A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記664 『物気色』

2012-11-04 23:52:43 | 書物
タイトル:物気色
タイトル別名:MONOKEIRO
編著者:モノ学・感覚価値研究会アート分科会
編集:近藤弘、大西宏志
編集アドバイザー:武田好史、稲賀繁美、瀧本雅志
監修:鎌田東二
アートディレクション:近藤弘
デザイン:大西宏志、河野綾
写真:高嶋清俊 他
翻訳:富井玲子、ジョン・ブリーン、ティム・カーン、トゥーラ・モイラネン、クレア・クッチオ
発行:国分寺 : 美学出版
発行日:2010.12
印刷・製本:スイッチ・ティフ
形態:95p; 26cm
注記:展覧会カタログ
   展覧会「物からモノへ」展. 会期・会場: 平成22年1月16日-1月31日:京都大学総合博物館
   その他のタイトルは展覧会名称による
   英文併記
   参考文献: p90-92
内容:
「モノ学」とは何か? それをわたしは、「物質性(物性)から人格性(者性)を貫いて精神性(霊性)にまでカバーする、三層一体的非二元論的思考と表現の探求の総体である」と、ひとまずは規定しておきたい。
平たく言えば、日本語の「もの」には、実に多層・多様・多義・多彩な含意があり、その多犠牲を全部ひっくるめての「もの」の見方や感じ方に日本の根源的な感覚価値と思考と未来可能性を見たい、それを未来に生かしたい、ということである。
鎌田東二
(カバー裏テキストより)

目次
はじめに
モノ学から見た「モノ・ケ・イロ(物気色)」/鎌田東二
Artists and The Exhibition
 近藤弘
 坪 文子
 狩野智宏
 上林壮一郎
 大舩真言
 大西宏志
 佐藤ミチヒロ
 山田 晶
 山本健史
 山 大
 松生 歩
 岡田修二
 渡邊淳司
蘇生する化石・跳梁する魂 大学博物館で現代美術展?――京都大学総合博物館での「物からモノへ」展より/稲賀繁美
Discourses
 モノ学・感覚価値研究会展覧会の意義――地球が生み出した美と人間が生み出す美/原田憲一
 モノの気色(けしき)―物質性より立ち昇る精神の様相/稲賀繁美
Bibliography
 モノ学・感覚価値研究会アート分科会 開催記録
 国際シンポジウム芸術部会
 参考文献
 編集後記

頂いた日:2012年11月4日
場所:奈良県五條市
 HANARARTのアーティストトーク終了後、本書の編集も努めているアーティストの方より頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 モノ学関連の文献は2冊購入しており、本書も欲しかったのだが近隣の書店で手に入らなかった。偶然にも頂けてとてもうれしい。