いじめ@スウェーデン

少し前になってしまうが、日本の大津市でいじめ自殺事件があってかなり騒ぎになっていた。かなり陰湿ないじめであった様で、日本語のネットニュースでは「この様な陰湿ないじめが起きるのは日本人特有の『組織への同調圧力』があるせいで、うんたらかんたら」という論説も見かけた。それでは、日本以外ではこの様な学校でのいじめ事件というのはないのであろうか？答えは否である。と言う訳でスウェーデン英語誌、The localより。
http://www.thelocal.se/44632/20121124/
スウェーデンには全部で3つの寄宿舎学校があり、スウェーデンの王族なども通うエリート校とされている。しかしながらこの学校、昨年ごろから何かと新聞紙上を騒がせてきた。校内で発生していたいじめである。その内容も酷く、殴る蹴るの暴行、トイレ掃除に始まり酷いケースでは糞尿を食べさせられるなど、無茶苦茶な内容であった様である。そしてこれだけ問題になっていても根絶できないところまで日本と同じで、今回新しく明るみに出たのは女子生徒が皆の前で、雪だるまを相手にオーラルセックスのふりをさせられたとの由。困ったものである。
ただまあ、日本であろうとスウェーデンであろうとこの手の行動が許されない事だけは一緒であろう。そもそも殴る蹴るという段階で既に立派な傷害罪である。断固たる対策を期待したい。