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サンプルロースターの掃除

受注焙煎に使うサンプルロースター


コーヒーの生豆は60kgか70kgの袋詰めが基本となっています。ジャマイカのブルーマウンテンとハイマウンテンは樽詰めで、他の地域の豆はすべてが袋です。豆の仕入れではサンプルを取り寄せることもあります。そのいただいたサンプルの豆をテスト焙煎するときにうってつけのものがありました。というのは以前は販売されていましたが二十年前に販売は終わってしまっています。このサンプルロースターがとても良くて、当店での受注焙煎に使用しています。電化製品なので、初期にはいろいろな故障がありましたがここ10数年ではほとんどありません。開発されたものは初期のモデルから少しずつ改良がされてきていて部品の構成が変わっていました。僕は数台を購入していましたので、初期のモデルと改良されてからのモデルとの違いを比べることができました。そこで、初期のモデルの故障の原因となりうる部品を改良された部品にすべて交換をしました。そして、消耗するであろう部品をこの先数十年は使うことができるぐらいの量を購入しておきました。工業製品では、販売されてから10年ぐらいは部品の供給がありますが、いつまでも修理を受け付けていられるものではありません。この辺の部品の買い置きは在庫でもあるし、その先どこまで使えるものかはわからないのですが、万全の体制という観点から僕は部品を購入しておきました。ただ部品を交換しているだけでは機械物は長持ちしませんから定期的に分解掃除が必要です。

分解して汚れを落として組み上げた状態のサンプルロースターですが、まだ汚いが・・・・・、ここにガラスのふたをすれば準備完了です。組み上げてからは一度空焚きをしてヒーターと温度センサーのテストをします。このような定期的な分解掃除は一週間に一度ぐらいしています。今朝は8時から分解を始めて、10時前に終了し店を営業しています。
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