そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

どしゃぶりの中のレスキュー

2023-05-31 15:33:26 | レスキュー
うちのスタッフさんたちの根性に
ときどき“ひょえ~~~”と驚かされます。

数日前、餌をあげていたわけではないのですが
庭に母猫と子猫が4匹来ていて、何とかしたい、どうしたらいいのかと
相談を受けました。

パート勤務で、お仕事もされている相談者さん。
お子さんも大勢いて、中にはまだ手のかかる子もいます。
それでも保護して何とか助けてあげたい、がんばりたいと言ってくれました。

わたしたちもそれなら、精一杯お手伝いしましょうとなりました。
担当スタッフさんがこまめにアドバイスをしていきます。

まず2匹の子猫を捕まえることができました。
受診の前にお会いして、わたしもお話しをすることができました。
とっても頑張り屋さんだとわかりました。

その後母猫が用心して、残った子猫をどこかに隠してしまいました。
母猫だけがやってくるという事態に。
他にも猫がうろうろしている地域で、発情の声が聞こえる現場です。

それでも捕獲器をセットして、何とか母猫を捕まえることに成功しました。
すぐに手術に連れて行かないで、母猫を囮に子猫を捕まえよう作戦を決行。
ですが、子猫2匹はまったく姿を現さず・・・。

そうこうしてるうちに、相談者さんのお宅のそばの公園の植え込みの中で
子猫発見という情報が入りました。

スタッフさん、あわてて向かいましたが
この植え込みが結構な幅があって、手が届きそうで届かないと。

うち1匹は相談者さんが保護できましたが。
残りが植え込みの中をうろうろして全然だめです。
あきらめて帰宅した翌日は雨・・・しかもだんだん激しくなってきて。

翌朝、数人のスタッフさんが現場に行ってくれました。
しばしご飯を食べていないことや
最後の1匹になり、心細さも加わり、雨にうたれた怖さもあって
子猫がじっとしてしまったそうです。

手の長い(スラーっとした)スタッフさんが、
思いっきり茂みの中に腕を伸ばして子猫をつかんでひっぱり出しました。



激しさを増した雨が、子猫の動きを止めたようです。
もちろん、あのまま雨にうたれ続けたら命はありません。
どちらに転ぶか、ぎりぎりのところでした。
神様がこちらに委ねることを決めてくださったんだと思います。



にしても、現場の写真を見て、スゲーって思っちゃいました。
みなさんずぶ濡れです。
きっとこりゃ、パンツまでびっしょりですね。

『やるときゃやります!!!!』

そんな吹き出しが見えた気がしました笑



こうして命拾いした最後の子猫が加わって、4匹勢ぞろいです。



母猫の手術も無事に済みました。
スタッフさんが預かって、しっかりとご飯を食べさせて、
薬も飲ませてからリリースしました。

子どもたちとは別の道になりますが、身体ひとつになれば
母猫も生きていきやすくなると思います。

それにしても、うちのスタッフさん
心に火がつくとすごいものです。
アドレナリン全開でしたね、きっと。

いざってときにすぐに行動に移せるのって
本当にすごいことだと思います。



後は、この子たちを幸せにするだけですね。

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子猫の鳴き声で

2020-09-08 04:30:56 | レスキュー
相談をいただいて、スタッフさんが対応してくれました。


良識ある方が友人に相談し、その友人がこちらに相談してくれました。


母猫にどうやら置き去りにされた子猫の鳴き声がして・・・・


見ればまだ小さな子猫が3匹。


猫は初めてで触ることもできずどうしたものやらということです。


どうやら猫に詳しい友人を頼っての相談だったようですが


現場を確認されていないため大きさも何もまったくわからない状態です。


相談者ご本人と話をしたい旨をスタッフさんが伝えます。


そしてご本人と直接やり取りです。


ワクチン代金と駆虫の費用を提示し、こちらで預かってお世話を


することとなりました。


雨の中、まずは1匹・・・スタッフさんから受け取りの報告をもらいました。


残った2匹が心配ですが、土砂降りの深夜


残りの2匹も無事に救出されて、遅い時間に受け渡し完了です。


200グラム無い生まれて2週間ぐらいのミルク飲み仔猫たち。


思っていた大きさよりかなり小さくてびっくりです。



脱水もしていたので点滴もしてくれました。


冷えた体を温めて、3~4時間おきのミルクに突入です。


わたしたちは場所や、育てる労力や、


現場に受け取りに走ることならできます。


ご本人が飼育するならアドバイスしたりすることもできますが


相談して来た方が、何もできないと言う場合は


わたしたちは何もできなくなってしまいます。


今回は、譲渡するときまでにする駆虫の代金とワクチンの費用を


いただきました。


ご飯をあげていたわけでもないのですが


そこの部分を受け持ってくれた相談者さん。


ミルク飲みスタッフさんが手をあげてくれたので


引き受けることができました。


こうして、そのときそのときのこちら側の受け入れ状況に応じても


対応が変わっています。


今日受け入れれば、明日の相談は応じることができず


限られた環境の中で、できることの提案をしています。


捕獲も同じです。


そのことだけをしているわけではありませんから


こちらも空きを作ってのお手伝いとなります。


相談してきた方自身ががんばらない限り、


その現場は何も変わらないだろうと思います。


相談すればすべてしてもらえると思っているとしたら、


そこは大きな勘違いですから、できることを提示させてもらいます。


ひとつの課題を解決するために、


みんなで力を貸し知恵を絞って動いています。


ですがその中心は、最初に相談してきたご本人。


最後まで走り切るのは、その人自身だと思っています。


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チャトラ君発見にいたるまで

2020-05-06 15:42:13 | レスキュー
会から譲渡したチャトラ君が脱走してしまったのが一昨日4日のこと。


朝8時半ごろ、まさかの網戸のはめてある枠をぶち破り


脱走してしまいました。



飼い主さんの不注意とは言えないまさかの脱走劇です。


力の強いオスは、こういうこともあるのだと、わたしたちも教訓にします。



すぐにダーリンとスタッフHさんIさんMちゃんが現場に行ってくれました。


どんな状況なのかしっかり確認して連絡をもらいました。


隠れ場所満載ですが、どこかに潜んでいるはず。



チャトラ君は外猫暮らしが長かったので、さほどビビっているとも


思えませんが、逆に遠くに行かれてしまうのが心配でした。


夕方、ダーリンと探しに行きました。



自転車のベルを鳴らしたら、ささっと走り去る後姿をご主人が目撃。


なぜ自転車のベルかと言うと、保護する前


ご飯時の合図がこのベルだったからです。


半年以上経つのに覚えていたみたいです。


近くにいることはわかりましたので、仕切り直すことに。


翌朝、暮らす会のスタッフさんたちが大勢集まってくれました。


実はこの日4日は、kyoさんとtomiさんの暮らす会入会1周年です。


ふたりとも、絶対自分たちが見つけられる気がしていたそうです。


現場近くの草むらで、休んでるチャトラを発見しいったん逃げられてしまいました。


耳カットした別の猫が屋根の上にいました。


この付近は野良猫がたくさんいるそうです。


みんなでポスティングしたり、周辺を捜し歩いていると


『いたいた!見つけました』の声が聞こえました。


なんと側溝の中です。



歩いていたtomiさんが下を見たら目があった・・・・そうです。


鉄のはめ板を2カ所外して、両側をふさいで挟みうち作戦です。


捕獲器もぴったりはまります。


何回も中を行ったり来たりしてましたが、穴からほうきの柄をつっこんで


ついについに捕獲器に追い込むことができました。


やっぱり1周年のふたりには猫の神様がついていたようです。


スタッフさんたちのおかげで、追い込み作戦も簡単にできました。


部屋に戻るとなんでもなかったかのように虎鉄君とスリスリしていたチャトラ君。




良かったです。


大けがして助け出して、治療が済んで、素敵なお家の子になったのに


枠をぶち壊して外に行くとは何事かと思いましたが、やれやれです。


その後、水を飲んでご飯を食べて爆睡してる写真を送ってもらいました。



無事に保護できたとき、里親さん嬉しくて泣いてました。


大きな通りに行って交通事故に遭ってしまわないかとか


最悪の事態も口にしてました。


脱走は探せないこともありますから、本当に気をつけないといけないですね。


急に暑くなりましたから、網戸にすることも増えてきます。


みなさんも脱走対策の強化をお願いしたいと思います。


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グレちゃん脱走~救出まで

2019-11-21 05:21:00 | レスキュー
グレちゃんは今年の春に譲渡したグレー白の大人猫です。



今年の春、引っ越しで置き去りにされたのではと思われます。


保護してお世話していたのは、近所に暮らすSさん。


そういう気の毒な猫に遭遇するとどうしてもほっておけずに


自宅に連れて帰って里親さんを探してきました。


そのグレちゃんを気に入ってくれたTさんとわたしは


これまた猫つながりの知り合いです。



グレちゃんが脱走してしまったのは13日のことです。


引っ越しして、まだ家にもなれていないグレちゃんは換気していた


お風呂場の窓から出てしまったようです。


マンションなので、同じ作りの別のお宅の同じ窓から室内に入り込み


その別のお宅では見知らぬ猫の侵入に驚き、お巡りさんに来てもらったそうです。


首輪のないグレちゃんは、野良猫と判断されて室内から追い出されることに。


侵入してしまったんで仕方ないとはいえ、見知らぬ人たちから追われ


さらに恐怖心をあおってしまったようです。


脱走の連絡をもらった猫と暮らす会の担当スタッフさんが


その日のうちに捕獲器を持って行ってくれました。


そのあたりを闊歩する野良ちゃんではありませんから


さほど遠くには行けなかったのでしょう。


その翌晩14日、すぐご近所の


今は使っていない棟の縁の下にいることがわかりました。



捕獲器をセットして・・・・・あとはうまく入ってくれたという連絡を待つばかりとなりました。



ですが、翌朝届いた知らせは逃げられましたという内容です。


でも、でも、またまたこの日、つまり15日


同じお宅の、今度は表側の畑に建てられてる小屋の下に入り込んでいると。


こちらのお宅のご主人が見つけて小屋の下をおおってくださったそうです。


Tさんがおやつでおびき寄せても、ちょっとなめてまたひっこんでしまい


そのうちまたまた小屋の隙間から出ていなくなってしまったと。


また・・・・。


すべての用事を返上し、16日の夕方捜査隊に加わることにしました。


グレちゃんの足取り日時を追って歩きました。


どこにいそうか、話しながら・・・・。


絶対に遠くには行っていないと思いました。


しばらく探して、ついにグレちゃんは昨日と同じ小屋の下にいることがわかりました。



3度目の正直です。


これでうまくいかないとまずいと、今度は慎重に慎重に小屋の周りをすべて


確実に覆って、1カ所にだけ捕獲器を仕掛けました。


捕獲器の入り口も、細工しました。



みんなで絶対に入ってよ~と念を投じ、あとは飼い主のTさんにまかせました。


夜の闇の中で、グレちゃんはその気を感じてくれたのかな。


いえいえ実際もうパニックもおさまって、帰りたい食べたい自分になっていたんでしょうね。


その後、Tさんの声に導かれて、捕獲器に入ってくれたと連絡をもらいました。


4日間の大冒険です。


無事に帰宅できて、お嬢さんにしがみついて眠る写真もいただきました。



本当に良かったです。


安易に窓を開けてしまったことは、もちろん対策してもらうように伝えました。


スタッフさんからも、すぐに病院に行くようにとアドバイスも受けたようです。


脱走は怖いですが、真剣に必死に探してくれたこと、ご近所にも話したこと


また、すぐにこちらにも連絡をくれたことが


無事に戻ってこれたことに繫がったと思います。


見つかった小屋の持ち主の方も、本当に親切で協力的でした。


寒さも厳しいとはいえ、まだまだ本格的な真冬とは違っていることもラッキーでした。


脱走してしまって、二度と会えなくなってしまうこともめずらしくありません。


自分たちのことを記事にして、他のみなさんが脱走に気をつけてくれたら


参考にしてくれたらと言ってくれました。


室内のみで飼ってる猫が脱走したら、絶対に遠くには行っていないです。


近くを徹底的に探すことが大切です。


猫は気配を消して潜むことの達人ですから。


そして、まずは脱走されないように、飼い主さんが日ごろから気を配ることが大切ですね。


好奇心旺盛の猫と暮らすということは、愛猫との知恵比べでもあるのかなと


そんな風に思います。


みなさん、脱走対策はしっかりできてますか???


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大事なのは・・・今

2019-08-20 05:10:21 | レスキュー
今年も・・・命からがらたどり着く子がたくさんいます。



断崖のギリギリを歩いていて、1歩の差でこちらに来るのか向こうに行くのか。


この先どうなるのかなんて、誰にもわかりません。


わかっているのは今。


命の長さを決めることなど誰にもできないけれど、


今と言う瞬間、何を選択してどう動くのか決めることができるのです。


助けたい、助けると決めたのならそれに向かってやれることをやらないと。


命のラインぎりぎりなら、信頼できる先生に委ねることも大切です。


そう思って、病院まで車をとばす日も何度もあるのです。



無理を言って、先生にお願いすることもしばしばです。


先生方も・・・・全力で対応して下さいます。


まさに、God Hand。



神業のような瞬間に遭遇できたことも何度もあります。


人のできることには限界もあるけれど、助けたいたくさんの想いは


ときにはご長寿猫に生まれ変わらせてしまうこともあるんです。



だから、助けたいと思ったなら


いつでもあきらめの悪い自分でいたいと思います。


そしてわたしの周りも、そんなあきらめの悪い仲間ばかりです。


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ゴミとして捨てられた子猫たち

2019-08-18 08:20:26 | レスキュー
某町内のゴミステーションに、何匹もの子猫が死んでいると連絡が入りました。


でもかろうじて1匹だけは生きているかもしれないと。


生後1か月くらいの子猫たちが息絶えているそばで


ひどい状況で1匹の子猫が、なんとか命をつなぎとめていたのです。


ひどいノミ、体中生きたノミとノミの糞で無残な状態です。


点滴をしてもらって少しペーストを口にしたものの、


この先生きられるかの保証はどこにもありません。


自宅に連れ帰って、きれいに体を洗いました。


すすいでもすすいでも真っ赤なお湯が、いつまでも流れ続けています。


くしでとくと、固まったノミ糞がごっそりと・・・。


どれほど痒くて、吸われた部分は痛くて、これではゆっくり眠ることすら


できなかったと思うのです。


丁寧に洗って暖かい風で乾かして、フリースを準備している間に


こてっと寝てしまいました。



気持よくなったのか・・・・一瞬、死んじゃったのかと焦るような寝方です。


たぶん貧血もひどいだろうし、これからいろいろな問題も出てくるのかも


しれません。


脱水もひどくて、まさに生死の境ギリギリだったと思います。


ゆっくり養生させて、しっかり治療して


亡くなった兄弟姉妹の分も幸せな道を探していこうと思っています。


それにしても・・・・生きたままゴミ置き場に捨てた人がいたわけです。


人の心の卑しさまで普段は見ることができないけれど


こんな風にしか暮らせないって、なんとも恐ろしいことだと思います。



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いらっしゃいませ~♪

2018-09-19 02:56:03 | レスキュー
9月の1日に緊急で飛び込んできた相談のおちび3匹


母猫から離された直後で、痩せているわけではないけれど人工乳を嫌がるのです。


そんな贅沢言わせませんが・・・・。


お腹に虫もいて一時は下痢のウンPを踏みまくって、例のごとく洗濯おばさんしてました。


で、ここのところようやくラクチンな育児に入っていたのですが


またまたおチビがやってきました。


360グラムの可愛い子です。




しっかり必要量食べるのがまだできないので、回数をふやすか、足りない分は口に突っ込むか・・・。




といろいろ思案してるそばから、こちらは緊急。


本日生まれたてのミルク飲みがやってきました。




哺乳瓶、当然くわえません。


87グラム・・・おしっこさせたら86グラム。




1ミリのシリンジで少しづつミルクを与えていくしかなさそうです。


しかも、身体が冷えてきています。


湯たんぽでかなり暖かくして、室温も上げました。


わたしは気持が悪いほど汗かきまくってます。


先ほど2回目のミルクタイム。




1回目よりはちょっとマシかな。


ただ、3匹いて2匹は親がくわえて連れて行ったけど、この子だけは


待てど暮らせどお迎えに来ず、どうしましょうって話でしたから


そのままにしたら低体温で亡くなってしまうだろうと判断しての保護。


いささか厳しいかもしれません。


やれるだけやってみて、自力でしっかり飲み出してくれればいいのですが。


小さくても生命力にあふれた子はお世話もさほど大変ではないのですが


飲み込む力のない子や泣くだけの元気のない子は、やはり大変です。


さてさて、どうなるのかはわかりませんが、なかなか楽はできないようです。
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捨て猫9匹

2018-06-04 00:39:08 | レスキュー
昨夜10時過ぎ1本の電話がありました。


知り合いが小さなミルク飲みを引き取ったけれど、ミルクを上手く飲めてない子がいて


どうしたらいいのかわからないという内容でした。


体重をうかがってもわからないということで、ひとまずこちらに来てもらって自分の目で確認しました。


歯がはえてきているので、生後3週間くらい。


でも状態は非常にまずい感じです。


風邪で目が塞がっていて、こまめな点眼が必要。


体重は120~180グラム。


ひと腹ではなくふた腹くらい。


ブリーダーもどきがたぶん繁殖させたか、手術を怠った人間が捨てたか・・・。


ひとまず、緊急性を要する子から体重を計りながら脱水の症状を改善するために点滴。


次に生食に動物用のブドウ糖を混ぜて少しづつ与えます。


ミルクを飲めなかった子も、シリンジを使用して少しづつならゴクンと飲み込みます。


動きが出てきたところで、ミルクを2ccずつあげてみました。


もちろん到底足りませんが、ひとまず低血糖を防いでいけば助けられるのかもしれないので。


痩せてガリガリでくったりしてるので、やっぱり気持ちが焦りますね。


手早くやらないと一刻を争うような状況です。


すべて終わりましたが、自宅に戻ってもう一度しっかりとミルクを飲める子には飲ませるようにと伝えました。


朝いちばんで受診すれば、何とかなるかもしれません。


緊急の応急処置しかできませんが、朝まで持ってくれるといいです。


ミルクの作り方からわからなくて、自分がパニックだと言ってましたが、せっかく助けたのですから


どうかこの1週間は気合で頑張ってほしいと思います。


しっかり飲めてくれば、時間をかなり空けられますから楽になると思います。


それにしても、この数を捨てるなんてどうかしていますね。


おかしな輩がはびこっていて、残念でなりません。


警察にも当然届け出たそうですが、対応が遅いのはやはり人間のことではないからなんでしょうね。


そのあと、今度はうちの保護っ子たちのミルクと離乳食です。


そして、今からはわが家のメイちゃんのお世話。


もうお世話することもあまりありませんが、頑張ってくれてるのでいっしょにいられる時間を作りたいと思います。








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GW中のたくさんのレスキュー

2018-05-06 03:17:53 | レスキュー
先日、友人がいきなり相談を受けた内容です。


交通量の多い中央分離帯のつつじの植え込みから、子猫の鳴き声がするけど・・・捨て猫?迷い猫?


そんな場所からどうして・・・。


仕事中だったそうですが、何とか時間を作って現場に向かい合流したそうです。


ですが、探してる間に子猫が茂みから飛び出したりしたら、探してる自分たちが交通事故に遭ったらどうしようか。


いっしゅん悩んだものの署に帰るパトカーを停めて協力を要請したら、茂み側にパトカーを置いて


その車線をストップしてくれたそうです。


そして反対車線にも応援パトカーを呼んでくれて車線ストップ。


おかげであっという間に子猫を見つけ出して保護できたそうです。


お巡りさんもそんな気の効いたことしてくれるなんて、すごいですね。


400グラムの可愛い雌猫はもう少し大きくなったら譲渡会に参加です。


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そして、相談があった多頭飼育の現場に行ってもらったのは会のスタッフさん。


今回、担当してもらうことにしました。


いちばんは増やさないための不妊手術。


続いて、もし新たに飼い主さんが探せるのなら譲渡していくこと。


頭数の多さや、そこのお宅のお婆さんや相談者さんに泣かれて


いつもの彼女の冷静な判断が微妙なことに・・・・


増やしてしまうのは、猫の問題ではなく関わってる人の問題ですから


そこにある現実と、至った真実を見極めていかないといったい誰の困りごとかわからなくなります。


気の毒な猫たちを目の当たりにしてしまうと、どうしてもそこに目がいってしまいます。


でもまずは増やしてしまった人の考え方だったり、ふだんの猫への接し方だったり


なぜこうなったのかを徐々にでも認識してもらわないと、同じことを繰り返すことになるのです。


3か月の子猫と、300グラムに満たない子猫を連れて帰ることができましたが、ノミだらけです。


これでは貧血にもなるし、身体がかゆくてよく眠れなかったりいいことなど一つもありません。


人間にも影響あるはずです。


だらしないとしか言いようもないところですが、今後この場所にいる猫たちのことを考えたら


頭ごなしに注意してもはじまりません。


多頭を放置している人って、ご本人は金銭的な貧しさばかり強調しますが


わたしはその人の心の貧しさが原因だと感じることがほとんどです。


かわいそうで餌をあげちゃった・・・


子どもを堕胎するなんて気の毒でできない・・・


わたしは猫が好きだけど、近所はみんな猫を虐める人ばっかり・・・


こういう話は、その人自身の自分をかばう言い訳でしかありませんが、まずはここからスタートしていくしかないので


ひとつひとつ片付けていくことになります。


時間も労力も金銭的にもかなりな負担がかかる多頭の現場。


ここは始まったばかりです。


多頭の現場に関わるのは精神的にも疲れますけど、なんとか問題解決したいですね


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次は手術をがんばろうとしている相談者さん


実際手術もしてくれていますが・・・・。


間に合わず生まれてしまった子猫3匹。


自宅敷地の物置の下にいるのを確認。


捕まりそうで捕まらないという相談で、担当したスタッフさんがご主人とともに出向いてくれました。


2匹捕まりました~


でも泥んこまみれになっちゃいました


はいつくばって保護してくれたんでしょうか。


残りの1匹も翌日には無事につかまえることができて、やれやれです。


頑張りました


この3匹も状態をみて譲渡会に参加予定です。


お母さん猫のおっぱいをしっかり飲んで育ったおかげで、健康状態も安定しています。


母乳って・・・最強ですね


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というわけで、GWに各所でいろんなレスキューありました。


助かった子たち

たどり着けた子たち


家猫修行を経て、良き縁結びがはじまります




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それでも前に進みたいね

2018-04-24 08:48:31 | レスキュー
お世話していた子が逝ってしまうとき、それはどうしようもなく悲しいことです。


精神的なダメージもかなりあります。


どうやら風邪をひいてしまったわたしです。


寝不足が続いていたことや、張りつめていたものが切れたせいかもしれません。


自信も無くなるし、ヘタレ女です。


そんな中、昨日やっぱり亡くなった2匹と同じ状況の


1匹のみで保護された目の開かないへその緒のついたミルク飲みの相談が入りました。


逃げ出したい


正直それが本音でした。


自分の弱さに情けなくなりながら、逃げたってそりゃわたしのせいでもなんでもないと言い訳も浮かびます。


でも連れて帰ることにしました。




見てくれる人がいない限り、生きることはできません。


結局わたしは、ただのお馬鹿さんなんだと思いました。


世間で言う、要領よく生きる方を選ぶことができませんでした。


チェルシーちゃんとスタッフさんが名づけてくれました。




そして、もう1軒相談の電話を受けました。


こちらの方は1カ月半くらい?の元気な子です。





相談者さんの事情もよくわかるし、一部費用負担も快諾してくれました。


お預かりして、ココちゃんママにお世話をしてもらうように連れていきました。


こちらのはぐれ猫ちゃんは怖くて怖くて大きな声で泣いています。


ココちゃんママさんが一生懸命抱きしめて落ち着かせてくれてるみたいです。


お名前はミルキーちゃん。


安心できる場所だってわかれば、超がつくほどの可愛い子ですからすぐに新しい飼い主さんも見つかると思います。


不安で怖くてひとりぼっちじゃ生きられないんです。


悲しいことが続いています。


それでも泣きながらでも、自分にできることを続けようと思います。


お馬鹿さんにはお馬鹿さんにしかできないこともあるわけで


何より本当に無理ならともかく、単なる言い訳を積み重ねることだけはしたくないと思うのです。


頑張ってると、つながる縁も不思議な出逢いもたくさんあるのです。


土砂降りの雨のように仔猫の相談があります。


いちばんつらいというか苦しいシーズンに突入しています。




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ミルク飲み仔猫の生ちゃん

2018-04-21 22:56:31 | レスキュー
4月20日の金曜日


相談があってやってきたのはミルク飲みの男の子


生きられるかもわからない大きさです。


またしても、母猫が産み落とし・・・・1匹だけ置き去りにした仔猫です。


自信があるかと聞かれたら、神様に聞いて下さいとしか言えないけれど、


聞けば前日から泣き声がして、保護してからも冷たくてドライヤーであたためたものの


砂糖水しかあげていなくて、おまけに引き取れるという方が、


お迎えは日曜日だというのです。


もはや、日曜日まではもたないと判断し、早急にスタッフさんに連れてきてもらいました。


生きてほしいと願い、お迎えに行ったスタッフさんが生ちゃんと名づけてくれました。




何でかわかりませんが、お尻からは血がでていました。


後から聞いたら、無理やりへその緒を切ったらしいのですが、そのせいなのかもわかりません。


75グラム。




身体は冷えてかなり体温も落ちていました。


何をどこからどうしようかと思いましたが、ともかく身体を温めて


飲まないミルクをシリンジで数滴ずつ口に入れます。


2グラム増やすのに、30分以上かかりました。




暖かい寝床を用意しましたが、体温が戻らなければたぶん次に箱の中を見たらまずいことになっているんだと思いました。


2時間半~3時間おきに、少しずつ少しずつミルクをあげます。


到底ほ乳瓶でゴクゴクと飲める状態ではありませんでした。


何ができるわけでもなく、生命力にかけて見守るしかない大きさです。


水下痢もあり、補液をしました。


この小さな身体に針をさすのも緊張します。


でも生きられる可能性があるなら、やれることをと2㏄入れました。


無理やり生かしているような気になる瞬間です。


母猫さえ見放した仔猫を、助けられるなんてどこか思い上がりだと感じながらも


それでも生きられる可能性があるなら、やれることをやるしかないと・・・。


先ほどの体重チェックは88グラム。




がんばってほしいと思います。


病院に行ったら先生が治療したり、処置できるくらいの大きさになってほしいと思います。


300グラムまでくれば、できる治療もあるのかもしれません。


無事に、どうか無事に育ちますように。


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65グラムの極小ミルク飲み

2018-04-20 09:40:12 | レスキュー
夜間救急を経て、愛護教育センターにたどり着き、そこから相談が入りました。


これから左親指の再受診に出かけようとしているときでした。


65グラム・・・。


満身創痍の今は難しいといったんはお断りしたのですが、それでももし何とかなるのなら


やっぱり助けられるのならと、引き受けることにしました。


夕方、やってきました。




何があっても絶対におかしくない大きさです。


未熟児で生まれてきて、母猫さえ置き去りにしたのではないかと思えるパターンです。


ダメだったら、ダメになったら・・・しっかり見送ろうと思います。


人事を尽くせば、運は舞い込んでくると信じてやるっきゃないですね。


すべては、理由があって今に繋がっているのかもしれません。


とぎれとぎれの事態は存在しないのですから、この時の流れに乗ってやってきたこの子も


ここにくる運命だったんでしょう。


今度の日曜日までは預かりができないと言っていたスタッフさんも、かなり難しい子を3匹もお世話してくれています。


それもわたしの負傷のせいですが、できない無理も引き受ける男前ぶりを(女性です)見せてくれました。


わたしの場所が空いていたのも縁だったのかもしれません。


動きの激しい子猫ではお世話もできませんが、この大きさなら


腫れた親指でも抑えることができるし、手のひらで暴れても大した痛みではありません。




無事に大きく育ってほしいです。


スタッフさんからサンベリーナちゃんというお名前をつけてもらいました。


今から、ここからです。


今まで育てた中で79グラムがいちばん小さかったのですが、それをはるかに飛び越えて極小サイズです。


がんばれ!サンベリーナちゃん。


神様、この子に力を貸して下さい。


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6匹の子猫たち

2018-04-20 09:28:57 | レスキュー
三毛猫と黒白の兄弟姉妹たち6匹


母猫の手術をして、子猫は何とか里親さんを探したいという相談者さん


優しいご夫妻ですが、高齢のため飼うことは難しいようです。


すでに室内には今まで保護してきた猫たちがたくさんいますから、


これからはその子たちの看取りの期間にしたいとのことです。


餌をあげていたわけではなくとも、猫の匂いが猫を呼んだのかもしれません。


とりあえず、こちらのスタッフさんでお世話をして里親探しをしていこうということになりました。


よく似ているので、見分けるためにカラーゴムをつけて、体重測定をして


3匹ずつに振り分けました。




健康状態も良さそうだし、もう少し様子を見たら検便検査や駆虫をしようと思います。


この子たちなら、早々里親探しをしていける予定です。


野良にならなくて、本当によかったと思います。


早めに相談していただいたおかげですね。


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そうそう、昨日母猫を手術しに病院に行ってきましたと報告をもらいました。


約束を守ってくださってありがとうございます。



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たどりついた1匹

2018-04-18 05:55:45 | レスキュー
月曜日、緊急SOSのお電話をいただきました。


浜松市外からです。


1匹のミルク飲みの仔猫を保護した相談です。


猫と暮らす会の趣旨を簡単に説明し、賛同していただけるのであれば引き受けましょうとということに。


時間もありませんから、決断はお急ぎいただかないと間に合わなくなりますが


快諾していただき、大至急連れてきてもらうことになりました。


到着した際は、お願いした通りカイロであたたかくしてくださっていたので助かりました。


お昼ごろの保護。


かれこれ8時間半空いています。


何も口にしていないようでしたので、急ぎミルクを与えました。


哺乳瓶が初めてでうまく使えず、シリンジで与えました。


痩せてはいましたが10cc飲んでくれたので、一安心です。


念のための補液を夜と朝しました。


245グラムの身体が、どんどん増えていきます。


相談者の方のご実家で親が連れてきた子猫たちのようですが、4匹いて


1匹は親がくわえて逃げたそうです。


残り2匹は、その現場で息絶えていたそうですから、親猫もかなり栄養状態が悪くて


子育てに苦労していたんでしょうね。


母猫も手術してあげられたのなら、こんな苦労しなくても


わが身ひとつなら生きていきやすくなるだろうにと思うのです。


どこかに行ってしまったこの母子が、また戻ってきてくれたら・・・・。


そして、こちらにたどりつけたこの仔猫、できることしかできませんが


全力で助けたいと思います。













・・・・(;^_^A


と、かっこいいこと言ってますが、昨日移動になりました


左親指をがっつり負傷して、お世話できなくなりスタッフさんにお願いするしかなくなりました。


こんなおチビ初めてですと言ってますが、貴女なら大丈夫。


しかも、このおチビさん、生きようと貪欲です。


別のスタッフさんがクリシュナと名づけてくれました。


愛・知・美を意味するヒンドゥー教でも最も人気のある神様の名前からです。


がんばってすべてを魅了する子に育ってほしいです。


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待ってた仔猫たち

2018-04-05 03:30:46 | レスキュー
先日から・・・待っていた仔猫たち


母猫が移動した先がわかり、無事に5匹とも保護ができました。



もちろん、母猫の手術は絶対条件です。


写真だともっと大きいかと思っていたんですが、まだちっこいですね。


160グラム~190グラムです。


風邪で目がふさがってしまってます。




へその緒はようやく取れたところぐらいですね。


誕生日は、どうやら3月25日あたりじゃないかと相談場所の方たちは言っていました。


さて、無事に育つかどうか・・・。


なんせ母猫から離したばかりで、哺乳瓶の乳首をいやがります。


カテーテルを挿管しての授乳ですが、5匹いるのでかなり時間がかかります。


脱水気味の子は点滴もセットです。




他にも2匹の風邪ひき子猫がいるので、そりゃあもう何が何やら状態になってます。


徐々に哺乳瓶に吸い付く練習もしていきますが、親から離されて不安いっぱいだろうと思います。


わさわさ動いています。


目が腫れてる子は、こまめな点眼も必要ですからそこもしっかりやっていかねば・・・です。


哺乳瓶から飲みだせば、別のスタッフさんのお宅に移動ができることになりましたから


あともう少し。


がんばれおちび!がんばれわたし! 👈👈 これ、毎年言ってますね笑


そしてみなさまにお願いです。


また、ミルク缶が必要なシーズンとなりました。


寄付をお願いできたら嬉しく思います。


下記のミルクがすぐに溶けるので使いやすいです







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