龍の声

龍の声は、天の声

「2019年最新版 確実に増えゆく世界で暮らす日本人」

2019-12-25 19:43:50 | 日本

◎上位20の国と地域を発表!

外務省の「海外在留邦人数調査統計」2019年版(2018年10月1日現在の結果)が発表されました。海外で暮らす日本人の数が多い、上位20の国と地域はどこなのでしょうか?また過去1年間の間に、どんな順位の変動があったのか、併せて見てみましょう。


◎どこに暮らす人が多いのか?トップ10を発表

まず全体として、2017年には135万だった海外に暮らす日本人は、2018年には139万人となりました。これは、長期滞在者が1万人近く増えて88万人、永住者が3万人増えて51万人になったため。ここ7年ほどは、永住者の伸び率が目立っています。

<2018年10月現在 国(地域)別在留邦人数推計>

1位 アメリカ合衆国 /446,925人 前年比+4.9%
2位 中華人民共和国 /120,076人 前年比-3.3%
3位 オーストラリア /98,436人 前年比+1.2%
4位 タイ /75,647人 前年比+4.0%
5位 カナダ /73,571人 前年比+5.1%
6位 英国 /60,620人 前年比-3.6%
7位 ブラジル /51,307人 前年比-2.1%
8位 ドイツ /45,416人 前年比-0.8%
9位 フランス /44,261人 前年比+3.6%
10位 大韓民国 /39,403人 前年比-0.9%

多少人数には変動がありましたが、順位は変わらず。1位の「北米」つまりアメリカとカナダが1985年以来ずっと1位を保っています。

全体のおよそ76%がこの10位以内の国に暮らしています。

◎順位に変化があったのは11位以降

10位までは、順位に変動がありませんでしたが、11位以降には順位の入れ替えがありました。

<2018年10月現在 国(地域)別在留邦人数推計>

11位 シンガポール /36,624人 前年比+0.6%
12位 マレーシア /26,555人 前年比+8.8%
13位 台湾 /24,280人 前年比+15.3%
14位 ベトナム(2ランク↑)/22,125人 前年比+28.1%
15位 ニュージーランド /20,822人 前年比+5.9%
16位 インドネシア(2ランク↓) /19,612人 前年比-0.5%
17位 フィリピン /16,894人 前年比+2.0%
18位 イタリア /14,600人 前年比+3.2%
19位 メキシコ(1ランク↑) /11,775人 前年比+5.0%
20位 アルゼンチン(1ランク↓) /11,561人 前年比+0.9%

ベトナムとインドネシア、メキシコとアルゼンチンが入れ替わりました。

ベトナムは、メーカーを中心に、日系企業が1920社が進出している国です。都市としては、特にホーチミン在住者が増えています。長期滞在者も永住者も両方増えています。

地域別では、「北米」の次に増加が目立った地域が、「東欧・旧ソ連」と「中米」です。「東欧・旧ソ連」が4.7%(481人)増で、「中米」が4.6%(659人)増です。

「東欧・旧ソ連」では、ロシア・ハンガリー・ポーランド・チェコに「留学生・研究者・教師」として長期滞在している人が2017年のデータを見る限り多いようです。

「中米」では、メキシコに住む民間企業関係者が目立ちます。日系企業は、2010年は約400社ほどでしたが、2018年には1209社まで増えています。日産自動車や東洋水産といったメーカーが多く、バヒオ地域という中央高原エリアを中心に拠点を置いています。

「北米」「アジア」「西欧」の3地域で全体のおよそ82%になるのですが、日本人にとってはまだ馴染みの薄いエリアにも拠点が広がっているのですね。










「日本を信じよう!」

2019-12-25 19:40:27 | 日本

西村真悟さんが、掲載している。
以下、要約し記す。



我が日本の國體にとって、まことに最深にして最重要な神事である新帝の大嘗祭が行われ、令和元年も、いよいよ大晦日を迎える。
そして、令和二年を迎える今、改めて平成の御代の位置づけをしておきたい。
何故なら、この位置づけを明確にしなければ、令和の御代に於ける我々の覚悟の在り方も定まらないからだ。
そうすれば、現在の我々日本人の感覚が、見れども見えず、覚ませども覚めず、という状態であることが分かる。
 
まず、一番分かり易いことから指摘する。
北朝鮮の工作員が、我が国に潜入して日本人同胞を拉致して本国に連れ帰っていたことは、昭和四十年代から分かっていた。
ところが、我が国歴代内閣は、長年にわたり、それを見て見ぬ振りをしていた。
しかし、遂に、平成九年二月、我が国政府は、北朝鮮が十三歳の横田めぐみさんを拉致したこと、さらに、多数の拉致被害者がいることを認めた。
同時に、北朝鮮の元工作員は、日本に潜入することは食事の最中にトイレに行くように容易だと豪語し、さらに日本国内で多数の北朝鮮工作員が活動中であることも明らかになった。
そして、我が国警察は約八百八十名が「拉致された可能性を排除できない」としており、民間の特定失踪者調査会は「七十数名は拉致されている」と公表している。
しかし、我が国政府は、現在まで、拉致被害者はたった十七名だと「認定」したままだ。
仮に、国内で強盗が十三歳の少女を人質にとって立て籠もった時、政府や警察が、これを見て見ぬ振りをすれば法秩序は崩壊する。
これが、平和であろうか。
 
平成二十五年一月十六日、アルジェリアのイナメナスの石油精製プラントをイスラム過激派のテロ組織が襲い、日本人技術者十名が殺害された。
この直後に衆議院本会議における内閣総理大臣の所信表明があった。
私は、総理大臣が、テロ組織の犯人に対して、「国家として復讐する」と明言するべきだと思い、その一言を待った。
しかし、それは無かった。

昭和四十七年九月、ミュンヘンオリンピック選手村をパレスチナテロ組織「黒い九月」が襲い、ユダヤ人選手等十一名を殺害した。
イスラエル首相のゴルダ・メイアは、直ちに「復讐」を宣言し、ゲリラの本拠地のキャンプを爆撃するとともに、数年をかけて首魁を含む全犯人を殺害し、テロリストに対する最大の抑止力は「復讐」であることを実証した。
以後、ユダヤ人をターゲトにした国際テロはない。
テロをすれば、イスラエルは、地の果てまで追いかけてきて復讐するからだ。
これに対して、我が国の総理は、海外にいる多くの日本人の命を守るために最有力な、「復讐」という言葉を発しなかった。
何故、「復讐」を決断できないのだ。
 
以上が、国民の安全に関することであるが、国家の成立要件のもう一つの重大要件である国土に付いてはどうか。
韓国が不法占拠している竹島そして中共が奪おうとしている尖閣諸島。
これらの我が国の領土に関して、我が国政府は、断固たる防衛の意思を行動で示しているのか。
竹島と尖閣に対して断固たる防衛意思を行動で示さない我が国総理が、ロシアのプーチン大統領に北方領土の返還を要求しても迫力が無く効果がないことは、プーチンが態度で示してくれている。

また、アメリカが中距離核全廃条約に加盟して中距離核を保有しない状況の中で、中共は、日本列島、日本海、東シナ海、南シナ海を覆う射程三〇〇〇キロの中距離核弾頭ミサイルの実戦配備を急いできた。
アメリカの空母打撃群を、第一列島線内に入れないためである。
もちろん、
中共の核弾頭ミサイルは、我が国の主要都市に向けて実戦配備が為されている。
そこで、アメリカのトランプ大統領は、中距離核全廃条約から脱退したのだ。
しかし我が国は、このアメリカのトランプ大統領の決断に対する理解と共感を発信せず、自ら、中共の核を抑止する態勢構築への決意を表明することもなく、逆に、東京に核弾道ミサイルの照準を当てて実戦に配備している独裁者を、こともあろうに、国賓として迎えるとは何事ぞ!
これは、日本国と国民への裏切りではないか!現内閣は、奇怪である。狂っているのか。
 
以上の我が国の政府と国政の状況を観れば、それは「平成の平和」ではなく、眼を瞑れば世界が無くなる式の「平成の危機認知症」に過ぎないことは、お分かりいただけると思う。
平成は、平和な御代ではなく、独裁権力の軍備拡大を放置して将来の動乱を呼び込む時代だった。
チャーチルが言う通り、「平和主義者が戦争をつくる」準備期であった。
 
しかしながら、この平成の御代にあって、天皇陛下と日本国民の絆が、世界に対して、我が国の最大の抑止力を産み出していたとこを、誇りをもって確認し自覚せねばならない。
それは、阪神淡路大震災と東日本大震災という未曾有の大災害のなかで、世界が目の当たりに見て驚嘆した我が国の天皇と国民の姿だった。
この両災害とも、総理大臣は、申し合わせたように無能で馬鹿な左翼であった。
しかし、被災地を見舞われる天皇と国民の絆、そして、被災地にあって秩序を失わない国民の助け合いと復興への意欲は世界を感嘆させた。
 
自衛隊は、東日本大震災において、陸海空自衛隊を統合した十万七千という空前の救出救援の為の統合任務部隊を組織した。
その隊長となった東北方面総監君塚栄治陸将は、鉄兜と野戦服の姿で松島基地に被災地視察と激励のために降り立たれた天皇陛下に正対して敬礼し、陛下はその敬礼を受けられた。
この時、自衛隊十万七千の統合任務部隊は、天皇陛下の部隊となった。
そうであろうが!
統合任務部隊の隊長君塚栄治陸将は、天皇陛下に敬礼して忠誠を誓ったのだ。
部隊は、その総指揮官が、威儀をただして敬礼する者に属する。
そして、彼ら自衛官は、寝食を忘れて救出救援活動に没頭する。

この時、我が国の統治者は誰であったか!内閣総理大臣菅直人か?彼は、被災地を歩けず、東電本社と官邸で「喚いていた」だけだ。
福島第一原発の一番重要な危機的な状況の時、喚きながら発電所に乗り込んできて原子炉冷却作業の障害となった総理大臣菅直人を、発電所所長の吉田昌郎は、「あのおっさん」と呼んだ。
そう、総理大臣菅直人は、ただのおっさんだった。
彼は、我が国を統治していたのではない。

この一千年に一度の未曾有の東日本大震災のなかで、我が国の統治者は、総理大臣の菅直人ではなく、被災地の現場に赴き人々を励ます天皇陛下であった。
 
福島第一原子力発電所では、被災した原子炉の冷却が出来ず、水素爆発によって原子炉建屋の上部が吹き飛んだ。
このまま放置すれば、日本は、「人の住める北部」と「人の住めない中部」と「人の住める南部」の三つに国土が分断されることになるし、放射能の放出を止めることができない日本を国際社会は許容しない。
この時、私には、第一原発が、日露戦争の「旅順要塞」のように見えてきた。
「旅順要塞」が陥落しなければ、日本は滅びた。
同様に、「福島第一原発」の冷却が出来なければ、日本は滅びるのか。
そうであれば、旅順攻防戦と同じように「白襷決死隊」が「原子炉建屋」に突入することになるのか、と!
この時、原発処理を指揮していたCRF(中央即応集団)の宮島司令官は、三月十六日深夜、
隷下の第一ヘリコプター団の金丸章彦団長に、上部が吹き飛んだ灼熱の原子炉建屋の上から水を撒けと命令した。
それを知ったアメリカ軍の将官は、「人の命を何とも思わないような作戦はするな」と言った。
しかし、第一ヘリコプター団は、翌早朝、二機の大型ヘリCH47チヌークを原子炉建屋上空にホバリングさせ、約四十トンの水を投下した。
この映像は世界に流れた。
すると、東京市場の株価が下げ止まった。
そして、CRF司令官は、アメリカ軍が本気モードに入っていくのを感じた。
また、中共軍の将校は、第一ヘリコプター団の金丸団長に言った。
「日本人は、戦前戦後、全く変わっていない。
簡単に命をかけてくる。
もし、日本に核弾頭ミサイルの照準を当てて発射準備をすれば、日本人は確実に飛行機に爆弾を満載してミサイルに突っ込んでくるだろう。」このこと、後に金丸団長が、伊丹の中部方面総監部に異動してきたときに、総監部の廊下で出会い、私が、CH47による壮挙を讃えたときに聞いた。
まさに、明治天皇の日露戦争時の御製敷島の 大和心の ををしさは ことある時そ あらわれにけるこの通りの情景が未曾有の大災害の際に顕れたのだ。

以上の通り、令和元年の御代が、いよいよ大晦日を迎える時、平成の御代を振り返り、我が国の歴史と伝統のなかに脈々と生きている天皇と国民の絆こそ、我が国の最大の力の源泉であることを確認した次第だ。
現在の内閣をはじめとする政界の面々は、「戦後体制」、即ち、「日本国憲法体制」=「GHQ体制」の中に閉じ籠もり、「危機認知症集団」が楽しんで禄を食んでいるが、令和の御代には、大地震という天変地異ではなく、東アジアの動乱に直面して、必ず、この認知症の群れを除去できると確信する。
諸兄姉、日本を信じよう。
そして、我々の目の黒いうちに、中国共産党独裁体制の崩壊と、東アジアの諸民族に五箇条の御誓文で誓われている「萬民保全の道」が拓けるのを見ようではないか!





「幸福への道」

2019-12-21 22:51:29 | 日本

早起きする人、熟睡できる人
感謝して真剣に努力する人
仕事を趣味に能率を計る人
義務も責任も進んで果たす人
時間を守る人、礼儀正しい人
頼もしい人融和を計る人
人も自分をも尊敬できる人
常に反省し素直に改める人
何事も善意に解釈する人
注意深い人、決断の早い人
心身の健康を心掛ける人
質素で金を活かして使う人
孝心深い人、恩に報いる人
親切で人のためによく尽くす人
良心と優しい愛情に満ちた人
恥を知る人、偽りのない人
信念に徹した人、辛抱強い人
どんな苦難も悠々と耐える人
生き甲斐を求め精進する人
夢と希望に笑顔で生きる人

















「合掌しましょう!」

2019-12-20 20:54:42 | 日本

父母に合掌すれば孝順となり
子供に合掌すれば慈悲となり
目上に合掌すれば敬愛となり
お互いに合掌すれば平和となり
自己に合掌すれば徳行となり
事物に合掌すれば感謝となり
も仏に合掌すれば信心となる

合掌すれば妙楽世界今ひらく
父を拝まん、母を拝まん










「屈原の死」

2019-12-19 20:50:01 | 日本

秦の恵王は斉を攻めようと思ったが、楚が斉と手を組んで秦に対抗することを恐れ一計を案じた。

策士張儀を楚の懐王のもとに送り込み「もし、王が斉に通じる国境の関所を閉じて、姓との国交を絶つならば、わが国の領土ふたつ6百里を献上しましょう」

懐王はこれを真に受け、北の斉に勇者を送り込んで、斉王を辱めた。斉王は激怒して、急遽秦と同盟を結んだ。

さて懐王は約束の地を受け取るために使者を秦に送った。すると張儀は「お約束の土地は広さ6里でしたな」

懐王は大いに怒りすぐさま秦に軍を進めたが、大敗を喫した。

秦は昭王の代となり、楚の懐王と盟約を結び、続いて懐王に書簡を送り、「是非、もう一度武関でお目にかかりたい」といった。

屈原が反対したが懐王は会見の場にのぞんだ。秦は会見の場で懐王を捕らえ、秦に連行してしまった。懐王は秦で悶死してしまった。

屈原は懐王に信任されていたが、讒言にあって遠ざけられた。名作「離騒」はその怨念を綴ったものである。

その後屈原は頃襄王のとき、再び讒言にあって、江南の地に流され、ついに汨羅(べきら)に身を投じて死んだ。

秦は楚を攻め、楚都郢(えい)を陥れた。楚は陳に都を移した。さらにまた頃襄王が死んで、考烈王が即位すると、都を寿春(じゅしゅん)に移した。













「人衆ければ天に勝ち、天定まりてまたよく人を破る」

2019-12-17 21:08:27 | 日本

中国のことわざ、
「人衆ければ(おおければ)天に勝ち、天定まりてまたよく人を破る」

人間が大勢で凶暴な振る舞いに及べば一時は天に勝つこともできるが、やがて天道が定まれば、結局は滅ぼされてしまうものだ。


◎この語源となった話は「死屍に鞭うつ」と同じく、史記の「伍子胥伝」にある。

伍子胥の楚の時代、ともに平王に仕えて親交のあった人物に申包胥(しんほうしょ)というものがいた。

彼はずっと楚にあって、に仕えていたが、伍子胥が平王の屍に鞭うった事を聞いて、使いを送り、あなたの復讐のしかたはあんまりだと批判した。

「人衆ければ天に勝ち、天定まりて亦た能く人を破る」

人の数が多く勢いの盛んなときには、天道にそむく非道も勝つことができる。しかし、ひとたび天道が回復すれば、多勢の非道は天道によって必ず罰せられ破られるものだ、というものである。

これに対して伍子胥は使者に向かって、

「申包胥に伝えてほしい。“日暮れて途遠し、手段を選んでいる暇はない”とな」
と語ったという。











「令和の御代がMS憲法破棄のとき}」

2019-12-11 19:15:24 | 日本

西村真悟さんがる掲載している。
以下、要約し記す。


先帝の御譲位と新帝の践祚(せんそ)によって始まった我々の生きる令和元年は、今、師走から令和二年の正月を迎えんとしている。
この間、我が国に太古から伝えられてきた新帝の践祚に伴う第百二十六代天皇の「即位礼正殿の儀」や「大嘗祭」などの重要行事が次々と行われてきた。
そして、年末が迫る現在も、天皇は、天皇の祖である天照大御神を祀る伊勢神宮そして奈良の橿原の初代天皇である神武天皇御陵さらに京都の幕末の百二十一代孝明天皇御陵と明治維新の百二十二代明治天皇御陵に参拝を続けられている。

この、我が国の「天皇である」ということを、昔は(戦前は)、「万世一系の皇祚を践(ふ)める大日本帝国天皇」と表現していた。
そこで、令和元年が過ぎつつある今、この「万世一系の皇祚を践める」とは如何なることかに注目し、改めて我が国が「日本である根源」、すなわち「日本の根本規範」は何かを確認しておきたい。
そうすれば、我々が、戦後教育において「憲法」として教えられてきた文書、つまり昭和二十二年五月三日に施行された「日本国憲法」(以下、マッカーサー憲法という)が、実は我が国の根本規範である「憲法」ではなく、その時に我が国を占領統治していたD・マッカーサーをトップとする連合軍総司令部(GHQ)の「日本占領統治規則」に過ぎないことが分かるであろう。

今、我らが、この我が国が「日本である根源」を確認することは、これからの日本の独立自尊の確保と誇りある日本の将来にとって死活的に重要なことであると申したい。
哲学者の西田幾多郎は、昭和天皇への御進講において、「日本の改革とは復古であると存じます」と申し上げた。
この西田博士の言葉を裏付けるように、明治維新は「王政復古の大号令」によって始まっている。
この「大号令」は、黒船来航(嘉永六年)以来明治維新までの十五年間を「未曾有之国難」と位置づけた上で、幕藩体制からの脱却を宣言し、神武創業の古に還ることを以て新時代の幕を切って落としたのだ。
同様に、これから、大陸の中国共産党独裁体制の暴発と崩壊という「未曾有之国難」が始まる。
従って、現在、戦後体制、即ち、日本国憲法体制からの脱却を宣言し、神武創業の古に還った明治維新に回帰して真の改革を成し遂げ、この国難を克服しなければならない。
 
そもそも、我が国は、初代の神武天皇の建国以来、現在に至るまで、百二十六代の天皇を戴く国であり、現在の世界で唯一の「元号」をもつ国である。
従って、天皇の存在は、我が国が「如何なる国かを定める憲法」の中心に位置しなければならない。
このことを確認した上で、この度の、先帝の「御譲位」と新帝の「即位礼正殿の儀」と「大嘗祭」に注目して、何が我が国の根本規範、即ち「憲法」であるのかを確認する必要がある。
 
先ず第一に、この度の御代替わり、すなわち第百二十六代の新帝の誕生と令和の御代の始まりは、先帝の「譲位」によることを確認しなければならない。
このことは、平成二十八年八月八日に先帝が全国民に対して発せられた「譲位」のご意思を告げるお言葉によって全国民が明らかに知ったことだ。
「譲位」とは天皇のご意思に基づく皇位の皇太子への移譲のことである。
しかし、日本国政府は、マッカーサー憲法に基づき、この明白なる「譲位」のご意思を否定し、天皇の意思ではなく内閣の決定に基づく「退位」としたのだ。
これは明らかに「事実の改竄」であり姑息な「歴史の捏造」だ。
この度の践祚は、先帝のご意思に基づく。これが真実である。
よって、この先帝のご意思を無視して真実を捏造するマッカーサー憲法は、我が国の憲法ではない。
 
次に、「即位礼正殿の儀」は、天照大御神が天孫降臨する皇孫に授けた「三種の神器」である剣と勾玉の「剣璽」をお手元においたうえで、新帝が即位を内外に公表する儀式であるが、この公表に先立って新帝は、皇居内の天照大御神を祀る賢所に参拝して天照大御神に即位を報告し、次に、皇霊殿と神殿に参られて、神武天皇を始め総ての先代天皇の霊と日本の総ての神々に践祚の報告をされた。
明らかに、これら三つの儀式は一体不可分の一連の神事である。
しかるに、日本国政府は、内外への公表である「即位礼正殿の儀」だけを国家の行事すなわち「国事行事」とし、他の二つの儀式は、単なる天皇家の私事として処理した。
何故なら、マッカーサー憲法は、政教分離を定めているからだ。
しかし、我が国の古代からの重要儀式は「即位礼正殿の儀」も含めて総て神事でありこのことに適切に対処できないものは我が国の憲法ではない。
 
最期に天皇の御代に一回だけ行われる最重要な「大嘗祭」について述べる。
この「大嘗祭」こそ、我が国家誕生の最深の神秘を秘めたものだ。
大嘗祭において、新帝は十一月十四日から十五日までの間に、大嘗祭の為にだけ建てられ悠紀殿と主基殿に一人籠もられて、 (き)天照大御神の為にお膳を作られ、自らもお膳を作り、天照大御神とともに食事をされる。
そして、徳島県吉野川上流の三木というお家で太古から栽培されてきた大麻で編んだ麁服(あらたえ)という特別な織物を体に巻いて床にお休みになる。
すると深夜、天照大御神が降りてこられる。
即ち、新帝は天照大御神とともに食事をされ天照大御神と同じ床で休まれて天照大御神と一体になられる。
つまり、新帝は、神人一体、「現人神」になられる。
これが「大嘗祭」だ。
従って、我が国においては、天皇とともに天照大御神も生きつづける。
即ち、万世一系の歴代天皇は天照大御神の生き通しなのだ。
この、神人一体、これが日本だ。
恐れ入ったか、マッカーサー、貴公には理解不能だろう。
従って、マッカーサー憲法は我が国の憲法ではない。
 
以上の通り、我が国の天皇は、欧米では一神教によって封殺され忘却の彼方に消去されたギリシャやローマそしてゲルマンやケルトの多神教の世界を現在に至るまで維持している日本文明の根源にある元首である。
天皇が天照大御神の子孫であるように、ギリシャのミケーナイの王アガメムノーンは海神ポセイドンの子孫だ。
この神人一体の多神教に対して、一神教では神と人は絶対的に隔絶している。
従って、一神教では、神の代理人である聖職者が存在し、国王は神の代理人から王冠をもらい、大統領は聖書に手を置いて神に誓う。
しかし、我が国の天皇は、他者から冠をもらい、他者に誓う必要はない。
大嘗祭を経て、自らが民のために祈る天壌無窮の神勅を発した天照大御神と一体化した存在なのだ。

そのうえで、言っておく。
この天皇を、こともあろうにマッカーサー憲法の枠に閉じ込めている現日本国政府とは、未だマッカーサーとGHQの忠犬だ。
このマッカーサートGHQの忠犬が、これからの国難に対処できようはずがないではないか。
よって、我らは、迫りつつある国難を克服する為に、マッカーサー憲法から脱却して、明治維新によって神武創業の古に還った上で発せられた「大日本帝国憲法」に還らねばならない。
これが真の改革であり、救国の決断である。





「中外製薬のNTRK融合遺伝子陽性がん治療薬の承認了承」

2019-12-11 19:15:24 | 日本

成人および小児のNTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌に対する治療薬として、世界に先駆けて日本で承認された。
中外製薬がNTRK融合遺伝子陽性の進行・再発固形がんの治療薬として承認申請したロズリートレクなど新薬6製品を審議し、いずれも承認することを了承した。

NTRK融合遺伝子から作られる融合TRKにより、がん細胞の増殖が促進されると考えられている。同剤はTRKの働きを阻害し、増殖を抑えるとされる。承認されれば、NTRK融合遺伝子を標的にする初の薬剤となる。


◎NTRK融合遺伝子陽性がんについて

NTRK融合遺伝子とは、NTRK遺伝子(NTRK1、NTRK2、NTRK3、それぞれTRKA、TRKB、TRKCタンパク質をコードする)と他の遺伝子(ETV6、LMNA、TPM3など)とが染色体転座の結果、融合してできる異常な遺伝子です1-3)。NTRK融合遺伝子から作られる融合TRKにより、がん細胞の増殖が促進されると考えられています。NTRK融合遺伝子の発生は非常に稀ではありますが、成人や小児の様々な固形がんや肉腫等[乳児型線維肉腫、神経膠腫、神経膠芽腫、びまん性橋グリオーマ、先天性中胚葉性腎腫、悪性黒色腫、炎症性筋線維芽細胞性腫瘍(IMT)、子宮肉腫、その他軟部腫瘍、消化管間質腫瘍(GIST)、乳腺分泌がん、唾液腺分泌がん、原発不明がん、肺がん、大腸がん、虫垂がん、乳がん、胃がん、卵巣がん、甲状腺がん、胆管がん、膵臓がん、頭頸部がん、等]で確認されています。


◎ROS1/TRK阻害薬エヌトレクチニブ、国内承認/中外

中外製薬は、2019年6月18日、ROS1/TRK阻害薬エヌトレクチニブ(商品名:ロズリートレク)について、「NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌」を効能・効果とした製造販売承認を厚生労働省より取得したと発表。エヌトレクチニブは、先駆け審査指定制度対象品目、希少疾病用医薬品の指定を受けていた。

エヌトレクチニブは、ROS1およびTRKファミリーを強力かつ選択的に阻害する経口投与可能なチロシンキナーゼ阻害薬であり、ROS1またはNTRK融合遺伝子を有するがん細胞の増殖を抑制する。エヌトレクチニブは、前治療後に病勢進行した、または許容可能な標準治療がないNTRK融合遺伝子陽性の局所進行または遠隔転移を有する成人および小児の固形がんに対し、米国食品医薬品局(FDA)よりBreakthrough Therapyに、欧州医薬品庁(EMA)よりPRIME(PRIority MEdicines)に指定されている。国内では2019年3月に「ROS1融合遺伝子陽性の局所進行又は転移性非小細胞肺癌」を対象とした承認申請を行っている。


◎安全性の概要(副作用)

最も一般的な有害事象は、疲労、便秘、味覚異常、浮腫、めまい、下痢、吐き気、知覚異常、呼吸困難、痛み、貧血、認知障害、体重増加、嘔吐、咳、血中クレアチニン増加、関節痛、発熱、および筋肉痛であった。









王毅外相、「韓国での傍若無人」が示す中国の底意

2019-12-09 16:49:46 | 日本


jbpressz

王毅外相、「韓国での傍若無人」が示す中国の底意について、武藤正敏さん(元在韓国特命全権大使)がコメントしている。



文在寅政権になって初めての中国要人の韓国訪問。それは5年振りの王毅・外交担当国務委員兼外相の訪韓であった。この訪問は韓国にとって、中国との友好協力関係を国民に訴えるまたとない機会となるはずであった。文在寅政権の外交が世界の首脳から敬意をもって受け止められておらず、国民に不安を与えてきたので、ここで中国との信頼関係を印象づけることが重要だったのだ。

しかし、王毅外相の韓国における傍若無人な行動、韓国に関する過大な要求、韓国の同盟国・米国に対するあからさまな批判は、韓国国民にどのように受け止められたであろうか。これに対し、きちんと反論もできず、中国側の一方的要求を国民に対して隠すことしかできない韓国政府。韓国国民ならずとも不安になってくる。



◎日米韓の連携に楔を打ち込むための訪韓か

今回の王毅外相の訪韓は、日韓のGSOMIAの破棄が延期された直後であった。ただ、GSOMIA破棄直前の韓国側の慌てぶりから見て、日米韓の連携を重視して破棄を凍結したのではないことは容易に想像できる。それはあくまでも米国の圧力に屈して一方的に降りたものである。

その結果、文在寅政府には米国に対する不満が充満していることであろう。そう読んだ中国は、ここでもう一押しし、韓国が米国の強い要求で配備しているTHAADを完全に韓国から撤去させようとしたのではないか。加えて、米中間で対立している貿易問題でも米国の理不尽な要求に韓国が反対していくことを求めた。

こうした行動を見れば、中国がただ単に韓国との友好協力関係を進めようと外相を訪韓させたものではないことがわかる。一方で今回、韓国側が中国の意図を読み誤っていたことも韓国側の発言から読み取れる。現状を正確に理解できない政治、外交。それが端的に出たのが今回の王毅外相の訪韓であったと言えるだろう。

また、文政権にとって誤算だったのは、王毅外相の訪韓を内外に向けてプレイアップしようとしていたにも関わらず、青瓦台民情首席室による選挙介入疑惑、権力型不正・捜査中断疑惑に国内の関心が集中し、王毅外相の訪韓が霞んでしまったことである。王毅外相の横柄な態度のみ印象付けた訪韓となった。



◎国家元首でもないのに


王毅外相は5日、韓国側の「友好的な人物」100人を集め昼食会を主催した。ただ、この昼食会が急きょ決まったため、韓国側の要人のほとんどは事前に予定が入っていた。それにも関わらず在韓中国大使館は事前の予定をキャンセルし、王毅外相の昼食会に出席するように求めたようである。これには韓国のメディアも「国家元首でもこのようなことはしないのに」と反発した。


それだけでも十分失礼なことであるが、王毅外相は昼食会に37分遅刻してきた。直前に重要行事が入っているとしても、時間が延びることを加味して時間を設定すべきである。しかも、遅刻に対する謝罪もなく、スピーチでは、「中国復興は歴史の必然であり、誰も止めることはできない」と述べたという。主権国家・韓国の要人に対しとる態度とはとても思えない。



◎中韓の認識のギャップは越えられない


その王毅外相は5日には、文在寅大統領を表敬した。文大統領は「両国間の緊密な対話・協力は北東アジアの安保を安定させ、世界経済の不確実な状況を共に克服できる力になるだろう」と語り、原則的な友好論、中国に対する希望と期待を述べた。文大統領には、習近平国家主席の訪韓に対する期待もあった。文大統領が日中韓サミットで中国を訪問する際の習近平国家主席との会談は調整中のようであるが、習国家主席の訪韓の見通しは立っていない。

さらに、北朝鮮に関して「核がなく平和な韓半島という新しい韓半島時代が開かれるまで、中国政府は持続的に関心を持って支援することをお願いしたい」と伝えたが、中国が北朝鮮に対し、国連制裁をなし崩し的に緩和していることが北朝鮮の非核化の障害となっていることを無視した発言である。

これに対し、王毅外相は「現在の国際情勢は一方主義、そして強権政治の脅威を受けている。中韓両国は隣人として適時対話と協力を強化し、多国間主義、自由貿易を共に守り、基本的な国際ルールを良く順守しなければならない」と述べ、直接米国とは言わなかったが事実上、文大統領の前で、同盟国米国を批判した。これは韓国に米国に対する不満がくすぶる中、韓国を米国から引き離そうとの意図での発言であろう。



◎外相会談では厳しいやり取りか

4日行われた、康京和外交部長官との会談は2時間半に及び、夕食会も遅れて始まった。その結果、同会談に対する正式なブリーフも行われず、後刻会談メモが配布されたのみと聞く。いずれにせよ韓国のメディアを見ても会談内容に関する詳細な報道は見当たらない。こうしたことから想像すると、会談では中国側が強硬な発言を繰り返し、対外的に公表しがたい内容も多かったのではないか。

会談では、康外相が朝鮮半島の非核化や平和定着で中国の協力を求めたのに対し、王毅外相は「冷戦の考え方は時代に遅れているし、覇権主義の行為では人の心を引き付けることはできない」として、米国を念頭に「国際秩序を破壊する一国主義」「多国間貿易体制を守る」必要性を強調した。



◎韓国側の発表になかったTHAAD配備への中国サイドからの反対

中国外務省の華春瑩報道官は5日の記者会見で、「両国は共通認識に基づいて『THAAD』など中韓関係の健全な発展に影響を与える問題を引き続き適切に処理し、互いの核心的利益と正当な関心事を尊重することとした」と訪韓の成果を発表した。しかし、韓国側が発表した外相会談を説明する報道資料にはTHAADの問題は含まれていなかった。韓国外交部は同日の記者懇談会で「相互の関心事について様々な意見を交換した。これ以上、具体的に話すべき事案はない」と逃げるのみである。

韓国では、今THAADについては慶尚北道の在韓米軍基地に臨時的に配備された状況であるが、中国側はこれを「完全撤退」するよう圧力をかけてきたとの見方が出ている。

首脳会談、外相会談においてはそれぞれの関心事について話し合うのは決して珍しいことではなく、中国側にとって最大の関心事であるTHAADについて言及するのはむしろ当然のことである。しかし、問題は韓国側が中国からこのような申し入れを受けどのように回答したかである。韓国が、在韓米軍基地にTHAADを配備している最大の目的は北朝鮮のミサイルからの防衛である。中国国内を監視しようとしたものではない。韓国はむしろ北朝鮮の核ミサイルの脅威がなくなれば、THAADの問題についても展望が開けることをきちんと反論すべきである。これができないようでは、韓国は対等な主権国家としての存在が疑われる。と同時に米韓同盟の一方の当事国として、この同盟の信頼関係を失わせることになるとの認識を持たないのだろうか。

そればかりではない。中国はTHAAD配備に反対して、限韓令(韓流禁止令)、韓国への渡航自粛などさまざまな対抗措置を2年間つづけている。韓国政府はこうした中国の韓国制裁措置になぜきちんと抗議して来なかったのか。中国から新ためてTHAAD問題を持ちだしてきた機会に、なぜ強く抗議しないのか。

韓国側がブリーフでTHAAD問題に言及できなかったのは、韓国側の対応がきちんとできていなかったからである。そのために中国側から、「互いの核心的利益と正当な関心事を尊重することとした」などと一方的に言われてしまうのである。さらに、この中国側のブリーフに反論しないならば、これが中国側の公表したとおりと受け止められる結果になる。それでも改めない韓国の中国に対する弱腰。だから王毅外相の横柄な態度となって表れるのである。

しかし、韓国が中国に物申せないのは今に始まったことではない。中朝国境の領土問題についても、韓国側は中国から口止めされたままである。日本の竹島については一方的に日本を締め出しているのに。



◎韓国は日米韓連携の一員なのか

韓国は米国とは米韓同盟があり、日米を通して日本との協力関係にあり、GSOMIAも何とか維持している。しかし、韓国は日本や米国から圧力を受けることは潔しとはせず、反発する。しかし、中国からの圧力にはこのように弱腰である。これでは日米韓で協力していくにしても韓国が本当に信頼できるパートナーか心細くなる。

韓国は、これまでの発展が自身の努力によることはもちろんであるが、それに日米の協力があったことをどう考えているのだろうか。70年代、80年代前半位までは北朝鮮の方が韓国よりも優勢であったが、北朝鮮は中ソの対立もあり、自主路線を歩んだ。これに対し、韓国には日米という信頼のおけるパートナーがあったから発展できたのではないのか。日米の連携を離れ、単独で中国に接近したところで、今回の王毅外相のような姿勢で韓国を対等なパートナーとして大事にしてくれると思っているのか。



◎文政権は従北左派に囲まれている

ハリス在韓米大使は韓国の与野党国会議員との会食で、「文在寅大統領が従北左派に囲まれているというが、どう思うか」と質問し、与党の議員から「その話は適切ではないようだ」とたしなめられた、との報道があった。だが、まさにハリス大使の話したことは今の文在寅政府の現実であり、与党議員は当惑したであろう。

文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は国際会議で、「もし北朝鮮の非核化が行われていない状態で、在韓米軍が撤退すれば、中国が韓国に核の傘を提供し、その状態で北朝鮮との交渉を進めるのはどうだろうか」と述べたという。王毅外相が韓国で米国を非難している時にこのような発言をするのはどういうセンスなのか。文補佐官はこれまでも「在韓米軍兵力を5000~6000人削減したところで、韓米同盟の枠組みや北朝鮮軍事抑止力には大きな変化はない」と述べたことがある。文補佐官の発言は数カ月後には大統領の行動となって表れる、と言われ、「補佐官の発言は大統領の意思」とも受け止められているだけに、このような人物が側近にいることは深刻である。

また、金錬鉄(キム・ヨンチョル)韓国統一部長官は韓国プレスセンターで行われた討論会で、北朝鮮の短距離ミサイル発射について、「(北の)各種多様な方式の短距離ミサイルによる抑止力強化」と述べた。これでは北朝鮮は韓米の挑発を防ぐための防御的レベルでミサイルをあいついで発射したことになり、北朝鮮に正当性を与えることになる。先月亡命した北朝鮮船員2人の追放に関連しても、金氏は統一部長官として職務を放棄している。北朝鮮住民は韓国憲法に基づき韓国国民である。自国民をろくに取り調べもせず北朝鮮に追いやる政府は人権をどう考えているのか。

ちなみに、金長官はベトナムにおいて米朝首脳会談が決裂した後、文大統領が北朝鮮との経済交流を何としても実現するために敢えて任命した長官である。金氏が対北朝鮮問題の責任者であることで、韓国の対北政策が国際社会の方向性と違ってくる危険性を感じさせる。

この2人の側近は対北朝鮮政策で鍵を握る人物である。その2人が確信的従北人士であることは疑いない。それ以外にも、文在寅大統領は自分に近い考えのものを側近に任命しており、その多くは革新的思想をバックに政治活動を行ってきた人々である。こうした文在寅政権に対してはあまりにも北朝鮮に融和的だとして国際的信用は失墜している。そこに中国の働きかけが始まった。日米韓としては今後ますます文政権の動きを警戒していく必要があろう。








生きているということのために、我々は生きている。

2019-12-08 14:22:10 | 日本

通常は何かのために生きている。
例えば、鉛筆は書くためにある。

ところが我々は生きていること自体が目的である。
生老病死の人生を通じて、自身の魂の修行をしているのである。

この有限な身体の上に無限を顕していく。
有限在っての無限が現成しているわけである。
お互いの身体の上に、人が生きる姿(人生)を通して無限が現成しているのである。

よって日常生活をおろそかにしてはならない。


















「スファラディ、アシュケナージ、ミズラヒと分類できるユダヤ人」

2019-12-06 19:35:31 | 日本

ユダヤ人は世界に散らばった後、各地で混血しており、1つの血を分けた民族とは言えません。
だからこそ例えば…
 
ユダヤ人と言えば、「ワシ鼻」というイメージがあるかもしれませんが、これは西ヨーロッパ系のユダヤ人の一部に過ぎず、実際は顔つき、肌の色、髪の毛など多種多様なのです。
 
基本的に世界のユダヤ人口は、
・スファラディ(イベリア半島系)、
・アシュケナージ(中欧、東欧系)、
・ミズラヒ(中東、北アフリカ系)、
の3系統に分類されます。
 
祖国を失ったユダヤ人は、移住を余儀なくされ、「離散(ディアスポラ)」の状態におかれるのですが、
 
紀元70年にローマ帝国によって征服され、エルサレム神殿は破壊され、ユダヤ人は広く世界中に四散します。
 
それからは、かつてのユダヤ社会のような神殿祭祀を脱し、ラビの指導により戒律の実践と聖書やタルムードの研究を中心とするものに変質し、
  
スファラディ、アシュケナージ、ミズラヒと、それぞれの文化的区分が生じるようになったのです。


◎スペインに移住したユダヤ人
 
もともと現在のイスラエルに住んでいたユダヤ人の中で、紀元前1世紀にスペインに移り住んだ人たちが、スファラディの先祖であり、(Sephardi 英:Sepharad)その語源は、ヘブライ語でスペインを意味するセファラドに由来します。
 
ヨーロッパでは11世紀末から十字軍派遣を機に異教徒討伐の名の下で、ユダヤ人迫害は激化され、また職業組合からも排除されたため、
多くのユダヤ人が、キリスト教徒に禁止されていた金融業に従事するようになります。

そして中世を通じ、最大かつ最も洗練されたユダヤ人社会を作り上げた彼らも、キリスト教徒により、さらに徹底的な迫害を受けるのです。
 1492年、キリスト教による国土統一を完成したスペインでは、ユダヤ教徒追放令が発せられ、スペインからの追放により地中海世界全域に離散します。
 
主な亡命先はオランダやトルコ帝国でした。


◎スファラディ系、アシュケナージ系
 
さらに彼らの一部は西半球へ移住を決意するのですが、コロンブスの第一回航海に参加した乗組員の3分の1は新天地に活路を求めるスファラディ系ユダヤ人でした。
 
東へ向かった人たちは、バグダッド、シンガポール、香港、上海へ進出、財閥を築いたサスーン家、カドゥーリ家はその名家です。
 
一方、アシュケナージとは(Ashkenazi)ヘブライ語でドイツを意味しますが、9~10世紀に大挙して西欧、中欧へ移住したユダヤ人の子孫です。
 
イタリアでは16世紀半ばにユダヤ教徒を集団隔離する居住区ゲットーが現れ、西欧各地に広まります。
 
ドイツを中心とする西欧に暮らしていたアシュケナージ系ユダヤ人ですが、彼らは14世紀以降、黒死病流行の際のユダヤ人大虐殺を機に、ポーランドやウクライナなど東欧へ拡大し、繁栄するものの、17世紀半ばのカザークの反乱などで迫害されるようになります。
 
さらにナチスによる迫害を経て、19世紀半ば以降は北米のアメリカ、カナダへと進出します。イスラエル建国の中心勢力は彼らでした。


◎ミズラヒ系ユダヤ人
 
ヘブライ語で「東」を意味するミズラヒは、(Mizrach、英:Mizrahi)西はモロッコ、南はイエメン、東はアフガニスタンに至る中東、北アフリカに拡散したユダヤ人です。
 
主に中東イスラム世界に居住しました。
 
それ以外にも、インド(コーチン)中国(開封)や、エチオピアのユダヤ人(ファラシャ)もミズラヒに含むとされます。
 
もともとイスラム圏に居住したユダヤ人は、人頭税を払えば生命、財産、信仰の自由が保障され、法理論上は二級市民であったものの、イスラムと同じ神を信仰する「啓典の民」とみなされ、散発的な迫害を除けば、概してムスリムと比較的平和裏に共生していました。
 
彼らは11世紀以前には、世界ユダヤ人口の半分を占めるほどでしたが、近世以降は移住先の衰退と連動して、数的、文化的に劣勢に立たされます。
 
さらに、イスラエル建国直後に起こったイスラム諸国のユダヤ人迫害が追い討ちをかけ、1960年代までに87万人のミズラヒが故郷を追われ、そのうち60万人がイスラエルに亡命します。
 
今日では、イスラエルを除けば中東、北アフリカのミズラヒ共同体は衰亡に瀕しており、3000人を擁するイランの共同体を上回るものはありません。が、しかし、いずれの地でも、迫害と離散を繰り返す歴史の中で、各地に離散しながらも2000年近く同化せずしぶとく生き残り、独自のユダヤ道、ユダヤ主義を守って来たという例は歴史上他には存在しないものです。


◎アシュケナージとハザール人
 
さて、こうした区分にはもちろん諸説、議論があるのは言うまでもありません。どの歴史が正しいのか、その判断は難しいものです。
 
ここで、今日世界のユダヤ人口の80%を占めるアシュケナージ系の先祖は、「パレスチナ→西欧・中欧→東欧」へと移動して来たユダヤ人ではなく、ユダヤ教に集団改宗したコーカサス
北部出身の遊牧民族ハザール人が西進してきた末裔だという説もあります。
 ジャーナリストのアーサー・ケストラー著『第13番目の部族』がその代表ですが、これが反ユダヤ勢力による、アシュケナージを「本当のユダヤ人」と認めない論説なのですが、パレスチナを領有し、イスラエルを建国した現代ユダヤ人の権利否定の根拠として長い間利用されてきましたが、真相はどうなのでしょうか?


◎ユダヤ人の遺伝的均一性
 
史実に照らせば、黒海、カスピ海北岸に建国されたハザール王国では、8世紀に確かに国王以下の支配層がユダヤ教に集団改宗しています。
 
これは周囲のイスラム、キリスト教の二大勢力に対抗するためでした。しかしこの史実から、上記の仮説を導き出すには極めてずさんであり、
 
例えば、中世ラビ文学にハザール人に関する記述が全くないのはなぜか、ハザール人はトルコ語を話していたのになぜアシュケナージ系ユダヤ人はイディッシュ語を話すのか、
 
こうしたユダヤ人史学者からの批判に全く応えられません。そして今日ではなんと歴史遺伝子学の発達より「ハザール人起源説」は完全に破綻へと追いやられました。
 
父系祖先を辿るY染色体と母系祖先につながるミトコンドリアDNA(デオキシリボ核酸)に含まれる特定遺伝子の変異を調べ、現代のアシュケナージ約1000万人の系譜を辿ると全員が14世紀のドイツのラインラント地方と東欧に居住していた1500家族にたどり着くそうです。

ほとんどのアシュケナージは共同体内で結婚を繰り返してきたため、それが遺伝的均一性として現れるのです。
ユダヤ人の血脈は想像以上に連続性がある事も、この一連の流れで分かったのです。
いずれにせよ、各地にバラバラになりながら、「聖書」を精神の支えとして、「タルムード」を生活の支えに、ユダヤ人は生き抜いてきたのです。
 
これがユダヤ人の独特な考え方、生き方を作ってきたのです。
 
そして世界から見れば人口比は圧倒的に少ないにも関わらず、世界の文化に大きな貢献をし経済、金融に巨大な勢力を振るっているのです。











「国の骨を守る」 

2019-12-04 19:35:11 | 日本

管家さんから言霊の華(ことたまのはな)が届いた。
以下、要約し記す。


「骨を折る」と「骨惜しみをする」とは全く真逆の意味となります。前者は人や社会、組織のために汗を流し努力し、また苦労をする意であり、後者は怠ける、サボルの意となります。「骨の髄まで腐っている」と言えばもう終わりで人間失格、人生失格の烙印を押されたのも同然です。

骨の語源、言霊の意味は、辞典『大言海』の編集者の大槻文彦博士によると、骨のホは焔、稲穂のホ、そして最も秀れたと言う秀(ほ)なのです。

その最も秀れたものを作り上げている根っこ、即ち骨とは「秀根」のことです。「骨のある人」「骨太な人」とは人間としての骨格(人格)がしっかりした人のことを言います。

この骨の中心が骨髄です。この骨髄が血をつくります。現代科学では骨髄からDNA鑑定を行い、多くの解析が可能となりました。骨髄こそ人間の根っこと言ってもいいでしょう。ここから血液がつくられます。

この「血」とはオロチ(大蛇)、イカヅチ(雷)というように非常に動きや働きが大きいことを意味しており、そしてチは乳であり、地であり、父であり、また霊(チ)とも書くのです。霊妙なるものが血。

骨格とは根幹であるからこそ、そこから全ての生命活動を維持するための血が生まれるのです。これらを踏まえ、国家に当て嵌めて考えてみたいと思います。

国の根幹、すなわち骨格とは国体(體)です。体はしっかりとした骨格があってこそ維持され成り立つもの 。それこそが日本の皇室であり伝統、文化、精神でしょう。それが「骨抜き」にされたら、国はまもなく崩れ陥ちてしまうのが目に見えています。

今月十四日、十五日にかけて行われる日本の最重要行事「大嘗祭」の為にだけ造られる大嘗宮が、伝統を破って茅葺きから板葺きに変更しました。経費の節減とのこと。1億円の節約になったと言います。

しかしそのためかどうか、断言は本来したくはありませんが、台風十五、十九号が日本列島を襲い、その被害額は数兆円に上ります。一億円をけちったしっぺ返しを受けた結果だとしか思えないのです。

茅葺き、黒木の意味するのは魔除け、そして結界です。神社の夏越(なごし)の祭の茅の輪くぐりがその例です。大嘗宮を茅葺きにするのは結界を張り魔を祓うためであり、それだけこの祭祀が重要であることを意味しているのです。

大嘗宮で繰り広げられる天照大神と新帝陛下の、母と子による最も重要で厳粛なる一時。この儀式により天照大神様の大神霊と天皇陛下が一体となり、天皇霊が乗り移るのです。

この時ご立派な天皇(すめらぎ)へと変貌され崇高なる精神、崇高なる神格に上(のぼ)られるのです。絶対に伝統を破壊してはなりません。重要な意味と意義があるから続いて来ているのに、それを骨抜きにするとは。

天皇、皇室とは骨の中心、即ち骨髄そのものです。骨の髄まで腐りかけている日本人。天皇陛下、皇室、そして日本の国体、そのDNA を守り通す。それが我らの使命なのです。