや


不測の事態に脳内フル稼働となり、そのうち考えるのが馬鹿馬鹿しくなり


こんなときは寝るに限ると早寝した日もありました。


自分自身が精一杯やっていても、相手のあることは思い通りになんて


いかないものです。


自分で決められることは自分でとことん悩んで


結論を出していくしか方法はないですが、


他の人の決めることすることは考えてもしかたないので、


結論を見守るしかありません。


よくも悪くも答えがでたのなら、その答えに関しての対処を考えていきます。


今まで生きて来て、思い悩んだことも(かなり真剣に)数回ありますが


そのときは、タコつぼにはまったタコでした。


自分で考えてもどうにもならないことでくよくよと・・・。


そのうち自身の吐いた墨で苦しくなるって状態です。


大抵こんなときは、他の人がみんな幸せに見えて


さらにさらに妬みとか卑屈な根性になっていくわけです。


最悪と思った事態は、自分の汚れた墨でもっと落ちていくわけです。


最悪から悪化するという、底なし最悪迷路に突入です。


そのサイクルは自身の力で克服するしか抜けることはできません。


抜け方はいたって簡単です。


考えないってことです。


美味しい物を食べてもいいし、たくさん寝てもいいし


誰かと全然違う話をしてもいいし、好きな映画を見てもいい。


考えないようにしてるうちに、時間は過ぎて状況が変わってるものです。


こんな、簡単なことに気づくことができずにイカ墨、いえタコ墨に・・笑


そして、暦は変わり季節も廻り、あのときの自分の姿を


笑えるようになったり、逆に愛おしく感じたりできるのかなと思います。


人間は弱いからすぐにしゃがみこんじゃいますけど、


強いから立ち直ることもできるんだと思います。


梅の花、菜の花…満開の花の海を今年も見れたら


それだけで、感謝だしまた歩き出せますね。


さて、来週はどんな週が待っていることやら・・・・です。


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またしても・・・脱走

2021-02-26 00:41:38 | 探しています/保護しています
22日の夜、先月譲渡したばかりの男の子が室内のどこにもいないと


担当スタッフさんのところに連絡が入りました。


新築のお宅で、玄関とリビングに通じる部分には扉があり


家の造りから脱走には縁のなさそうな気がしましたが・・・・。


家のどこを探しても、スタッフたちが探させてもらっても


本当にどこにもいませんでした。


そのうち暗かったのですが、庭でご主人がビビ君を見かけたかもと。


やはり外に出てしまっていたようです。


その日の朝、まだ小さなお子さんを保育園に送る際、


玄関の脇にある物入れに隠れていたビビ君は


ドアが開いたときにいっしょに出てしまったものと思われます。


忙しさに紛れて・・・。


それから毎日、行けるスタッフさんが探してくれました。


ご近所には、未手術の大きな猫たちが7匹はいることもわかりました。


こちらのお宅のウッドデッキの下にも三毛猫がいたと情報がありました。


ビビ君は5カ月とまだ子供で、


大きなボス猫に襲われたらひとたまりもありません。


雌を追いかけて交通事故に遭ってしまうことも考えられました。


必ず近くにいるはずなのですが、かなりビビりな性格です。


ご家族も眠れない夜を過ごしていたようです。


夕べはビビ君の匂いのするフリースを捕獲器にかけて


好きなフードを仕込み、捕獲器の場所を逃げ出した玄関先に変更したところ


早朝、無事に捕まったと連絡をもらいました。


ほっとしました。


まだまだ寒さも厳しくて、どうしているのやらと・・・。


今日、今後の飼い方についてのお話をしに行きました。


お子さんが小さくて、朝バタバタしてしまうのなら


ケージをうまく活用することをお伝えしました。


長い時間、ケージに入れておくのに抵抗があるというお話でしたが


脱走しても気づかないほどあわただしいのなら、


ケージに入れておくほうがどれほど安全かわかりません。


出して遊んであげる時間をしっかり作ることや、


ケージの中を充実させる方法を伝えました。


4日間で戻ることができましたが、これって神様がもう一度


しっかり飼い方を考えなさいとチャンスをくださったわけです。


次があるとは思わないことですとお話ししました。


実際、脱走したまま・・・・2度と帰ってこない子もいます。


手塩にかけた子のそんな悲しい報告を、何度飲み込んできたでしょう。


中にはろくに探しもせず・・・・という方もいました。


ひと月以上たって、新しい猫をくださいと譲渡会に来た人もいます。


チラシを配ろうとして、近所の親戚にばれたら困るから迷惑だと


拒否されたこともありました。


子猫を拾ったから、気に入らなくて出て行った子のことは


もういいですと言われたこともありました。


そんな飼い主のところに譲渡した自分の見る目のなさを


心から詫びるしかなく、何日もこっそり探しに行った夜を思い出します。


取り替えのできる物・・・みたいに扱われた子たちのことを


忘れることなどできません。


だからこそ、まずは脱走させないように工夫して飼ってほしいと思います。


今回は、早く見つかって良かったです。



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外で暮らす猫に接して/みゃおみゃおちゃんの場合

2021-02-23 17:49:48 | 不妊手術・TNR
お住まいと仕事場が別の、とある方から昨年11月に


職場に来る猫たちの手術をしたいと相談がきました。


スタッフNさんが対応。


自動捕獲器がいいのか手動がいいのかなど、丁寧に説明に行ってくれました。


まずは母娘猫の手術です。


何度か挑戦して無事に成功です。


ねずこちゃん


ママ猫のみゃおみゃおちゃん

他にも別の猫も来ているということで捕獲を続けてくれました。


黒猫の雄が捕まりました。


高齢ですでに手術も済んでいて・・・・本来なら麻酔は厳しかったのですが


耳カットの関係もあり先生は手術を選択されました。


スタッフNさんがお迎えに行くと、麻酔から目は覚ましたものの


捕獲器の中でぐったりしているとわたしに連絡が入りました。


所用で東京にいました。


相談者ご本人に看取ってもらうか


難しいようならNさんに代わりに看取ってあげてもらえないかと頼みました。


もうたぶん時間はそんなに残されていなかったのかなと思います。


11月21日・・・その子は静かに逝きました。


相談者さんは家にその子を置いてくれました。


ふかふかのお布団を準備して、その子はその上で最期を迎えました。


飲食店にお勤めの関係で、仕事で見に行くことができず


悔やまれますと綴られた文章が悲しかったです。


野良猫が生きていく厳しさを、Nさんは相談者さんに伝えてくれました。


助けたいのなら産ませないこと


救いたいなら繁殖制限をすることが、今はいちばんの解決策なのだと。


だから苦しくても、相談者さんはその後も捕獲を続けてくれていました。


痛みを知ったからこそ、頑張ることの大切さも理解できたんだと思います。


そして、年が変わり1月も半ばを過ぎたころ相談者さんから


別の話が舞い込みました。


11月に手術してリリースした母娘猫の子どもの方が、12月の初めごろから


姿を見せなくなり、(ねずこちゃんと呼んでいたそうですが)


せめて母猫を自宅に迎え入れたいけれど、猫を飼ったことがなくても


いっしょに暮らせるものなのか知りたいという内容です。


Nさんを通じて、どのくらいの覚悟なのかを聞いてもらいました。


おしっこがうまくできないからとか、少し鳴き声がうるさいとか


撫でることができないからとか


そんなことで気持ちがゆらぐなら、


ただかわいそうだからぐらいの思い付きなら、


はじめから家に入れることなんて考えない方がいいと思うのです。


なつくことが万が一なくても、いっしょにそばにいてくれることを


嬉しく愛おしいと思えない限り、野良気質の子を迎えることは


ハードルが高いと思います。


でも、その気持ちが本物なら・・・・時間さえかければ


心は通じるものです。


経験がないことをするのだから、不安があるのは当たり前です。


彼女の気持ちは、まっすぐ母猫に向いていました。


できるアドバイスをし、再度母猫の捕獲に入り


ついに無事に保護して、あらかじめ準備していた


自宅のケージに入れることができました。



先生のところでかなり暴れてしまったようですが・・・。


みゃおみゃおちゃんと名づけたそうです。


事故にあってないか、誰かにいじめられていないか


そんな心配をすることはもうありません。


あとは、ゆっくりゆっくり家族になっていくだけです。


みゃおみゃおちゃんを家猫にする件で、2回ほど直接お話しできました。


聞きたいことがたくさんあったみたいで、いろんな質問をしてくれました。


こんなに考えてくれる人に縁があったみゃおみゃおちゃんは


なんと幸せなことかと思います。


でも、こうして迎え入れてもらえたのも、いろんな出来事を経て


その出来事のどれが欠けても起こりえなかったことだと思うのです。


高齢で命を落とした黒猫のこと。


かわいかったねづ子ちゃんに逢えなくなったこと。


どれをとっても大切で大事なことだったから・・・


みゃおみゃおちゃんの保護に繋がっていったんだと言えます。


関わったどの子の命も、真剣に受け止めてくれる人の手によって


他の猫に託されて、もう一度輝けるんだと思います。


スタッフNさんの、相談者さんに寄り添う姿勢も


大きな励みになったんだと思います。


みゃおみゃおちゃんのその後の様子を教えてもらえる日が


今からとても楽しみです。

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ルルちゃんおかえりなさい

2021-02-23 08:28:59 | 探しています/保護しています
12日から、20日の夜まで8日間。


大冒険をしたルルちゃん。




無事に見つけ出し、保護することができました。





翌朝受診して、血液検査なども問題なしでした。



丈夫な子です。


裏の空き家の側溝にいましたが、蓋の上に土がしっかりかぶっているタイプ。


蓋と次の開けられそうな蓋までが5~10メートルくらいの距離があります。


ご近所の方が、そのあたりのことに詳しくてお話を聞くことができました。


しかも協力してくださって、本当にラッキーでした。


空き家の持ち主さんにも連絡して敷地に入る許可ももらえました。


側溝の幅は狭くて捕獲器を置けず、誘導できる仕掛けをつくり


時間をかけ待つことにしました。


探しに行ってくれたスタッフHさんの写真が、わたしには大きな


手掛かりでした。



だいたいの場所の把握ができて助かりました。



大勢のスタッフさんが、チラシ配布などのために


現場にかけつけてくれました。


作業してるときに、ルルちゃんがご主人の声に反応して小さく泣きました。


ほっとしました。


帰りたがっています。助けてほしくてがんばっていたんですね。


側溝にいるかどうかを判断するのに、強力な懐中電灯を使用。


スマホを差し込んでフラッシュで写真を撮影していきます。


目が光ることで、いるかいないかの判断ができます。



この寒い季節、逃げた猫は側溝に隠れることが多いのです。


人間が立っていろいろ探すよりも、


猫の目線まで低くなって探すことがポイントです。


このところ、脱走が多いのでみなさまの参考になればと思います。


側溝⇒懐中電灯・スマホで撮影


これをぜひやってみてください。


とりあえず、ルルちゃんは無事で、


その後ご主人は快適ルルちゃんのお部屋作りに力を入れてくれました。



さて、猫と暮らす空間ですが広いお宅ばかりではありません。


でも狭いと感じる必要はなくて、家具の配置換えや、キャットタワー


キャットウォークなど、縦に移動できるように工夫することで


15年以上の健康生活が維持できると言われています。


外の景色が見えるようにしてあげることも、気分転換にはいことですね。


景色を見せられない方は、テレビの猫が好きな動画などを


時間を決めて見せるのは脳を刺激することになります。


工夫をすることは、人間の側の知恵を絞ることにもなりますから


飼い主さんにとっても大切です。


いろんなアイデアで猫と暮らすことを楽しんでもらえたらと思います。
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室内で飼うということ

2021-02-23 08:11:02 | いっしょに考えたいな
これまでみなさんに室内で飼うことの意味を説明してきました。


テレビなどで猫の楽園と称して、木登りしたり自由きままに歩き回る


そんな猫たちの姿を見て、自宅にいる自分の愛猫が気の毒に感じてしまう


そんな方もまだまだいらっしゃるのが現実です。


でも、一瞬でさっきまで横にいてまどろんでいた自分の猫が


いなくなってしまう恐怖、もう二度と戻れないかもしれない怖さを・・・・


飼い主さんも、猫も味わうわけです。


事故で無惨に横たわる姿を想像してみて下さい。


他の獣に噛まれたことが致命傷になり、ひどい病気に一生悩んだり


命を落とすことを想像してみて下さい。


猫の嫌いな人間に目をえぐられたり、針金でくくられ冷たく硬くなる


そんな姿になりうることがあるかもしれないとを考えたことがありますか?


お腹をすかせたまま側溝で動けなくなり声も出せずに弱っていく姿を


想像してみて下さい。


いいことなんて、ひとつもないんです。


安全を守ってあげられるはずの飼い主さんの、


『部屋の中だけじゃかわいそうかも』


そんな気の迷いが、もっともっと・・・


本当のかわいそうな出来事を生んでいるのです。


猫が外に行きたがってるという方がいます。


違います。違うんです。


守り切れない自身の責任です。


かわいそうな猫にしてるのは自分の考え方です。


寿命を切り取っているのは・・・・飼い主さんの自覚の問題なのです。


対策のわからない方はアドバイスします。


悲しい出来事を増やさないよう、細心の注意を払って下さい。


いくらでも頭を下げようと思います。


お願いします。


完全室内飼いというのは、ベランダにも出さない、


リード付けて散歩させることではないということをぜひご理解ください。

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またいつかお目にかかりましょう

2021-02-21 05:43:25 | そらまめのひとりごと
猫と暮らす会にたくさんの支援物資をくださっていたK美さんが


2月17日に亡くなったというご連絡をいただきました。


友人を介して知り合うことができた大切な方です。


直接、猫のために動くことはできなくても


動物のために何かしたいと模索されて、そのときそのとき


必要な物をたずねてくださって、いろいろ助けていただきました。


在宅治療を選択されて、がんばっていらしたのですが


12日からホスピスに移られて・・・・。


最期はかけつけたご主人に手を握られ頭をなでてもらって


息をひきとったそうです。


ご主人が来るのを待って・・・・旅立たれたんですね。


わたしは、感謝の言葉を綴ったメッセージを送るしかできませんでしたが


そんなささやかなことで、勇気づけられていたとうかがいました。


どこまで優しい人だったんだろうかと


こみ上げるものを抑えることができませんでした。


こちらこそ、ずいぶんずいぶん助けていただきました。


2019年の秋から、猫砂やシーツ、春の仔猫シーズンにはミルクなど


そのとき必要な物資の支援のおかげで、どれほどの子たちが


生かされたことか。


最期まで気にかけてくださっていたと友人からも聞きました。


50歳とあまりに若い年齢で、


やりたいこともたくさんあったと思います。


今は痛みから解放されて安らかで穏やかな世界にいかれたと思います。


心からお悔やみ申し上げます。


昨日、参列させていただいた告別式で、


ずっとありがとうを心の中で繰り返していました。


そして、K美さんにお世話になった会の卒業生の子たちに


助けてもらった分、きっと幸せに暮らしていくんだよと気を送っていました。


残された者は、いただいた恩をこれからも大切に反映させていくしか


報いるすべはありません。


命を紡ぐことが感謝に繋がると信じて歩いていこうと思います。



譲渡会場の猫たちに会いに来てね・・・。


その約束は叶わぬこととなりましたが、きっと季節の風になって


優しさや温かさを運んでくれるだろうと信じています。


いつの日か・・・また。
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ルルちゃん見つかりました

2021-02-20 11:26:23 | 探しています/保護しています
2月13日、ルルちゃん無事に保護できました。
ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。



12日に自宅を脱走

14日のお昼に自宅の車の下にいるのを目撃

そこから姿を見なくなりました


雄踏町宇布見

目撃情報を募っています


拡散希望です
ご協力よろしくお願いいたします
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違いにとまどう

2021-02-19 09:20:27 | 多頭飼育の相談現場
猫が好きでご飯をあげて、増えてしまったことで


昨年から手術をしてきた場所があります。


お隣さん同士で、猫たちに名前もつけていて、それなり可愛がってはいます。


昔ながらの猫との付き合い方をしています。


1匹の若猫を先日譲渡できたので、続いて次に譲渡できる子がいるのならと


スタッフさんが見に行ってくれました。


もちろん、かかった費用や預かるにあたっての費用は


相談して来たSさんという方が負担をしてくださいます。


ですが、1匹室内にまで入るほど慣れた黒白の子が(手術済み)


その日の朝、交通事故で命を落としてしまいまた。


譲渡を希望されるSさんのお隣の方は、


その子を手放したくなかったようです。


室内できちんと飼わない限り、こういう悲惨な事故とは


隣り合わせなわけです。


同じ猫好きでも、異なる考えのお隣さん同士。


ご近所づきあいも大切ですから、難しい場面です。


スタッフさんは、別の黒猫を連れて帰って家猫修行に入りました。


でも、なんともやりきれない気持ちが残ったと思います。


そして、Sさんは家庭の中でもいろいろあるようです。


できることなら飼いたいとか、保護して里親さんを探したいくらいの方です。


ところが、常々猫が邪魔だと思ってるご主人との温度差。


到底埋まりそうにもありません。


夫婦でも親子でも、こういう違いに悩む方は大勢います。


家族でも考え方がまるで違っていては、やはり動物を飼うのは


難しいことです。


猫と接する人間の考え方で、いろいろ変わってきてしまいます。


みんなで慈しむことができたらと願います。


また、全てを保護することや、譲渡に出せる適性の子ばかりではない以上


増やす前に避妊去勢の手術をしてほしいと思います。


16日朝、命を落とした黒白ちゃんの魂がどうか安らかでありますように。


*******************************************************************************

ちなみにこの現場の手術の状況です。
記録の意味も兼ねて、記載しておこうと思います。

11匹の猫の手術をしました。
うち1匹は会で里親募集しながらの手術です。

(Sさん宅にいる猫)

▲ ♀キジ白ママ  術後、行方不明

▲ ♀黒白ママ

▲ ♂黒白子猫

▲ ♂黒猫(大人) くろまめちゃん

▲ ♂キジ白(大人)

▲ ♀キジ 途中からご飯をもらいに来る

(お隣のお宅でご飯を食べてる子)

▲ ♀キジママ

▲ ♂キジ尻尾まがりん

▲ ♂黒白子猫⇒2/16交通事故で逝去

▲ ♂はちわれ

(その他)
 
  ♀むぎわら⇒未手術、捕獲前に行方不明

  ♀キジトラ子猫⇒捕獲前に行方不明

(会で里親募集後譲渡成立)

  ♂キジトラ(片目白濁) みなと
  
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レッちゃん☆ありがとう

2021-02-13 22:07:00 | 天に還った猫たち犬たち
今年の2月2日は節分でした。


縁起のいい福を呼び込むその日に1匹の猫が旅立っていきました。


ぽかぽかとお日様のさすお部屋で、


時計はちょうど12時48分をさしていたそうです。


その子の名前はレッツ。


数日前から、もしかしたら・・・・


を予測させるような様子はうかがっていました。


ですがレッちゃんは20歳か21歳、あやかりたいほどの大往生です。


もともと、殺処分でいいからと14歳で行政に持ち込まれた猫でした。


2014年9月17日のことです。



1匹ぐらい何とかなるだろうと自宅に連れ帰ったものの、当時存命だった


女王様のむぎちゃんと2昼夜にわたるバトルの末・・・・。


当時、一時的に保護っこたちをお世話する場所があって



そこでみんなでお世話することになりました。



けっこう長い間その場所で暮らしていたレッちゃんですが







ちゃっかりmariさんちにおさまってしまいました。


mariさんといっしょのベッドで寝て



mariさんと新聞を読んで



mariさんといっしょに子猫のお世話をのぞき見し


mariさんとお昼寝もして



お庭を眺め、気に入らなければちょっとマジ噛みしてみせて



それでも怒られるでもなく自由気ままな時間を過ごしていました。



2階の窓辺から、変わるいくつもの季節を見ることができましたね。



優しくてあったかい、いつしかそこがレッちゃんの本当のお家になりました。



慢性腎不全で点滴をしてもらったり、最後は食べないレッちゃんのために


鼻カテをして強制給仕もしてもらっていました。



みんなでお世話してた頃、レッちゃんはおばあちゃん猫で年寄り扱いでした。


でも、mariさんの前だと可愛いレッちゃんになれました。


どんな子猫にも負けないほどかわいらしくて、愛おしい自慢の猫として


接してもらえていました。



レッちゃんにもう一度命を吹き込んでくれたmariさんに


言葉にできないほど感謝しています。


わたしたちが幸せにできる数にはどうしても限りがあります。


たくさんの子たちの幸せを願うしかできないときもあります。


でも、縁があってつながった手なら


懸命に引き寄せて、ともに生きていこうと思っています。


第二の人(猫)生を、見事にまっとうしてくれたレッちゃん


繫がった縁を生き抜いてくれて、みんなの誇りです。


お疲れさまでした。



どうか、どの子もレッちゃんみたいに大往生で終われるように


ずっと見守っていてね。



ときどき、レッちゃん助けてって頼んじゃうかもしれないけど


力を送ってね。


子猫のお世話ばっかりのmariさんだけど、最後は少しだけ


独り占めできたかな。


レッちゃん。



ゴールまでしっかり駆け抜けてくれて本当にありがとう。

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猫に関わるということ

2021-02-12 05:45:46 | そらまめのひとりごと
いろいろな相談が重なりました。


角度を変えて考えたり、振り出しに戻ってシンプルにしてみようかと思ったり


そんな相談がいくつも・・・。


他の人たちの気持ちが絡んで、そこに想いが入って


いくつのも糸口が違う方向を向いていて、どうまとめていくのがベストなのか


判断に悩んだりもします。


そこには猫という命のあるものがいるわけですから


簡単ではありません。


それでも、無理なときは無理だと伝えなくてはならなかったり、複雑です。


また、腹のたつこともあり、心の中で何回も自分自身を


平常心平常心となだめたりしています。


避妊去勢の手術の相談もたくさん入ってきています。


自費で手術をしてくださる方もいますが、


費用面で話が止まってしまうケースもあります。


今の手術を怠ると、春先に生まれる子猫がまた増えるなぁと・・・。


なんだかいつまでも終らないですね。


やたらめったら、猫を飼いたがる人たちも増えているそうです。


飼うということは、最後まできちんと責任を持って関わることです。


そういうことがわかってない人たちもいて


お話ししてるとあきれ返ることもしばしばです。


今週は、そんなこんななことが多かった週でした。

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言葉が通じない

2021-02-05 05:25:56 | いっしょに考えたいな
先週、ある地域に暮らしているKさんから急な相談がありました。


この地域は餌を適当にあげる人はいても、子猫が産まれても


親猫の手術を考える人がいない場所です。


同じ町と言っても、現場とKさん宅は少し距離があります。


みなさん猫の困りごとの時は、わざわざKさんの耳に入れにいくそうです。


Kさんのご主人は、猫には積極的に関わるなという姿勢のようです。


中途半端になるくらいならやめた方がいいのでは?と話しましたが


頑張りたい気持ちもかなり伝わってきました。


それなら、お手伝いしてあげないと難しいかもと判断し


まずはスタッフさんに現場を確認に行ってもらって、



昨日はわたし自身も出向きました。



子猫5匹は、3カ月くらいだと思いますが保護ができ


Kさんもがんばってくれそうです。



残りは妊娠してるかもと思われるキジの母猫と、


春に生まれた3匹の若猫の手術です。


若猫は黒が2匹とチャトラが1匹です。


計4匹で、中でも急がないといけないのがまったく人に近寄らない母猫。


捕獲器を設置して捕獲して避妊手術です。



隠れ場所満載です。


餌をあげていたおじいさんに話をしに行きました。


ほんとにどうしたものだか、まったくまったく会話が成立しなくて


びっくりです。


人間も猫も同じ生き物で、人間はそんなことしたら問題なのに


猫のことだけ避妊手術なんておかしいじゃないか!


からはじまり、


人間だってな、増えちゃったら食べ物の争いで戦争が起きるんだよ!


コロナで人が死ぬのも増え過ぎたから自然淘汰なんだよ!


極論すぎるよ~( ;∀;)


そんなに殺したいなら、農薬まけばいい!


猫なんてどこで死んでるか全然姿なんか見ん!


おまえら法律だのなんだの言ってるけど、法律で決めてあれば


全部正しいと思ってるだか!政治家にはめられてんじゃねーよ!


上の言うことばっか聞いてんじゃねぇよ!


・・・・・・・・・・・(あぁ、もう無理だ)


何をどう言っても無駄で、けっきょくのところは手術にかかる費用を


支払うことができないのだと思いました。


人との関わりがうまく持てないから、寄ってくる猫たちに餌をあげる。


他人が自分をどう非難しても、近所で迷惑に思われても関係ないし


周囲はみんな敵だと思っているような感じでした。


はじめからではないかもしれませんが、いつの間にかそんな風に・・・。


途中ちょっとむきになっちゃいましたが、最後は


こっちで勝手に手術だけするね・・・で終わらせました。


何日かけても絶対に通じないだろうと思います。


餌だけあげて、でも手術は絶対しないし支払うお金は無い。


餌やりもあげたいときだけはあげるけど、キャットフードとかを買って


ちゃんとお世話するつもりもない。


ダメだこりゃ。


このおじいさんに意識を奪われるとこちらが消耗します。


さっさと切り替えて、早く解決できるようにしていくのが一番ですね。


久々の暴言ラッシュに疲れてしまいましたが、


Kさんはじめ、おじいさんの近所の方がとても協力的です。


がんばってくれる方とやれることをがんばるしかないですね。




子猫たちは家猫修行して里親さんを募集です。


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季節ごとの譲渡の難しさ

2021-02-02 16:10:51 | そらまめのひとりごと
春から秋までは、本当に小さな子猫たちがわらわらといて


譲渡していく際には、体重の増加やウンチの状態やらを重視して


体調が崩れないかをスタッフさんたちがフォローしています。


つまり、小さな子が順調に成長できているかを拝見しています。


年も明けて現在は若猫さんや成猫たちがトライアルに行くのですが


この時期の難しさは、猫たちが賢くなっている分


スンナリと新しい環境になじんでいかないという点です。


慣れてしまえば絶対に性格のいい楽しい子だとわかっていても


ご飯を食べなかったり、夜泣きしたり・・・。


最初は警戒心バリバリです。(たまにすぐなじむ順応性の塊の子もいます)


ですが、しばらくすればご飯も食べますし夜泣きもおさまってきます。


猫との我慢比べの時期です。


性格的におおらかなご家族や、根気のいい方もいらっしゃいますが


どうにも待てない方や心配しすぎる方もいて、いろいろです。


動物と暮らすということは、人間の方も考え方や見方を変えないと


いけない場合がけっこうあります。


ほんの少しの時間ですから、


ぜひぜひがんばってもらいたいと思う私たちです。


心の中で、『はよ警戒心を解き放っておくれ~』と叫んでいるんですよね。
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