そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

捕獲の相談目白押し

2018-08-30 20:20:16 | 不妊手術・TNR
ここのところ、パタパタと避妊去勢の手術の相談が入ってきています。


会も猫たちがたくさんいますから、新たに迎え入れたりすることが難しい状況です。


でも、野良猫の不妊手術の相談なら応じることができるので


わたしももちろんですが、スタッフさんたちも現場確認に出向いてくれています。


現地調査では、まず正しい餌のあげ方をしているのかどうかを確認します。


決めた時間に決めた子にのみ餌をあげてもらいます。


姿が見えないからと言って置き餌は言語道断です。


そして、手術希望の頭数だけで本当に解決につながるのかどうかも見てきます。


ご近所から苦情をもらっているケースでは、糞尿問題を解決するために


プランターなどを購入してもらって、砂や土を入れてトイレを設置してもらいます。


嫌いなお宅には3倍くらいに薄めたお酢をまいたり、容器に入れて置いてもらいます。


酢酸も効果があります。


砂利にオシッコの場合は、正露丸をまいたり、苦土石灰をまいて対策します。


お話しを聞いてもらえるケースでは、ご近所の方に手術をすることを説明し


増やさないようにするので、嫌かもしれないけれどしばらくは我慢をしてほしいことを伝えます。


また、手術後そのまま自宅で飼えるのなら、室内に入れることも考えてほしいと


お願いすることもあります。


もちろん野良猫を飼うのはけっこう大変かもしれませんが、せっかく捕まったのなら


そこを逃がす手はありません。


室内に入れれば、もうご近所から何か言われることも、その子のことを心配することもなく


お世話ができて非常に気分的には楽になれると思います。


ダメ元で、そんなお話もしてくることが多いです。


いろんな方と直接現場を見ながらお話すると、いろんなことが見えてきます。


せつなくなって胸がいっぱいになることもあれば、何といい加減な自分勝手で


ご飯をあげているのかと腹のたつ人もいます。


それでも、対話をしていかない限り前には進みませんから、現地調査は大切なことだと思います。


こちらの想いが伝わった方は、毎年猫を見かけたり、ご近所にまた新しい子が来たりするたびに


手術の申請をしてくれるのです。


こういう方のいる地域は、子猫が増えることもないでしょうし


うまく共生できているのではと思います。


すべての子猫を助け出してくることができない以上、やはり大元の母猫の手術は


絶対にやらなければならない大切なことなのです。
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ジュン君も無事に保護

2018-08-29 05:24:10 | 探しています/保護しています
18日に自宅から脱走して行方不明になっていた2匹の猫。


27日に見つかったまさき君に続いて、28日ジュン君も無事に見つけることができました。


飼い主さんの自宅のすぐそばのお宅で、保護されてチラシを見ての連絡でした。


2匹とも無事な姿で発見されるなんて、正直奇跡的なことです。


ポスティングしたりチラシ貼りをしてくれたスタッフさんたちのおかげです。


多頭の現場でしたから、オペの際カラーゴムをして個体識別と写真も撮影してあり


そういうことも有力な情報に繋がりました。


手術をしてあったことや、カラーゴムをしておいたこと。


こういうときは手掛かりになります。


探す方も、気持ちがいくぶん楽になるし、また見つけて下さった方たちも


桜カットの耳とカラーゴムを見て、誰かの猫なら保護して連絡をという気持ちに


繋がったのではないかと思います。


首輪がいいのかどうかと聞かれることがありますが、もしものときは


あってよかったと思うのが首輪です。


それにしても・・・。


本当に良かったです。


拡散してくださったみなさまにも、心から感謝申し上げます。


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ジュン君・まさき君見つかりました

2018-08-28 07:14:57 | 探しています/保護しています
★ 27日まさき君は中区天神町で無事に発見されました。

★ 28日ジュン君は南区安松町で無事に発見されました。



2匹の猫ジュン君とまさき君を探しています。


8月18日土曜日
南区安松町の自宅から出てしまいました。



普段、室内のみで飼っている子たちです。




ジュン君 オス キジトラ 



首に紫のカラーゴム
両方の耳の先端をV字に桜カット


 



まさき君 オス グレー



首に水色のカラーゴム
両方の耳の先端をV字に桜カット




ささいな情報でも構いませんので、見かけた方はご連絡下さい。


連絡先:林さん 090-6367-0235

お願い:SNSでの拡散を希望しています。
お近くにお住まい、勤務されていらっしゃる方はぜひご協力お願いします




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まさき君発見!ジュン君探してます

2018-08-28 06:43:22 | 高齢者(おばあちゃん)の多頭飼育
昨日27日、まさき君を見つけて保護してくれた方から


館山寺の浜松市動物愛護教育センターに連絡をいただきました。


目の前の道路を、赤信号でテケテケ渡っていたそうです。


耳カットあるしカラーゴムもしてるし、きっと誰かがお世話してる子だろうと


自宅の倉庫に閉じ込めておいてくれました。


ありがたいことです。


当事者のおばあちゃんに電話したのですが、そんな遠くには行ってないよと電話を切られてしまいました。


動いてもらえそうなスタッフさんに連絡したところ、すぐに対応してくれて


写真も送ってもらいました。




薄汚れてはいましたが、こちらが手術時に結んだカラーゴムがあり


まちがいないと判断。


連れて帰ってもらいました。



夕方、担当スタッフさん宅に移動し、本日おばあちゃん宅にお返ししに行く予定です。



片目が涙目のため薬を飲ませて目薬もさしてもらっています。


**********************************************************************


ジュン君も無事に自宅に帰ることができました。



 紫のカラーゴムをしています。


いなくなったのが南区安松町ですが、まさき君の発見は中区天神町。


約2.5キロ離れています。


直線でも2キロ強。


室内のみで飼うようにしてもらっていたのですが、ご近所からの苦情がある前は


外にも出ていたそうですから、案外移動距離は幅があるかもしれません。


本日、会のスタッフさんたちがジュン君の捜査範囲を広げてチラシを貼ったり


ポスティングしてくれる予定です。


ご近所以外のみなさまも、拡散お願いできたら大変ありがたいです。



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譲渡会のお礼と相談猫

2018-08-28 05:07:38 | 会からのお知らせ
26日の日曜日、譲渡会は大盛況でした。


大勢のみなさまが足を運んで下さって、たくさんの子たちにお話しもあり、また


寄付をお持ちくださる方も大勢いらしてくださって、感謝申し上げます。


子猫たちは、よく食べよく遊びよく眠り・・・また食べ・・・の繰り返しです。


トイレの回数も増え、砂もたくさん使います。


ちょっと慣れない子には、おやつで誘導もしています。


いただいた寄付金は治療費などに、また支援していただいた品物は毎週預かりスタッフさんに


大きな紙袋に入れて渡しています。


頭数も頭数なので・・・年がら年中、あれは足りてるかこれが足りてないと


頭の中はグルグルです。


預かりスタッフさんのところにいる月齢週齢で、必要なものも変わっていきます。


いろいろ回しながらでないと、追いつかないのが現状です。


避妊去勢の猫たちの相談の対応も日々あるので、動いています。


外にいる猫たちの今後を考えると、どの、何の選択がベストなのかと思うことがしばしばです。


会にいて現在新しい飼い主さんを探しているのと同じくらいの大きさの子たちを見かけると


胸がいっぱいになります。


警戒してそばに寄ってこない、それでいてすぐの手術はまだ難しいと思われる大きさの子たち。


3~4か月くらいの子たち。


もう少し早ければ運命も違っていたのだろうかと思うこともあります。


でも一瞬の切なさを振り切って、秋に生まれる子猫の出産を食い止めたいと


頭の中を切り替えて手術がうまくいく方法、時期を考えていきます。


全部を助けられないのが現実なので、助からない子は産ませない!


これが今の野良猫と呼ばれる子たちを増やさないいちばんの近道だと確信しています。


毎日のように・・・・今現在も小さなミルク飲みの子たちが捨てられていたり


処分ありきで持ち込まれているようです。


行政の職員さんたちも必死ですが到底追いつくはずはなく


保護する先が見つからなければ、そういう子たちは残念ですが、


静岡県の施設の動物管理指導センター、いわば【ドウカン】に連れて行かれてしまいます。


『ミルクの子、受けてもらうスペースありますか』と尋ねられても


こちらもいっぱいで、お断りするしかなく


その意味を考えると申し訳なさで苦しくなります。


今またミルク飲みの子猫たち・・・徐々に増え始めてきました。


いつでも餌が豊富だと、出産時期は年中ってことなんですよね。


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8月26日(日)の子猫若猫譲渡会in佐鳴湖北岸管理棟

2018-08-26 01:50:09 | 新しい飼い主さん探してます
今回は総勢53匹の猫たちが参加予定です

デビューの子猫もたくさんいます

静岡県浜松市を中心に毎週日曜日、猫ちゃんたちの新しい飼い主さんを探す会を行っています

また公園猫の相談会も同時開催中    


猫譲る会を開催します

すでに飼っている方で2匹目3匹目を考えている方、これから家族に迎えようとしている方。
浜松市およびその近郊で希望者さん、お待ちしています。
ワクチン接種済みの子猫たちが参加しています。


ただし飼うためには条件がありますので、こちらとのお約束を守っていただける方にのみお譲りしています。

ペット可の賃貸物件にお住まいの方は、あらかじめ不動産会社の契約書などをお持ち下さい。

8月26日(日)

11:00~14:00

佐鳴湖公園北岸管理棟 

(浜松市中区冨塚町5147-4)



※公園事務所への直接のお問い合わせはご遠慮ください

保護猫一覧をご参照ください


ご希望の方はここをクリックしてください
  ↓ ↓ ↓






猫たちのための医療費、フード代金のご協力をお願いしています。


猫と暮らす会
ゆうちょ銀行~ゆうちょ銀行
記号12300 番号14286051


銀行からお振込みいただく場合は、こちらの番号をご利用ください
ゆうちょ銀行
店番238 番号1428605


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サビ&茶トラは幸せを呼ぶ組み合わせ

2018-08-25 07:16:11 | そらまめのひとりごと
ふと・・・気づいたことが。


このところサビ猫と茶トラの組み合わせの写真をよく目にするんだけれど












もしやもしや


この組み合わせって相性いいのかも、と思い始めたわたしです。


陽気で純粋で能天気でまっすぐな性格の茶とら猫。


ラテン系です。


賢くてマイペースで慎重で、いろんなことを見極めてから判断するサビ猫。


でもいったん気を許せば、とことん信じてくれる従順さもあります。


猫と人の相性もありますが、猫と猫との相性としては、さび猫と茶とらもかなりポイント高そうです。


しかも、この組み合わせで譲渡したおうちの方は、とても良い方が多く


(この組み合わせじゃなくても上手に育てていただけていますが)


同時に2匹はより幸せそうに見えてしまいます。


さび猫と茶トラのペア。


幸せを呼ぶ組み合わせになりそうな予感です


性格的に分析してみると・・・人間の夫婦も、この組み合わせだとうまくいってる感じありますよね。


おおらかで陽気で好奇心旺盛のご主人&慎重でしっかり者の奥様


ふむふむ・・・それぞれの性格は個体差ももちろんありますが、うまくいく組み合わせであることは


おおむねまちがいないのかも・・・


猫と暮らす会の募集中の子の中にも、茶とらやさび猫がまだたくさんいます。



一度会いにいらしてくださいね。

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昨日の譲渡会

2018-08-20 09:22:36 | 会からのお知らせ
午前中、浜松市動物愛護推進委員の活動のために譲渡会場にはいられなかったのですが


大勢のみなさまがご来場くださったと聞きました。


寄付の品物もわざわざお持ちくださったり、本当にありがとうございました。


昨日は、はじめから申し込みをして下さったみなさまでステイや譲渡が決まりました。


頭数も多いためですが、譲渡会場から帰るとくしゃみや目が赤くなったり、食欲が落ちる子の報告が


けっこうな割合で増えています。


ワクチン接種を済ませての参加ですが、いろんな目に見えない病気もあるし


年端のいかない子猫たちが3時間展示されるのは、相当しんどいだろうと思います。


みんながんばって参加してきてくれるので、どの子にもゆっくりまったりできるお家をと毎回思います。


夏場は、欲しい人と今いる子の頭数のバランスがうまくいかなくて


毎年のことながら悩ましい時期なのですが・・・・。


それでもみんな本当に飼いやすくていい子たちばかりです。


きっと良さを分かってくださる方に巡り合えるだろうと、ともかくスタッフ一同がんばっています。


夏生まれの子たちの相談も徐々に増えてきました。


9月10月には、またしても盛りっときそうです。


終らないなぁって思います。


メスとわかっているのなら、お腹が大きいかもとわかっているのなら・・・。


どうかどうか手術をお願いします。


オスだとしても、これ以上の被害を防ぐためにも、ぜひぜひ手術をお願いします。


野良猫の不妊手術の相談なら随時受け付けます。


ただし、引き取ってほしいというご相談には応じていません。




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ルンバライダー見参!

2018-08-18 23:45:26 | 新しい飼い主さん探してます
明日のペッツマート入野の譲渡会にも参加します。


その名もルンバライダーのアースとビーナス








くるくる回転する掃除機に、こりゃまた楽しそうに乗っかっていっしょにお散歩。


遊園地で遊ぶ子どもみたいで、可愛い~の化身です。


性格も抜群です。


なつっこくて、癒し系。


他の猫たちとも仲良くなれます。


他にもたくさんの子猫たちが参加しますけど、みんなそれぞれ持ち味あります。










どの子も、幸せになってほしいなぁって思います。


ぜひ譲渡会場に会いにいらしてくださいね


メールでのお問い合わせも受付しています


ご希望の方はここをクリックしてください

  ↓ ↓ ↓






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日差しの位置

2018-08-17 08:44:38 | そらまめのひとりごと
少しだけど、日差しの位置が変わってきたみたいです。


同じ時間に通る道。


日陰のできる場所に変化があります。


お盆過ぎは、季節が動きますね。


またまた子猫の誕生シーズンです。


いえ、すでに年がら年中ですけど・・・。


今手元にいる子たちに、新しい家族が見つかりますように。


今生まれ出でている子たちは、強い運とよき出会いがありますように。


飼っているうちの子は可愛いけど、庭に来た子猫は関係ないと思う人が多いのが現実です。


そこの部分のハードル、やっぱりまだまだ高いのかもしれません。


人の常識、価値観、意識を変えるのがいちばんの難関です。


心の向きを変えて物事を見ると・・・景色も違って見えるわけです。


自分自身も柔軟でいたいと思います。



コメント (2)
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命の教育って・・・。

2018-08-16 09:49:32 | いっしょに考えたいな
昔ならいざ知らず・・・。


今の時代に殺処分の可能性もありますよと説明しているのに


行政に犬や猫を持ち込んで来る人は、もうその先二度とペットを飼ってほしくないし


飼う資格はないと思うのです。


そんなの、当たり前のことだと思うのです。


関わってほしくないと思います。


どの口が、わたしは犬が好きですだの、猫ちゃん可愛いだのと言えるのか。


また、飼えるようになったからもらいに来ましただの、買いますだの・・・。


あきれ果ててしまう人間って、身近にけっこういるんです。


こういうとき、ライセンスって必要かなと思います。


飼う側にも、そして何より販売する側のモラルもめちゃめちゃ問われるわけです。


当然わたしたち活動者も同じです。


動物病院に勤務する人間もしかりです。


買い替えのきく物かなんかと勘違いしてる人の気持ちはまったく理解できませんが


たぶん誰にも大切に接してもらってきたことがないのかもしれません。


もしくは想像力が欠如しているのかもしれません。


家庭での母親の教育って本当に大切です。


いろんな事情もあるわけですから、母親でなくてもお父さんでもおばあちゃんとかでももちろん構いません。


子どもは正直ですから、親(自分を育ててくれた人)の後姿をよく見ています。


どんな言い訳もどんな取り繕いもききません。


子どもの心を無にするような親にだけはならないようにしたいと思います。


スタッフさんのお子さんたち、しっかり猫ちゃん拾ってきたりしています。


自宅マンションに捨てられていた子猫を捕まえたり、学校帰り抱きしめて連れ帰ったり


道端の子猫を見捨てられないで連れ帰ったり、お見舞い先の病院帰り泣き声で子猫にたどりついたり


最近は、どぶから網ですくって助け上げてきたお子さんもいます。


もちろん会で里親探しはしますが、最終的にどこにも縁がなければいつか独立したら自分で飼うようにと


親御さんたちに言われています。


ただ、拾えばいいってものではなく、その先も責任が生れることも


教えていかなければいけないわけです。


今は親や周りを頼るしかなくても、いつか誰かにどの子かに返してあげてほしいと思います。


わたしの娘も、結婚したときに自ら拾った猫たちもいっしょに連れて嫁ぎました。


わが家では、どうするもこうするもなくそれが当たり前のことでした。


何はともあれ、そういう風に子どもが育ってくれていたことに


誰に何にではありませんが、感謝しました。


親のできることなんて大したことありませんが、自分たちの日ごろの姿勢が


子どもたちの心に栄養や水分、大切な日の光も与えていくわけです。


命の教育って、そういうことの積み重ねじゃないのかなと思っています。






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ビビちゃん♡おめでとう

2018-08-13 05:56:23 | 家族ができました
昨年の夏、出産した2匹の子どもと兄弟猫とともに保護された母猫。


手術と新しい飼い主さんを探したいという相談でした。


子猫2匹はすぐに貰い手が見つかりました。


大人猫のオスのプーちゃんも、亡くなった先住さんにそっくりだということで決まりました。


そして、最後に残ったのがビビちゃんでした。


相談を受けてから、約1年の歳月が過ぎていました。


そのビビちゃんに、待ちに待った運命の女神さまが現れました。


まさに、見た目も女神様・・・若くて可愛くて、でもしっかりした考え方の女性です。


ご家族でお見えになっていましたが、お父様の気になる子ではなく


ビビちゃんにしたいと強い意思を持って選んでくださいました。


展示ケージで身を縮こまらせて、おどおどしていました。


耳の先端も、一度はリリースも視野に入れてサクラの花びらにカットされています。


それでも・・・・・お母様も、わたしもこの子がいいと思うと。


最終的にはお父様も、じゃあこの子にしようかと同意してくれて、ビビちゃんのステイがはじまりました。




何というのか、馴染むのが遅かろうが何だろうが、きっとこの家族はがんばるだろうなぁと


漠然と感じていましたし、選んでいるときそばにいて


安易な気持ちで来ていないのがよくわかりました。


お嬢さん、わたしだけの猫を選びましたから、ビビちゃんはきっと戻ってくることはないだろうと感じたのです。


こういう、特殊なというか、一般的には難しいと思う猫を希望される方って


そこの想いも特別です。


案の定、兄弟猫のプ-ちゃんのときと同じですが、毎日さほど変わらない変化を


ものすごく大切に、愛おしく感じてくださっているのです。




いつ動いたのかもわからないうちに進んでいるカタツムリの動きみたいなささやかな歩み。




ビビちゃんのこと、今後大事にしてくれるだろうというのが手に取るように伝わってきました。


1年間、がんばって譲渡会参加に通ってくださったM田さんの想いを


充分すぎるほど受け止めてくれる相手に巡り合えたようです。




ステイ終了の期日のとき、お家に迎えていただけますかの問いに


『家族とも相談しました。迷いはなく決めました。』と嬉しいお返事をいただきました。


爪とぎを購入し、猫じゃらしなどのおもちゃを購入し、大きなキャットタワーも設置してくださって






ビビちゃんがどんどんお嬢様猫に変わっていく様子に、なんだかこちらもウキウキしてしまいました。




ビビちゃんのこれからの変化がとっても楽しみです。




こんなに素敵な人に守りたいって思ってもらえるのも、あきらめないで佳き縁を待ち続けた結果ですね。


通い続けてくださった保護主のM田さんの頑張りにも脱帽です。


プーちゃんとのツーショットはM田さんの机の上に今も飾られている記念の写真です。




こういう縁結びは、わたしたちスタッフにも勇気をくれるものです。


本当にありがとうございました


おめでとう、ビビちゃん。


世界にたったひとりいればいい『あなたでなければ』と言ってくれる人と巡り逢えましたね


そして、今回の譲渡を心から喜んだM田さんですが、こんなコメントをいただいています。


わたしの参加は終わってしまいましたが、猫と暮らす会のみなさんの活動はずっと続くんですね


いつか野良猫のいない時代が来てほしいです。


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お盆で暑くて土砂降りで

2018-08-12 20:49:36 | 会からのお知らせ
今日の譲渡会は、盛り盛りの猫であふれておりましたが


大勢のみなさまが足を運んでくださって、本当にありがとうございました。


寄付の支援物資を届けてくださったみさまにも、心から感謝申し上げます。


お盆の時期は、なかなか猫と暮らす気持ちになれないのかなと思われるジンクスがあるのですが


どうしてどうして今年は違うようです。


お休みだからこそという理由で迎えていただけるのは、本当にありがたいです。


また、もうすでに猫と暮らす会から猫を譲り受けた飼い主さんが、次の子をと申し出てくださったり


残念ではあるけれど、亡くなった猫さんの空いた場所に次の子をと迎えに来てくださるのです。


そして迎え入れるのなら、お金を出して購入するのではなく、一度はいらないと放棄された子の中から


選びたいと言って下さる方が、なんと増えてきたことか。


日本も徐々に海外に近づいてきているのかもしれません。


ペットを飼うに当たっては、先進国日本はなんともお粗末な考えが浸透していて


現時点では情けないほどです。


選び方はそれぞれですが、できることなら命の本質をしっかり考えて


命を購入するというやり方をみんながしなくなれば、かなりいろいろ変わると思います。


とそんなわけで、今日もたくさんの猫たちに声がかかりました。


わたしの書いたさび猫は賢いという記事を読んでくださった方が


さび猫ちゃんの中から選びたいですと来場してくださって、感激でした。


今日の神様が後押ししてくれた子たち。


無事に新しい環境になじめるようにと思います。


そして、毎日懸命にお世話してくれるスタッフさん


毎週の譲渡会に自らの休みを返上してがんばってくれるスタッフさん


ステイ中の猫と里親様の担当をしてくれるフォロースタッフさん


決まったお知らせや里親様からの記事を、アップしてくれるスタッフさん


現地に出向き、捕獲のやり方や募集の子猫の写真撮影をしてくれるスタッフさん


どこが欠けてもうまくはいきません。


いろんな力が集まってはじめて成り立っていることを実感しています。


お盆で暑くて、途中土砂降りになって・・・。


それでも、佳き出逢いはあるのですから、あきらめない心が大切ですね。





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8月12日(日)の譲渡会相談会in佐鳴湖北岸管理棟

2018-08-11 22:29:08 | 新しい飼い主さん探してます
今回は総勢50匹の猫たちが参加予定です

デビューの子猫もたくさんいます

静岡県浜松市を中心に毎週日曜日、猫ちゃんたちの新しい飼い主さんを探す会を行っています

また公園猫の相談会も同時開催中    


猫譲る会を開催します

すでに飼っている方で2匹目3匹目を考えている方、これから家族に迎えようとしている方。
浜松市およびその近郊で希望者さん、お待ちしています。
ワクチン接種済みの子猫たちが参加しています。


ただし飼うためには条件がありますので、こちらとのお約束を守っていただける方にのみお譲りしています。

ペット可の賃貸物件にお住まいの方は、あらかじめ不動産会社の契約書などをお持ち下さい。

8月12日(日)

11:00~14:00

佐鳴湖公園北岸管理棟 

(浜松市中区冨塚町5147-4)



※公園事務所への直接のお問い合わせはご遠慮ください

保護猫一覧をご参照ください


ご希望の方はここをクリックしてください
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猫たちのための医療費、フード代金のご協力をお願いしています。


猫と暮らす会
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記号12300 番号14286051


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開帳肢(かいちょうし)の子猫

2018-08-10 20:53:04 | 高齢者(おばあちゃん)の多頭飼育
とあるお宅のおばあちゃんが何匹か猫を飼っていたのですが


手術を怠ったことで繁殖してしまい、毎年生まれては死んでいく・・・を繰り返していたのです。


今年の4月の終わりごろ、おばあちゃんのご近所のIさんが相談してこられました。


まじめで一生懸命な話しぶりに、それではいっしょにがんばりましょうと話が進みました。


当事者のおばあちゃんは、このままじゃいけないという意識はあるし、そこにいる猫たちは大変可愛がっていました。


どうしていいのか、どこから手をつけたらいいのか、途方にくれていたんでしょう。


暮らす会のスタッフMちゃんとAKARIちゃんに、現地調査、個体識別、ノミダニの駆除を頼みました。


もちろん一番の話は、今後どうしていったらいいのかです。


Iさんとともにおばあちゃんにわかりやすく手順を説明してきてもらいました。


全部で20匹です。


順を追って手術に入りました。


おばあちゃんもお金が入ったら手術代金は必ず返すからと言ってくれました。


先生とも打ち合わせをし、連れていける日にち、頭数の打ち合わせをしました。


急がないとまた次の繁殖を迎えてしまいます。


理解のある先生で、この頭数を気持ちよく引き受けてくださいました。


また、譲渡できる大きさの子猫たちもいましたから、順番に連れ出してきました。


で、すべて順調かと思っていたのですが、Mちゃんが連れてきたキャリーの中の子猫の様子が


あきらかにおかしいのです。


『え?うそ~?』


両手両足が開いて、そう・・・まさにお魚のヒラキみたいな状態でした。


すぐに受診すると、先生が


『これってウサギによくある開帳肢だろうね、猫では初めてだよ。』


とおっしゃいました。


『治りますか??』の問いに、テーピングしてとにかく様子をみるしかないと。


頑張ってテーピングするんですが、うまくいかずすぐに取れちゃうんです。




当時、わが家には100グラム台の子猫たちがわらわらとおりました。


生死もわからないミルク飲みたちのお世話。


でもってこの開帳肢の子のテーピング作業は、時間的に無理がある・・・と判断しました。


ネットでウサギの開帳肢を調べたところ、小さいうちが勝負だと乗っていました。


わたしの手元にいるよりは・・・・、頭の中でこの子のお世話ができるのは・・・。


いろいろ思いめぐらしてスタッフMEGUさんに電話。


事情を説明し、そのときの動画や写真を送ってテーピングに専念してほしいことを伝えました。


移動してすぐに、この子は【つくし】と名づけたと連絡をもらいました。


まっすぐな足になりますようにと祈りを込めて、お子さんがつけてくれたのだそうです。


MEGUさんのお家で、お子さん含めみんなが【つくし】のために時間をさいてくれました。


そして、なんと約1週間で【つくし】は歩ける、いえ小走りできるほどになったのです。


早めのテーピング、取れたらすぐに巻き付ける・・・。


きちんとお世話してもらったおかげです。


テーピングのやり方を、丁寧に説明してくださった先生にも本当に感謝でいっぱいです。


そして、それからさらに数日過ぎたころには、まったく普通の猫と変わらないくらいになっていました。


これなら、普通に譲渡ができると喜んだのも束の間。


次に移動してお世話になったTさん宅で、【つくし】の離乳が他の子よりかなり遅れているとの報告。


なぜだか普通にフードの切り替えがうまくできなくて、


斜めに立てかけなければご飯を自力で食べることができないのです。


しかも、食べられるフードが結構高価なもので、これを里親さんに指定し続けることになったら


きっと誰にも譲れないであろうという、新たな問題が・・・。


先生方も、理由がわからないので根気よくとおっしゃるのです。


見た目も抜群、性格も抜群。


でも、しっかり他の子猫のように普通のフードを食べられなければ、新しいお家を探すことなどできません。


しばらくTさんががんばってくれたので、環境を変えればうまくいくのではと、またMEGUさん宅に移動しました。


すべて手探りでしたが、成長とともにフードの問題もクリアし、ようやくデビューすることができました。


そして、なんとなんと運命の出逢いがあったのです。






みんながあきらめることなくがんばったおかげで、嬉しい結果に繋がりました。


様々な病気がありますが、丁寧に考えて対処していけば、道は開けるのもですね。


おばあちゃんのお家の猫たちの手術も無事に済んで、毎月のように薬剤をつけに、そして状況を確認しに


スタッフさんたちは通ってくれています。


大人猫たちも、秋が深まったころ・・・譲渡していけたらと考えています。

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