最初は友人に電話が入ります。
高齢のおばあちゃんが、3か月前に見かけて餌をあげてしまった猫に
情が移り、里親さんを探してほしいという内容だったようです。
詳しく聞けば、2メートル以上接近できない若猫です。
1回目はお断りしたそうですが、またまた2回目の電話が入ったそうです。
手術の話しをしてあげてもらえないだろうかという内容で
こちらに回ってきました。
近くに済むスタッフKさんが対応してくれることになりました。
同居の息子さん夫婦は猫が大嫌いで、飼うなんて話はまったく無理。
そこでおばあちゃんは見かけた子猫にこっそり隠れて餌をあげているので
猫のことで自分を訪ねるのではなく、お友達だと名乗ってくれと・・・。
無理のある注文ですが、1匹だけのことだし
それでこのおばあちゃんも気持ちが楽になるなら
何より猫も身軽になって生きていけるのならと
スタッフKさんは、がんばってくれることになっていました。
・・・にも関わらず
おばあちゃん、まさかのキャンセルです。
理由は、心臓が悪いそうですが、捕獲に来ると思ったら
動悸がして怖くなってしまったんだとか。
実は猫のいる場所も自宅からは離れた高架下。
ここからは、すべておばあちゃんの自己弁護になっていきます。
スタッフKさんは
手術をしないままなら、餌もあげないようにお話をしてくれたそうです。
1日1回の少しの餌で、順調に大きくなるとも考えにくく
他にも餌場はあって、そこでご飯をもらっているのだろうと思われます。
それなら、コソコソおばあちゃんが餌をあげに行く必要もありません。
たった1匹の猫の手術。
しかも捕獲も、運搬もすべてこちらが協力する姿勢でいるにも関わらず
キャンセルとは・・・・。
これで本当に猫が好きで好きで、気になって気になってと言われると、
何を言ってるんだと思ってしまいます。
相談して来た当事者が、こんな逃げ腰及び腰では
わたしたちは何もできません。
友人にキャンセルの件を伝えると、申し訳なかったと謝っていました。
スタッフさんの時間を使う意味が分かってないと怒っていました。
ボランティアは自分の思い通り動いて、要求をかなえてくれると
勘違いしている人が多すぎて、うんざりします。
何でも屋ではないのですから、間違えた態度で臨まれると
こちらも対応できないわけです。
見かけてかわいそうだから引き取ってくれとか
保護して里親さんを探してあげてとか
しかも、自分は無理なのでとご丁寧に書いてあったりすると
どう回答していいのか困ってしまいます。
自分自身で何ができるか、やれることは何かを考えもしない人の相談には
応じることができないのです。
また、高齢者の紋所、犬がいますの紋所、猫は飼えないのでの紋所
これらを振りかざすのをやめてほしいと思います。
その紋所は効力を持たないことを
ぜひともご承知おきいただけたらと思います。