A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

memorandum 130 苦しいときには苦しいと言おう。

2014-01-14 23:37:42 | ことば
 生きていることが辛いと、それでも前を向きながら語ること。なんとかしたいと思いながら悲鳴を上げること。そうすれば、相手は、薄い「世間」や「社会」に生きていても、あなたの苦しみを聞いてくれる可能性が高くなります。
鴻上尚史『コミュニケイションのレッスン』大和書房、2013年、216頁。

 ポジティブ・シンキングというのは、ポジティブな生き方をしているからするのではなく、ネガティブな環境や状況、感情に直面しているから、そうせざるをえないのである。少なくとも私の場合はそうである。「あなたができるギリギリのポジティブな言い方や表情で、苦しいと語ること」。私はそれらの言葉に向き合ってきただろうか。