そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

16歳のクリー

2022-01-31 01:29:11 | そらまめの猫回り編
一昨年のクリスマスイブにようやく保護することができたクリー。
界隈で君臨してきたボス猫くんです。



保護したときが15歳。
ぼろぼろでびっこもひいてて、早く捕まえないと死んじゃうかもって
ものすごく焦っていました。

一度捕まえるのに失敗してからは、なかなか寄ってこなくなり
ちょっと怪しい動きをしようものなら、痛そうな足でものすごく早く
移動します。

見かけない新参者の猫が来た時など、追いかけることの速さと言ったら
びっくりでした。
威嚇の声といい、走るスピードといい
当時15歳でしたけど、その年をまったく感じさせないボスの風格でした。

この子がいた現場は、クリーの認めた子だけがいっしょにいることを
許されていたようです(オスでもメスでも)

猿山のサルたちと同じ原理なんだなぁって感じていました。

人にご飯はもらっていたものの、野良猫気質バリバリでしたから
捕まえるというのはタイミングとか、いろんな要素が重ならないと
かなり難しいわけです。

クリーはそれこそ若かりし頃は、川で魚をよく獲っていました。
整備された市内を流れる川ですが、魚を獲るとコンクリートの壁を
ほぼ垂直ですが、一気に駆け上っていきました。

この猫たちの身体能力をよくわかっていなかった時代
この一帯の猫の捕獲で、川の中まで追いかけて(TNRの手術のため)
逆においてきぼりにあって、ひどい風邪をひいたこともありました。

クリーは高齢で、かなり信頼関係もできあがり
ダーリンの本当に一瞬芸で再度の捕獲に成功しました。

何度も何度もシュミレーションしました。
まさか捕まると思ってないでご飯を食べているときに
一気につかんで、つかんだまま車に入り
外からドアを閉めて・・・中で戦ってもらうという運びでした。

あれから1年以上が経ちました。

これで良かったと思っていますが、クリー自身はどうだったのかな。
あの場所で生きて、あの場所で死ぬのが定めだったのかなと
ふと思うこともないわけではありません。

毎晩見てるこっちが、枯葉の上で丸くなり
朽ちていくような姿に耐えられなくなっただけなのかもしれません。

いずれにしても、どうしてもどうしても、どうしても
家に連れて帰りたかったのですから、
その想いを止めることは誰にもできなかったわけです。



今は仲良しで点滴もできるし、お薬もがんばって飲ませられます。
毎日のようにブラッシングもさせてくれます。
健診結果は昨年度より良好でした。

ボス猫の威厳は無くなりましたが、代わりに
保護猫部屋の園長先生です。



野良猫と関わるということや、その子を保護するということは
いずれにしてもかなりな覚悟と勇気が必要です。
強い想いがあれば、きっとうまくいくとは思います。
家族の協力も必要です。



野良で15年、家に入って1年
波乱万丈なクリー君です。


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フリマ開催のお知らせ💛1月29日(土)佐鳴湖北岸管理棟

2022-01-29 05:21:41 | 会からのお知らせ
本日、1月29日土曜日
9:00~12:00でフリマを開催します。
みなさまぜひお立ち寄りください。

佐鳴湖北岸管理棟の前の広場です。

これから少しづつ続けていこうと考えています。

昨年度から高額な医療費のかかる子たちが続きましたし現在も続いています。
助けたいと思っても、現実問題として助けるお金がなければ
どうしても治療費までは手が回らなくて頭を抱えてしまいました。

今までもお金のかかることがなかったわけではありませんが
こんなに続いたことは初めてでした。

これまでわたし自身の考えですが、
余分にお金をプールしておくことが決していいことだとも思えず、
ギリギリの分があればいいと思ってやってきました。

でも猫たちの数も増え、様々な病気もあり
蓄えるということも必要だとスタッフさんから提案されました。
少し軌道修正も必要なのかもと思い直しました。

どういう結果につながるのかわかりませんが、
ともかくはじめてみようと思います。
このフリマの部分は、なが~くなが~くコツコツと
何より楽しんでやってもらえたらいいかなと思っています。

家で眠っていたものが、他の誰かには必要なものかもしれません。
手作り品も販売します。

今回、展示会との同時開催ではないため猫はいませんが
遊びに立ち寄る感覚でぜひいらしてくださいね

猫を飼ってる方、これから飼いたい方
何か聞きたいことがあれば、スタッフさんが答えてくれますよ♪

猫を譲った里親さんたちも、どうか報告を兼ねて遊びに来てくれたら
嬉しいです。

今回取り扱う内容がわからないのですが
前回はこんな感じのものを販売していました。





手作り品、可愛いし素敵ですね
わが家の保護っ子たちも、手作り猫じゃらしにめちゃめちゃくいつきます笑

前回はワインとかお正月飾り
猫用トイレや犬用ハーネスなどなどたくさん販売されてましたね。

コメント (2)
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白くんとちゃあ坊

2022-01-29 04:47:42 | そらまめの猫回り編
現在、猫回りという名目でお世話に行ってる子は2匹。
自宅から離れた場所なので、往復約1時間弱。

今は2匹しかいないから、すぐに終了してしまいます。



かつて・・・・。
ここらいったいどんだけ~ってほどの猫たちがいて
猫回りは、少なくても2時間~3時間作業でした。

未手術の子を見つければ、様子を見て捕獲。
まだ小さい子が捨てられれば里親探し。

馬鹿みたいにがんばってたけど、今振り返ってみると
そりゃ、何かに取り憑かれていたかも・・・です笑。

白くんとちゃあぼうも、他所の駐車場でご飯をもらっていました。
公共の場に誘導するのに、時間はかかりましたが
今はすんなり姿を見せてくれます。



迷惑に感じる人がいれば、猫は嫌われてしまいます。
悪者にしないためには、他所の敷地での餌やりはご法度ですね。
きちんと後片付けも必要だし、糞をしてる場所は定期的に掃除もします。

この子たちは、誰かにご飯をもらえているので
夜来てるのはほぼ顔見せ興行みたいなものです。
でも、天候によってかよく食べる日もあるので
他でもらえないこともあるんだろうなぁと推察しています。

まったく別のときに姿を現した2匹で、オス同士ですが
やたら仲良しです。



寒さで風邪とかひいてましたが、お薬を混ぜてあげたら
今は鼻水も止まっています。
外の子は寒い日が続くと、本当に気の毒です。

ちゃあ坊の方は警戒心の塊ですから、再度捕獲するとなれば
(手術の時捕獲しています)
困難を極めそうですが、どこかで体調を崩したり高齢になれば
連れて帰ろうと思っています。

一定の距離を保ってますから、そんなに容易ではありませんが。

餌だけあげる人が大勢いたころ
猫もあふれていて、終わりが来る日なんてあるのかと思っていましたが
本当に今はこの2匹だけです。

餌やりのおばあちゃんふたり
ばぁばら(バーバラ)と呼んでましたが、まったく会うこともありません。
病気を患ってましたから、たぶんこちらの世界にはいないのかなと
思います。
あのころは、何度注意しても置き餌・ばらまき餌をするので
どうしてわかってくれないのかと悩んだりしましたが、
まったく見かけなくなると
妙になつかしく思えるもので不思議です。

同じ場所なのに
本当に・・・ずいぶん変わりました。
わたしの原点といえる場所です。
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グレイスちゃん☆またね

2022-01-25 04:59:43 | 天に還った猫たち犬たち
1月14日、グレイスちゃんが天に還っていきました。
たぶん春生まれの、1歳にはまだまだ遠い可愛い三毛猫です。

病名はFIP。
死の告知のようなものですから、頭を何かで殴られたようなショックです。
今、薬で治せるかもと言われていますし
実際、そこにかけてみようと頑張ってる子もいますが。

グレイスちゃんは、相談者さんがTNRをしていて
たまたま捕まった子でした。
体重は1.6キロ
到底手術できる大きさではなかったのですが、
最初に受診した先生は安楽死を勧めてきました。

見ればそれはある程度納得でした。
両目が失明していて、風邪症状もひどく、誰かの家で保護して育てない限り
リリースすればその先は・・・。
よくここまで生きていたと思うような状態でした。



相談者さんは眠れないほど悩んでしまいました。
その相談者さんの窓口だったのがスタッフMちゃんでした。
9月22日にMちゃんは自身で保護を決意しました。
グレイスちゃんにとってはまさに救世主です。



生きる道を作ってもらったグレイスちゃんですが
ここから、目の治療やら健康な体に戻していくことやら
その先には避妊手術やら、やらねばならないことが山積みでした。



少しづつ少しづつ、健康を取り戻していっているように感じていましたが
血液検査をするたびに、悪い箇所が見つかり
なかなかオペまでたどり着けずにいました。

それでも両目が見えないなりに、Mちゃん宅で普通に暮らせていました。
仕事もフルタイムの彼女の家で、徐々に順応していくあたり
猫はすごい生き物だと感心していました。



11月、暮らす会の保護猫ジャム君がFIPとなり
クラウドファンディングで支援を募ることになりました。
そのクラウドファンディングを任せたのがMちゃんでした。
仕事をしながら、大変な猫を抱えながら、調べに調べ
見事に交渉から企画から尽力してくれました。
その作業を、短時間でやってのけましたが、
睡眠を削り、多くの自分の時間とエネルギーを費やしてくれているのかと
頭の下がる気持ちで見守っていました。

そして・・・その真っ最中に、保護していたグレイスちゃんの
FIPが特定されてしまったのです。



お腹の水を抜いたら、そこから液が垂れてきますと連絡も入り
グレイスちゃんの具合はかなり深刻なものだとわかりました。



積極的治療は選択しないと決めて、そして保護猫だったグレイスちゃんを
わが子として迎えますと家の子認定してくれたのが1月11日のことでした。

その前日、受診するグレイスちゃんに会って
頑張れ頑張れと撫でたのが、最後となってしまいました。



ほんの数日で、グレイスちゃんは天に還っていきました。



他の子を助けるための企画をし、その途中経過をみなさまに報告し
ありがとうのお礼を丁寧に続けるのは
どれほど大変だったろうかと思います。

手元で、同じ病魔に侵されて、いただいたステロイドさえ吐き戻してしまう
グレイスちゃんをお世話しながら・・・。

Mちゃんは気丈にふるまっていたものの、
グレイスちゃんが苦しむ場面もあったかと思うのです。
最期まで看取ると決めていても、かなりつらかったと思います。

ときどき泣けてきますと言ってましたが、
うん、わかるわかるとしか言えなくて申し訳なかったです。

目もきれいにして、避妊手術もして、そうしたらもしかして
里親さんを探せるかもしれないと希望を持ってお世話していました。
グレイスちゃんの未来にたくさんの可能性を持って、治療していました。

いつも一生懸命なMちゃんに巡り逢えた日は、
グレイスちゃんがこの世に産まれてからいちばんの特別な日でしたね。
真っ暗闇の世界から連れ出してもらった日です。

そして、告知されたときに家の子にしてもらったことは
向こうの世界で、胸を張れるプレゼントでしたね。

わたしはグレイス
Mちゃんちから来ました♡

大きな声で元気よく挨拶してる姿が目に浮かびます。

名前すらなく、悼んでくれる人もなく、どうして生まれてきたのか
わからないまま逝ってしまう子がたくさんいます。
病気と闘う一生でしたが、
グレイスちゃんのその手は最後まで暖かい手に握りしめられ
守り続けてもらえましたね。

グレイスちゃんの亡骸と一緒にいれたメッセージには
こう記されていました



Dear グレイスへ

本当によくがんばりました
看取らせてくれてありがとう
いつまでも忘れません
ゆっくり休んだらまた会いたいです
大好きだよ、どうか安らかに

まき、ミモザ、オレオ


がんばって生き抜いたグレイスちゃん
休憩したら戻っておいで



待ってる人がいてくれます。
それまで・・・しばしのお別れだね。

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ちびとらちゃんがもらった1年

2022-01-25 03:49:07 | 天に還った猫たち犬たち
猫の世界は摩訶不思議です。
独特の何か、それこそ人間には及びもつかない能力というか
特別なものを持っていると思います。

この猫の持つ力を、これまで何度も間近で感じることがありました。
真剣に関わってる人なら、気が付くのではないかと思います。

今回もそうでした。

1年前の1月12日、1匹のお母さん猫が突然亡くなりました。
亡くなると思っていたのは、点滴をしていた別の高齢猫の方だったのに。

命を分けるときというタイトルで記事にしてあります。

そして今年の1月12日。
まさにちょうど1年後の同じ日に、
命を分けてもらった方のちびとらちゃんが亡くなったと
ご連絡をいただきました。



こんなことが・・・と大変驚かれたようですが
世話になったお母さん猫は、大恩のある先輩ちびとらちゃんに
ちょうど1年という時間を渡してあったんですね。

ちびとらちゃんは17歳。
大往生です。



それこそ、駆除とか処分とかの恐ろしい言葉で
命を削られそうになっていたお母さん猫とその子どもたち。
Nさんたちに助けられ、連れ帰ったお部屋ではちびとらちゃんに
世話になったんだろうと思います。

たまたまの偶然とかでは絶対にないと思っています。

そしてまた、その1年はもしかしたら助けてくれたNさんたちへの
お返しだったのかもしれません。
ちびとらちゃんが昨年、奇跡的に復活したことは
高齢猫が多くて、気苦労も多いNさんたちにとっては
何よりの出来事だったと思うのです。



言葉は通じなくても、ちゃんと分かり合えますね。
猫と猫、猫と人。
Nさんたちのように、純粋に猫を守って助けて愛情をかけていれば
猫の発信するものをしっかりと受け止められると思います。

ちびとらちゃんは今頃お母さん猫とどんな会話をしているのかな。
Nさんたちのことを肴に大宴会とかしてるかもしれません。
Nさんファミリーもたくさんいますから、むこうの世界でも
かなり賑やかだろうと思います。



ずいぶん先にはなるんでしょうけど、Nさんたちの
この輪の中に混じっていろんな話のできるときが来るんだろうと思います。
そのとき、どういう約束の1年だったのかの詳しい話も
聞けるのでしょうね。

ちびとらちゃん、17年お疲れ様でした。


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FIPにかかる猫が増えている?

2022-01-22 06:00:07 | 病気&事故の話し/猫編
会の保護猫の中でジャム以外にも
FIPの確定診断を受けてしまった子たちがいます。

譲渡した先でも、FIPかもとか、確定診断するために検査中とか
そういう子たちがたくさんいて、正直何が起きているのだろうかと
怖くなってしまいます。

病院の先生方も、このところこの病気、増えてる気がすると
おっしゃってました。

世間で実際増えているのか・・・は、データを取っているわけではないので
わたしにはわかりませんが、ともかく至る所で耳にします。
暮らす会関係に限ったことでもなくて・・・。

そのひとつの理由には、下痢などの症状が出てお薬が効いてこないとなると
各病院の先生方がもしかしたらの原因解明に、すぐにこの病気を
疑って検査してくださってるからというのもあるかもしれません。

少し前は、その病名にたどりつくまでに時間がかかり
確定診断する前に命を落としていたのかもしれません。

また、中外自由に飼っていれば、様子がおかしいと飼い主さんが気づく前に
どこかで命を落としていたり・・・。

完全室内飼いだったり、医学の発展が
むしろ病気の早期発見につながっているのかもしれません。

早期発見であれば治せる薬もありますが、果たしてそれを選択するか
した方がいいのかは個々の飼い主さんにお任せする問題となっています。

昨年の終わりからずっとFIPと言われた子たちの話しが
やたら入ってきて、涙する日も多かったです。

同じ母猫から生まれても元気に過ごしている子もたくさんいます。
同じ部屋で暮らしていても、まったく問題なく過ごせていたりもします。
ストレスが原因で突然変異を起こすと言われると
それだけでショックを受ける飼い主さんも大勢いらっしゃいます。

ストレスってなんだろうかとも思うのです。
新しい環境になじむのに時間のかかる子もいますし
気温が1℃下がってもストレスに思う場合もあります。
お隣の家の工事の音が原因かもしれません。
日常のいたることろに、ちょっとした原因があって
ひとつひとつストレスって言葉に置き換えられたら、
猫と暮らすことはできなくなってしまうのではと思います。

早期に発見できる病気であるなら、対処できる薬も
もっともっと手に入れることが楽にできないといけないですね。

ペットとして新たに家族として迎えてくれる方が増えて
室内のみで飼うことが当たり前になって
動物と暮らすことがいいことだと言われる時代背景を鑑みても
こうした難しい病気の子たちを治す医学が、
もっともっと進歩してくれないことには・・・。

悩んでいる人は大勢います。
苦しんでいる子たちもたくさんいます。
本当にもっと楽に治療が進められたらと思います。

コメント (4)
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ジャムのクラウドファンディング達成のお礼

2022-01-22 04:30:54 | FIPのジャム君
1月20日、期日を迎えました。
大勢のみなさまのおかげをもちまして、ジャムのクラウドファンディング
ネクストゴールも達成することができました。



投薬期間はまだ続きますし、血液検査も定期的に行わなければいけません。
ジャム君はといえば、寒さもあり熱発したことによる吐き気など
別の病気の対処もしながら日々を過ごしております。

ジャムは保護猫でありながら、
なんと幸せな猫なんだろうかと思います。
助けることを選択しましたが、多くのみなさまのご支援がなければ
高額なお薬を手に入れることができず途方に暮れるところでした。
助けたい・・・・だけでは助けることができなくて
助け切ることができるかどうか、ご賛同いただかないことには
先に進むこともできません。

きっと賛同してくださる方が見つかるだろうと、
今考えたらものすごく見切り発車でした。

何回お礼を言っても足りませんが、本当にありがとうございました。

ご支援いただいたみなさま、拡散してくださったみなさま
多くのみなさまの想いはジャムだけではなく
そこに携わるわたしたちスタッフの心も救ってくれました。
弱い自分、負けそうな自分を
添えられたあたたかいメッセージが励ましてくれました。

あとはジャムが寛解し、元気な報告ができるように
がんばっていこうと思っています。

簡単ですが、まずはクラウドファンディングの達成のお礼を
お伝えいたします。
スタッフ一同、心から感謝申し上げます。



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猫はこたつで丸くなる

2022-01-19 05:38:14 | 病気&事故の話し/猫編
子どもの頃の童謡・・・思い出してください。

犬は喜び庭駆け回り
猫はこたつで丸くなる

あれは本当に本当のことなんです。
つまり、猫は寒さに弱いってことです。

室内暮らしの猫であっても、室温が1℃下がれば体へのダメージは
相当です。
まだ、丸1年を迎えていない子猫は、体もついていけません。

エアコン設定28℃、そして暖かくもぐれるようなこたつでも
ペットヒーターでも、カイロをしのばせた猫ベッドでもいいので
準備してあげてください。
空調だけでなく、床が暖かいのも冬場は重要です。

昼間と夕方以降の寒暖の差でも体調を崩すケースもあります。

食べない、便が緩い、なんだか元気ない、触ると体が熱いかも
くしゃみしてる、涙目、鼻水・・・

こういう症状は、猫たちからの大事なサインです。
言葉ではないメッセージを、しっかり受け止められるかは
飼い主さん次第です。

まずはしっかりとあたたかくして過ごさせてあげることが大事ですね。
それでも改善しないときは、早めに獣医さんで診察を受けてください。

大人猫は体も大きくて体力もあり、部屋の中のいちばん暖かい
快適な場所を探すことが上手です。
でも、まだ冬を越したことのない子猫たちは・・・。
自分自身で移動したり調整したりができません。

寒波も来ているようです。
快適に過ごせる部屋の工夫を、ぜひお願いしたいと思います。

また、獣医さんに連れて行くときは、必ずキャリーに入れて
途中出したりしないでください。
車の中で触っていて、ハンドルの下の部分に潜り込んでしまうという
びっくりするような事故も、過去には何回か相談を受けました。

そして、キャリーの中も温かくしてあげてください。
フリースを重ねて敷いたり、袋に入れたカイロをセットしたり。
移動時間、待合室での待ち時間
ここでも風邪などを悪化させないために、防寒してあげることが大切です。

暖かくする、ゆっくり休む時間を作る、栄養のあるものを食べさせる
きれいな水を常に用意しておく

そういうことも併せて大切なことなので、ぜひぜひお願いしたいと思います。

ここのところ・・・ひえぇぇぇ~どうしたらいいですか~のライン
たくさん来ています。
対処方法をお答えしていますが、すべて早め早めに対応しておくと
とっても楽ですね。
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もぐらたたき

2022-01-16 06:05:40 | そらまめのひとりごと
1月14日の金曜日
13日の金曜日でもないのに、朝からショックな出来事が
これでもかってほど、まさに襲い掛かる感じでやってきました。

心穏やかに、静かな気持ちになんてとてもなれず
泣きそうでした。
逃げ出せたら楽なのにと思いましたが・・・。

苦しい日ってあるものです。

でも、これまでもっともっと苦しくて悲しくて
辛くてどうしようもなかったときも何とかなってきました。
頭ではわかってても、何も考えられなくなって、
開き直って寝てしまうことにしました。

目覚めたら、片頭痛もおさまってて
眠れた自分に、な~んだまだまだいけるじゃんと思えました。
本当に苦しいなら、眠ることも食べることもできなくなります。
根性なしの自分にちょっと笑えたりしました。
まだ陽の昇りきらない朝方、ひとつづつ対応していこうと決めました。

止まっていた脳がフル稼働です。
それって、自分の身体が空中に上っていく感じに似ています。
高いところから、同時進行でいろいろ見渡さないと
抜け落ちてしまうので。

直接かかわってる人や、命の危機と戦う猫たちは
もっともっとつらいわけです。

もぐらたたき攻撃にあってましたよねと言われました。
頭ひょこひょこ出すと、すぐにひっぱたかれてましたよねって。
もぐらたたきにあってる自分を考えたら
なんだかちょっとうけるし~みたいに思えました。

心の反射神経はまだまだ鍛えられる、
きっと鍛えられると思えました。

先のことなんてわからないけれど、今やれることを
あきらめてどうする!

生きてる子たちと関わってるし、その数も増えていけば
いろいろあって当たり前ですね。
14日はどんよりな一日でしたが、昨日はすべてが動き出しました。

負けちゃいけないのは、誰でもない
自分自身だなと思いました。

たくさんの子たちが新しく迎えてくれる家族を待っています。
幸せになれるように顔をあげてないといけないですね。

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10年の歳月

2022-01-12 05:57:39 | そらまめのひとりごと
ある方から、10年ぶりのお便りです。
可愛いイラストとともに譲渡した猫ちゃんの元気な様子を
お知らせいただくもので、心がほっこりなりました。

久しぶりのお便りでしたが、この10年
彼女がどれほど愛猫を大切にして暮らしてくださったかがわかって
こちらも元気をたくさんもらえました。
空白のときは、いっしゅんにしてあたたかい色で染まっていきました。

そして、先日
とある方から10年ぶり、それ以上でしょうか
お電話をいただきました。
こちらは・・・ちょっと残念な内容でした。

ご自分が支援して来た方にそっぽを向かれてしまったような内容です。
わたしは、うちの会のことならお話しはできますが
よそのことはわかりません。

他には他の考え方があって、力づくや陰口で
何かできるものではないと思っています。

自分と違うこと、違う意見、ぶつかってしまうこと。
それは、たとえば親子であっても、夫婦であっても、恋人であっても
友人であっても、いたるところで起きることだと思います。

ときには喧嘩になることも、
残念ですがそこで終わりになることもないわけではありません。

誰かに・・・解決したくて相談するとか
ただ聞いてもらえば心が落ち着くなら話せばいいと思います。
でもこれも聞いてもらう相手を選ぶことは大切です。

何をどうしたいのか、わたしにはさっぱりわかりませんでした。

いずれにしても、悪口は3人の人をダメにします。
言ってる人物、言われてる人物、聞いている人物です。

アドバイスできることなら・・・と思ってしばらくうかがっていましたが
そうでもないようでしたから、こちらでできることのみ
お話しさせていただき、おしまいにさせてもらいました。

あんなにやってあげたのに・・・の言葉が
わたしには悲しく聞こえました。

小さな命に向き合って、必死で助けているときに
そこに見返りとかって求めるのかなと思います。

そのときできる精一杯

それ以上でも以下でもない
そんな風に思っています。

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猫が脱走したら

2022-01-11 07:08:12 | 探しています/保護しています
一歩も外に出したことのない猫が、万が一脱走してしまったら

見つかる可能性は大変高いです。

ただし早めに対応する必要があります。

ただ悩んでいたり、ただ適当に外を歩いてみたり

行き会った人に尋ねるくらいでは見つからないです。

日にちだけが過ぎていくばかり。

そしていつしかあきらめるパターン。

完全室内飼いの徹底できている猫は、探せます。

ぜひ相談してほしいと思います。

何カ月も過ぎて・・・・ではなく、すぐの相談が大切です。

また、お腹がすいてかわいそうだとかの理由で餌を外に出してる人がいます。

脱走した子が食べるのではなく、近隣にいる強いボス猫が食べに来たら

お家の子は帰りたくても帰ることができません。

フードを置いておくのは絶対にNGです。


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ジャム君のクラウドファンディングネクストゴール達成のお礼

2022-01-10 02:04:44 | 会からのお知らせ
FIPのジャムの医療費のご支援をみなさまにお願いしていましたが
昨晩ついにネクストゴールも達成することができました。

たくさんの方々のおかげで達成までに至りました。
あたたかい励ましのコメントにもたいへん感動いたしました。

ジャムは、ようやく数値的にもお薬が効いてきたようです。
84日のうちの半分まで来ましたが、これを続ければ、
それこそ譲渡への道もあるのではと、明るい希望の光も見えてきました。

多くの人に支えられて活動できていることに
深く感謝申し上げます。

お世話している預かりスタッフさん
クラウドファンディングを立ち上げてくれたスタッフさん
みなさんに呼び掛けてくれたスタッフさん
猫と暮らす会すべてのスタッフさんたちの想いが
みなさまに届き、今回の結果につながったと思っています。
寛解のご報告ができるように治療に専念したいと思います。

さて、今回の達成のお礼とともにもう一つ
お話ししておかなければと思っていることがあります。

FIP(猫伝染性腹膜炎)の恐ろしさは、これまで嫌というほど
味わってきました。
告知されれば、ほぼ助かる見込みはありません。

助けられる薬がようやくできたと明るい話が飛び込んできたものの、
こんなに法外な金額がかかるとなれば
また投薬が100%ではないかもとなれば
誰もが安易に選択できるものではありません。

このお薬を進める獣医さんの数も、まだまだ少ないのが現実です。
認可されていない薬ですから、当り前といえば当たり前の話です。

ジャムのために、またジャムが寛解すれば
今後の道がほんの少しでも広がるかもしれないと
わたしたちはクラウドファンディングに挑戦しました。

同じ病に苦しむ猫たちの飼い主さんの中には
知っていても、この薬を使用しないという方たちも大勢います。

薬を使うか使わないかを、その猫への愛情の重さのように考えたり、
周囲もそう見るのをやめてもらいたいと思っています。

個々に症状も違えば、背景も違います。
何度も言ってきましたが、どれが正しいのかの答えはなく
真剣に考えた結果なら、それが答えなんだと思います。
そこだけは、強く伝えておかなければと思っていました。

たまたま、愛猫がこの病にかかってしまったことで
自分を責めたり悔んだりしないでもらいたいと思います。

どんな病気になっても、飼い主さんは何がいけなかったのかとか
弱っていく段階で、治療の方向を間違えてしまったのではないかとか
心を痛めます。

考えに考えた結果、その子のことをいちばん愛している人が
決めたことなら、その猫はとっても幸せな子だと言えます。
最期の時まで大切に思ってくれる飼い主さんの存在は
どんな高額な薬にも勝るとわたしは思っています。








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猫に噛まれて・・・

2022-01-07 06:11:13 | 病気の話し/人間編
昨年の10月12日、1本のお電話をいただきました。
年配のおばあちゃんでした。

『庭の猫たちをすべて手術して増えないようにしたい』

費用も全額出すし、捕まった猫たちの搬入も全部自分でできる!と。

近くに住むスタッフさんにさっそく現地調査に行ってもらいました。
約10匹という話でしたが・・・。
膝の悪いおばあちゃんに搬入は厳しい。
置き餌ばんばん。
たぶん10匹では済まないくらい、何匹いるのやらの現場でした。

さてそこの猫たちの捕獲や手術の話しは、また今度することにして
今回は、その中の1匹でかなり慣れているオハナ君のことです。
手術も済んでいたハナオ君にパウチをあげていて、
ひとさし指を噛まれてしまったというのです。

ひどく化膿して病院に毎日通っていると・・・。
たぶん12月の10日過ぎに噛まれて、
スタッフさんが聞いたのはすでに16日のこと。
びっくりして翌日会いにいってくれました。

かなりひどくて朝晩の点滴が効いていない様子。
このままだと入院になるかもと言われているとのことでした。
落ち込んで暗い顔をされていたそうです。
気分もかなり悪かったんですね。

慣れていても野良は野良。
家猫のように、室内で衛生的に飼育をされている子たちとは
どうしても違います。
最善の注意をはらって、お世話することが必要です。

まして、高齢者や小さな子。
体質的に腫れやすいケースの方も、気をつけないといけません。

おばあちゃん、この後ついに入院になってしまいました。
強いお薬のせいもあり、胃潰瘍になっていたそうです。
その後連絡がやっとついたのは年も明けた3日のことです。
まだ入院されてましたと、担当スタッフさんからです。

かれこれ2週間が過ぎています。
噛まれただけではなく、別の病気を併発することになって
大変な日々を過ごしています。

家の庭にいる猫たちのご飯などのこともあります。
こちらは、日ごろは協力的ではない娘さんがあげてくれているそうです。

いずれにしても、日ごろスタッフさんたちには皮手袋を支給して
噛まれたりひっかかれたりに気をつけること。
万が一噛まれたら、速やかに対応することを話しています。

相談者さんたちにも、常々気をつけることを伝えてもらっていますが
なつっこいことで甘く見ていたのかもしれませんね。

ちょうどいい機会ですので、改めてみなさまにお願いしておきます。
野良猫の口腔内は、いろんな菌がたくさんあります。
うかつに撫でるとか、触るとか、手からご飯をあげるとか
危険なことはやめて、安全なやり方を守ってほしいと思います。

マダニに感染した猫ではなかったのでSFTSではありませんでしたが
もしも・・・・と考えたら恐ろしいことです。

野良猫と関わるときは、ルールを守ることがとても大切だという例として
今回ご報告させていただきます。

おばあちゃん、一日も早く退院できるといいです。


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FIP闘病中のジャムのクラウドファンディング目標達成のお礼

2022-01-05 00:25:01 | 会からのお知らせ
1月4日、ついにプロジェクトの目標金額が
100%に到達することができました。


100%達成し、なおまだ支援してくださる方が続いています。

ジャムが寛解となったら、これはひとえに
応援し支援してくださったみなさまのおかげです。

あたたかいコメントに、お世話してるスタッフももちろんですが
暮らす会のスタッフ一同、励まされてきました。
わたし自身も、おひとりおひとりに直接お会いしてお礼を言いたい気持ちです。

助けたいと思うなら、まずはみなさまに知っていただくこと。
わかっていただく努力をすること。
もしわかっていただけなくとも、人にはそれぞれ個々に事情もあり
選ぶのは相手であること。

クリスマスから年末年始、近年類をみないほど多くのみなさまに
お会いしたり、ラインしたり、電話をしました。
発信もしました。

助けると決めたこちらが真剣でなくては本当にみなさまに失礼に
なってしまいます。

溢れてくるのは感謝だけです。
達成の文字を見て、多くの方からおめでとうの連絡もいただきました。

あとは、薬が効いてジャムが寛解すること。
そうなるように祈るばかりです。

担当したスタッフさんたちは、体重が増えた分、
薬の量が足りなくなりそうで
ネクストゴールのことも考えてくれていました。

大金になるので、きちんとした根拠を示せるものでなければならないと
そこだけはしっかり伝えました。
昨晩も遅くまでスタッフさんたちが体重と薬の量を何度も何度も
計算し直していました。

みなさまの気持ちに報いることができるような活動でなければならないと
常々思ってきました。
わたしの後に続くスタッフさんたちの中に
こうした考え方がきちんと根付いてくれていることも
本当にうれしいです。

多くの人に、本当に本当に支えていただいていることを
あらためて感じることができました。

応援してくださる方の存在が、
わたしたちを次に次にと進ませてくれています。
本当にありがとうございました。


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ひのちゃんが渡したバトン

2022-01-03 05:28:19 | 天に還った猫たち犬たち
昨年の話になります。

令和3年の6月に浜松市外でしたが、庭に来ている猫に餌をあげてしまい
子猫が生まれて困っているという内容の相談を受けました。
子猫シーズンに突入し、大変なときでした。
正直、浜松市内限定で相談を受けないと
にっちもさっちもになってしまうと思っていましたが
親猫の手術の約束ができ、費用負担もできるということになったので
子猫たちも引き受けることになりました。


手前のひとまわり小さい子がひのちゃんです

実際、保護できた子猫2匹が会に来たのは7月14日のことで
人慣れ修行もけっこう大変な月齢にかかってきていました。
頼むのならもっと早くしておくれよ~と思ったりもしましたが
担当スタッフさんの熱意で連れ帰ってきました。

最後の1匹が保護できたのは7月19日のことでした。



それから4日ほどしてお迎えに行ったのですが
なんと637グラムしかなくて、先の2匹の子猫たちの体重が半分でした。



ひのきと名づけられて・・・わが家にやってきました。
慣らすことも大切ですが、まずは大きく育てる、食べさせるのが
第一目標になりました。

三白眼でにらみつけてますが、がんばっちゃってる姿が
妙にかわいらしかったです。



この子だけ、やたら小さくて人間で言う未熟児だったんですね。
よく育ってきたと思います。



ケージの目の前に布団を敷いて寝ました。
できる限りいっしょにいる時間を増やそうと思いました。

かなりしっかり食べるようになり、体重も増えて
別のスタッフさん宅に移動しました。
そこでは愛情をたくさん注いで、家猫修行、人慣れ修行をしてくれました。
他の猫たちといっしょに、社会性も身に着くように育ててくれました。

そのひのきに8月末に声がかかり正式に迎えてくださることが決まりました。



順調に過ごしているとばかり思っていました。

実は、おうちの子に迎えてもらったときから
やっぱり食が細かったり、お腹の具合が悪かったりが続き
病院通いの回数が重なっていたんだそうです。
そんなこととはつゆ知らず・・・。



11月22日に手を尽くしたにも関わらず、会の子猫が逝ってしまいました。
そのご報告をご尽力いただいた動物病院の先生にお伝えしたときに
ひのきちゃんの具合がよくないことを教えていただきました。

びっくりして、担当スタッフさんから連絡を入れてもらいました。
ひのちゃんは、不治の病とされるFIP/猫伝染性腹膜炎の疑いありと
されて、検査のため細胞を取り結果待ちの状態でした。

確定診断を受けてから、スタッフさんが
11月29日にひのちゃんに会いに行ってくれました。



高額ではあるけれど、治療薬の話もしたそうです。
でも積極的治療はしない選択をすでにされていました。



痩せて体重の落ちたひのちゃん
近い病院すら嫌がるひのちゃん
何かすることでこれ以上苦しいかもしれないことは増やしたくないと
そう考えての決断だったようです。

大事にされていること。
たくさん想ってくださってることをスタッフさんから聞くことができて
ほっとしました。

ひのちゃんのことを考えて愛情を注いでくれる飼い主さんが
出した答えです。
それがいちばんの答えだと思います。
どうかひのちゃんの時間が穏やかで安らかで、すこしでも楽しいこと
嬉しいことがあるようにと祈りました。

12月12日にひのちゃんは天に還っていきました。
前の晩、大好きな焼きカツオをたいらげご機嫌だったそうです。
寝る前に何度も何度もお母さんの手を舐めていたそうです。
お母さんのお布団で冷たくなっていて、気づかなかったと・・・・。

たぶん眠ったまま静かに息をひきとったんですね。
美味しい物を食べて、大好きなお母さんに甘えてお別れもして
可愛いひのちゃんは神様にもらった時間をまっとうすることができました。



あんなに怖がりだった子が、
最後はお膝に入る愛らしい娘になっていたことに心から感謝です。
そして、いつ逝ってしまうかわからない時間は
ご家族にとってさぞ不安だっただろうと思います。

そして1週間後、ご挨拶にいらしてくださいました。
病気と闘ってくださったお礼と、できることならもっと元気な子を
お譲りしたかったと言うわたしの言葉をさえぎり

『ひのちゃんで良かったんです』

ときっぱり言い切ってくださいました。

とはいうものの、
いなくなって力が出なくて、家の中の光が消えたみたいな感じがすると。

猫と暮らす喜びや楽しさを、ひのちゃんは確実に残していったことに
心の中でひのちゃんを誉めずにはいられませんでした。
そして、もしできるのならひのちゃんの繋いだ縁なので
空いた場所に違う子を迎えてもらえないかとお願いをしました。

ひのちゃんとは違う性別、柄、大きさの子がトライアルにいき
年末、いっしょに暮らしたいとお返事をいただくことができました。

新しく迎えた子だけじゃなくて、
姿形は見えずともひのちゃんもずっとずっといっしょです。

小さくて病気と闘いながらも、ものすごく大きな宝物を
ご家族の中に残していってくれました。
ひのちゃんすごいよ、えらいぞひのちゃん。



最後の最後まで、自分の一生を走り抜いたひのちゃん



そして、きちんと向き合ってくださった里親様ご一家に
心から感謝です。



自分の命は終わっても、大好きな飼い主さんの中に
別の命を託していく
こんな風に紡いで、いつしか振り返ったらひのちゃんの生きた証が
しっかり家族の中に刻まれていくのだと思います。

ひのちゃんまたね


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