そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

がんばったね☆月ちゃん

2016-11-30 04:09:17 | 天に還った猫たち犬たち
11月27日の譲渡会終了後、急いで帰宅して猫部屋を開けました
正直、ドアを開けたくないというか、開くのがとても怖かったです


案の定、そこにはたぶん逝ってしまってからまだ間もない月ちゃんが
他の姉妹たちと混じって横たわっていました


ごめんね


もうそれしか言えませんでした
その日の午前中、受診したときも院長先生から言われていました


猫風邪で猫は死ぬし、そんなことよくわかっているでしょ?

あきらめちゃいけないけど、どこかでわりきらないとだめだよ



前日も受診して、家でもいろいろできることを一晩中試していました


何を口に入れても、カテーテルから挿入させても吐き戻してしまいます
もう胃腸が動いていない状態だったんでしょう



12日に子猫が生きるには過酷な現場から保護してきました
目も白濁してひどい風邪です
お腹には回虫、コクシがいました
カビもはえていました



569グラムしかありません
他の姉妹たちは700グラム~800グラムありました


毎日薬と点滴をして、2種類の目薬を日に数回点眼して、しっぽだけシャンプーしたりしてました





白濁していた目がかなりきれいになって700グラム超えて
なついてくれて、もう少しだと思っていたところでした



それでも、あのひどい場所で死なせなくて済んだんだし
暖かい場所を用意してあげられたと思うしかありません







保護を依頼してきたお婆さんは、医療費がかかるとわかったら
急に元に戻すだの、目が悪いなら殺してほしいと言ってきました
まったく意味がわかりません


もちろん行動に移す前にきちんとお話はしてありました
子猫を保護するということはお金もかかるし
おばあさんは保護したり、治療できるのか、はっきりと確認もしているのです


ですから、行って話すたびにころころと話をすり替えるお婆さんのいい加減さに嫌気がさしました


可愛いと自分が思う子は飼ってやってもいいそうです
障害が残りそうだとか、体調不良の子はいなくなってほしいようです


このお婆さんには金輪際会いたくありません


月ちゃんは性格もよくきれいな子です
殺してもいいなんて言われるような子ではありません


月ちゃんをきれいなお花でいっぱいにして見送りました



Mさんがお花を足して入れてねと持ってきてくれました
いっしょに斎場に同行してくれたAちゃんが、おもちゃを入れてくれました
生きるか死ぬかの生活でしたから、向こうでは思いっきり跳んだり跳ねたり遊んでほしいと思います


生きてるうちは体調もすぐれず、苦しかったと思いますが
月ちゃんのこと、気にしてくれる優しい人もいっぱいいたこと
人に愛されたことを自慢に思って旅立ってほしいと思います


本当に良く頑張りました




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クリスマスツリー

2016-11-30 04:01:10 | そらまめのひとりごと
ちょっと用事があって以前お世話になった方の職場に出向いたとき
クリスマスツリーがお出迎えしてくれました



そっかぁ~
もうそんな季節になっていたんですね
ばたばたと過ごしているうちに年の瀬になったことにやっと気づきました


この調子だとあっという間に新年に突入していきそうです


いっしゅん、きれいだなって足を止めましたが
予定は目白押しです
浸っている時間はありません


クリスマスにときめいたころもあった・・・・ような気もします笑

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ぱどにも掲載されています

2016-11-30 03:22:37 | 会からのお知らせ
11月末発行のぱどの「ペットと暮らそう」という編集記事内に

ワンちゃん、ネコちゃんの譲渡会情報も掲載したいということで

情報提供の依頼をうけて譲渡会案内が載りました




会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください
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11月27日(日)の譲渡会inペッツマート浜松店『入野』

2016-11-27 05:45:38 | 会からのお知らせ
40匹にのぼる子猫・若猫たちの飼育が続いています
仔猫用のミルク・チュール(何でもOK)・離乳食・子猫用パウチ・ウエットティッシュの寄付をお願いしています



静岡県浜松市近郊で新しい飼い主さんを希望しています


子猫たちの新しい飼い主さんを探す会を開催します


すでに飼っている方で2匹目3匹目を考えている方

これから家族に迎えようとしている方
浜松市およびその近郊で希望者さん、お待ちしています。



本日参加のハウル君です
去勢手術とワクチン接種も済ませた健康で人間大好きな生後5か月の男の子




条件があえば、遠方のご希望も大丈夫で
ただし飼うためには条件がありますので、

こちらとのお約束を守っていただける方にお譲りしています


11月27(日)11:00~14:00

ペッツマート浜松店2階(入野)

浜松市西区入野町9446-1


ご希望の方はここをクリックしてください

  ↓ ↓ ↓



また、猫と暮らす会ではご寄付の品もお願いしています



猫砂(どんなタイプでも可)・ミルク・子猫大人猫用フード・チュール・ウエットテッシュ・ペットシーツ






現在会では、体調不良の猫をたくさん抱えています
医療費がかさんでいますので
ぜひみなさまのご協力をお願いしいます


猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051


銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
店番238 番号1428605


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いただきものだけで過ごす

2016-11-26 11:44:17 | 料理・食べ物・お店
このところあまりに忙しくて買い物にも行けず
それならば、いただきものだけで生活してみよう~みたいなことになってるわが家


ダーリンとふたりなので、そうは言っても困ることはありません
育ち盛りのお子さんや、ご高齢の方がいたらそうはいかないのでしょうけれど
あるもので、充分堪能できているのです


数日前いただいた餃子と、これまたいただきものの子メロンの浅漬け




美味しい夕食でした


今朝は、建前で拾ったおもちをいただいたので、お味噌汁に入れての朝ごはん
柿とみかんのジュースでビタミン補充です


お昼はバジルパスタ
夕食は、タイのあら汁と煮物かな~


予定は未定
体調不良の子猫たちを抱えての毎日なので、先のことはまったく読めません


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エイズキャリアがわかっても

2016-11-26 07:04:59 | 病気&事故の話し/猫編
譲渡した猫ちゃんの体調が、いまひとつで
なかなか目ヤニも治らず、体重も思うように増えないことで不安になって血液検査をしたところ
エイズキャリアだということがわかりましたと・・・ご連絡をいただきました


子猫も里親さんにも、幸せな日々を過ごしてもらいたいと願って譲渡したのに
なんとも申し訳ないことをしたと心苦しく思いましたが・・・


ご家族皆さんで話し合い、
これまでどおり変わらぬ気持ちで飼い続けますとおっしゃってくださいました


エイズキャリアそのものは、怖いわけではありませんが
日ごろから風邪をこじらせたり、発症させないように気をつけないといけません
口内炎にもなりやすいので、フードにも気を使いますね


突然の検査結果には驚かれたことでしょうし
先住猫さんもいるので、いろいろ思うところはあったはずなのです


優しく温かいご家族で、みなさん猫が大好きです
だから・・・なのかもと思いました
こういうご家庭なら、猫に多少の問題があったとしても、幸せな生涯をまっとうできるのです


ホントにホントに可愛いんですよ
抱っこして~~攻撃にメロメロですとの言葉


宝物だと言っていただいて・・・
ラインの文字を眺めながら、ありがたくて泣いてしまいました


何があっても変わらぬ愛情と懐の深さ
本当にありがとうございます


以前、エイズキャリアがわかって、1か月暮らした子猫をいとも簡単に
この子返しますから別の子くださいと言ってきた人がいました
そのときは黙って引き受けましたが、もう二度とかかわらないと決めて帰宅しました


数日たって、なぜ次の子を用意しないのかと怒りの電話をもらいました
ホームページで気になってる別の子に会わせてと言われましたが
冗談じゃないと却下です


猫たちはモノじゃないし、完ぺきな猫がいいならよそで探せばいいです
人が愛情をかけて育てるから、猫たちは愛情で応えてくれるのです


いろんなケースがあるのですが、ともかく今回は沁みました
あったか過ぎて・・・
ありがたくて・・・


言葉に言い尽くせませんが、ともかく感謝です
今の忙しさから抜けて、少しでも時間が作れるようになったら、会いに行ってこようと思います
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おばあにゃん、そして残された高齢猫たちのこと

2016-11-26 06:30:54 | 天に還った猫たち犬たち
昨日、おばあにゃんが旅立ったとあずきなさんから連絡をいただきました
おばあにゃんはあずきなさんのお家に昨年の秋迎えてもらえた18歳の高齢猫さんです



お仕事から帰ってきたときは、すでに旅立っていた後だったそうです
死に目に会える会えない・・・これも、運命だと思います


わたし自身、何度も猫たちを見送ってきましたが
タイミングよく立ち会える子、そうでない子がいます


きっと、亡くなる姿を見せたくなかったのかもしれません
お世話になったことを感謝して、黙って静かに旅立っていったんだと思います


大往生って言うのかな・・・とありましたが
もちろん大往生です


しかもこの1年は、あずきなさんご夫婦からプレゼントされた大事な時間でした
おばあにゃんは、その時間を懸命に生きて天命をまっとうしたと思います
幸せだったと思います


おばあにゃん、お疲れ様でした
そして心よりご冥福をお祈り申し上げます




さて、おばあにゃんが旅立ったことであらためて思うところがあります
これからは、高齢者が飼っていた犬や猫がその後どうなるかが、
今以上に大きな問題として出てくるはずです


今回のあずきなさんご夫妻のように、行き場の無くなった高齢猫を引き受けてくれる人が
増えてくれると嬉しいですし、サポートできる仕組みは必要ですね


わたしの周りにも、子猫は先が長いけれど高齢猫の最期を看取ることならできるし、
可愛がれるよといって引き受けてくださったお宅が数件あります


なかなか心情的にできることではないのかもしれませんが、
考えようによったら・・・・できることなのかな


この国で暮らす人間の年齢が高齢化しているのですから
犬や猫のレスキューのあり方も多様化していかないといけないわけですし
飼う側も、自分たちが逝ってしまった後残されたペットの行方
元気なうちに依頼しておかなければいけませんね


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消毒洗浄そして洗濯

2016-11-23 16:37:48 | そらまめのひとりごと
今日は格段に寒さが厳しいです


そんな中、会でみなさんに貸し出ししているケージやキャリーを消毒液につけて
洗い流し、ドライヤーで乾かし・・・
そんな作業をしてくれたスタッフさんたちがいます


少し前にも同じようにきれいに洗って、その日はお天気だったので
天日干ししてくれたスタッフさんたちもおりました


貸し出しケージを運ぶ袋もサイズに合わせての手作りです
布代のみでAISHAさんがたくさん作ってくれました


その袋も、ランドリーで洗濯


譲ったり、ステイに行く猫たちはきちんとケアして送り出していますが
やはりそこは保護の経緯の不明な場合もありますし
かかっていた病気などもありますから、念には念をいれることとしました


こうした地道な努力や影の力の支えで、猫たちは幸せな道に走り出していけます


それぞれができることを精一杯やることで
ひとりではできないことが何倍にもなるんだなぁって実感しています


また日ごろの小さいかもしれませんが積み重ねや心がけで
かからなくて済む病気、うつらなくて済む病気もあります
予防にも力を入れないといけないですね








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まっすぐ見る心

2016-11-22 18:42:20 | そらまめのひとりごと
テレビはNHKのニュースぐらいしか見ないわが家

唯一見てるドラマは朝ドラ

今はべっぴんさんをやってます

そのべっぴんさんで、ちょっと前に靴屋さんがものすごく染みることを言ってました


ものごとはまっすぐに見るもんです。
せやないとこれから起きることすべてが曲がってしまいます



そのとおりです

曲がったものの見方や、何でも疑った心から入るとすべてが歪んでしまいます

歪んだ気持ちでいることで苦しんだり、他人を攻撃してしまうのは

大切な時間や自分自身がかえって損をします

すべてを受け入れる柔軟な心を養わないといけないですね
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11月20日(日)の譲渡会inユニバーサルホーム浜松西店(高林)

2016-11-20 06:52:45 | 新しい飼い主さん探してます
本日デビューの可愛い子猫がたくさん参加します

静岡県浜松市近郊で新しい飼い主さんになっていただける方、いらして下さい


子猫/若猫たちの新しい飼い主さんを探す会を開催します

ユニバーサルホーム浜松西店

11:00-14:00



浜松市中区高林1-8-20



遊びにいらしていただくだけでも結構ですので、お気軽にお立ち寄り下さい
猫と暮らしたいと考えていらっしゃる方に、わたしたち会の存在をお伝えいただけたら
大変ありがたいです


保護猫一覧をご参照ください


ご希望の方はここをクリックしてください
  ↓ ↓ ↓



また、猫と暮らす会ではご寄付の品もお願いしています



猫砂(どんなタイプでも可)・子猫用ミルク離乳食・子猫大人猫用フード・チュール・ペット用ウエットテッシュ・ペットシーツ


体調不良の猫や子猫の受診、ワクチン接種など医療費の支援もお願いしています
ぜひみなさまのご協力をお待ちしております


猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051


銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
店番238 番号1428605


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あべ君♪手術成功

2016-11-20 06:21:49 | 病気&事故の話し/猫編
骨盤狭窄のためウンチが出なくなってしまったあべ君
無事に手術が済みました





まだ微調整は必要だそうですが、骨盤の骨を開く施術は成功しました
大腿骨にスレッドピンを挿入して、創外固定を組んで骨盤を広げる術式です


骨の整復が完ぺきではないので、成長過程または成長後に
完全な整復手術をしなければならなくなる可能性が高いのですが
今は一時しのぎでも命を助けるためのこのやり方がベターだそうです


面会に行くと、だみ声で泣いてました



お腹すいたみたいで、催促ですね
見た目は仰々しくて、痛々しい姿でしたが安心しました


1キロに満たない体で、大きな手術
よく頑張りました


もちろん、まだこれからいろいろ残っています
麻痺が残れば、歩行困難になるのかもしれませんが
第一関門クリアしました
生きていくことはできるようになりました


もしよかったら、あべ君の応援基金にご協力いただけたら嬉しいです


猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051


銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
店番238 番号1428605

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バール☆またいつか会いたいね

2016-11-19 20:07:16 | 天に還った猫たち犬たち
昨日、バールを斎場会館に連れて行きました
小さなバール、眠ってるみたいでした



大きくなるのを楽しみにしていたのですが残念です


バールというお名前をつけてくれたHさん
譲渡会で会えるのを楽しみにしてくれていました
こんな形になってしまいましたが、名前のプレゼント
本当にありがとうございます


お腹もいっぱいになったし、あったかい場所もあったし
仲間もいっぱいいたし・・・


良かったかなと思えることだけを数えて送り出したいと思います
今は神様にお返ししたいと思います


でもいつかまた会えたら、今度こそ・・・・
可愛いバール、またね


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あべ君とバール

2016-11-18 00:31:07 | 病気&事故の話し/猫編
思い悩む日々が続きました
考えただけで・・・涙がこぼれていました
何が正しくて、どうするのがいいのか
何に重きを置いて自分がどうすればいいのか


答えは・・・
【あきらめたくない】でした


ちゃとらの骨盤狭窄のあべ君を何とか助ける手立てはないかといろいろ調べ
それなりの知識のある人たちに相談した結果
日ごろから懇意にさせてもらっているドクターに聞いてみることにしました


忙しい中時間を作ってくださって、あべ君のことを診察してもらうことができました
手術で助けられるかも、ということです


もちろんそれなりのリスクもあるというお話もされていましたが
かけてみることにしました


昨日、浣腸してもらってウンチをいっぱい出したあべ君は
すっかりご満悦で、ご飯もしっかり食べられるようになっていました



この子のおちゃめで明るいしぐさや表情
わずか1週間の縁ではありますが、何物にも代えがたいものです
大金はかかりそうですが、そしてそれが正しい選択なのかもわかりませんが
どうしても、あべ君の命の終わりの日をわたしが決めてしまうことができませんでした



また、みなさまにもあべ君基金をお願いしなければならなくなりそうです
どうか力を貸してください


そんなこんなで、ようやく肩の荷が下りたような気がしていた矢先
保護猫のバールの容体が悪化しました
夕方獣医さんも受診していたのですが・・・


呼吸が荒く、吐き気止めもすべて吐き
顔つきもあまりよくありません
補液をしてブドウ糖を少し入れましたが、受け付けません


もう駄目なのかなって思いました
毛布にくるみ抱っこしてあっためていましたが、ついに真夜中の1時30分
バールは力尽きてしまいました
両手両足を伸ばして、むしろ気持ちがいいときにとるような眠るようなポーズでした



350グラムの小さな体は、戦いから解放されたようです


2週間前、体が冷えてミルクも飲めず低体温で死んでしまうかもと危ぶまれた子です
愛護教育センターの職員さんたちから、何とか助けてあげてほしいと相談されて
自宅に迎え入れました



自分ではしばらくの間ミルクも飲めず、離乳食も食べることができませんでした
体重計の目盛りとにらめっこしながら、シリンジでミルクや栄養のある缶詰を与えていました
5グラム、10グラムと増えるたびにうれしくて
頑張れ頑張れ、いいお家を探してあげるからねって励ましながら
そして、同じ部屋で同じ布団で毎日を過ごしました



あべ君が助かるかもとうれしくて泣いたすぐあと、
同じ部屋で暮らした小さなバールは旅立っていきました



どうして・・・2匹とも助けてもらえなかったのかな
どっちかは逝かなきゃダメだったのかな
あべ君に気を取られて、バールのことが後回しになったことを神様に見抜かれたのかな
ほんとに・・・・ほんとにどっちも大事で守りたかったのに


この秋から冬にかけて、わたしは泣いてばかりかもしれません
悲しいことがたくさんありました
受け止めきれないくらいつらいことがたくさん続きました


苦しくて苦しくて、車に乗ったとたん、声をあげて泣いたこともあります
誰も見てない空間、人気のない場所、夜の闇さえも
かえって居心地良くて、ありがたいとも思いました


悼む心に向き合う時間、そういう大切な時間を作ることもできず
不器用な自分のおろかさに、もがいている時もあります


共に過ごした日々を回想し、短くとも深い縁だったことに
想いを馳せ祈ろうと思います


逝ってしまった幼いバールの魂が、安らかでありますように
あの子が逝く道が温かくてまっすくで・・・どうか迷うことなく導かれますように






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骨盤狭窄のちゃとらのあべ君

2016-11-15 02:19:00 | 病気&事故の話し/猫編
今年は、子猫がとぎれることなく相談も多くて
ハードな毎日を過ごしています


もちろん仕事もあるわけですし、いくら手抜きとはいえ家事もあるわけです
相談者の方は、自分の相談だけなのでしょうけれど
自分でできることは頑張ってやってもらわないと


何でも屋でもなければ、お手伝いさんでもありません
相談事を引き受けて当たり前と思われても困るのです


物理的に・・・わたし自身の体はひとつですから
あっちもこっちもってわけにはいかないのが現実なのです


それでも、助けられるものは助けたいし
解決できる問題なら、いっしょに終わりにして猫問題などと言われないように
やってあげたいと思うのですが・・・


問題解決できないとすれば、相談者ご本人が言われたとおりやらない、やれないケース

せっかく頑張っても、その場所に都合よく猫を捨てる輩が存在しているというケース

TNRしても時間がかかるということを理解しようとしない近隣住民がいるケース


猫問題はかかわる人間の問題だと言われるのもうなずけるというものです
猫だけの問題でもなく、昔からのお付き合いの仕方にも問題はあったのかもしれません


中には、きちんとやり遂げて報告をくださる方もいらっしゃいますから
そういう人ばかりだと、楽なのになぁと思わずにはいられません


さてそれよりも、今いちばん憂いているのはチャトラ猫のあべ君のことです




動物愛護教育センターに持ち込まれた子です
威嚇していたり、体も少し大きかったのですが譲ってもらいました
11月10日のことです


ですが問題があったのです
のみがいたので洗っていたら、お腹の内側が紫色に変色し、瘤のように腫れているのです


お腹を蹴られたかもしれませんし、交通事故かもしれません


翌日すぐに獣医さんで診察したところ、
骨折していて骨盤狭窄気味に骨がV字になっていることがわかりました


子猫で、折れ方の問題もあり手術は困難だとのことでした
どうにもならないのなら、決断しないといけなくなりそうです


自宅に連れ帰って・・・楽しく美味しく温かく
家猫生活を満喫させてあげることに専念しています
すぐにゴロゴロいうようになりました
一瞬だけ怖くて威嚇しちゃったみたいです



痛くて足はびっこをひきますし、数歩ですぐに崩れ落ちるように横になってしまいます
一番の問題は、徐々に排便困難になってきているということです


ウンチの量が減っています
何度も何度もトイレにいきますが・・・出ないのです
いきみながら泣くのですが、出なくなってきているようです


それでも、他の子と同じに過ごせるようになるかもしれないと思って
昨日ワクチン接種に行きました


わが家では、歩行困難でも問題はまったくありません
たとえばウンチを垂れ流しだとしても、出せるのなら構わないのです
そういうお世話は大丈夫


問題なのは、あべ君自身が排尿排便が困難で苦しむということ
苦しんでどうしようもなくなるのなら・・・
わたし自身が、それを・・・いつの時点で決断できるのか


無防備に眠る姿



こんなにも愛らしい子をこんな目に遭わせた人間がいるのかと思うと、
同じ人として情けなく悔しいです


なぜ、あべ君にしたかというと
安倍晋三首相にあやかろうかと思ったわけです
政策的なことではないのですが、潰瘍性大腸炎を治療して見事に復活した方ですし、
あべ君もそのパワーを分けてもらえたらいいなと思ったわけです


どこかで奇跡が起きてくれたら
今はそんなことを願いながら過ごしています


楽しいとかうれしいとか、安心できるとか
そんな風に感じる時間が増えてくれますように




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3年前を振り返って

2016-11-11 08:41:00 | 病気の話し/人間編
3年前の今日ダーリンのオペでした


7~80万人にひとりかふたりかの珍しいガンになり、何が何だかよくわからないまま
オペ日を迎えたのを覚えていますが・・・


実は、オペの前日、保護猫の具合がすこぶる悪くなり夜間救急に走り
翌朝かかりつけの獣医さんをたたき起こし、半ば泣き落としで子猫を入院させて
治療していただきました


ダーリンの命がかかっているからこそ、この子の命も守りたいと必死になれたのかもしれません
ひとつあきらめたら、そこからすべてがドミノ倒しに崩れていきそうで
踏ん張れるのは自分だけだと言い聞かせていたような気がします


ほとんど眠らず、ダーリンの病室にかけつけたのを思い出します


神様がいて、守ってくれました
とくにこれといった宗教を持ち合わせないので、数多の神様仏様、ご先祖様
そして猫神様に祈りをささげました


ダーリンも保護猫も命拾いしました
たぶん救ってくれたのは、ご先祖様と猫神様ですかねぇ


おかげさまで生かしていただくことができました
それならば・・・
助けてもらったと感じた恩には、できるお返しをしたいです


小さな自分でもできること
続けていこうと思います





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