そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

見つかったけれど

2023-05-31 16:25:39 | 探しています/保護しています
脱走してしまって探していますに掲載を希望されたり
捕獲器の貸し出しを希望されたり
チラシの作成の方法を聞かれたり・・・。

自宅から逃げてしまった飼い猫を探すのは
簡単なことではありません。

そのうち帰ってくるなんてこともありませんし
いなくなって猫も飼い主さんも、本当に心細く不安でつらい気持ちになります。

だからこそ、日ごろからの脱走対策をお願いしている次第です。

いなくなってしまった子がいました。
暮す会からの譲渡ではありませんでしたが
スタッフさんが、いろいろアドバイスしてからホームページにも
掲載しました。

ですが、残念なことに・・・。
見つかったものの、ずっと飲まず食わずでがんばっていたんでしょうね。
衰弱しきった身体は、受診した病院でも助けることはできませんでした。

おうちに帰りたかったこの子の気持ちを考えると
いたたまれないものがあります。
また、せっかく見つかってもこの結末では
飼い主さんもやりきれないと思います。

担当したスタッフさんも、あまりのことにショックを受けていました。

猫は、外に興味があって見てるのは好きですが、
だからと言って外に行ったら
パニックを起こして普通のいつもどおりの飼い猫ではなくなります。

電線に止まってる鳥も好きだし、飛行機や車や歩く人にも
興味はありますが、それはテレビの中の動物やサッカーと
同じことです。

まず飼い主さんが安全を確保してあげること。
これが何よりも大切なことです。

網戸にすることが増える時期ですが、本当に気を付けて
網戸には網戸ロック、猫が爪で開けない工夫をしてください。
玄関前には、1枚ゲートをつけたり
外から帰って来る時も、足元に猫がいないかを確認するよう
家族みんなで約束してもらいたいと思います。

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どしゃぶりの中のレスキュー

2023-05-31 15:33:26 | レスキュー
うちのスタッフさんたちの根性に
ときどき“ひょえ~~~”と驚かされます。

数日前、餌をあげていたわけではないのですが
庭に母猫と子猫が4匹来ていて、何とかしたい、どうしたらいいのかと
相談を受けました。

パート勤務で、お仕事もされている相談者さん。
お子さんも大勢いて、中にはまだ手のかかる子もいます。
それでも保護して何とか助けてあげたい、がんばりたいと言ってくれました。

わたしたちもそれなら、精一杯お手伝いしましょうとなりました。
担当スタッフさんがこまめにアドバイスをしていきます。

まず2匹の子猫を捕まえることができました。
受診の前にお会いして、わたしもお話しをすることができました。
とっても頑張り屋さんだとわかりました。

その後母猫が用心して、残った子猫をどこかに隠してしまいました。
母猫だけがやってくるという事態に。
他にも猫がうろうろしている地域で、発情の声が聞こえる現場です。

それでも捕獲器をセットして、何とか母猫を捕まえることに成功しました。
すぐに手術に連れて行かないで、母猫を囮に子猫を捕まえよう作戦を決行。
ですが、子猫2匹はまったく姿を現さず・・・。

そうこうしてるうちに、相談者さんのお宅のそばの公園の植え込みの中で
子猫発見という情報が入りました。

スタッフさん、あわてて向かいましたが
この植え込みが結構な幅があって、手が届きそうで届かないと。

うち1匹は相談者さんが保護できましたが。
残りが植え込みの中をうろうろして全然だめです。
あきらめて帰宅した翌日は雨・・・しかもだんだん激しくなってきて。

翌朝、数人のスタッフさんが現場に行ってくれました。
しばしご飯を食べていないことや
最後の1匹になり、心細さも加わり、雨にうたれた怖さもあって
子猫がじっとしてしまったそうです。

手の長い(スラーっとした)スタッフさんが、
思いっきり茂みの中に腕を伸ばして子猫をつかんでひっぱり出しました。



激しさを増した雨が、子猫の動きを止めたようです。
もちろん、あのまま雨にうたれ続けたら命はありません。
どちらに転ぶか、ぎりぎりのところでした。
神様がこちらに委ねることを決めてくださったんだと思います。



にしても、現場の写真を見て、スゲーって思っちゃいました。
みなさんずぶ濡れです。
きっとこりゃ、パンツまでびっしょりですね。

『やるときゃやります!!!!』

そんな吹き出しが見えた気がしました笑



こうして命拾いした最後の子猫が加わって、4匹勢ぞろいです。



母猫の手術も無事に済みました。
スタッフさんが預かって、しっかりとご飯を食べさせて、
薬も飲ませてからリリースしました。

子どもたちとは別の道になりますが、身体ひとつになれば
母猫も生きていきやすくなると思います。

それにしても、うちのスタッフさん
心に火がつくとすごいものです。
アドレナリン全開でしたね、きっと。

いざってときにすぐに行動に移せるのって
本当にすごいことだと思います。



後は、この子たちを幸せにするだけですね。

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サーモンちゃん☆またね

2023-05-31 13:45:49 | 天に還った猫たち犬たち
5月24日、夜の静寂の中、
時計の針は2:55分。
サーモンちゃんが旅立っていきました。
最期にため息をつくかのように大きく息をして、動かなくなりました。

サーモンちゃんは、5月22日に行政に殺処分ありきで持ち込まれた
わずか96グラムの小さな女の子です。



他の兄弟たちとずいぶん大きさに違いがあって
いわば未熟児だったのかもしれません。

みんな人工乳もイヤ、哺乳瓶の乳首もなかなかうまく口に含めず・・・。
シリンジでミルクを飲ませました。
そんな中、一番先に吸い付けるようになったのがサーモンちゃんでした。



いける!きっと頑張れる!!!

そう信じて、子育てが始まりました。
明日はもっと飲めるようになるね。

こんな儚すぎる命を前にしたとき、わたしたちは
信じるしか道はありません。
大きく育っていくことを、ただただひたすら願うしかありません。

順調にみえたサーモンちゃんでしたが、夕方の授乳時
いまひとつ飲む量と勢いが弱くなって、少し強制し
点滴もしましたが、呼吸が浅くなっていくのがわかりました。

たぶん復活できないだろうと感じました。
落ちていくような、あの感触は何度経験しても慣れるものではありません。



あたたかくして、そばにいてあげるしかなくて
何度も名前を呼んで、何度も産まれてきてくれてありがとうを伝えて
そして、何もできなくてごめんねと・・・。

飼い猫のちゃっちも、ずっと心配してそばにいてくれました。



サーモンちゃんのそばで、他の兄弟たちは
しっかりとミルクを飲んで眠りにつきます。

おんなじ時おんなじママから産まれてきても、それぞれ道が違ってて
しかたないことだけど、せつなくなってしまいます。

2日間、うちで過ごしました。
お腹いっぱいにもなったし、あったかくてふかふかで気持ち良かったよね。
そんなやってあげられてよかったことを数えるしかできません。

神様のところに行ったら、もう1回やり直したいって必ずお願いするんだよ。
そして、今度こそ目を開けた顔を見せてね
無事に育って、幸せにしてくれる家族の元に送り出させてね。

行政までお迎えに走ってくれたスタッフさんから
サーモンちゃんのためにきれいなお花をいただきました。
花に囲まれたサーモンちゃん。



今のこの時期は、名前も無く、悼んでもらうこともなく
花で飾られることもない命が、たくさん旅立っていきます。

サーモンちゃんの死とともに、花を持たない子たちのためにも
祈りたいと思います。
助けたいとがんばる人が増えてくれますように。
助けなければ育たない命を産ませないようにすることを
理解してくれる人たちが、もっともっと増えてくれますように。

かわいいサーモンちゃん、またいつかね。
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隣の市で行方不明の猫発見

2023-05-25 00:46:34 | 探しています/保護しています
5月12日に南区の新橋町で行方不明になっていた猫さん。
なんとびっくり、見つかったのは湖西市の鷲津でした。

猫と暮す会のホームページに行方不明の探してます情報を掲載したところ
保護してくださった方が見つけてくださってビンゴ!!!!!



しかし、この距離はどういうこっちゃですね。

たぶん、車に乗ってしまって降りた先が湖西市だったと考えるのが
もっとも真実に近いのかなと思います。

探す方も必死で、どうしたらいいのかを聞いてくださいましたが
保護した方がいてくれて本当に良かったです。

猫と暮す会のホームページから、元の飼い主さんまでたどり着けた猫は
これまでもかなりたくさんいました。
必死になって発信すれば、心ある方の目に留まるということなんだと
思います。

それにしても・・・長旅でしたね。

みなさまにお伝えしたいのは、室内のみで飼っても
いえむしろ室内のみだからこそ、心配もなく長生きできるということです。
外に行かないとストレスだとか、外は自由でいいなんて
大昔の古臭い考え方は、どうか捨てて
お家の中だけで、快適に暮らす方法を工夫していただきたいと思います。

脱走防止も強化してもらいたいと思います。
これからの時期は、網戸にもすることが増えるだろうし
ついつい気が緩むことも多いかと思います。

飼い猫の安心安全を確保できてこそ、愛情ある飼い方だと言えるんですよね。

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名前をつける

2023-05-24 05:09:19 | いっしょに考えたいな
小さなおチビさんたちを受け入れるとき
真っ先にするのがお名前をつけることです。

ミルク飲みの赤ちゃん猫
容体が思わしくなくて引き取りに出された子猫
確実に育つかどうかはまったくわからないわけです。

せっかく猫と暮す会にたどり着いてくれた子たちですから
素敵かどうかは2の次で、とにかくお名前だけは真っ先にプレゼントです。

わたしたちの元にたどり着くまでのことはさっぱりわかりません。

ママのおっぱいをたくさん飲めていたのかどうかとか
そのママ猫自体が健康だったかどうかとか
ママから引き離して何時間経過して連れて来られた子たちなのかとか
連れてくるまでに身体が冷えていないかどうかとか。

わからないことだらけの中でスタートします。
正直いつ何時何があってもおかしくないと覚悟を決めての育児です。
だから、お名前はすぐにつけることにしています。

もし仮にダメだったとしても
名前で呼んであげられたことや
あったかいふかふかの寝床があったことや
お腹がすいたままじゃなかったことや
ひとつでもふたつでも、良かったことを増やしてあげたいと思っています。

名前ってやっぱりとっても大切だと思います。


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相談事ラッシュ!!!

2023-05-18 07:25:14 | いっしょに考えたいな
毎日、様々な相談が入ります。
猫の飼育に関することから、近所の餌やりさんの苦情に近いもの。
子猫が産まれて・・・というものから、どうしたら育てられるとか
多岐に渡ります。

できる限り丁寧に対応していますが
丁寧に・・・というのは、まずお話しをじっくり聞くということです。

相談者の方が、どうしたいのか、どこまで関わってこようとしているのかが
とても重要です。

何もする気がない方なら、そこで終わりになってしまいますが
頑張り方がわからないなら、その後別の方向に舵をきっていきます。

あらゆる内容で相談事が入るので
雑にならないようにと思ってはいても、現場を見ないと
思ったようにはいかないこともあります。

100個の相談が入れば、100個すべて異なる内容です。
話しを聞くことが、猫に限らずすべての問題解決のはじまり。
そんな風に思っています。
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黄色のきいちゃん黒色のくろちゃんのこと

2023-05-17 06:33:19 | 天に還った猫たち犬たち
昨晩、以前猫回りので知り合ったしじみママさんから
久しぶりに電話をいただきました。

しじみママさん宅で飼っていたくろちゃんが亡くなったと。
5月15日、コタツが大好きなくろちゃんが
起きて来ないなぁとのぞいたら、中で動かなくなっていたそうです。

突然のことで、もしかしたら生きているのではないかと、
すぐに近くの獣医さんに連れて行ったそうです。
15歳半。
心筋梗塞とか心不全とか・・・突然心臓が止まってしまったようです。

コタツの温かさのせいで、体のぬくもりを感じて
すぐに何かしたら助かったのかなとか、いろいろ考えてしまったみたいです。

黄色と黒、2匹の兄妹でした。
相談されたときは、4か月くらいでした。
2008年の秋のことです。


もうすっかり野良化が進んでいて、
慣らして譲渡はかなり時間が必要かなと思いました。
家で迎えることに切り替えて、ずいぶんお世話も苦労しながら
がんばってくれていました。

途中、きいちゃんが脱走してしまったときは
どうやって捕まえようかと頭を抱えてしまいました。



庭に続く窓を少し開けて、毎晩寝てもらう作戦をしたところ
飛び込んできたと連絡が入り、肩の荷が下りたことも思い出です。

その黄色のきいちゃんは、2020年(令和2年)12月6日
亡くなりました。



大きな悲鳴のような声をあげてびっくりしてかけつけたものの
そのまま息絶えてしまったと、泣きながらお電話くださいました。
13歳、まさに突然死でした。
もともと心臓に何かあったのかもしれないねと
かかりつけの先生に言われたそうですが、
しじみママさんには甘える子だったので、
当時かなりショックを受けていました。

残ったくろちゃん。
1匹になった寂しさも手伝ってか、しじみママさん命の
甘えん坊さんに変わったそうです。(他の家族はNG)



夜もいっしょに寝ていて、
『猫ってこんな風に性格が変わるんだね。びっくりしちゃって』
と話してくれました。

ご自分の年齢も考えて、くろちゃんが最後の飼い猫だと
大切にしていましたから、相当な痛手だと思いますが
苦しまないで逝ってくれて、黄色も黒もいい子だったし
ありがたいねと涙ぐんでいました。

しじみママさんは、現在77歳、5月31日で78歳。

もう自分の飼い猫と呼べる猫と暮すことは到底できなくて
だからこそ、自分と同じ年代で子猫を飼うとか
ショップで購入する高齢者とか、本当に腹立たしい!と
ずいぶん厳しい口調でお話ししていました。

自分が元気で、獣医さんを受診したり
お世話ができることが、飼い主の大前提で
つらくても看取ってあげるのが最後の責任で愛情だと
力強く語ってくれました。

きいちゃんも、くろちゃんも佳き縁に恵まれて、
長い歳月、幸せな時間を過ごしてきたことがわかります。

今頃、2匹は久しぶりの再会を果たしているのではないかと思います。
しじみママさんのこと、しっかり見守ってあげてね。

写真はまだ若いころの2匹です。
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秀(しゅう)くん☆またね

2023-05-16 05:51:21 | 天に還った猫たち犬たち
2005年の秋もだいぶ深まったころ、
TNRをしようと決めた場所がありました。
わたし自身が暮らす、まさにお膝元です。

多頭飼育しているお宅があり
ご近所さんたちからだいぶ非難の声があがっていました。
そこら中に置かれたペットポトル。
ネットで対策しているお家も何軒もありました。

問題視されてるお宅を訪ねて行って、いっしょにTNRをやりませんかと
持ちかけました。
猫は全部で子猫を含めて12匹いました。

その中に真っ白くてとてもきれいな猫がいましたが
その子が近くの幼稚園の縁の下に潜り込んでいくのを目撃しました。
どうやらすでに出産していて、そこで子育てをしているようです。
その猫は後回しにして、他の猫たちの手術を急ぎました。

その白い猫が産んだ子供たちは、全部で3匹だったようです。
餌をあげて増やしてしまったお宅の人から、
ママが子猫を連れて戻ってきたと連絡をもらいました。

子猫たちを何とか捕まえて保護しておいてとお願いしたところ
1匹は捕まえられたけれど
後の2匹を連れてママ猫はどこかに行ったというのです。

捕まった1匹は脳に何らかの問題があるのか
身体をまっすぐにして歩くことができず、
その餌やりさんのお家で育てていくことになりました。

残った2匹の子猫と、ママの手術。
それこそかなり寒さも厳しくなってきていて、気持ちばかりが焦りますが
仕事もハードだし、家事、子どものこと
なかなか思うように時間をかけられず、しんどかったことを思い出します。

また、今のように経験や知識も無く、ネットワークも無く
自分の無謀さを嘆くことも正直ありました。
葛藤の毎日でした。
ようやくママを捕まえることに成功しました。

次に、幼稚園の縁の下から出てくる子猫を1匹保護。
もう1匹を必死で探しました。

その日は小雨も降っていて寒かったこともあり、早朝から必死でした。
2時間近く探し歩いて、幼稚園の体育館の裏手の側溝で
亡くなった姿の白い子猫を発見しました。
すでに硬くなっていました・・・・。
浅い側溝のわずかな段差を超えられなくて、
それで亡くなったんだと理解するのに時間はかかりませんでした。
1匹、足がびっこだったと餌やりの人から聞いていましたから。

あたたかい縁の下に戻れた子は生き延びて
この側溝を抜けられなかった子は亡くなって
障害があった子は、むしろすぐに保護ができて・・・。

小さな白い子猫を抱きしめて大きな声で泣いたことを思い出します。

生き延びた子は、隣町で暮らすご夫婦に引き取られていきました。
秀くんと名付けてくださいました。



2005年の暮れのことです。
お子さんのいらっしゃらないご夫婦で、
子どもの代わりと言ってもいいほど、大事に育てていました。



あたたかいお人柄で、いつもにこにこされておおらかでした。
秀くんの後に妹分のたまちゃんも迎えてくださっています。

その秀くんが、4月28日に亡くなったことを
つい数日前にお知らせくださいました。



お宅に寄らせていただきました。
秀くんの思い出を語りながら、奥様が言葉を詰まらせて
まだまだ立ち直れないとおっしゃってました。



毎日肩に乗ってくること。
買い物から帰ると、玄関でお行儀いい座り方で待っていること。
さみしいとにゃあにゃあ甘えてくること。
逝ってしまったときは、しっかり抱っこしていたこと。

どれもこれもが大切な宝物なんだろうと思います。

17歳半なら、大往生です。
受診しても、これといって悪いところも見つからず
年齢的なものもあると言われていたそうです。



とは言っても、できることなら20年でも25年でも生きて
そばにいてほしいと思うのが人情ですね。

たまちゃんも3日ぐらい、ずっと泣いて秀くんを探していたようです。



その姿もせつなくて・・・と。



お別れは淋しいもので、わたしも保護当時を思い出し
いっしょに泣いてしまいました。

居心地の良かった幸せな生涯。
きっと秀くんも満足していると思います。
戻ってくる場所は、ここしかないですね。



秀くん、またね
本当によくがんばりました。

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しょうちゃん☆またね

2023-05-15 05:59:18 | 天に還った猫たち犬たち
先週、5月8日月曜日
日づけが8日を迎えた0:18に・・・しょうた君は静かに
旅立っていったそうです。



肝不全で心臓にも少し問題が出て来ていて
飼い主のNさんも、ずっと心配していたそうです。



しょうちゃんは、2009年4月10日に保護しました。


簡単にキャリーに入れて保護できました

猫回りの最終地点で、見かけない猫たちがうろうろしていると
当時そのあたりにいたホームレスのおじさんに教えてもらって
あわてて保護した子です。

とっても性格がよくて、なついていて、甘えん坊で
捨てられたんだと思いました。
そのうち、近所の人たちから施設に入った高齢者が飼ってた子じゃないのか
という話も聞き、そこを訪ねてみたのですがすでに空き家でした。

いずれにしても、手放したような人に再度ゆだねることはできないし
里親さんを探そうと、このブログでも呼び掛けたところ
大変良き縁に恵まれて、譲渡する運びになりました。

わが家で過ごしている間も、ものすごくお利口さんでしたし




他の猫たちともすぐに仲良くできました。



忘れられない子です。

Nさんからのご連絡に、大変驚きましたが
しょうちゃんの逝ってしまったことをお知らせいただき
本当にありがたかったです。

途中、お年賀には妹ができたこと






お引越しされたことなども書かれていました。



登下校の子供たちから窓辺のしょうちゃんが人気者だった話も
来客者にもすりすりしていたことなども聞いていました。



みんなに愛されていたんだと思います。



大切にされて、たくさんいいことがあって
しょうちゃんのおよそ15年の生涯は華やかに彩られていました。

いただいたお便りを紹介いたします。

しょうたとのご縁を頂き、本当にありがとうございました。
みんなの癒しとなり、笑顔にさせてくれた素晴らしい🐱でした。

しょうたはいつも穏やかで、
あまり目がパッチリしている写真が少ないです💦



みーは、お兄ちゃんが大好きなのですが、私が、私が‼️という性格なので、
いつもしょうたの前に座っているという感じでした。



でも、人が見ていないところではくっついて
(多分みーからくっついて行ってました)過ごしていました。



今頃天国でぼんやり過ごしていることと思います。
みんなに愛されて本当に幸せだったと思っております。

しょうちゃん、どこにいってもきっと人気者だと思いますが
少しゆっくりしたら、またNさんのお家の子になれるように
戻ってきてね。

わたしにとってもたくさんの思い出を残してくれました。



ありがとう、しょうちゃん
また会いたいな


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モコちゃん☆またね

2023-05-15 05:22:27 | 天に還った猫たち犬たち
4月の終わりに保護した大人猫の受診のため
とある病院の待合室にいました。

不思議なことに、待合室にいらっしゃる方がすべて知り合いで
今日はいったい何だろうかと思ってしまいました。

その中のおひとりが声をかけてくれましたが
久しぶりに会った彼女は、以前いっしょにいろんな活動をし、
わたし自身大変お世話になった方でした。

活動をきっぱりやめ、最近はお目にかかることもなくなっていたのですが、
何か呼び合うものがあったのかもしれません。

わたしが某場所で保護した黒猫のモコちゃん。



そのモコちゃんが、4月のはじめに逝ってしまったことを聞きました。
数年ぶりに出会えたのは、
モコちゃんの最期を教えてもらうためだったのかもしれません。
もしかしたら、モコちゃんからのメッセージだったのかもしれません。

2006年の夏の初めに、モコちゃんを保護しましたが
その場で生きていくには小さいし、
かといってまったくの子猫でもなく・・・。



ただわたしの中に、その場に置いていく選択肢はありませんでした。
性格のいいモコちゃんは、保護場所から駐車場までの約15分もの道のりを
逃げもせずに抱っこで連れて行けました。

当時は、3か月くらいの子猫で性格が良くても
拾ってくれる人は少なかったのかもしれませんね。
大勢、お散歩したり遊びに来たりする人がいましたが
誰もこの子を連れて帰る人はいませんでした。

この場所は拾う場所ではなく、むしろ捨て猫されることで有名でした。
まだひどい話ばかりの時代だったと思います。

当時の状況がよみがえってきましたが、
おかげでモコちゃんは素敵なお宅の飼い猫になることができました。



モコちゃん、17歳。
大往生でしたね。
優しい人のそばで天寿をまっとうできました。
彼女に、心からありがとうを伝えモコちゃんの冥福を祈りました。


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譲渡した子が逝ってしまって

2023-05-11 03:13:34 | そらまめのひとりごと
このところ、以前譲渡した子たちの訃報が続々と届きます。
考えてみれば、当たり前ですね。

長い間、活動しているわけですから
譲渡した子たちが年を取って、老衰だったり、
病気で亡くなったりするのも、至極当然なわけです。

猫と暮らす会を立ち上げたのが、2011年(H23)の8月です。
そして、その前も活動していたわけですから。

みなさんからご連絡をいただき、当時を振り返ったり
懐かしく感じたり・・・そして、ちょっと切なくて。
想いだったり、自分自身の記憶だったりが鮮やかによみがえってきます。

ずいぶん、ずいぶん遠くまで歩いてきたんだと
足跡をたどっているわたしです。

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良かったね💛みみちゃん

2023-05-11 02:38:44 | 不妊手術・TNR
自宅周辺の野良猫の繁殖を防ぎたいと
以前からTNRに取り組んでくださっているSさん。
今年度早々、まずは自宅に来るという雄猫君の手術の申し込みをされました。

ですが、結婚してご実家と離れた町で暮らす娘さんのところに猫が来ていて
もしかしたら妊娠してるのかなと、急ぎの相談を受けました。

写真を拝見すると、どう見ても妊娠が疑われます。



ともかく、まず早急にその子を捕獲しないと増えてしまいます。

お腹に赤ちゃんがいたらやっぱり嫌なものです。
でも繁殖を防ぐのが最優先だと、十分理解しているSさん。
さっそく娘さんのところに来る猫の方から捕獲に取り組んでくれました。

まだ若く見た目もきれいな女の子。
手術してみると、やはり赤ちゃんがいたそうです。
気の毒に感じたSさんは、養生のためにしばらく自宅に入れてくれました。



すると、思っていた以上になつっこくて
これなら飼えるかも・・・と。
ついには娘さんのお家で飼ってもらえる話がまとまりました。



しばしお世話をしていたせいで、娘さんご家族が迎えに来ていなくなり
ちょっとロスかもっておっしゃってました。

新しいお名前は【みみ】ちゃんです。



これからは身も軽くなり、室内で大切に育ててもらえますね。

みみちゃんは自分自身もまだ若いです。
外にいて赤ちゃんを産んでいたら、それこそひとりで何匹も抱え
過酷な試練が母子ともども待ち受けていたわけですから
良心的なご家族の庭に来たことは、この上ない強運でした。

みみちゃんを産んだのではと思われる雌猫も、たまに見かけるそうです。
もし、チャンスがあるのなら、ぜひともそのママ猫の手術も
がんばってもらいたいところです。

そして、ご自身の町の雄猫君(ちゃとら)のTNRも無事に済んで
リリースが終わった報告ももらいました。



いろいろと、手際よく行動に移してくれました。

いつも思いますが、やる気のある人って
本当に身が軽いというかフットワークがいいし時間の作り方が上手です。
若々しさの秘訣ですね。

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善意に触れて

2023-05-10 04:23:51 | いっしょに考えたいな
今、無事に育つかわからないし、山の天気のようなおちびさんや
容態の思わしくない子がいますが
『会でミルクが必要です』と呼びかけたところ
多くのみなさんが反応して、ミルクを支援してくださいました。

もちろんおちびさんたちは、至る所で産まれていて
すべてが生きられるわけではないのですが
縁があって、猫と暮す会にたどり着いた子たちは
できうる限りのことをしてあげたいと思います。

スキルの高いスタッフさんたちの厚いケアで
風前の灯の子たちが復活していきます。
もちろん、逝ってしまう子もいますが、可能性にかけて
必死でお世話をしてくれます。

実際わたしたちは、技術やお世話する労力の提供はできたとしても
現実問題として、かかる費用は相当なものですから
みなさんからの支援には、本当にほっとしますし感謝でいっぱいです。

ともに、戦ってくださってるんだと嬉しく思います。

昔、小さなミルク飲みを保護しても、その数は少なく
1組を受け入れたら、少し大きくならないと
次を受け入れられなかったことを思い出します。

ミルク飲みのおチビさんが順調に育っていくのと
粉ミルクの減りの速さも比例して・・・
ミルク売り場のコーナーで、
うっと立ち止まって考えてしまったこともあります。

ネットで少しでも安くを考えてますが
これまた昔、安さにとびつき、お金だけ振り込んで商品が届かないという
非常に悔しい思いをしたこともありました。
自分の社会勉強が足りなかったと反省し、自腹を切りましたが・・・。

猫を通じて、あたたかい善意にも触れることができるし
心無い事態や、何がしたいんだろうっておかしな輩にも遭遇します。

世の中が善人だけではない以上、さまざまなことは起こりうるのですが
できることなら優しい気持ちや、同じ志の人たちに囲まれて
穏やかに過ごしていきたいものです。

そして、小さなおちびさんたちが無事に育ってくれることを
今は願っています。


デルフィニウム
きれいな青にあやかってデルフィと名付けた子がいます。
ブルーの瞳がそれは美しい猫です
少しづつ仲良くなっていきましたが、
すべて焦らずじっくりゆっくりですね。

毎日、できることを1歩ずつ進んでいくしかないです。
おかげさまで、わたしの周りは愛に溢れているので
いろんなことをやれるようになってきたんだと思っています。
人に恵まれているのが自慢です。


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ちゃー君を探しています

2023-05-07 07:30:04 | 探しています/保護しています
中区中島3丁目でちゃー君が脱走
ちゃとらのちゃー君を探しています。

ご近所で目撃情報もいただいています
近くにいるのは確かなのです

もう少しのところだと思います。

連絡先 黒田 080-6097-0544 090-4089-1967

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デニコ💛2歳になるの巻

2023-05-06 15:10:21 | 病気&事故の話し/猫編
昨日のこどもの日は僕の2歳の誕生日だったよ
ぼくんちはケーキでお祝いしてくれたよ



『てんかん』のお薬は少し減ったし、このところ発作もないし
かあさんとおさんはやたらほめてくれてるよ。



ぼくが所属してる猫と暮す会は、働かざる者食うべからずってことらしい。
だからぼくはちゃんとお役に立ってて、みんなからすごいすごいって
よく言われるんだよ。



ぼくは子猫や人間ねえちゃんとこの赤ちゃんのお世話もちゃんとできるんだ。
証拠の写真もたくさんあるよ。


生後3か月の時、『てんかん』の発作が起きたけど



そういう病気がわかっても、ぼくはものすごく大切にされてるし
なんたってぼくはデニコだからさ。



苦しくたってがんばったよ!
かわいそうな猫なんて呼ばせない。



大活躍できるスーパーCAT
それがぼく
デニコなんだよね☆☆☆

コメント
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