龍の声

龍の声は、天の声

「教育勅語」口語訳

2017-11-09 06:23:53 | 日本

◎「教育勅語」口語訳

私は私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現を目指して、日本の国をおはじめになったものと信じます。

そして、国民は忠孝両全の道を全うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、美事な成果をあげてまいりましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。

国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、兄弟、姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じあい、そして自分の言動をつつしみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。

そして、これらのことは、善良な国民としての当然のつとめであるばかりでなく、また、私たちの祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。

このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私たち子孫の守らかければならないところであると共に、このおしえは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、私もまた国民の皆さんと共に、父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。



◎十二の徳目

①父母に孝             親や先祖を大切にしましょう
②兄弟に友             きょうだいは仲良くしましょう
③夫婦相和し            夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
④朋友相信二ず          友だちはお互いに信じあいましょう
⑤ をす         自分の言動をつつしみましょう
⑥博愛 衆に及ぼす        広くすべての人に愛の手をさしのべましょう
⑦学を修め業を習う        勉学にはげみ職業を身につけましょう
⑧知能を啓発            知識を高め才能を伸ばしましょう
⑨を            人格の向上につとめましょう
⑩をめをく     広く世の人々や社会のためにつくしましょう
⑪をんじにう   規則に従い社会の秩序を守りましょう
⑫ にず         正しい勇気を持って世のため国のためにつくしましょう



◎自立ある国創り「道義国家日本」


『真の愛国者は道義に生き、広々とした心で大同団結できる包容精神をもち、至誠を貫き、炎のごとく燃え、熱き血潮で祖国日本を守らんがために決起する勇者でなければならない。』