そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

みなさまの善意に支えられて

2023-11-28 00:26:27 | 会からのお知らせ
11月最後の公園の展示会は、佐鳴湖北岸管理棟で開催されました。

大勢の方が足を運んでくださって、会場内も外のチャリティーバザーも
大盛況でした。

サポーターの申し込みをしてくださった方もいらっしゃいました。

みなさまの善意が、今いる子たち
またこれから会に来るであろう子たちの医療費や食事代になります。

今回も、常連の里親さんたちが寄付の品を届けてくださいました。
猫砂やフード、タオルなど、いつもありがとうございます。
別のイベントで集めた募金をお持ちくださった方もいます。

スタッフさん手作りのおもちゃや
ニャンモックなど、ずいぶん人気だったようです。

以前、捕獲のお手伝いをした方ともお話しすることができたり
お庭の猫のTNRをしたいからと
ご相談にいらしてくださった里親さんもいました。

年明けにお引越しをされる里親さんが、ご挨拶に来てくださって
お目にかかれてうれしかったです。





ローキくん、新しい環境になるけどがんばってね。

また、会を立ち上げる前に譲渡した子の里親さんが
フードを寄付してくださいました。
1番先に飼っていたミミちゃんが、24日に20歳の大往生の末
眠るように亡くなったと報告してくださいました。
淋しいことではありますが
もはやみんながうらやましくなるような、スーパーキャットです。


左がミミちゃん・右がミルクちゃん

ミルクちゃんという私が保護した子が2匹目で暮らしていますが
17歳半になったそうです。



そうか~。
あのときから、もうそんな月日が経ったんですね。
なつかしさでいっぱいでした。
5匹の兄弟姉妹で保護しました。
うち1匹は、すでに亡くなったご報告をいただいています。







3匹目として飼ったももちゃんは、
ご自分で保護して、飼育は他の方にお願いしていたのですが
迷いに迷って里親探しはやめて、結局家の子にしました。
そのももちゃんも、15歳になったそうです。


ももちゃんとミルクちゃん

自分の手を離れてしまうと、あとはひたすら幸せでいてほしいと
祈ることしかできません。
きっと大切にされているだろうと信じることしかできません。
でも、こうしてその後のことをお知らせいただく機会があると
その日はなんだか嬉しくて、うきうきしてしまいます。

来場してくださったみなさんのご報告は、スタッフさんたちにとっても
がんばった甲斐があった・・・と思える瞬間だと思います。

わたしたちは、猫を通じて様々な方と知り合います。
10人いれば10通りの個性があり、意気投合することもあれば
そうではないこともあります。

そんなときは、精進しなさいってメッセージをもらってるんだろう
と思うことにしています。

最初のころ、保護するにしても、育てていくにしても
育って無事に譲渡できるのかなど不安ばかりでした。
それでもものすごく頑張ってた自分を思い出す機会をもらえて
良かったなと思います。

それから、わたしの体調不良を大勢のみなさんが心配してくださって
声をかけていただきました。
本当にありがとうございます。

おかげさまで、なんとかかんとかやれています。
みなさんに支えられてることに心から感謝です。

さて、ローキくんが興味を示してるホルダーですが
猫と暮らす会のマーク入り
にゃんと、この絵はわたしがテキトーにスタッフさんに書いて
送ったもので、いつの間にかこんな風に・・・(゚д゚)!



以来、【画伯】と、かなりジョーダンまじりに呼ばれていて
自分でもその気になってるというまぬけな話
下手な絵が、かえって親近感で購買意欲をかきたててるかも笑

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寒さに弱い生き物です

2023-11-25 23:22:35 | いっしょに考えたいな
雪やこんこ あられやこんこ
猫はこたつで丸くなる

昔の童謡の歌詞はやっぱりあたっているわけです。
ご先祖様の言い伝えとか、それなりです。
その当時、どうしてそれが正しいとかを科学的に示す根拠はなくても
伝承されてきたものの中には、やはり意味がたくさんあるんだと思います。

猫、特に子猫は寒さに弱いです。
体調を崩すのなんてあっという間です。

室内で
たかが1℃か2℃下がっただけで、人間にはさほどではなくても
子猫には問題が出てしまいます。

正直、暖房代金を節約したいのが優先順位なら
この時期に子猫は迎えない方がいいと思います。

対策をするには手間暇が必要です。

私自身、5年前、リノベーションのために一時暮したマンションが
広さは問題ないのですが、寒いの何の・・・。
エアコンを2台フル稼働しても、全体にはいき渡りませんでした。

普通のテーブルに、あったかい毛布をかけて
下はやはりアルミのシートを敷いて絨毯を敷いて毛布も敷いて
毎朝・晩と人間用の湯たんぽを3つも入れて対策しました。

猫達はその中でぬくぬくしてましたが
当時、保護した若猫がシラミでケージの中で過ごさせるしかなく
がっつりケージを覆って、中にはレンジでチンする湯たんぽを
2枚入れていました。
湯たんぽにはご丁寧に、貼るカイロも貼って
温度が冷めないようにしていました。

時間も手間もかかりましたが、足りない暖房器具と、安全を確保するために
無い知恵を振り絞っていました。
でも、おかげでみんな風邪をひくこともなく
真冬も乗り切ることができました。

当時、本当に小さい子猫を預かることはしてませんでしたので
この程度の対策で済みました。

そこで、みなさんに改めて防寒対策をお願いしたいと思います。
大人になった猫なら、まだ暖かい場所を作ることで
猫自身が移動していきますし、コントロールができます。

でも、初めての冬を迎える子たちは
いっしょに暮らす人間が、しっかり寒さ対策を考えないといけません。
小さな子猫であれば、部屋全体ももちろんですが
特に床に近い場所を暖かくすることが必要です。

電気代が高騰していて、なかなか厳しいことだとは思うのですが
大人猫になる最初の冬は、ここをあまりケチってほしくないと
思います。
もしくは、併せていろいろ工夫して寒さ対策を考えてもらえたらと思います。

そして・・・くしゃみをしはじめたり涙目になったり
食欲が落ちたり、触ってちょっと熱かったら
躊躇せず、受診してください。
悪化させてしまうと、とんでもないことになるケースも多々あります。

大事な家族、もの言えぬ家族です。
飼う人間の側が知恵と工夫で、脱走や寒さから
猫達を守ってほしいと思います。


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びびちゃんの死を乗り越えて

2023-11-16 00:37:41 | 天に還った猫たち犬たち
預かりスタッフさんとしてがんばっているMさん。
彼女は元々は里親さんでした。
2014年のGW明けに、自身も2匹の子猫を迎え
ともに来場した彼女のおばさんも1匹の子猫を迎えてくれました。

おばさん夫婦はお子さんがいません。
Mさんが保証人になり、何かあればその子猫は引き受けるよと
そういう約束をしていました。

おばさん夫妻に迎えられた子猫は、愛嬌のある可愛い顔をした
女の子で、びびちゃんと名付けてもらいました。



大事に育ててもらって、ご夫妻にとってかけがえのない存在に
なっていたようです。



そのびびちゃんがリンパ腫に侵されてしまいました。
場所も右目の眼底。
右目を摘出手術し、抗がん剤の治療をしながら生活をしていました。

ずいぶん、がんばっていたんですが・・・。
10月1日の19:30.
苦しむこともなく眠ったまま静かに息を引き取ったことを告げる
連絡をもらいました。

場所が悪くて、手術で全部を取りきることができなかったそうです。
最期は脳に転移してしまったのか、表情も思わしくなく
Mさんもずいぶん心配していました。

びびちゃんは9歳半。
まだまだ若いとも言える身体は、逆に進行を早めたのかもしれません。

ただ・・・・不思議なことがあったと聞きました。
おじさんは自身がガンを患い
おばさんは白内障で目の調子が悪かったはずなのに
びびちゃんがすべて引き受けてくれたのかと思うほど
おふたりの具合が回復して元気になっているというのです。

自分を大切に可愛がってくれた人間のお父さんお母さん。
びびちゃんは自分の寿命を削って、恩返しをしたのかもしれません。

びびちゃんは、とあるお宅の庭で親子で見つかったのですが
1匹だけ、隣の塀から落っこちて御用になっています。
ママ猫も、兄弟たちも逃げて、姿を見ることはありませんでした。



そのときお世話してくれていたお宅の猫たちに
特にレオ君という保父猫くんに可愛がられていました。





そして、幼いうちにおばさんのお宅の子になりました。

そのレオ君もずいぶん前に旅立っています。
きっと、久しぶりの再会を果たし
可愛がってもらった報告や、ちゃんと恩返ししてきたよって報告を
してるんだろうなぁと思います。



おばさん夫妻も、前を向いて歩き出したと聞きました。
びびちゃんは明るく楽しいおばさんたちが大好きだったはずです。
笑顔で過ごしてくれることを、きっと望んでいますから
エールを送りたいと思います。



びびちゃんのために購入したフードやおやつなど
会に寄付してくれました。
食べてほしくて、いろいろ考えて購入したものです。
必要な子たちに大事に使わせていただきます。



びびちゃん、おばさん夫婦のこと
ずっと見守ってあげてね。
いつの日かまた会う時がきたら、そのときは思いっきり甘えるんだよ。

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飼えなくなった高齢者の猫たち

2023-11-15 07:57:12 | いっしょに考えたいな
猫と暮らす会に来る相談は、
圧倒的に多いのが野良猫全般に関することです。

手術をしたいとか
庭に来た野良ちゃんを何とか保護したいけど方法がわからないとか
子猫を連れてる野良猫が近所にいますとか
TNRした猫が病気ですとか怪我してますとか

昨日は、TNRをして丸2年経った猫が、近所の工場に入り込み
そこの管理者からひどく怒られてしまって
保護を求めるものでした。

話しをしっかりとうかがいましたが、わたしたちは
こうした場合、その猫や相談してきてくれた方を
気の毒だとは思いますが、保護したりはしていません。

工場の管理者の方の言い分はもっともなので、
ご飯をあげる場所を移動するとか
工場の方に、来ない対策をお願いするとかの協力を求めていただくしか
思いつかないのが現実です。

こうした野良ちゃんでも、ある程度まとまった費用を出せるのなら
別の団体やグループで拾い上げてくれるのかもしれませんが
費用も厳しいとのこと。

寒さが厳しくなってきているので、外で暮らす猫たちは
暖を取れる場所を探して、工場などに入り込んでしまうんだろうと思います。
糞尿害、抜け毛が機械や商品をダメにしてしまうこともあります。

この方もかなりご高齢です。
申し訳ないけれどお力にはなれそうにないですとお答えして
電話を切りました。

日中には、別のとあるところから
大人猫(飼い猫)の引き取りや受け入れはしていますかと質問が来ました。
このところ、高齢者の猫が問題になっているとのことでした。

こちらも申し訳ないけれど、
高齢者が飼えなくなった猫たちの受け入れはしていませんと回答しました。
そんな脚力はわたしたちにはありません。

小さな子猫だったり、TNRの現場の子猫たちを
預かりスタッフさん宅で、それこそ必死で大きくしたり
治療したりするのでいっぱいいっぱいです。

シェルターもありませんし、またそういう保管施設を確保してまで
活動しようとわたし自身はまったく思っていません。

施設に入所される高齢者の方は、ご自身が元気な時は
猫や犬は大切な存在だし、必要なんだろうと思います。
だからこそ、ご自身に何かあったときのその子たちの行く末を
きちんとどなたかに委ねておいてほしいのです。

できることなら、その子たちの最期を見届けられるような
頭数や飼う時点で看取れるだろうと思われる年齢の子を
迎えてもらいたいと思います。

ひとりひとりのモラルに訴えていく作業は、地味ですが
こうして伝えたりお願いすることで分かってもらえる方も
いると思います。
地道に続けていくしか・・・・ありません。

人間って、たぶんわたし自身も含めですが
弱っていたり寂しいと、
そのときの感情に負けてしまうものかもしれないですね。


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突然の出来事

2023-11-14 23:30:16 | そらまめのひとりごと
娘の友人がお子さんを亡くしました。
突然の不慮の事故です。

11月10日のことです。
来春には小学校に入学予定でした。

わたし自身も知っているお母さん。そしてお子さんでしたから、
言葉も何も・・・見つかりません。

あの子を忘れないでほしいと言っていたそうです。
そして、母である娘の友人は、ずっとずっと
自分を責める言葉を繰り返していたそうです。

こんな残酷なことが世の中にあるのかと思ってしまいます。

寿命はあります。
そしてそれは、神様が握っているのなら
そういう宿命だったんだと思うしかないのかもしれません。
でも、こんな苦しいことをどうしてするんだと
問わずにはいられません。

残されたご家族の気持ちは、想像することもできません。

できることと言えば、逝ってしまったその子の魂が
どうか安らかでありますようにと、必死で祈ることだけです。
そして、娘の友人のこともとても心配です。
今は、周りのサポートがとっても大切なとき。
何とか踏ん張ってほしいと、これまた祈るしかできませんが
通じてほしいと願っています。

無力だと感じる夜を過ごしています。

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またまた持病で

2023-11-09 07:53:52 | 病気の話し/人間編
先週末、腹痛と発熱で『やばい!もしやこれは・・・・』
となりました。

腹痛は、痛みから激痛に変わっていき、熱もどんどん上がっていきます。
持病の大腸憩室炎。

翌日、大切なお見合いが控えていたので、急遽スタッフさんに電話して
代わってもらいました。

翌日の午後も相談者さんのご自宅の現地調査です。
こっちは、他の人を手配しないでダーリンに頼みました。

『え?おれ?なんでおれ???どうすればいいわけ?』

みたいなやり取りはありましたが、捕獲器の使い方教えてあげて
捕まったら連絡もらうだけだから、行って来て~(むちゃぶりですね(;^_^A)

日曜日の譲渡会も欠席して、自宅で安静に動き回らないようにしてました。
点滴と投薬、座薬のおかげで少しずつ少しずつ
ゆっくり良くなっています。

入院かなと焦りました。
入院も3回しましたが、毎回3週間は帰ってこられませんから
こうなるとまずいので、しばらくは自制しないといけません。

自宅でなら、いろいろやり取りしたり電話対応もできますから
入院だけは避けないとと思っていました。

でも、現在担当している2か所の相談者さんたちが
かなりご高齢者なので、こっちの都合はおかまいなしですね笑。
体調不良なので、もう少し先にしてねと伝えてありましたが
そこの部分だけ耳に入ってなかったと思われます。

おひとかたは、子猫が捕まったと月曜日に連絡。
わたし自身の受診の時間を変更して迎えに行き
こちらもスタッフさんに託しました。

実は捕獲器から移し替えるとき、部屋のすみっこに逃げ込み
怖くてものすごい勢いで逃げるは暴れるわ、噛むわ威嚇するわ
この腹痛で捕まえるのはけっこうしんどい作業でしたが
わりとあっけなく御用でした。

現在、取り組んでるもうひとつの地域。
かなり遠方で、なかなか難儀な場所です。
それでも、ひとつひとつ進んでいて、間もなく一区切りつきそうです。
やる気のなかった相談者さんたちが、いろいろ工夫してくれています。
通ううちに、わたしのことをかなり信用してくれてきたようです。

昨日も点滴の真っ最中に『目当ての猫、捕まったよ~~♪』のお電話。

自宅の子猫たちのお世話を済ませて向かいました。
無理してるのは承知ですが、他のスタッフさんたちも
こんな夕方から出歩くのはしんどいだろうと思い
また、現場のみなさんとせっかくできた関係を崩したくないのと、
捕まった猫のことを考えて行ってきました。

手術の搬入は別のスタッフさんが本日代わって受けてくれてるので
助かりました。

全然、普通の生活してるような感じに見られそうですが・・・。
自分でも休めるときは休まないとと言い聞かせているのですが。

ときおり持病の症状が出て、痛いとか発熱とかになるのは
きっと自己管理のできないわたしに
少し止まれ『STOP!』って言ってくれてるんだと思います。

なので、しばらくはぼちぼち休み休み行こうと思います。

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事件を起こした86歳

2023-11-01 08:03:43 | そらまめのひとりごと
郵便局で立てこもり事件が起きました。
人質のお二人が無事に解放されてほっとしました。

でもって、事件を起こした犯人が86歳と聞いて
びっくりおったまげでした。

ここのところ、年を取るとやたら疲れるとか
だんだん年齢に勝てないよねとか
そんな話が頻発していたので、こんな高齢者が
銃を持っていたことや、発砲したこと
人質を取って立てこもるとか・・・・。

絶対にNGではありますが、このパワーと言うかエネルギーは
どこからきたのかと、別の意味で感心してしまいました。
違うことに注げていたらと思ってしまいます。

こんなことから学んでもどうかなとも思うのですが
と前置きをしつつ。
年齢と向き合うのも大切ですが
自分自身で規制をかけブレーキを踏みすぎる必要もないのかなと
何となく思いました。

わたしの周りの、60代70代の若々しい人たちをお手本に
ちょっとがんばってみようかな、などと思ってしまった次第です。

猫も10歳でも年寄りに感じる子と、15歳でも若猫と勘違いさせるような
そんな子もいます。
猫の場合は、産まれた環境や親の影響もありますが
人間は、心の持ちようで変えられる部分は変えていけますもんね。

今日も野良猫のリリースやら、子猫のワクチンやら
もりだくさんの一日ですが、きっといいこともどこかに隠れてますね。
見つけるのが楽しみです。

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