タイトル:「もの」の詩学 : 家具、建築、都市のレトリック
著者:多木浩二
シリーズ名:岩波現代文庫; 学術 ; 153
発行:東京 : 岩波書店
発行日:2006.1
形態:vi, 309p ; 15cm
注記:『「もの」の詩学 : ルイ十四世からヒトラーまで」』(1984年刊)の副題を改題し、構成を修正した新編集版
内容:
「もの」に潜む社会や歴史の無意識を浮かび上がらせる
記号論的手法による深層の歴史の探求
(帯より)
身体の快楽が推し進めた椅子の変容の歴史,「もの」の蒐集から仏革命をへて美術館・博覧会を作り上げていったブルジョワジーのイデオロギー,キッチュ王ルートヴィヒ2世が心血を注いで建てたまがいものの城,巨大主義に取り憑かれたヒトラーの建築都市。「もの」に凝縮されている文化や社会の無意識を探る記号論的思考の労作。
(カバー見返し解説より)
[目次]
第1章 「もの」と身体
一 文化を創造する身体
1 はじめに
2 身体と家具
3 身体技法(テクニック・デュ・コール)
4 技術(わざ)ということ
二 椅子の変貌
1 快楽の価値
2 椅子の近代化
三 儀礼と快楽
1 ふたつの「身体」記号
2 もうひとつの合理性
四 家具の政治学
1 住居の仕組み
2 王の寝室
五 象徴としての椅子
第2章 コレクションから展示へ
一 「もの」を蒐集する
1 革命・美術館・博覧会
2 コレクションの発生
3 蒐集と分類的知性
二 美術館と「芸術」の発生
1 ルーヴルの公開
2 「芸術」の誕生
3 美術館と政治的歴史
三 革命の祝祭
1 新しさのレトリック
2 革命という演劇
3 祝祭から近代都市へ
四 博覧会という祭り
1 寓意の祝祭から商品の祝祭へ
2 進歩と伝統
五 ブルジョワジーの時間
第3章 虚構の王国
一 ルートヴィヒ二世の城
1 19世紀社会と「王」
2 ロワ・キッチュ
二 19世紀の帝国幻想
1 空想の舞台
2 「もの」の深層
三 蕩尽と聖なるもの
第4章 ヒトラーの都市
一 ナチズムとモダニズム
1 近代的「もの」の世界
2 ナチズムへの道
3 ヒトラーの時代
二 独裁の現象と公理
1 群衆というモニュメント
2 言語の都市
3 独裁の原理
三 「力」の仕掛け
1 儀礼的空間の演出
2 巨大主義あるいは死の表象
注
岩波現代文庫のためのあとがき
購入日:2012年9月15日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
とある講義の参考文献で挙げられていたので購入。マテリアルカルチャーを考える上で興味深い1冊。
著者:多木浩二
シリーズ名:岩波現代文庫; 学術 ; 153
発行:東京 : 岩波書店
発行日:2006.1
形態:vi, 309p ; 15cm
注記:『「もの」の詩学 : ルイ十四世からヒトラーまで」』(1984年刊)の副題を改題し、構成を修正した新編集版
内容:
「もの」に潜む社会や歴史の無意識を浮かび上がらせる
記号論的手法による深層の歴史の探求
(帯より)
身体の快楽が推し進めた椅子の変容の歴史,「もの」の蒐集から仏革命をへて美術館・博覧会を作り上げていったブルジョワジーのイデオロギー,キッチュ王ルートヴィヒ2世が心血を注いで建てたまがいものの城,巨大主義に取り憑かれたヒトラーの建築都市。「もの」に凝縮されている文化や社会の無意識を探る記号論的思考の労作。
(カバー見返し解説より)
[目次]
第1章 「もの」と身体
一 文化を創造する身体
1 はじめに
2 身体と家具
3 身体技法(テクニック・デュ・コール)
4 技術(わざ)ということ
二 椅子の変貌
1 快楽の価値
2 椅子の近代化
三 儀礼と快楽
1 ふたつの「身体」記号
2 もうひとつの合理性
四 家具の政治学
1 住居の仕組み
2 王の寝室
五 象徴としての椅子
第2章 コレクションから展示へ
一 「もの」を蒐集する
1 革命・美術館・博覧会
2 コレクションの発生
3 蒐集と分類的知性
二 美術館と「芸術」の発生
1 ルーヴルの公開
2 「芸術」の誕生
3 美術館と政治的歴史
三 革命の祝祭
1 新しさのレトリック
2 革命という演劇
3 祝祭から近代都市へ
四 博覧会という祭り
1 寓意の祝祭から商品の祝祭へ
2 進歩と伝統
五 ブルジョワジーの時間
第3章 虚構の王国
一 ルートヴィヒ二世の城
1 19世紀社会と「王」
2 ロワ・キッチュ
二 19世紀の帝国幻想
1 空想の舞台
2 「もの」の深層
三 蕩尽と聖なるもの
第4章 ヒトラーの都市
一 ナチズムとモダニズム
1 近代的「もの」の世界
2 ナチズムへの道
3 ヒトラーの時代
二 独裁の現象と公理
1 群衆というモニュメント
2 言語の都市
3 独裁の原理
三 「力」の仕掛け
1 儀礼的空間の演出
2 巨大主義あるいは死の表象
注
岩波現代文庫のためのあとがき
購入日:2012年9月15日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
とある講義の参考文献で挙げられていたので購入。マテリアルカルチャーを考える上で興味深い1冊。