龍の声

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「『映画 めぐみへの誓い』 来年、2月19日全国上映開始」

2020-11-01 12:02:03 | 日本

西村真悟さんが訴える!
映画「めぐみへの誓い」は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんと父横田滋さん母早紀江さんの苦闘を描き、国家の責務と我ら国民同胞の任務を描く。

昨日、十月十八日、大阪天神橋六丁目にあるホールで、昭和五十二年十一月十五日に、新潟から北朝鮮に拉致された十三歳の横田めぐみさんと、ご両親の父滋さん、母早紀江さんの苦闘の日々を描いた映画「めぐみへの誓い」監督、野伏 翔(のぶししょう)の完成披露試写会に参加し映画を観た。
冒頭、浜に座って海を見つめる滋さんと早紀江さんの回想、夏の浜辺で二人の弟と遊ぶ小学生のめぐみさんの情景が映り、そして、十一月の暗い空と黒い波の厳しい日本海の情景に戻った。
この波の上を、揺れる工作船の真っ暗な船倉に閉じ込められて北朝鮮に連れて行かれるめぐみさんの現実を観たとき、肺腑がえぐられるのを感じた。

日本海を見つめる回想から現実に戻った映像は、平成十四年九月十七日夕刻の映像に移る。
この日、日朝首脳会談のために北朝鮮に行った小泉訪朝団に対し、金正日は、その日午前の会見開始早々に、拉致しためぐみさんら八人の死亡を告げた。
それを盲信した小泉訪朝団は、何時、何処で、如何なる死因で亡くなったのかの確認もとらず、同日午後五時頃、東京で、官房長官と外務副大臣が、八人の拉致被害者の家族を個別に外務省飯倉公館の個室に呼び入れ、「死亡」だけを宣告した。
そして、この死亡宣告を受けた横田滋さんと早紀江さんらは、記者会見に臨む。
滋さんは、絶句して声が出なくなった。
絶句する夫をみたその時、早紀江さんは、言った。
咄嗟にでたその言葉は

「絶対、この何もない、いつ死んだかどうかっていうことさえ、分からないような、そんなことを信じることはできません。」

という冒頭の宣言で始まり、さらに、母は、自分たちが力を合わせて闘ってきたこの問題が政治のなかの大変な問題であり日本にとって本当に大事なことであることが暴露された。

「拉致されためぐみは、そのようなことのために犠牲になったが、使命を果たしたと信じています、濃厚な足跡を残していった、そう思って頑張って参ります、救出を願って呼び続けてくださった皆さま、めぐみのことを愛して下さって、こころから感謝します」と語り、「まだ生きていることを信じ続けて闘ってまいります。ありがとうございます。」
で結ばれた。

これは、母早紀江さんの魂の叫びであり日本という国は、この耐えがたい苦痛の中で、咄嗟にこの気高い凜とした言葉を発する母がいる国だ、と全日本国民と北朝鮮に示していた。
映画は、この早紀江さんの発言の総てを映していた。
この発言がなければ、「拉致被害者救出の国民運動」、即ち、「救国の国民運動」はなかった。

北朝鮮が小泉訪朝団に「八人死亡」と告げ、それを、飛びつくように信じた訪朝団から連絡を受けた官房長官が、そのまま被害者家族に伝えたウソの「死亡宣告」を、仮に家族が信じておれば、あとは、拉致被害者の葬式がなされ、めぐみさんをはじめ数百名を越える拉致被害者は、祖国に棄てられたように放置されて拉致問題は終了し、救出国民運動も起こらず、この映画も制作されることはなかったのだ。
ただ、小泉と外務省には、「日朝国交樹立」の偽りの功績が与えられ、本人達は、得意になり、
我が日本は、小泉純一郎と金正日が署名した「平壌宣言」通り、核を持つ最も危険な独裁者に巨額のカネを渡した「史上最悪のテロ支援国家」に転落したことだろう。

私は、映画で、前記、早紀江さんの記者会見での歴史的発言を観ている時、あの時の情景が甦り、感動の涙が溢れてきた。

そして、映画は、北朝鮮国内で虐待されていくめぐみさんの情景と境遇を映し出していく。
こうなのだろう、と想像はしていたが、現実に映像で見せられれば、可哀想で可哀想で、堪らん。
また、北朝鮮独裁体制に対する憤怒の思いが抑えられない。
さらに、この一人の少女を助けることも出来ずに、長年月を過ごし、今、ボーッと映画を観ている、この自分、何をしてきたのか、本当に、すまない、申し訳ない、と慟哭する思いだ。

映画の最後の画面に、六月五日に亡くなった横田滋さんがご家族五人と映る映像がでた。
涙がこぼれないように、しばらくこらえた。

この映画は、来年、二月十九日に全国で封切られる。
諸兄姉、どうか観ていただきたい。
しかし、制作費に加えて、多くの方に観ていただく為の配給宣伝費も不足している。
よって、映画「めぐみへの誓い」製作委員会 代表 松村譲裕が支援を求めている。
私からもお願いします。


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・口座名  映画「めぐみへの誓い」製作委員会