龍の声

龍の声は、天の声

「現在は、真の意味のルネッサンス期だ」

2020-11-16 08:54:04 | 日本

西村真悟さんが掲載している。
以下、要約し記す。


我が国の國體の淵源である一万四千年間の縄文時代を見つめ、さらに旧石器の時代に、
ユーラシアの西から日本に辿り着くまで、何世代にもわたって太陽の昇る旭日の東に向かって移動し続けた先祖のことに思いを巡らせてきた。
まことに呆然たる思いがする。
そのうえで、その途方もない長い年月の中で生まれてきて現在に至る我が国の國體を思う。
それは、長い縄文時代を母体にした天照大御神の「天壌無窮の神勅」と神武天皇の「橿原建都の令・八紘一宇の詔」に鮮明に示されている。
即ち、日本は「天皇のしらす国」であり、その理念は「八紘一宇」である。
「しらす」とは、人が外物と接する場合、即ち、見るも、聞くも、嗅ぐも、飲むも、知るも、みな、自分以外にある他の物を、我が身にうけ入れて、他の物と我とが一つになること、即ち、自他の区別がなくなって、一つに溶け込んでしまうこと(木下道雄著「宮中見聞録」)。
「八紘一宇」とは、地球は一つの家、諸民族は一つの家族ということだ。

遙か昔、ユーラシアのどこかで共通の先祖をもつ人々がいたのに、共通の記憶は失われ、我が国だけがその記憶を今に伝えている。
神話の世界に始まる我が国の國體は、そのまま現在に至っている。
諸民族のなかで神話の理念を今も維持しているのは日本だけだ。
その理由は、日本だけが一神教のキリスト教に征服されなかった唯一の文明国であるからだ。

今まさに、我が国が幕末から明治維新以来直面してきたこの「キリスト教圏」即ち「欧米列強による世界秩序」が地殻変動を起こしている状況の中で、我が国が神武創業以来維持してきた理念が、二十一世紀の人類の理念にならねばならない時が来ている。
つまり、現在は、真の意味のルネッサンス期だ。

従って、我々は、これからも、「天皇のしらす国」がもつ理念が、人類の未来を明るくする理念であると自覚したうえで、覚悟を決めて現在の国際社会の激動に主体的に対処しなければならない。

何故なら、我々が、我が国の神武創業以来の理念を自覚すれば、当然、一衣帯水の西にある中華帝国主義によって覇権を拡張する邪悪な中国共産党独裁国家は不倶戴天の敵であり、我が日本は、人類の未来のために、この邪悪な敵を崩壊させねばならないからだ。
地理的に見ても理念的に見ても、これが我が国の宿命だ。

記憶にある通り、「危険なところに自衛隊を出さない」我が国は、「危険なところだから軍隊をだした」国際社会から軽蔑されたのだ。
これが「日本国憲法と題する文書」に縛られた戦後体制というものだ。