25日の日曜日
街並みが・・・・人々が・・・目覚め
時が動き始めるころ。
流星君は静かに旅立っていきました。
入院先の先生からお電話をいただきました。
流星君は、2匹の兄弟で
某会社に配送された梱包した箱の中から見つかりました。
流星君の兄弟はすでに・・・・亡くなっていました。
流星君自身も、ひどいダメージを受けていて
衰弱しきっていました。
身体も冷たくなっています。
応急処置であたためて点滴をして、ほんの少しミルクを飲ませました。
弱くか細く不安げに、聞きとれない声で泣きました。
ミルクを飲み込めたとき、生きられるかもしれない
糸のように細い希望を見た気がして・・・・。
急いで先生のところに向かいました。
助かるかどうか・・・・はわからなかったのですが
信頼する先生にお任せして、それでダメなら仕方ないと思いました。
それから、この子に流星君と名づけました。
願いが、どうか願いが叶いますようにと。
23日の金曜日のことでした。
それから流星君は、いろいろ手を尽くしていただきました。
2日間、よくがんばっていました。
一時的に少し元気な表情も見せてくれたと聞きました。
でも、先に逝った兄弟が迎えに来たのかもしれません。
飲まず食わずで、温度の上がった箱にいた時間を考えると
たまらないものがあります。
それでも、頑張っていたなんて。
こんな小さな、250グラムの子が・・・・。
できることなら、復活した姿を見たかったのですが
でも神様のくださった時間を懸命に生き抜いてくれました。
縁あってわたしの手元に来た小さな小さな流星君。
先に逝った兄弟と今頃いっしょかな・・・。
苦しいことのない世界で、安らかに楽しく過ごしてくれたらと思います。
どうして箱の中に入り込んだのかはわかりませんが
生きるために猫たちも必死なんですね。
こういう子たちを生み出さない社会に、
関係ないって無関心な人が減ってく社会になってほしいと思います。