新刊のお知らせ「イタリア人と日本人、どっちがバカ?」(文春新書-文芸春秋刊) ファブリツィオ・グラッセッリと水沢透 著 (770円+税)
ちょっと刺激的なタイトルですが 半分は「小説」、半分は「評論エッセイ」という 全く新しい形の本です
現在のイタリアと日本について、社会と家族、そして仕事、さらには経済と政治に至るまでさまざまな角度から描き出したものです
“Italiani e giapponesi, chi sono i più stupidi?"『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』
di Fabrizio Grasselli e Toru Mizusawa
「借金と格差と失業と...。アメリカ型経済を真似て 私の国はメチャクチャです」
在日歴20年、目からウロコの比較文化論
この前書きから見ても気が重くなるようですが 早速文芸春秋に載ったという著者インタビューを急いで読んでみると 暗いことでも笑い飛ばす!そのためにある架空のイタリア人の家族を登場させ 最後にはその一人が日本に来るという設定とのこと
また ショックだったのはベルルスコーニのあとに首相になったマリオ・モンティについての記述(いわゆる「ニュー・エコノミー」を支える人物であるというもの) 日本も色々とガタガタして心配が多い今日この頃ですが そんな今だからこそ読んでおきたいと思う一冊です
本は こちら
詳しくは ダンテ・アリギエーリ協会:
(メルマガを登録すると色々な情報が届きます!!)
以下は 早速読んでみての感想です:
本屋さんで平積みになっていたこの本を買って 帰りの電車で読もうとしたら ビアンキ夫人が定職になかなかつけない息子のためにある行動に出て それを息子から非難されるシーンが目に飛び込み 自分も親として身につまされてしまい 思わず電車の中で涙がこぼれそうになりあわてて本をしまいこんだ…
帰ってから一気に読み終えた (まるでイタリアの家族のテレビドラマとその解説を見ているようだ) たとえて言うなら 大切な友人が困っていて なかなか話してくれなかったのが ようやくこの本を読んで いつから そしてなぜこんなことになってしまったのかがようやく分かった よくぞ話してくれた そんな気持ちにさせられた
今のイタリアの抱える問題がほんとによく分かった イタリアに詳しくない人でもちゃんとわかるように書いてあるし イタリアの好きな多くの人にぜひ読んでほしいと思う イタリア人に対する誤解も これを読めば氷解すると思う
最後に 日本に永住を決めたという著者の 心から日本を思い心配する気持ちがこちらにも伝わり 有難さで胸がいっぱいです…
*情報をいただきましたダンテ・アリギエーリ協会に 心よりお礼申し上げます
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ちょっと刺激的なタイトルですが 半分は「小説」、半分は「評論エッセイ」という 全く新しい形の本です
現在のイタリアと日本について、社会と家族、そして仕事、さらには経済と政治に至るまでさまざまな角度から描き出したものです
“Italiani e giapponesi, chi sono i più stupidi?"『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』
di Fabrizio Grasselli e Toru Mizusawa
「借金と格差と失業と...。アメリカ型経済を真似て 私の国はメチャクチャです」
在日歴20年、目からウロコの比較文化論
この前書きから見ても気が重くなるようですが 早速文芸春秋に載ったという著者インタビューを急いで読んでみると 暗いことでも笑い飛ばす!そのためにある架空のイタリア人の家族を登場させ 最後にはその一人が日本に来るという設定とのこと
また ショックだったのはベルルスコーニのあとに首相になったマリオ・モンティについての記述(いわゆる「ニュー・エコノミー」を支える人物であるというもの) 日本も色々とガタガタして心配が多い今日この頃ですが そんな今だからこそ読んでおきたいと思う一冊です
本は こちら
詳しくは ダンテ・アリギエーリ協会:
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以下は 早速読んでみての感想です:
本屋さんで平積みになっていたこの本を買って 帰りの電車で読もうとしたら ビアンキ夫人が定職になかなかつけない息子のためにある行動に出て それを息子から非難されるシーンが目に飛び込み 自分も親として身につまされてしまい 思わず電車の中で涙がこぼれそうになりあわてて本をしまいこんだ…
帰ってから一気に読み終えた (まるでイタリアの家族のテレビドラマとその解説を見ているようだ) たとえて言うなら 大切な友人が困っていて なかなか話してくれなかったのが ようやくこの本を読んで いつから そしてなぜこんなことになってしまったのかがようやく分かった よくぞ話してくれた そんな気持ちにさせられた
今のイタリアの抱える問題がほんとによく分かった イタリアに詳しくない人でもちゃんとわかるように書いてあるし イタリアの好きな多くの人にぜひ読んでほしいと思う イタリア人に対する誤解も これを読めば氷解すると思う
最後に 日本に永住を決めたという著者の 心から日本を思い心配する気持ちがこちらにも伝わり 有難さで胸がいっぱいです…
*情報をいただきましたダンテ・アリギエーリ協会に 心よりお礼申し上げます
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バカ?」をお読みいただき、ありがとうございました。
また、過分なお褒めのお言葉をいただき、恐縮です。
(某有名ネット書店に、真っ先にレビューを書いて
いただいたのも、同じ方かな?と存じますが)
おかげさまで、本は版元の編集者も「予想外」と言うほど
売れ行き好調のようです。今後さらに、様々な形で
本のプロモーションを進めて行くつもりです。
また、これを「出発点」として、新しい執筆の展開も
考えておりますので、その際は、また、お読み
いただければ幸甚です。
URLに、私がやっておりますブログのアドレスも
入れておきますので、もしよろしければご覧ください。
電車の中で読もうとして思わず涙が出そうになったあの午後を 忘れることはできません...
先日もヴェネツィア室内合奏団のコンサートで 著者のグラセッリ校長先生と少しお話することができました (大変緊張いたしました)
多くの方がこの本を読んでいただけることを願っています まわりにも少しずつ紹介しているところです